- 精神保健福祉士の一発合格率は?平均合格率や推移はどうなってるの?
このような疑問のあるあなたへ。
- 精神保健福祉士国家試験の一発合格率は72~94%
- 平均合格率の推移
- 平均合格率が一発合格率より低い理由とは?
私は社会福祉士・精神保健福祉士として働いています。現場経験は約10年です。
精神保健福祉士の平均合格率は約60%です。
これはこれで正しいですが、一発合格率に限ると72~94%です。
詳しく解説していきます。
精神保健福祉士の一発合格率=70%以上【推移グラフで解説】
精神保健福祉士の一発合格率=72%~94%
まず定義から。新卒の方は1回目の受験ですから「一発合格率 = 新卒の合格率」とします。
では結果です。(参考・引用:厚生労働省HP 第24回精神保健福祉士国家試験学校別合格率)
ルート | 一発合格率 (新卒の合格率) |
平均合格率 |
保健福祉系大学等ルート | 73.3% | 55.9% |
短期養成施設等ルート | 94.2% | 89% |
一般養成施設等ルート | 72.7% | 53.6% |
受験資格の取得ルートによって合格率差がありますが、72.7%~94.2%の範囲です。
保健福祉系大学等ルート
保健福祉系大学等ルートは以下です。
ルート | 一発合格率 (新卒の合格率) |
平均合格率 |
保健福祉系大学等ルート | 73.3% | 55.9% |
短期養成施設等ルート
短期養成施設等ルートは以下です。
ルート | 一発合格率 (新卒の合格率) |
平均合格率 |
短期養成施設等ルート | 94.2% | 89% |
短期養成施設等ルートは通信制の専門学校・大学ですね。
福祉系の大学や短大、専門学校で学んだ経験がある人で、「社会保障論」「心理学」「医学一般」などの基礎科目を履修した人です。
それにしても94.2%とは、驚異的な合格率です。落ちるたら恥ずかしくなりそうです・・・。
一般養成施設等ルート
最後に一般養成施設等ルートです。
ルート | 一発合格率 (新卒の合格率) |
平均合格率 |
一般養成施設等ルート | 72.7% | 53.6% |
一般養成施設等の対象は、福祉系以外の大学、短大、専門学校で学んだ経験がある人です。
精神保健福祉士の合格率平均が一発合格率より低い理由
一発合格率がこれだけ高いのに、なぜ精神保健福祉士の平均合格率は63%なのでしょうか?
答えは、既卒の合格率が低いからです。下記をご覧ください。
ルート | 一発合格率 (新卒の合格率) |
平均合格率 | 既卒合格率 |
保健福祉系大学等ルート | 73.3% | 55.9% | 24.7% |
短期養成施設等ルート | 94.2% | 89% | 53.2% |
一般養成施設等ルート | 72.7% | 53.6% | 23.3% |
不名誉な事実、ここにあり・・・。
精神保健福祉士国家試験 合格率の推移
最新の2021年度で24回目。第1回から第24回まで合格率の推移は以下です。
第1,2回は異常な値ですが、第3回以降は60%前後を推移しています。
前回である第24回の合格率は、過去3番目に高い合格率でした。
最後に
精神保健福祉士国家試験の一発合格率は、72~94%です。
短期養成施設等ルートは94%もの人が一発合格しています。
その一方、既卒の人が繰り返し落ち続けてしまい、合格率平均は63%ほどとなっています。
どうか一発合格を目指してください。
2回目以降となる方は、どうか一念発起していただきたい。
勉強法は下記でご紹介しています。よければご覧下さいね。
【独学で受ける】 【ダブル受験】社会福祉士・精神保健福祉士の独学勉強法【現役解説】
【通信講座で受ける】 【おすすめ発表!】精神保健福祉士の受験対策web講座3選を比較
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