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社会福祉士と精神保健福祉士どちらを先に取る?【両資格者が解説!】

社会福祉士と精神保健福祉士、どちらを先に取るのがいいの?精神保健福祉士のほうが簡単そうだけど?

こういった悩みのある方へ。

この記事の内容
  1. 最初に知っておきたいこと①:両方取るのが一番いい
  2. 最初に知っておきたいこと②:どちらでも(なくても)働ける職場はある
  3. 社会福祉士と精神保健福祉士、どちらが難しい?【同じくらいだよ】
  4. 働きたい職場によって、先に取る資格を選ぼう!
    →『精神保健福祉士』が必要な職場
    →『社会福祉士』が必要な職場
  5. 社会福祉士から取るほうがいい理由

私は社会福祉士と精神保健福祉士の両方の資格を持っています。一発で両方合格したあと、現場で10年以上働いています。

まず、このフローチャートで、あなたに合った条件を見つけてみましょう。

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つまり結論は

精神保健福祉士から取る理由がなければ、社会福祉士を先に取ろう

ということです。もし友人や家族に相談されたら、そう答えます。

この記事を読んでくれている人は

  • 社会人
  • 子育て中の人
  • 勉強する時間が限られている人
  • 両方受ける自信がない人 など

色々な事情があると思います。

社会福祉士と精神保健福祉士、どちらを先に取るかは、人生を変える選択です。

大切なことですから、丁寧に説明していきます。少し長くなりますが読んでくださいね。

では始めましょう!

社会福祉士と精神保健福祉士どちらを先に取る?【両資格者が解説!】

【最初に知っておきたいこと①】両方取るのが一番いい

タイトルと違いますが、一番おすすめは両方取ることです。理由はこんな感じです。

両方取るのが良い理由

  • 就職や転職の選択肢が増える
  • 現場で早く役立つ

両方の資格があれば、就職や転職の選択肢が増えます。

例えば、求人の応募条件では

要:社会福祉士資格

精神保健福祉士必須

などと書かれているのをよく見ます。

両方の資格を持っていたら、どちらにも応募できますね。だから就職や転職の時に、たくさんの選択肢から選べるようになります。

それに、両方受けて合格できれば、現場で早く役立てられます。

なぜかというと

現場で役立つ知識 ≠ 国家試験の知識

ということだからです。

国家試験対策で勉強する知識というのは、広く浅い知識であり、役立つというより教養的な知識です。

これはこれで大事なんですが・・・

現場で仕事をしていくためにまず必要な知識は、もっと深くて使える知識です。

だから、国家試験対策は一回で終わらせておいて、時間や努力は、現場で必要なスキルを身につけることに使っていきたいですね。

そう言ってもさ。どっちか先に選ばなきゃいけないんだよね。

大丈夫!ちゃんと教えるよ。

【最初に知っておきたいこと②】どちらでも(なくても)働ける職場はある

結構な数の福祉の職場では、社会福祉士でも精神保健福祉士でも働けます。

例えば、実際にあった求人では、

必須:社会福祉士か精神保健福祉士資格

と書かれていました。どちらかの資格さえあれば、働けるし、就職にも有利でしょう。

もっと言うと、資格がなくても働けることがあります。

例えばこんな求人ですね。

社会福祉士か精神保健福祉士資格があれば優遇します

つまり、あればいいけど、なくてもOKということです。このパターンが多いですね。

・・・でもね、どちらかの国家資格を取らないと、応募できない求人もあるのは本当ですよ。

それに、資格必須の職場のほうが、働きやすい条件が多いです。例えば、資格手当がもらえたりもしますし。

なくても働ける職場はありますが、やっぱり、社会福祉士か精神保健福祉士は取ったほうがいいです。

社会福祉士と精神保健福祉士、どちらが難しい?【同じくらいです】

合格率は社会福祉士のほうが低いでしょ?精神保健福祉士からとった方がステップアップになるんじゃないの?

それは違うよ。

社会福祉士と精神保健福祉士のどちらが難しいか?

答えはどちらも同じくらい難しいです。

理由を3つお伝えします。

理由1:社会福祉士を先に取ってから精神保健福祉士を受ける人が約3割

社会福祉士と精神保健福祉士の難易度が同じくらいだと言える理由は、社会福祉士を先に取った人が、精神保健福祉士の専門科目だけを勉強してカンタンに合格しているから。

実際のデータを見てみましょう。

精神保健福祉士国家試験(第35回) 受験者数(人) 合格率
保健福祉系大学等ルート 2,693 60.8%
短期養成施設等ルート 2,387 89.4%
一般養成施設等ルート 1,944 62.8%

この表から言えることは、社会福祉士資格者は、合格率が高いだろうということです。

社会福祉士資格者が精神保健福祉士になるには、『短期養成施設等』に入る必要があります。

その短期養成施設等の合格率は、約9割もあります。

しかも、短期養成施設等ルートから受ける人は全体の3割ほどもいるので、精神保健福祉士の合格率平均も上がっているのです。

そのため、よくある次のようなアドバイスはハズレでしょう。

社会福祉士の試験は、精神保健福祉士より難しいです。

精神保健福祉士から取るのがオススメです。

はっきり言って、国家試験を受けたことがない人のアドバイスと思います

社会福祉士資格者にとって、精神保健福祉士の国家試験はイージーモードです。
(逆もしかり)

理由は、難易度の高い共通科目をパスできるから。比較的カンタンな専門科目だけ受ければ良いのです。

勉強は短くてOKだし、集中して対策できるので合格率は高くなります。

精神保健福祉士の合格率・推移・難易度は、こちらの記事でより詳しくわかります。

  難しいのは専門科目より共通科目

社会福祉士と精神保健福祉士の国家試験では、次の2つの科目を受けます。

  1. 共通科目
  2. 専門科目

共通科目は、社会福祉士の受験生も精神保健福祉士の受験生も一緒に受ける科目です。

専門科目は?

社会福祉士と精神保健福祉士、それぞれの独自科目だね。

専門科目は、社会福祉士・精神保健福祉士それぞれ別に受けます。

共通科目と専門科目の難しさをまとめると、次のとおり。

共通科目 専門科目
社会福祉士 難しい やさしい
精神保健福祉士
  1. 共通科目 知識がないとわからないので、難しい。
  2. 専門科目 良識で解ける問題が多いので、やさしい。

理由2:私の経験

私は学生のとき、社会福祉士と精神保健福祉士の試験の難しさに違いがあると感じたことはありませんでした。

周りの学生も、「精神保健福祉士のほうが簡単」と言っている人はいませんでしたね。

私は両方の試験に合格しましたが、点数は社会福祉士も精神保健福祉士も同じでした。

理由3:受験者のやる気の違い

社会福祉士と精神保健福祉士の試験を受ける人は、やる気に違いがあると思います。

【やる気の高さ】 社会福祉士 < 精神保健福祉士

やる気が高い人が多いのは精神保健福祉士のほうでしょう。だから、精神保健福祉士の合格率も高いというのが私の考えです。

その理由は、社会福祉士と精神保健福祉士の仕事の幅の違いにあります。

社会福祉士はいろいろな人を支援します。

  • 子ども
  • 虐待された人
  • 身体障害のある人
  • 知的障害のある人
  • 精神障害のある人
  • お金がない人
  • お年寄り
  • 病気の人
  • 非行・犯罪を犯した人

などなど。

でも、精神保健福祉士の主な仕事は、心に病気のある人や、そのご家族を支援することです。

社会福祉士の仕事よりも、絞り込まれた仕事です。

【仕事の幅】 社会福祉士 > 精神保健福祉士

実際に、社会福祉士の試験を受ける人には「大学で勧められて仕方なく受ける」という人や、「試験を受けられるから」というだけで受ける人もいます。

でも、精神保健福祉士の試験を受ける人には、「精神の分野で働きたい」という強い思いを持った人が多く集まっています。やる気が高い人が多いと言えるでしょう。

働きたい職場によって、先にとる資格を決めよう!

精神保健福祉士から取るべきなのは、こんな人です。

精神保健福祉士から取るべきなのは

  1. 働きたい職場 = 精神保健福祉士の資格が必須
  2. 働きたい職場 = 精神保健福祉士の資格にだけ資格手当がつく

つまり、あなたが働きたい職場で、「精神保健福祉士が必要」と書いてあるなら、先に取りましょう。

また、精神保健福祉士だけがお金になる場合も、先に取っておきましょう。資格手当がついたりね。そんなところはあまりないと思いますが。

精神保健福祉士についてもっと知りたい人は、【簡単に】精神保健福祉士とは?12視点で現役がまとめ解説を読んでみてください。

働きたいところがまだ決まってないんだけど・・・

それなら社会福祉士から取ろう!

「働きたいところがまだ決まってない」という人は、社会福祉士から取るのがオススメです。

精神保健福祉士の資格が必須の職場

福祉職場の資格要件は求人ごとに違います。ただし、職場ごとの傾向はありますからご紹介しておきます。

求人の応募要件に「精神保健福祉士資格:必須」とよく載せているのは、次の3つです。

① 精神科病院
② 精神科診療所・クリニック
③ 行政の精神保健福祉士採用

①②は、医療機関です。精神保健福祉士資格を求められる理由は、「精神科の経営上、精神保健福祉士は稼ぎ手になるが、無資格は稼ぎ手にならない(なりにくい)」からです。

例えば、精神保健福祉士が行うことで診療報酬上に算定される例は、次の資料にかかれています。たくさんありますね。
≫参考:厚生労働省 精神保健福祉士に求められる役割について

無資格の人がやっても、病院にお金は少ししか入ってきません。だから、精神科医療機関では、精神保健福祉士の資格者が必要なんです。

ただし、注意してほしいことがあります。

就職活動で精神科医療機関から内定をもらっても、精神保健福祉士に合格できなければ内定を取り消されたり、給料が下がったりすることがあるんです。シビアですよね・・・。

行政の精神保健福祉士採用(公務員)は、年収が高くてやりがいも得やすいでしょう。配属されるところは、

  • 精神保健福祉センター
  • 精神医療センター
  • 保健所(健康福祉事務所等)
  • 役場の精神保健福祉担当 など

です。求人数は少ないですが、チャレンジする価値はあります。

あなたが興味をお持ちなら、こちらの『社会福祉士・精神保健福祉士は公務員試験受けないと損?【社会人向け】』で公務員試験の現状と変化を知れるでしょう。

社会福祉士の資格が必須の職阿

社会福祉士の資格が必須の職場は、次の3つです。

社会福祉士が必須の職場

  1. MSW(医療ソーシャルワーカー)
  2. 行政の社会福祉士採用
  3. 社会福祉協議会 など

MSWは医療ソーシャルワーカーと呼ばれます。これは、病気やケガ等で困っている人やご家族を支援する仕事です。

MSWは、社会福祉士の資格が必要なことが多いです。

こちらの『MSWとPSWの違いとは?社会福祉士・精神保健福祉士解説』で、掘り下げて話しています。

次に、行政(公務員)で配属されるところは、

  • 社会福祉に関する事務職
  • 福祉事務所、家庭児童相談
  • 生活保護ケースワーカー
  • 地域包括支援センター
  • 児童相談所の児童福祉司 など

行政の求人は、精神保健福祉士より社会福祉士の方が多いです。

社会福祉協議会は、地域の福祉をよくするために活動する団体です。給料は公務員と同じくらいになります。

社会福祉士から取ることをオススメする理由

社会福祉士と精神保健福祉士。どちらの資格を先に取るべきでしょうか?

あなたが迷ったら、社会福祉士の資格を取ることをオススメします。その理由は3つあります。

社会福祉士をオススメする理由

  • 社会福祉士の方が求人の選択肢が多い
  • 社会福祉士から精神保健福祉士になる方が簡単
  • 社会福祉士の方が将来の転職に有利

それぞれ詳しく見ていきましょう。

社会福祉士の方が求人の選択肢が多い

社会福祉士は、精神保健福祉士よりも幅広い分野で働くことができます

高齢者や障害者、子どもや子育て家庭など、さまざまな人たちの支援ができるのです。

精神保健福祉士は、精神障害のある人やそのご家族などの支援に特化しています。

もちろん、精神保健福祉士の資格が必要な職場もあります。しかし、その数は社会福祉士よりも少ないです。

社会福祉士の資格があれば、精神保健福祉士の仕事に応募できますが、その逆はできないことがけっこうあります。

あなたがどんな職場で働きたいかによっても変わりますが、社会福祉士の方が選択肢が多いということは覚えておいてください。

社会福祉士から精神保健福祉士になる方が簡単

社会福祉士を取ってから精神保健福祉士を取るルートの方が、ルートのわかりやすさ・学費・期間、どれも良いです。

逆に、精神保健福祉士をとってから社会福祉士になるのは、複雑だし学費が高いし期間も長め。オススメしにくいです。

その理由は、次の表を見てください。

受験資格の取得ルート 複雑さ 学費 期間
社会福祉士を取ってから精神保健福祉士を取る わかりやすい 安い 短い
(1年以内)
精神保健福祉士を取ってから社会福祉士を取る やや複雑 高い 長め
(1年~2年)

もっと詳しく知りたい人は、次の2つの記事を読んでみてくださいね。

≫社会福祉士から精神保健福祉士になるには?|短期養成施設で安く達成

≫精神保健福祉士から社会福祉士になるには?|現役が簡単に解説

社会福祉士の方が将来の転職に有利

日本は高齢化や少子化などで社会福祉のニーズが増えています。社会福祉士は、そのニーズに応える専門家として活躍できます。

しかし、仕事はいつもうまくいくとは限りません。次のようなことで悩むことがあるでしょう。

  • ホワイトだと思ったらブラック職場だった・・・
  • 別の分野に挑戦したくなった
  • 人間関係がひどい
  • パワハラを受けている
  • 結婚でライフスタイルが変わった
  • 価値観が変わった
  • 親の介護をしないといけない・・・

わたしも10年以上やっていると、いろんな時期がありました。

今までに2回、転職しました。転職するときは、社会福祉士の資格が役に立ちました。それで今のわたしの仕事にたどり着きました。詳しい話はこちらの記事に書いています。

あなたも、転職を考えることがあるかもしれません。

精神保健福祉士だけだと、転職先は精神の分野に限られてしまいます。

しかし、社会福祉士があれば、精神以外にもさまざまな分野にチャレンジできます

仕事の選択肢が増えるということは、人生の選択肢が増えるということです。自分の好きな仕事を見つけたり、自分の価値観に合った仕事をしたりすることができます。

最後に

フローチャートをもう一度みてくださいね。

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この図からわかることは、精神保健福祉士の資格が必要な人以外は、社会福祉士の資格を目指したほうがいいということです。

ちょっとややこしいですが、私なら友人や家族にそうアドバイスします。

もし勉強法について知りたいなら、次の記事でまとめています。参考にしてくださいね。

「社会福祉士から取る」になったあなたへ

社会福祉士って何をする人なのか、どんな仕事があるのか、気になりますよね。そんな疑問に答えてくれるのが、【簡単に】社会福祉士とは?12視点で現役がまとめ解説です。

それから、社会福祉士になる方法は12通りあります。

自分にぴったりの方法は、『社会福祉士になるには?【学歴別&社会人の受験資格取得12ルート】で見つけられます。

あなたの学歴や実務経験によって、一番早く資格を取れるルートが違います。

「精神保健福祉士から取る」になったあなたへ

精神保健福祉士って何をする人なのか、どんな仕事があるのか。そんな疑問に答えてくれるのが、『【簡単に】精神保健福祉士とは?12視点で現役がまとめ解説』です。

それから、精神保健福祉士になる方法は11通りあります。自分にぴったりの方法は、精神保健福祉士になるには?【学歴別&社会人の受験資格取得ルート】』で見つけられます。

こちらも、あなたの学歴や実務経験によって、一番早く資格を取れるルートが違います。

精神保健福祉士から社会福祉士になりたいと思ったら、『精神保健福祉士から社会福祉士になるには?|現役が簡単に解説』をご覧下さいね。

答えが出なかったあなたへ

答えが出んかった・・・。

働きたい職場は決まっているけど、資格要件・資格手当がどうなっているかわからない、という方は答えが出なかったと思います。

そんなときは、実際に求人情報を見てみるのが一番です。インターネットで簡単に探せるサイトがたくさんあります。私がよく使うのはIndeedです。

Indeedでは、登録しなくても求人情報を見ることができます。

社会福祉士の仕事を探すときは、「社会福祉士」というキーワードと、住んでいる地域を入れて検索してみましょう。

すると、どんな職場があるか、どんな条件があるか、イメージがつきやすくなります。(ただし、本格的に就職活動をするときは、他の方法も使ったほうがいいですよ)

今回はここまでにします!あなたを応援しています。頑張ってくださいね!

ぜったい資格とるで!

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