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スクールソーシャルワーカーになるには|通信で資格を取りたい方へ

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スクールソーシャルワーカーになりたい。通信で資格を取れる学校はどこかな??

こういった思いの方へ。

この記事の内容
  1. スクールソーシャルワーカーになるには?
  2. スクールソーシャルワーク教育課程について
  3. スクールソーシャルワーカーを通信でめざす3ステップ

私は某自治体で働く社会福祉士・精神保健福祉士です。現場経験はおよそ13年です。

「スクールソーシャルワーカー(SSW)になるには?」というギモンのある方へ。

まず重要事項です。

  1. スクールソーシャルワーカーという資格は無い
  2. スクールソーシャルワーカーになる必須資格は無い
  3. 社会福祉士・精神保健福祉士などの福祉資格をとると、採用で有利
  4. スクールソーシャルワーク教育課程を修了すると、採用でさらに有利

参考:文部科学省 スクールソーシャルワーカー活用事業実施要領 令和2年4月1日一部改正(PDF)

通信でスクールソーシャルワーカーをめざすなら、オススメは次のとおりです。

通信でSSWをめざすなら

  1. 通信制大学・専門学校等で、社会福祉士や精神保健福祉士をとる
  2. 通信制でスクールソーシャルワーク養成課程を修了
  3. スクールソーシャルワーカーとして採用される

そして、通信制でスクールソーシャルワーク教育課程を受けられるのは、次の4校です。

都道府県学校名区分要件
神奈川県YMCA健康福祉専門学校専門学校社会福祉士か精神保健福祉士(取得見込み可)
大阪府日本メディカル福祉専門学校専門学校社会福祉士か精神保健福祉士(取得見込み可)
岐阜県中部学院大学
通信教育部 人間福祉学部
大学・教職普通免許状
・社会福祉士か精神保健福祉士(取得見込み可)
※正科生、科目等履修生で要件は異なる
宮城県九州保健福祉大学
通信教育部
社会福祉学部臨床福祉学科
大学社会福祉士

詳しく解説していきます。

スクールソーシャルワーカーになるには|通信で資格を取りたい方へ

スクールソーシャルワーカーになるには

スクールソーシャルワーカーになるには、社会福祉士か精神保健福祉士があると採用で有利です。

理由は、文部科学省が次のように定めているからです。

スクールソーシャルワーカーの選考
社会福祉士や精神保健福祉士等の福祉に関する専門的な資格を有する者から、実施主体が選考し、スクールソーシャルワーカーとして認めた者とする。

ただし、地域や学校の実情に応じて、福祉や教育の分野において、専門的な知識・技術を有する者又は活動経験の実績等がある者であって、次の職務内容を適切に遂行できる者のうちから、実施主体が選考し、スクールソーシャルワーカーとして認めた者も可とする。

① 問題を抱える児童生徒が置かれた環境への働き掛け
② 関係機関等とのネットワークの構築、連携・調整
③ 学校内におけるチーム体制の構築、支援
④ 保護者、教職員等に対する支援・相談・情報提供
⑤ 教職員等への研修活動
引用元:文部科学省 スクールソーシャルワーカー活用事業実施要領 令和5年4月1日一部改正(PDF)

文字だらけで、何だかわからへん!

要は、社会福祉士や精神保健福祉士から選ぶぞ!ってこと。

スクールソーシャルワーカーは、社会福祉士や精神保健福祉士等から選ぶことになっています。

あとは例外として、実力・実績があれば、該当資格がなくても採用することはあるという話ですね。

とは言っても、できるなら社会福祉士や精神保健福祉士をとっておいた方が良いです。

理由は、スクールソーシャルワーカーとして活躍している人がもっている資格は、次のように推移しているから。

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≫文部科学省 スクールソーシャルワーカー活用事業に関するQ&A 文部科学省初等中等教育局児童生徒課 令和5年4月より抜粋

近年のスクールソーシャルワーカーは、社会福祉士・精神保健福祉士の有資格者が増えています。1番多いのが社会福祉士、2番目が精神保健福祉士です。

これは不思議なことではなくて、名称から考えて自然の成り行きなんですよね。

日本語英語
社会福祉士
(ソーシャルワーカー)
Social Woker
精神保健福祉士
(メンタルヘルスソーシャルワーカー)
Mental Health Social Worker
スクールソーシャルワーカーSchool Social Woker

社会福祉士は、その資格名自体がソーシャルワーカー。

精神保健福祉士は、メンタルヘルス領域のソーシャルワーカーという意味なんですね。

スクールソーシャルワーカーの成り手として注目されるのは、理解できます。

スクールソーシャルワーク教育課程について

スクールソーシャルワーカーは、社会福祉士や精神保健福祉士から選ばれるという話でしたが、

社会福祉士や精神保健福祉士をとってから、「スクールソーシャルワーク教育課程」を修了すると採用でさらに有利です。

理由は、文部科学省「児童生徒の教育相談の充実について~学校の教育力を高める組織的な教育相談体制づくり~」で次のように報告されているからです。

※SSWはスクールソーシャルワーカーの略称

SSWの資格は、
①社会福祉士又は精神保健福祉士有資格者が適当で、かつSSW教育課程(※1)修了者、これと同等の知識や技術を学ぶ職能団体や学会等の講習会を修了した者がより適当である。

なお、上記資格を保有する者が十分確保できるまでの間は、地域や学校の実情に応じ、

②福祉や教育の分野において専門的な知識・技術を有し、かつ養成校団体や職能団体の実施するSSWの講習を受講した者、

③SSW活動経験の実績等があり、かつ社会福祉士・精神保健福祉士の国家資格の取得を目指す者

とすることが適当である。

※改行は弊ブログで入れました

スクールソーシャルワーク教育課程のある学校一覧は、「【一覧】スクールソーシャルワーク教育課程設置校【2022年度版】」からチェックできます。

通信でスクールソーシャルワーカーをめざす3ステップ

では、通信でスクールソーシャルワーカーになるにはどうしたら良いのか?

具体的な手順を解説していきますね。

ステップ① 通信制大学・専門学校等で社会福祉士や精神保健福祉士をとる

まずは、社会福祉士か精神保健福祉士資格(あるいはダブル取得)をめざしましょう

資格を取るルートはあなたの学歴・経験によって違います

例えば大卒の方、社会人や実務経験のある方であれば、より短期間&より安く資格をとれることがあります。

社会福祉士の取得ルートは、『社会福祉士になるには?【学歴別&社会人の受験資格取得12ルート】』でわかります。

精神保健福祉士の取得ルートは、『精神保健福祉士になるには?【学歴別&社会人の受験資格取得ルート】』でわかります。

どちらの資格から取るか迷ったら、社会福祉士から取るのがオススメです。

理由は2つ。

1つ目は、スクールソーシャルワーカーの求人募集の資格要件に「社会福祉士必須」が多いから。

2つ目は、「社会福祉士と精神保健福祉士どちらを先に取る?【両資格者解説】」で解説しています。要は社会福祉士の方がつぶしが効くのです。

ステップ② 通信制でスクールソーシャルワーク教育課程を修了

スクールソーシャルワーク教育課程のある学校一覧は、『【一覧】スクールソーシャルワーク教育課程設置校【2022年度版】』にまとめてあります。

通信制でスクールソーシャルワーク教育課程を受けられるのは、次の4校です。

都道府県学校名区分要件
神奈川県YMCA健康福祉専門学校専門学校社会福祉士か精神保健福祉士(取得見込み可)
大阪府日本メディカル福祉専門学校専門学校社会福祉士か精神保健福祉士(取得見込み可)
岐阜県中部学院大学
通信教育部 人間福祉学部
大学・教職普通免許状
・社会福祉士か精神保健福祉士(取得見込み可)
※正科生、科目等履修生で要件は異なる
宮城県九州保健福祉大学
通信教育部
社会福祉学部臨床福祉学科
大学社会福祉士

修了までの期間や学費は、あなたの条件によって細かく変わることが多いです。

ちょっと面倒ですけど、資料請求や問い合わせでチェックしてくださいね。

資料請求は無料でできるので、忙しい合間にでもやっておくと前進できます。

ステップ③ スクールソーシャルワーカーとして採用される

あとはスクールソーシャルワーカーとして採用されることです。

求人は教育委員会が出していることが多いですね。

雇用形態は次のパターンが多いです。

  • 会計年度任用職員
  • パート

要は非正規雇用なので、収入は少なめ。雇用期間にも区切りがあることが多いです。

さらには正社員登用は無し、ということが多いです。

スクールソーシャルワーカーの正職員になりたいなぁ

スクールソーシャルワーカーの雇用のあり方は、まだまだ課題が多いね・・・

なお、スクールソーシャルワーカーの求人を探すなら、次の2サイトがオススメです。

あとは、働きたい都道府県や市区町村のHPを定期チェックしておくと取りこぼしを防げるでしょう。

最後に

スクールソーシャルワーカーになる資格を通信でめざすなら、

社会福祉士や精神保健福祉士を取って、スクールソーシャルワーク教育課程を受けよう

ということです。

理由は、文部科学省の方針によって次の実態があるからです。

スクールソーシャルワーカーの選考において・・・
①社会福祉士・精神保健福祉士などの福祉資格があると有利
②スクールソーシャルワーク教育課程を受けるとさらに有利

ただしスクールソーシャルワーク教育課程は、実際に実務経験を積んでから受ける人もいるようです。

社会福祉士か精神保健福祉士を取れたら、いちど採用を受けてみるのも良いと思います。

なお、スクールソーシャルワーカーにはデメリットがあります。

一番のデメリットは、非正規雇用が多くて給与・年収が低めということ。

次の記事で、スクールソーシャルワーカーの年収がわかります。

期間や要件のハードルは高く、現場での活躍があるのに。残念でなりません・・・。

待遇や雇用形態は課題視されているので、今後に改善されるかもしれません。
けれど時間はかかると思うので、期待しすぎないようにしましょう。

そうしたスクールソーシャルワーカーですが、職業としての満足度は高い傾向です。

やりたいことができているからかもしれませんね!

SSWの年収や仕事については、『学校で働く社会福祉士=スクールソーシャルワーカー(SSW)とは?』でも解説しています。

需要がますます高まっているスクールソーシャルワーカー。めざす方がいれば助かる子ども・保護者さんは必ずやおられるでしょう。

トライする方を応援しております!

スクールソーシャルワーカーを目指すで!

今回はここまでです!頑張ってくださいね!

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