- 精神保健福祉士になるには?
- 社会人から精神保健福祉士になりたい!
- 最短で精神保健福祉士になりたい。
- 精神保健福祉士になる11ルートを解説
- 学歴別&社会人の精神保健福祉士受験資格取得ルート【最短】
- 短期養成施設等の一覧
- 一般養成施設等の一覧
私は社会福祉士・精神保健福祉士として働いています。現場経験は約10年です。
精神保健福祉士になりたい!
精神保健福祉士になる3ステップ
- 精神保健福祉士国家試験の受験資格を得る
- 精神保健福祉士国家試験(年1回、2月実施)に合格する
- 精神保健福祉士に登録する
難所はステップ1と2です。
ステップ1:精神保健福祉士国家試験の受験資格を得る
精神保健福祉士国家試験の受験資格は以下11ルートのいずれかを達成すれば得られます。
例えば社会人の方は、一般養成施設等ルート(⑧~⑪)で目指す方が多いです。最短1年で受験資格を得られます。あなたの最終学歴や履修した科目によっては、短期養成施設や福祉系大学等ルートも選択肢となります。
短期養成施設等は通信制のみです。働きながら受験資格を得たい方にはオススメです。ただし通信課程の場合でも実習は必須なので、調整の頑張りどころです。
以下、各ルートを説明しますが、先に学歴別の最短ルートを知りたい方はこちらへジャンプしてください。
保健福祉系大学等ルート(①~③)
最も短い期間(4年)で受験資格を得られるルートです。
①保健福祉系大学等4年(指定科目履修)
↓を達成すれば精神保健福祉士になれます。
- 保健福祉系大学等(4年)で指定科目を履修して卒業する
- 精神保健福祉士国家試験を受けて合格&登録する
②保健福祉系短大等3年(指定科目履修) → 実務1年
↓を達成すれば精神保健福祉士になれます。
- 保健福祉系大学等(4年)で指定科目を履修して卒業する
- 実務経験を1年積む
- 精神保健福祉士国家試験を受けて合格&登録する
③保健福祉系短大等2年(指定科目履修) → 実務2年
↓を達成すれば精神保健福祉士になれます。
- 福祉系短大等(2年)で指定科目を履修して卒業する
- 実務経験を2年積む
- 精神保健福祉士国家試験を受けて合格&登録する
どの保健福祉系大学を選ぶか?
社会人の方は仕事をしながら通信制大学で取得をめざす人が多いですね。
通信制大学の学費は通学制より安いというのもメリットです。
大学によって精神保健福祉士国家試験の合格率が違いますので、合格率の高い大学を比較するのも1つの道です。ランキング一覧を「【精神保健福祉士国家試験合格率】大学・ルート別ランキング【第24回】」にまとめています。
短期養成施設等ルート(④~⑦)
短期養成施設等に行くことで受験資格を得られる人のルートです。
短期養成施設等の入学要件は以下の4つです。
短期養成施設等の入学要件
- 福祉系大学を基礎科目を履修して卒業した人
- 福祉系短大等(3年)を基礎科目を履修して卒業した + 実務経験が1年以上ある人
- 福祉系短大等(2年)を基礎科目を履修して卒業した + 実務経験が2年以上ある人
- 社会福祉士の有資格者
④福祉系大学等4年(基礎科目履修) → 短期養成施設等
↓を達成すれば精神保健福祉士になれます。
- 福祉系大学等(4年)で基礎科目を履修して卒業する
- 短期養成施設等(9~11か月)で履修する
- 精神保健福祉士国家試験を受けて合格&登録する
短期養成施設等の一覧はこちらへジャンプしてもらうとわかります。
⑤福祉系短大等3年(基礎科目履修) → 実務1年 → 短期養成施設等
↓を達成すれば精神保健福祉士になれます。
- 福祉系短大等(3年)で基礎科目を履修して卒業する
- 実務経験を1年積む
- 短期養成施設等(9~11か月)で履修する
- 精神保健福祉士国家試験を受けて合格&登録する
短期養成施設等の一覧はこちらへジャンプしてもらうとわかります。
⑥福祉系短大等2年(基礎科目履修) → 実務2年 → 短期養成施設等
↓を達成すれば精神保健福祉士になれます。
- 福祉系短大等(2年)で基礎科目を履修して卒業する
- 実務経験を2年積む
- 短期養成施設等(9~11か月)で履修する
- 精神保健福祉士国家試験を受けて合格&登録する
短期養成施設等の一覧はこちらへジャンプしてもらうとわかります。
⑦社会福祉士 → 短期養成施設等
↓を達成すれば精神保健福祉士になれます。
- 社会福祉士を取る
- 短期養成施設等(9~11か月)で履修する
- 精神保健福祉士国家試験を受けて合格&登録する
短期養成施設 一覧(27校)
短期養成施設等は全て通信課程です。期間は9か月が最も多く、10か月・11か月もあります。
こちらの「精神保健福祉士短期養成施設の一覧【学費&合格率】安い通信校はどこ?」では、各養成施設の学費や合格率実績も一覧にしました。
一般養成施設等ルート(⑧~⑪)
これまで福祉に関する経歴の無い方は、一般養成施設等の卒業を目指すルートになります。
一般養成施設等の入学要件は以下4つのいずれかです。
一般養成施設等の入学要件
- 大学を卒業した人
- 3年制短大・専門学校等を卒業 + 実務経験が1年以上ある人
- 2年制短大・専門学校等を卒業 + 実務経験が2年以上ある人
- 実務経験が4年以上ある人
⑧一般大学等4年 → 一般養成施設等
↓を達成すれば精神保健福祉士になれます。
一般養成施設等の一覧はこちらへジャンプしてもらうとわかります。
⑨一般短期大学等3年 → 実務1年 → 一般養成施設等
↓を達成すれば精神保健福祉士になれます。
一般養成施設等の一覧はこちらへジャンプしてもらうとわかります。
⑩一般短期大学等2年 → 実務2年 → 一般養成施設等
↓を達成すれば精神保健福祉士になれます。
一般養成施設等の一覧はこちらへジャンプしてもらうとわかります。
⑪実務4年 → 一般養成施設等
↓を達成すれば精神保健福祉士になれます。
一般養成施設 一覧(30校)
なお、こちらの「精神保健福祉士一般養成施設の一覧【費用&合格率を比較】通信が安い!」で一般養成施設の学費や合格率を比較しています。
学歴別&社会人の精神保健福祉士受験資格取得ルート【最短】
中卒・高卒から精神保健福祉士になるには?最短ルートは?
学歴 | 精神保健福祉士になる最短ルート |
中卒 | 通信制高校(3年)+保健福祉系大学等で指定科目履修(4年)= 7年 |
高卒 | 保健福祉系大学等で指定科目履修 = 4年 |
最短を目指すなら上記ですが、こだわらなければ11ルートのどれでも選べます。
ただし、社会人の方が多いと思いますので、働きながら精神保健福祉士を最短で目指すおすすめルートは、以下の①か⑫です。
①の保健福祉系大学等ルートなら、通信制大学で働きながら目指せます。これが最短です。
精神保健福祉士を目指せる通信制大学は7校ほどしかありません。こちらの「【学費・合格率比較】精神保健福祉士の通信制大学ランキングTOP7」で検討いただけます。
⑪の「実務経験4年+一般養成施設等(通信)」も、働きながらチャレンジしやすいです。
①より期間はかかりますが、既に現場での実務経験がある人にとってはベストなルートですね。
現在の仕事が実務経験に該当しない職場なら、転職することになります。
こちらの「【3つだけ!】精神保健福祉士おすすめ転職サイト・転職エージェント」は精神保健福祉士向けの記事ですが、精神保健福祉士を目指す方も今からご活用いただけるでしょう。
短大卒から精神保健福祉士になるには?最短ルートは?
短大等卒の方が精神保健福祉士になるには6つのルートがあります。
最短ルートは以下です。
学歴 | 最短ルート |
福祉系短大等(3年)を指定科目を履修して卒業した | 実務1年を指定施設で積む(ルート②) = 1年 |
福祉系短大等(2年)を指定科目を履修して卒業した | 実務2年を指定施設で積む(ルート③) = 2年 |
福祉系短大等(3年)を基礎科目を履修して卒業した | 実務1年を指定施設で積む+短期養成施設等(ルート⑤) = 1年9か月~ |
福祉系短大等(2年)を基礎科目を履修して卒業した | 実務2年を指定施設で積む+短期養成施設等(ルート⑥) = 2年9か月~ |
一般短大等(3年)を卒業した | 実務1年を指定施設で積む+一般養成施設等(ルート⑨) = 2年~ |
一般短大等(2年)を卒業した | 実務2年を指定施設で積む+一般養成施設等(ルート⑩) = 3年~ |
短大等を卒業した方は、まずは実務経験を積むことになりますね。働きながら目指せるので、社会人の方がチャレンジしやすいルートです。
現在の仕事が実務経験に該当しない職場なら、転職することになります。
こちらの「【3つだけ!】精神保健福祉士おすすめ転職サイト・転職エージェント」は精神保健福祉士向けの記事ですが、精神保健福祉士を目指す方も今からご活用いただけるでしょう。
大卒から精神保健福祉士になるには?最短ルートは?
大卒の方は短期間で精神保健福祉士を目指せます。以下3つのルートが候補です。
学歴 | 最短ルート |
保健福祉系大学等(4年)を指定科目を履修して卒業した | 受験資格はもう持ってます!(ルート①) |
保健福祉系大学等(4年)を基礎科目を履修して卒業した | 短期養成施設等で履修(ルート④) = 9か月~11か月 |
一般大学等(4年)を卒業した | 一般養成施設等で履修(ルート⑧) = 1年~ |
大卒の方は、条件に合わせて短期養成施設等か一般養成施設等に通えば受験資格を得られます。
短期養成施設等は通信課程のみなので、社会人から目指しやすいですね。
一般養成施設等も通信課程がありますので、こちらも社会人から目指しやすいです。
最後に
最後におさらいです。
精神保健福祉士になる3ステップ
- 精神保健福祉士国家試験の受験資格を得る
- 精神保健福祉士国家試験(年1回、2月実施)に合格する
- 精神保健福祉士に登録する
精神保健福祉士国家試験の平均合格率は?
精神保健福祉士国家試験の平均合格率は約6割ですが、一発合格率はルートによって72%~94%の幅があります。
ルート | 一発合格率 (新卒の合格率) |
保健福祉系大学等ルート | 73.3% |
短期養成施設等ルート | 94.2% |
一般養成施設等ルート | 72.7% |
合格率の高い大学・短大・養成施設は?
受験資格を得るルートはわかったけど、精神保健福祉士国家試験の合格率が高い大学・短大・養成施設を選びたいという方もおられるでしょう。
こちらの「【精神保健福祉士国家試験合格率】大学・ルート別ランキング【第24回】」で一覧できますので、ご参考ください。
精神保健福祉士国家試験の勉強法は?
勉強法は2つご紹介しています。
1つは独学で「【ダブル受験】社会福祉士・精神保健福祉士の独学勉強法【現役解説】」にてポイントを解説しています。私は独学派でした。
2つ目は通信WEB講座を受ける方法で、「【おすすめ発表!】精神保健福祉士の受験対策web講座3選を比較」にて比較しています。独学だと不安な方にオススメです。
保健福祉系大学等ルートの通信制大学は?
保健福祉系大学等ルートの通信制大学を比較検討したい方は、「【学費・合格率比較】精神保健福祉士の通信制大学ランキングTOP7」もチェックしてみてくださいね。
「精神保健福祉士に登録する」とは?
3ステップ目の「精神保健福祉士に登録するってどういうこと?」という方は、「精神保健福祉士に合格したら免許登録が必須!【しないとどうなる?】」をご覧下さいね。
登録は無期限で可能ですが、お金がちょいとかかるので要注意です。
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