社会福祉士と相性の良い資格TOP5【現役社福士が解説】

資格・受験

社会福祉士とったら、次にめざす資格って何が良い?

精神保健福祉士とMOS資格

認定上級社会福祉士をめざすのもアリだ

どうも!社会福祉士・精神保健福祉士のぱーぱすです。

私が社会福祉士・精神保健福祉士の資格をダブル取得してから約10年たちました。現場ではMOS資格も活かしながら働いています。

社会福祉士の資格のおもちの方の中には、

「つぎにどの資格をめざすと良い?」
「相性の良い資格は?」

とお考えの方がおられます。社会福祉士をとっただけは満足せず、まだまだ向上心のある方なわけで、すごいことだと思います。

しかし、とる価値のない資格はさけたいですよね。

資格をとるには時間・労力・お金がかかるので、社会福祉士と相性が良くて、メリットのある資格でなければ「とった意味無かったな・・・」と残念なことになってしまいます。

私自身のこれまでの現場経験をもとに、相性が良くて、ほんとうに価値があると思う資格をまとめました。結論はこちらです。

相性の良い資格TOP5

その1 精神保健福祉士(PSW)

その2 MOS資格

その3 認定社会福祉士・認定上級社会福祉士

その4 ケアマネージャー

その5 資格は取らない!

この理由をくわしく解説していきます。では、まいりましょう!

社会福祉士と相性の良い資格TOP5【現役社福士が解説】

精神保健福祉士

なぜ精神保健福祉士が一番オススメなのか?理由は3つです。

コストパフォーマンスが良いから

社会福祉士の有資格者は、精神保健福祉士の国家試験の共通科目をうけなくても良いことになっています。

精神保健福祉士の国家試験は、社会福祉士と同じように共通科目と専門科目の2本立てです。

しかも、私の経験上、難しいのは共通科目の方です。専門科目は良識でも解ける問題が多いです。

となれば、履修要件や精神保健福祉士実習さえクリアできれば、試験勉強にかける時間は少なくて済むでしょう

また、履修費用についても、免除されるものが多いでしょうから、比較的安くすむはずです。

つまり、社会福祉士有資格者にとって、精神保健福祉士の資格は少ないお金と労力で手に入るコストパフォーマンスの良い国家資格なのです。

誰もが精神疾患になりうるから

精神疾患とか精神障がいは、精神保健福祉士に任せといたらええやろ?

ところがそうもいかないのが現場だ。

社会福祉士の支援対象は、高齢者・身体障がい・知的障がい・障がい児、DV、被虐待児、生活に困窮した方などなど、とても幅広いです。しかも、こうした方々が精神疾患になる場合があります

例えば、知的障がいのある方が精神疾患を発症したとします。その時、支援するのは誰でしょうか?

知的障がいがあるから社会福祉士でしょうか?精神疾患を発症したから精神保健福祉士でしょうか?

現場ではこうしたことがよくあります。答えはさまざまですが、例えば知的障がいと精神疾患のうち、生活でより強い障害になっている方の専門職・専門機関がメインになって支援することになったりします。

何が言いたいかというと、社会福祉士も、精神疾患や精神障がいのことをよく知っておいた方が良い支援者になれるということです。

疾患や障がいは併発するものです。社会福祉士が支援する人たちも、精神疾患や精神障がいをあわせもつことがよくあるのです。

なので、社会福祉士は精神保健福祉士の資格をもっておいて損はないということです。

転職の選択肢が増えるから

精神保健福祉士は役に立たないと思われがちですが、そんなことはありません。むしろ、需要は拡大しています。

精神疾患の患者数は増加し続け、400万人を超えました。これは、日本人30人に1人が精神疾患ということです。

また、国は精神疾患を5大疾病の1つとして指定し、対策を重点的に行っている状況です。精神保健福祉士の役割は増えこそすれ、減ることは考えにくいです。

長い職業人生。今は「この会社でずっとやりたい!」と思っていても、思わぬ時に転機が訪れたりします

私自身、転職を経験していますが、資格を取得した当初は自身が転職するとは思ってもみませんでした。

何が起こるかわからない社会・人生においては、選択肢は多い方が自由に生きられると思いますから、精神保健福祉士を取っておいて損はないでしょう。

MOS資格

MOSの正式名称はマイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(Microsoft Office Specialist)です。MOS資格はマイクロソフト社の認定資格です。

合格後は認定証が発行されますし、取得すればオフィス製品の操作スキルを証明することができます。世界共通の資格なので日本以外でも有効なのがポイントでしょう。

受験に必要な資格や条件はないので、誰もが取りやすい資格といえます。

MOS資格がオススメな理由

理由は、ワードやエクセルを使う現場が多いからです。私がいままで勤めたどの現場でも、ワードやエクセルの操作スキルは求められました。

相談記録やサービス等利用計画、認定調査票などの作成は、ワードやエクセルが大半です。

昔は紙に書かれることが多かったですが、近年はデジタル化・ペーパーレス化が進んでいます。なので、ワードやエクセルが使えるかどうかは、仕事ができるかどうかに直結するポイントになります。

また、MOS資格の学習をすることで、計算式を入力して事務の手間を省くとか、グラフ化してプレゼンできるとか、周りが助かるアイデア・技術をもてるようになります

つまり、MOS有資格者ならば、文字が打てる以上の使いこなしができるようになるわけです。まわりと差がつくポイントですね。

資格は履歴書に書くことができますから、就職・転職活動で不利になることは無いでしょう。何より、実務で役立つ資格なので、就活いかんにかかわらず、学習・取得することをオススメします。

独学はなかなか難しいかもしれませんので、講座が役立つでしょう。

ユーキャンのマイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)講座

認定社会福祉士・認定上級社会福祉士

「社会福祉士」とちゃうの?

ちがう。

社会福祉士の上位資格みたいなもんだ。

社会福祉士にはさらに上級の資格があることをご存知でしょうか?

認定社会福祉士認証・認定機構が認定する資格で、社会福祉士のなかから、さらに専門性を高めた社会福祉士だけに与えられる資格です。

しかし、取得要件にはハードルがあります。

「認定社会福祉士」を取得するには次の要件を満たすことが必要です。

  1. 社会福祉士及び介護福祉士法に定める社会福祉士資格を有すること。
  2. 日本におけるソーシャルワーカーの職能団体で倫理綱領と懲戒の権能を持っている団体の正会員であること。
  3. 相談援助実務経験が社会福祉士を取得してから5年以上あり、且つこの間、原則として社会福祉士制度における指定施設および職種に準ずる業務等に従事していること。このうち、社会福祉士を取得してからの実務経験が複数の分野にまたがる場合、認定を受ける分野での経験は2年以上あること。
  4. 上記、実務経験の期間において、別に示す「必要な経験」があること。
  5. 次のいずれかの研修を受講していること。

    認められた機関での研修(スーパービジョン実績を含む)を受講していること。
    認定社会福祉士認証・認定機構が定めた認定社会福祉士認定研修を受講していること。

引用元:「認定社会福祉士」「認定上級社会福祉士」を取得するには

最短ルートでも、「認定社会福祉士」をとるには社会福祉士をとってから5年必要です。そして、「認定上級社会福祉士」をとるには、認定社会福祉士をとってからさらに5年必要です。つまり、認定上級社会福祉士になるには10年以上かかるということです。

カンタンに誰でもとれてしまっては「上級」とは言えないですもんね。

ちなみに、じっさいに認定社会福祉士をとった人たちの声は要チェックです。意識調査結果(認定社会福祉士の認定後の「更新」に対する意識)から抜きだしてみます。

まず、ネガティブな評価はこんな声。

・取得のメリットがない。お金がかかりすぎる。子どもが小さく、研修等の時間
がとれない。
・課題をクリアするには受講料などお金がかかるがそれだけの見返りが期待で
きず、自己満足のためだけのような気がする。
・認定を受けても自己満足だけで何も変わらない。認定社会福祉士を更新するには大変なハードルはあるけどもメリットは感じられない。

取るのは大変でお金もかかるのに、メリットや実益がないという意見が多いですね。

いっぽう、ポジティブな評価はこんな声があります。

・更新に向けて努力することが質の維持につながると考える
・自己の研鑚のために学ぶ良い機会であるので継続したい。今後の認定社会福祉士への社会認知がより良く変化することに期待している。
・日常生活を送る上で自分自身のモチベーションを維持したい。(学習の機会をつくる)

認定社会福祉士の取得プロセス自体が、専門性を高めることにつながっているという意見がよくみられました。

取得ハードルのためか、メリットが少ないためか、有資格者は全国で1000人程度。まだまだレアリティがあります。

同じ社会福祉士のなかでも、さらなる実力を示したり、専門性を高めたい方は、取得を目指してみるのはアリだと思います。

ケアマネージャー(介護支援専門員)

ケアマネージャーは介護業界のプロです。興味・関心のある方には、オススメできる資格です。平均年収は社会福祉士よりも高いので、若干ながら収入アップも見込めます。(調査年・方法は違うのでご留意ください)

社会福祉士
平均年収
ケアマネ
平均年収
  • 393万円

参考:令和元年賃金構造基本統計調査(職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額

ケアマネは5年ごとに更新が必要

ケアマネは5年ごとに更新しないといけない点に注意がいります。社会福祉士は更新の手間がないのでラクですが、ケアマネは更新しないと失効してしまいます。

また、更新研修は数日間におよび、費用もかかります。(都道府県によって研修費用には差があります)

なので、本当にケアマネージャーとして働くつもりの方だけに取得をオススメできる資格です。資格情報や講座についてもっと知りたい方は、下記リンクから調べてもらうと役立つ情報が得られるはずです。

ユーキャンのケアマネジャー講座

他は取らない!(専門性向上に専念)

じつは私は、あれこれと資格をとるのはオススメしません。「資格マニア」には否定的です。

ハッキリ辛口で言うと、資格を取れたて社会福祉士は、まだ現場の役に立ちません。数年単位の実務経験と学習の積み上げがないと、なかなか歯が立たないです。

なので、現場に出てからも、ふかーく、ながーく学び続けないと、社会福祉士は「意味のない資格」になってしまいかねません・・・。

それなのに、社会福祉士の学習をおろそかにして他の資格取得にだけエネルギーをさいていると、「結局、社会福祉士って何ができるの?役に立たないんじゃない?」とギモンに思われたり、自分自身もそのように感じてしまうわけです。

この不全感や劣等感を他の資格をとることで埋めようとすれば悪いループに入ります。いつまでたっても社会福祉士の専門性は磨かれず、自他ともに「役に立たない」と感じるドロ沼にはまってしまうでしょう。

それに、社会福祉士は「他職種との連携」が大切です。「酒は酒屋に茶は茶屋に」ということわざがあるように、他の分野のことはその道のプロに任せるのがベストです。

ハンパな医療知識や金融知識で間違った情報を伝えると、利用者・患者さんの不利益につながりかねません

私たちは社会福祉のプロなので、診断や薬のことは医者に、司法のことは司法のプロに、お金のことはお金のプロに、利用者・患者さんをつなげばOKなんです。

一人でなんでもしようと頑張らなくて良いし、人と人をつなぐのが社会福祉士の専門性だと思いますから、ゆったり構えてもらって良いかなと思います。

悪いループから抜け出すベストな方法は、社会福祉士の専門性を高めることです。一見たいへんそうですが、じつは一番ラクだとおもってます。(学習しないと、ずーっと暗中模索みたいな状態になるからです)

社会福祉士の専門性は、ほぼ際限なく高めることができますこのブログではノウハウなども発信していますから、お役にたてるはずです。

また、認定社会福祉士や認定上級社会福祉士をとるのもアリですが、正直なところ、「資格だけにこだわらなくても良いかなあ」と思います。いちばん重要なのは、実力があるかどうかだと思います。形よりも本質ということですね。

と言っても、「実力の証明として資格をもつ」ことにも意味はあります。世の中では「肩書き」が説得力をもつことは多いですからね。

できる範囲で、コツコツゆっくりやっていきましょう。

以上、社会福祉士と相性の良い資格TOP5【現役社福士が解説】という話題でした。

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