社会福祉士

【発表】社会福祉士と相性の良い資格TOP5&他にもつ資格TOP9

社会福祉士

社会福祉士の次にめざす資格って何が良い?

精神保健福祉士とMOS資格。

認定上級社会福祉士をめざすのも良いんじゃないかな。

  1. 社会福祉士の次にめざす資格は何が良い?
  2. 相性の良い資格は?プラスで取ると良い資格が知りたい。
  3. 他の社会福祉士の人はどうしてるんだろう?

こういった思いの方へ

この記事の内容
  1. 全国の社会福祉士が他にもっている資格 TOP9
  2. (私が考える)社会福祉士と相性が良い資格 TOP5

私は社会福祉士・精神保健福祉士として働いています。現場経験は約10年です。

この記事をご覧のあなたは「もっと成長したい!」と思っている方だと思います。

率直に言って、モチベーションの高い方だと思います。高い志をお持ちなのでしょう。きっと周りから「向上心が高い」と言われているのではないでしょうか?

でも、せっかく資格を取るのですから、相性の良い資格を選びたいですよね。

早速チェックしてみましょう!

社会福祉士が他にもっている資格TOP9

まずは、全国の社会福祉士が他にもっている資格TOP9です。参照データは以下。

結果一覧はこちら。

順位  資格名 割合
1位  介護支援専門員(ケアマネ) 37.6%
2位  介護福祉士 30.7%
3位  精神保健福祉士 21.1%
4位  訪問介護員(ホームヘルパー) 20.9%
5位  社会福祉士実習指導者 18.6%
6位  相談支援専門員 10.0%
7位  保育士 9.2%
8位  看護師、准看護師 3.9%
9位  行政書士 0.9%

9位 行政書士 0.9%

行政書士は、官公署に提出する許認可申請書類等や契約書・遺言書等の書類を企業や個人から依頼を受けて、作成・提出手続の代理や相談などを行います。
引用元:BrushUP学び

行政書士は国家資格ですが、社会福祉士と違って試験は誰でも受けられます

詳細はアガルートの「行政書士になるには?資格取得の3つの方法と最短の道を解説」がわかりやすいと思います。

8位 看護師、准看護師 3.9%

少数ですが看護資格をもっている社会福祉士さんがいるんですね。

社会福祉士はMSWとして看護師の方と働くことも多いです。

看護師資格があれば、看護師さんの立場や視点もわかってくるかもしれません。

≫看護師になるには? 主婦や社会人でもなれる? 学校の選び方を解説(マイナビ看護師)

7位 保育士 9.2%

保育士も社会福祉士と同じように、名称独占の国家資格です。

子ども分野で働く人は検討してみる価値がありそうですね。

保育士について詳しく知りたい方は、ほいく畑の「保育士の仕事内容を解説!保育施設別の仕事内容や給料・勤務時間の違いを比較」がオススメです。

6位 相談支援専門員 10.0%

相談支援専門員は、私自身も相談支援事業所で働いている頃に取得しました。

相談支援専門員になるには、以下の要件があります。

相談支援専門員になる要件

  1. 実務要件
  2. 各都道府県実施の「相談支援従事者初任者研修」を受けること

詳しくはマイナビ介護職の「相談支援専門員とは?勤務先・仕事内容・なるための条件」がわかりやすいです。

5位 社会福祉士実習指導者 18.6%

5位の社会福祉士実習指導者になるには、以下の条件があります。

  1. 相談援助の業務に3年以上従事する
  2. 都道府県社会福祉士会主催の研修を修了する

研修日程は日本社会福祉士会の2022年度の社会福祉士実習指導者講習会の開催についてをご覧くださいね。

4位 訪問介護員(ホームヘルパー) 20.9%

4位の訪問介護員(ホームヘルパー)は現在は廃止された資格で、下記が代替資格です。

介護職員初任者研修 (旧ホームヘルパー2級)

10項目130時間のカリキュラムを受講し、最後に行われる筆記試験に合格することで取得できます。

資格をとるには介護職員初任者研修を受けることになります。ご検討の方はかいご畑の「介護職員初任者研修とは?資格取得の費用やメリット、試験の難易度などの情報を紹介!」もご参考に。

介護職員実務者研修(旧ホームヘルパー1級)

介護職員実務者研修は20科目450時間のカリキュラムを受講すると取得できます。(修了試験なし)

資格をとるには実務者研修を受けることになります。ご検討の方はかいご畑の「実務者研修とは?資格の内容や取得期間と費用、難しさを解説」が詳しいのでご参考に。このシリーズはマンガも入っていて読みやすいですね。

3位 精神保健福祉士 21.1%

3位の精神保健福祉士は、個人的にもオススメです。

「精神保健福祉士ってどんな仕事するの?」という方は【簡単に】精神保健福祉士とは?どんな仕事?12視点で現職が解説もご覧くださいね。

また、社会福祉士から精神保健福祉士になるには、短期養成施設等(通信9~11か月)に通えば受験資格を得られます。詳細は下記記事で解説しています。

2位 介護福祉士 30.7%

社会福祉士・精神保健福祉士とともに、「三福祉士」と呼ばれる介護福祉士です。

社会福祉士の約3割が介護福祉士も持っています。多いですね。

介護福祉士にご興味のある方は、かいご畑の「介護福祉士になるには?資格取得の方法や試験、仕事内容・給料について解説」がマンガ付きでわかりやすいので貼っておきます。

1位 介護支援専門員(ケアマネジャー) 37.6%

高齢分野のトップともいえるケアマネ資格。10人中4人近くの社会福祉士がもっていますね!

ケアマネの平均年収は社会福祉士・精神保健福祉士よりも若干高いことが多く、「福祉の仕事が良いけど、もうちょっと収入が欲しい!」という方の救いになる資格かもしれません。

詳しくはかいご畑の「ケアマネジャーの資格とは?受験資格や難易度、勉強法を解説」が読みやすくてオススメです。

社会福祉士と相性の良い資格TOP5【ダブルライセンスにおすすめ】

ここからは、私が現場で10年以上働く中で役立つと思った資格をご紹介します。

おすすめ1位:精神保健福祉士(PSW・MHSW)

精神保健福祉士をオススメする理由をお話します。

コストパフォーマンスが良い

社会福祉士から精神保健福祉士を取るのは、なぜコスパが良いのか?

理由は↓の3点から言えます。

  1. 時間
  2. 労力
  3. お金

国家試験で社会福祉士の有資格者は、精神保健福祉士の専門科目だけ受ければ良いです。共通科目はパスできます。

国家試験対策に費やす時間は、少なくて済むでしょう。これは社会福祉士であるあなたの特権です。

労力がかかるのは受験資格の取得です。しかし最近は通信制大学などで履修できますから、働きながら目指しやすいです。

より良い支援者になるチャンス

精神のことは精神保健福祉士に任せといたらええやろ?

ところがそうもいかないのが現場なんだ。

社会福祉士の支援対象は幅広いですね。

  • 高齢者
  • 身体障害
  • 知的障害
  • 障がい児
  • DV
  • 被虐待児
  • 母子家庭
  • 生活に困窮している方 など

重要なのは、誰しも精神疾患になりうるということ。上記の方々も例外ではありません。

疾患・障害は重なるものです。困りごとや支援の必要なことは「1つだけ」というのはリアルじゃないですね。

例えば「社会福祉士が支援している高齢者がうつ病になった」という時は、誰が支援するでしょうか?

高齢者だから社会福祉士?うつ病だから精神保健福祉士?

答えはケースバイケースでしょう。そのまま支援を継続したり、支援機関を交代したり、連携したり・・・。状況に合わせた対応を考えるでしょう。

1つ言えるのは、社会福祉士が精神疾患のことをよく理解できれば、より良い支援者になれるということです。(逆もしかり)

就職・転職の選択肢が増える

精神保健福祉士の需要は拡大しています。

日本の精神疾患患者数は増え続け、400万人を超えました。日本人30人に1人の計算です。もはや精神疾患は国民病です。国は精神疾患を「5大疾病」に指定し、重点的に対策しています。

こうした情勢ですから、精神保健福祉士の需要が減るとは考えにくいです。

長い職業人生では「この会社でずっとやるんだ!」と思っていても、思わぬ時に転機が訪れます。

私自身も転職を経験していますが、資格を取った当初は自身が転職するとは思ってもみませんでした。

何が起こるかわからない社会・人生です。精神保健福祉士の資格を取った方が(仕事の選択肢は多い方)が、あなたの可能性を広げてくれると思います。

精神保健福祉士になるには、まず受験資格を得ることが必要です。すでに社会福祉士を持っている方は短期養成施設等(通信9~11か月)に通えば受験資格を得られます。

 

受験対策においても、専門科目だけ勉強すれば良いですね。通信web講座を受ける場合でも1~2万円くらいで済みます。詳しくは【おすすめ発表!】精神保健福祉士の受験対策web講座3選を比較で解説しています。

おすすめ2位:MOS資格

MOSの正式名称は、マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(Microsoft Office Specialist)です。

MOS資格はマイクロソフト社の認定資格で、Microsoft Office 製品の操作スキルを証明できる資格です。

受験に必要な資格・条件はないので、誰もがチャレンジできます。

MOS資格をオススメする理由は、以下3つです。

MOS資格をオススメする理由

  1. 履歴書に書ける
  2. 福祉現場はWordやExcelを使うことが多いので、損しない
  3. 事務仕事のスピード・クオリティが上がる

MOS資格は履歴書に書けます。就職・転職活動で不利なことは無いでしょう。世界共通の資格なので、日本以外でも有効です。

また福祉現場は、WordやExcelを使うことが多いです。社会福祉士の求人票には「必要なPCスキル」として

  • 相談記録等文書作成、入力ができること。
  • ワード・エクセルの基本操作ができること。

と、よく書かれています。

実際、私が働いてきた職場はWordとExcelが必須でした。

例えば相談記録・サービス等利用計画・認定調査票の記入は、WordやExcelでしたね。

昔は紙に書いていましたが、近年はデジタル化・ペーパーレス化が急速に進んでいます。PowerPointについても、実践の報告や研修で話す時は使います。

つまりMicrosoft Office 製品の操作スキルは、あって損は無いスキルです。

Word・Excel・PowerPointへの熟練度 ≒ 事務仕事のスピード・クオリティ」という公式が成り立つくらい、MOS資格は社会福祉士の仕事と関連しています。

MOS資格を取るには学習が必要ですが、合格レベルに到達する頃には周りが助かるアイデア・技術をもてるようになります。

計算式を入力して手間を省いたり、グラフ化して資料作成できたり・・・。MOS資格者は「普通に文字が打てます」以上の使いこなしができる人です。周りと差がつくんですね。

万一、資格を取れなくても技術と知識が身につくのでオススメです。MOS資格は実務で役立つノウハウを学べる資格なんですね。

独学で取るなら「MOS Excel 365&2019 対策テキスト&問題集 (よくわかるマスター)」がおすすめです。私はこのシリーズで勉強して合格しました。

おすすめ3位:認定社会福祉士・認定上級社会福祉士

「社会福祉士」とちがうん?

社会福祉士の上位資格みたいなものだね。

社会福祉士には、さらに上級の資格があるのをご存知でしょうか?↓の2つです。

社会福祉士の上級資格

  1. 認定社会福祉士
  2. 認定上級社会福祉士

これらは認定社会福祉士認証・認定機構が認定する資格です。

社会福祉士の中から、さらに専門性を高めた社会福祉士だけに与えられます

しかし、取得ハードルは高めです。

  1. 「認定社会福祉士」を取得するには次の要件を満たすことが必要です。

    1. 社会福祉士及び介護福祉士法に定める社会福祉士資格を有すること。
    2. 日本におけるソーシャルワーカーの職能団体で倫理綱領と懲戒の権能を持っている団体の正会員であること。
    3. 相談援助実務経験が社会福祉士を取得してから5年以上あり、且つこの間、原則として社会福祉士制度における指定施設および職種に準ずる業務等に従事していること。このうち、社会福祉士を取得してからの実務経験が複数の分野にまたがる場合、認定を受ける分野での経験は2年以上あること。
    4. 上記、実務経験の期間において、別に示す「必要な経験」があること。
    5. 次のいずれかの研修を受講していること。

引用元:「認定社会福祉士」「認定上級社会福祉士」を取得するには

「認定社会福祉士」になるには、社会福祉士になってから最低5年必要です。

「認定上級社会福祉士」になるには、認定社会福祉士を取ってから、さらに5年必要です。つまり、社会福祉士になってから最低10年かかります

「上級」と言うからには、相当の継続力を求められますね。

有資格者は全国で1000人程度です。レアリティがありますね。

認定社会福祉士・認定上級社会福祉士の評価

実際に認定社会福祉士になった人の声があります。

意識調査結果(認定社会福祉士の認定後の「更新」に対する意識)から抜きだします。

認定社会福祉士・認定上級社会福祉士のデメリット
  • 取得のメリットがない。お金がかかりすぎる。
  • 子どもが小さく、研修等の時間がとれない。
  • 課題をクリアするには受講料などお金がかかるが、見返りが期待できない。

「取るのは大変でお金もかかるのに、メリットや実益が乏しい」という意見が多いですね。

認定社会福祉士・認定上級社会福祉士のメリット
  1. 更新に向けて努力することが質の維持につながると考える
  2. 自己の研鑚のために学ぶ良い機会であるので継続したい。今後の認定社会福祉士への社会認知がより良く変化することに期待している。
  3. 日常生活を送る上で自分自身のモチベーションを維持したい。(学習の機会をつくる)

「認定社会福祉士の取得プロセス自体が、専門性の向上につながっている」という意見がよくみられました。

オススメな理由

社会福祉士の仕事は、資格を取れたら十分ではなく、資格をとってからも深く学び続ける必要があります。

認定社会福祉士・認定上級社会福祉士になるには、学習し、専門性を高めないといけません。

ヘタに無関係な資格に手を出して浅い知識のまま支援するよりも、よほど有意義な資格でしょう。

なお社会福祉士の行動規範には、↓のように書かれています。

Ⅳ 専門職としての倫理責任
1.専門性の向上
社会福祉士は、最良の実践を行うため必要な資格を所持し専門性の向上に努めなければならない。
1-1 社会福祉士は、研修・情報交換・自主勉強会などの機会を活かして、常に自己研鑽に努めなければならない。
1-2 社会福祉士は、常に自己の専門分野や関連する領域の情報に精通するよう努めなければならない。
1-3 社会福祉士は、自らの実践力を明らかにするために、専門性の向上に合わせて必要な資格を取得しなければならない。

「必要な資格」とは何なのか?

認定社会福祉士は該当しそうですね。

他には「障害支援区分認定調査をするなら、障害支援区分認定調査員の資格を取りなさいよ」「子ども家庭福祉分野で働くなら、今後創設される子ども家庭福祉ソーシャルワーカー(仮称)を取りなさいよ」ということでしょう。

おすすめ4位:介護支援専門員(ケアマネジャー)

介護支援専門員(ケアマネジャー)は高齢分野のプロですね。
ただし取得については、ケアマネジャーとして働く方だけにオススメします

資格取得後も5年ごとに更新しないといけないからです。

更新するには、研修を受けないといけません。研修は数日かかるし、費用もかかります。(都道府県によって研修費用には差があります)

介護支援専門員(ケアマネジャー)の平均年収は社会福祉士と同じくらいですが、職業選択の幅は広がるでしょう。

社会福祉士
平均年収
ケアマネジャー
平均年収
  • 393万円

参考:令和元年賃金構造基本統計調査(職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額

ご興味のある方はかいご畑の「ケアマネジャーの資格とは?受験資格や難易度、勉強法を解説」からチェックしてみてくださいね。

おすすめ5位:他は取らない(社会福祉士の専門性向上に専念)

資格ちゃうやん?

そう。だけど考え方を知っておいて欲しいんだ。

この話は、1つの考え方として聞いていただきたいです。

私は闇雲に資格をとるのはオススメしません。

理由としては、社会福祉士は現場に出てからが本当の学びのスタートだからです。

例えば、現場に出てから自己覚知を深めることは必須です。自己覚知についてはこちらの「社会福祉士の自己覚知【必要な理由・やり方を社会福祉士が解説】」で解説しています。

自己覚知は1年とか2年で完了するものではないですね。ずっと続ける必要があるくらい、支援力を高めるために大切な行いです。

支援をしながら、振り返りながら、気づきを得て軌道修正する繰り返しが必要なのです。

そうした結果、「単なる優しい人」との違いが出せるようになります。

また、医療や法律知識もある程度必要ですが、極めなくても良いです。

例えば医療のことは医師や看護師、司法のことは弁護士に、お金のことはお金のプロに利用者・患者さんをその道の専門家つなげばOKです。

「酒は酒屋に茶は茶屋に」ということわざがあるように、他の分野のことはその道のプロに任せるのがベターです。

社会福祉士は他職種との連携が大切。すべて抱え込まなくて良いし、その方が当事者の方の自立をうながせると思います。

他の資格を取ることも意味はありますが、社会福祉の学びを深めることも並行していきたいですね。

最後に

もういちど、全国の社会福祉士が他に持っている資格一覧をみてみましょう。

順位  資格名 割合
1位  介護支援専門員(ケアマネ) 37.6%
2位  介護福祉士 30.7%
3位  精神保健福祉士 21.1%
4位  訪問介護員(ホームヘルパー) 20.9%
5位  社会福祉士実習指導者 18.6%
6位  相談支援専門員 10.0%
7位  保育士 9.2%
8位  看護師、准看護師 3.9%
9位  行政書士 0.9%

なお、資格ではありませんが、成年後見人になる道もあります。社会福祉士なら条件を満たせば成年後見人になれます。

成年後見人のニーズは、今後ますます高まっていくと思います。詳しくは「成年後見人は社会福祉士・精神保健福祉士の副業になるか?」に書いています。

この記事を書いた人

社会福祉士 兼 精神保健福祉士です。
大学受験失敗 → 浪人・転向 → 国家資格ダブル合格 → 就職 → パワハラ遭遇 → 転職 → 福祉現場で10年超
現職で働きながらブログ書いてます。月3万PV。妻と猫が大切。

詳細プロフィールはこちら

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しゃふくさん

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