あけましておめでとうございます。
そして、いつも「しゃふくさん」を読んでくださって、ありがとうございます。
気づけば、ブログを書き始めてから5年たっていました。
最初に「しゃふく」という名前で“はてなブログ”を作ったのが、2020年の4月ごろ。
「おもしろいなぁ」と思いながら数か月続けて、その年の8月に、今の「しゃふくさん」をWordPressで立ち上げました。
だから4月になれば、次は丸6年になります。
…6年、あっという間ですね。
「しゃふくさん」名前の由来と、はじまりの話
このブログの名前、「しゃふくさん」。
これは、友人の助言がきっかけで生まれた名前です。
当初は「しゃふく」でいいか、と思っていたんです。
でも友人が言いました。
「それじゃあ、個性がないんじゃないか?」と。
それで「“さん”をつけてみたら?」という一言。
たしかにその方が、人らしく、親しみやすい。
それで「しゃふくさん」にしました。
本がすき、書くことがすき

そもそも、ブログを始めたのは本を読むのが好きだからです。
30代の初めくらいから、むさぼるように本を読んでいました。
転職をして、ちょっと金銭的にも余裕ができて、
「よし、好きな本を好きなだけ買おう」と思えたのが大きかったです。
それまでは、中古本ばかりでした。
「売ってお金にできるように、マーカーは引かない」なんて気にしながら読んでいたんですが、
そこからは、どんどん買って、書き込んだりして、読み漁りました。
そして、読んで終わりじゃなくて、仕事で試してみる。
現場でやってみて、また学んで、また書く。
その繰り返しが本当におもしろかった。
「せっかくなら、誰かの役に立つ形で残したい」
そう思ったのが、ブログを始めたきっかけでした。
無名の個人が書くということ
最初のころ、WordPressでブログを始めても、
いきなり読まれるなんてことはないわけです。
上位に出てくるのは、企業や団体のサイトばかり。
「信頼性も権威もない無名の個人」が書いても、読まれない。
そんな前提でした。
それでも、書くこと自体が楽しかったです。
読まれなくても、文章を書く時間が楽しかった。
本で学んだことをまとめたり、仕事で感じたことを書いたりして。
月間6万PVのよろこびと緊張感
2023年ごろ、月間6万PVくらいに到達しました。
1日で言えば2,000PVくらい。
「こんなに読んでもらえているのか!?」と震えるような思いでした。
同時に、責任も感じるようになりました。
100人、200人が読む記事なら、
もう「好き勝手書けばいいや」とは思えない。
読んだ人がどう受け取るか、考えないといけない。
今度は、PV数が気になるようになってしまいました。
そのうち、本音が書きづらくなる時期もありました。
批判を避けたり、当たり障りなくまとめたり。
でもそれをやると、自分の文章の温度が下がる。
そういう時期と反省も経て、今のスタイルがあります。
PVが落ちた時期と、遠ざかっていった時間

2024年ごろ、Googleの検索アルゴリズムが変わって、
PVがガクンと落ち込みました。
1日2,000PVあったのが、1,000を切るようになった。
「何かの間違いであってほしい」と思いました。
今思うと、1,000PVも見ていただいているのだから、悲しいことではない。
でも、”やっていることは同じなのに、PVは減った”ので、
自分のブログの価値が下がったように感じた。
だから正直、ブログのやる気をなくした時期でした。
編集画面を開くのもつらくなって、
「現実を見たくない」と避けていた時期もあります。
でも、そんな時期でも読んでくださる方がいた。
PVの数字や、時折届くメッセージ。
心の支えでした。
「諦めるな」「書け」「お前はできる」
そんなふうに言われている気がしていました。
仕事では自信をなくしていたけれど、
ブログは私の帰る場所を守ってくれていました。
ブログのストック型の力と、生成AIの登場
仕事は、今の自分の状態がモロに出ます。
でもブログは、過去の自分が今の自分を支えてくれる。
ブログは、ストックした文字情報だからです。
そこに登場したのが、ChatGPT。
これにも正直、最初はがっかりしました。
「もう、人はブログじゃなくて、AIに聞いて解決していくんじゃないか」と思ったんです。
でも、自分でも使ってみたらおもしろい。
妻が最初に使っていて、「こういう使い方もあるんだ」と気づかされました。
“AIが書く”と、“人が書く”は違う。
AIは文章は書けるけど、実体がないから「体験」はしていない。
そこに、自分の出番があると思うようになりました。
ブログ再始動のきっかけと、朝の時間

ブログを再開できたのは、いくつか理由があります。
ひとつは、仕事が少し落ち着いたこと。
もうひとつは、生活リズムを変えたこと。
昨年8月のお盆の連休に、ひたすら本を読みました。
それをきっかけに、「朝に書こう」と思ったんです。
今は、朝4時〜4時半に起きて、出勤まで書く。
この時間が、びっくりするほど集中できる。
静かで、頭がクリアで、書くのが楽しい。
児童福祉司の仕事は他律的だから、夜はどうしても予定が読めない。
だから夜に書くのは諦めて、朝に切り替えました。
その代わり、早く寝る。
スマホを極力使わない。
YouTubeをアンインストールして、
デジタル・デトックスをしました。そして、生活もミニマルに。
これでようやく、「時間を取り戻せた」感覚があります。
とても役立った本を載せておきます。
ブログが楽しい理由
ブログの何が楽しいかというと、
100%自分の意思で書けること。
仕事はどうしても「組織のため」「公のため」になります。
それが公務員の宿命。
でもブログは、誰に指示されるわけでもない。
「書きたいことを書く」
「受けたくない依頼は受けない」
「責任は全部自分で取る」
それができる場所です。
だからこそおもしろい。
ときには、ちょっと毒のあることも書きます。
でもそれが、誰かの気持ちを代弁して、少し楽になってもらえたらと思っています。
これから

まだまだ、ブログを書く意味はなくならないと思っています。
記事を書くことは、自分の体験を言葉にして整理すること。
同じ現場にいる誰か、そして関心のある誰かが読んでくださること。
この二つがある限り、書き続ける理由はあります。
うまくいかない時期があっても、
それも栄養にして、書いていけたらと思っています。
いつも読んでくださって、本当にありがとうございます。
2026年も、どうぞよろしくお願いいたします。
関連記事
ソーシャルワーカーの発信には、「責任」があります。
届くということは、影響をもつということ。
ブログやSNSも、立派な普及啓発の一つです。
だからこそ、なるべく正確に、伝える覚悟が必要と感じています。
私自身の経験をもとに、発信する福祉職として考えた記事です。





コメント