
介護福祉士の勤続年数は?処遇改善加算で月8万もらえる勤続10年以上の職員の割合は?
こういった疑問のある方へ。
介護福祉士の勤続年数をグラフと表で解説します。
結論:勤続10年以上の割合=36%

私は社会福祉士・精神保健福祉士として働いています。現場経験は約10年です。介護福祉士に興味があるので調べてみました。

介護福祉士の勤続年数を知りたい!
本記事の情報源はこちら。
- 参照データ 令和2年度 介護福祉士 就労状況調査
- 調査機関 (公財)社会福祉振興・試験センター(国家試験の実施機関)
- 調査回答者 介護福祉士約58万人(全体175万人のうち約33%)
では結果を見ましょう!
介護福祉士の勤続年数【グラフ・表解説】
まず、円グラフではこのようになります。(1つの職場での勤続年数です)
表ではこのようになります。
勤続年数 | 割合 |
1年未満 | 8.5% |
1年以上3年未満 | 14.5% |
3年以上5年未満 | 13.2% |
5年以上10年未満 | 27.5% |
10年以上15年未満 | 17.5% |
15年以上20年未満 | 10.8% |
20年以上30年未満 | 6.6% |
30年以上 | 0.9% |
※無回答0.5%
よって、勤続10年以上の介護福祉士は約36%です。
勤続10年以上の介護福祉士は約36%【介護職員等特定処遇改善加算の対象】
厚生労働省は以下のように通知しています。
経験・技能のある介護職員のうち1人以上は、賃金改善に要する費用の見込額が月額平均8万円以上又は賃金改善後の賃金の見込額が年額 440 万円以上であること
※介護職員処遇改善加算、介護職員等特定処遇改善加算及び介護職員等ベースアップ等支援加算に関する基本的考え方並びに事務処理手順及び様式例の提示について(老発0621第1号 令和4年6月21日)より抜粋
経験・技能のある介護職員
介護福祉士であって、経験・技能を有する介護職員と認められる者をいう。具体的には、介護福祉士の資格を有するとともに、所属する法人等における勤続年数 10 年以上の介護職員を基本(後略)
※介護職員処遇改善加算、介護職員等特定処遇改善加算及び介護職員等ベースアップ等支援加算に関する基本的考え方並びに事務処理手順及び様式例の提示について(老発0621第1号 令和4年6月21日)より抜粋
要は、勤続年数10年以上の介護福祉士のうち、1人以上を月8万円以上もしくは年収440万円まで賃金アップさせるということですが、他にもルールがあります。
詳しく知りたい方には、カイポケの「介護職員等特定処遇改善加算とは?【2021年度改定対応】」がわかりやすいのでオススメです。
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