PR

ソーシャルワーカーがインデックス投資で資産2倍―失敗から学んだ7年の軌跡

socialworker-investment-story

最初の投資、ぜんぶ間違えてたよ・・・。

ソーシャルワーカーとして働いていると、お金の問題からは嫌でも目をそらせないと思います。
クライエントの生活にも、自分の生活にも、お金の影がつきまとうからです。

日中は支援に向き合い、夜は家計や将来の不安に向き合う。
その繰り返しの中で、私はあるとき気づきました。

「安心して働き続けるためには、お金に詳しくなる必要がある」

お金はきれいごとでは片づきません。
言葉にして、向き合う価値があります。

だからこそ、この7年間の試行錯誤をいったん文章にまとめようと思いました。

この記事では、

  • 貯金一本だった頃の話
  • 地方銀行での“見事なやらかし”
  • インデックス投資と出会い、軌道修正した過程
  • 資産2倍までのリアル
  • 時短・副業・保険の見直し
  • 「ソーシャルワーカーがお金から逃げないほうがいい」と思う理由

こうした私自身の“体験の軌跡”を書いていきます。

自慢するつもりはありません。
むしろ、「昔の自分に読ませたい手紙」に近い内容です。
誰かの参考になれば幸いです。

筆者:ぱーぱす(社会福祉士・精神保健福祉士)
自治体で働くソーシャルワーカー。児童相談所などで十数年の実務経験あり。
このブログでは、福祉を学ぶ人・働く人が明日から使える視点を持ち帰れるよう、現場の知見や考察をもとに発信しています。
スポンサーリンク

貯金だけを信じていた頃:働いて、貯めて、寝かせるだけ

2018年頃までの私は、完全に 貯金一本 でした。
働いて、口座に入れて、あとはそのまま放置。
それが当然だと思っていました。

投資は危険。
資産運用なんてギャンブル。
そんな偏見もあったと思います。

しかし、少し貯金が増えてきた頃、違和感が生まれました。

「このお金、寝かせ続けるのって正しいのか?」

そこから、お金について考えるようになっていきます。

人生初の投資信託は、地方銀行での“やらかし”だった

最初に行った行動は、地方銀行の窓口に駆け込むことでした。
いま振り返ると、最初の一歩から方向を間違えていました。

銀行で勧められたのは、

  • 半分は金利の高い定期預金
  • 半分はアクティブファンド(日本債券多め)

というセット商品。

プロが運用します。今までの成績もずっと上がってきていますよ。

そうした言葉をそのまま信じて、
50万円(定期預金)+50万円(投資信託)=100万円を投入しました。

当時の私には、手数料の高さも、アクティブファンドの癖も、何も分かっていませんでした。
正直、完全に鴨ネギ状態でした。

ところが、買ったあとになって急に不安が湧いてきました。
「これ、本当に正しい選択だったのか?」

そこから、運命の一冊と出会ったのです。

インデックス投資との出会い:すべてがひっくり返った瞬間

山崎元さんの『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』。
この本を読んで、衝撃を受けました。

書いてあったのは、こういう内容でした。

  • アクティブファンドはコストが高い
  • 地方銀行で投資信託を買うのは非効率
  • ネット証券で低コストのインデックスファンドを選ぶべき

読み進めるたびに、心の中のツッコミが強くなります。

「全部、逆だ……」
「この本を先に読んだら良かった……」

ショックでした。
でも、そこから行動が変わりました。

私が実際に行ったことリスト

投資方針そのものを“総入れ替え”しました。

長期・積立・低コスト。
この仕組みは、忙しいソーシャルワーカーの生活と相性が良いです。
細かな判断もいらず、ほったらかしていても積み上がるからです。

人生のお金との向き合い方が変わった瞬間でした。

iDeCoやNISAってなんだ?

「iDeCoやNISAってなんだ?」という方は、下記サイトでわかります。
NISAは金融庁の公式サイト。
iDeCoは国民年金基金連合会の公式サイトです。

資産2倍になった話:実力ではなく「仕組み」の力だった

今ではインデックス投資を始めて、7〜8年が経ちました。
結果として、投資した資産はざっくり 2倍 になりました。

ここは誤解されたくないのですが、
私の腕やセンスのおかげではありません。

  • 市場の成長(偶然)
  • インデックス投資の仕組み
  • 長期で積み立て続けたこと

この3つが重なっただけです。

ただ、給与だけで生きてきた身からすると、
資産が2倍に増える経験は大きなインパクトでした。

このことはリアルでは妻以外には話しません。
ひっそりと、静かに、喜びをかみしめています。

お金との付き合いを変えて、人生も変わった。
そう思います。

FIREへの憧れと、距離を置くまでの葛藤

インデックス投資の情報に触れると、自然とFIREの文字が目に入ります。

「FIRE」とは「Financial Independence, Retire Early」の略。
経済的自立を達成し、早期リタイアすを目指すライフスタイルのことです。

私も例にもれず、強く憧れました。

  • 「もう仕事しんどい。自由になりたい」
  • 「ブログと投資だけで生活できたら最高だな」

そんな妄想もしていました。

”ソーシャルワーカーに向いていない”と感じていた時期も重なり、
働くことにお金を稼ぐこと以上の意味を、あまり見出せなくなっていきました。

しかし、山崎元さんの言葉にハッ

そんなに仕事がつまらないのでは、大変だろうな
「FIRE」について考える7つの論点 山崎 元(トウシル 楽天証券)

憐みのようなお言葉…。
でも確かにそうでした。

逃げたい気持ちも本音。
それでも働き続けたいのも本音だった。

その狭間でもがいた末、前を向き、
私は今もソーシャルワーカーを続けています。

ソーシャルワーカーにとって、お金は“避けて通れない現実”

あえて福祉ブログでお金を語る理由は単純です。

クライエントの困りごとは、お金と深くつながっている

家賃、医療費、債務、保険、教育費……。
生活の根っこは、お金と密接に関係しています。

支援者自身の生活も、お金が土台になる

収入、貯蓄、将来の計画。
どれも避けられません。

支援者の生活が崩れたら、支援は続きません。
どれだけ知識や技術を学んでいても、生活の土台が弱いと持たない。

ソーシャルワーカーは、お金から逃げないほうがいい。
これは上からではなく、過去の自分へのメッセージです。

我が家のお金の扱い方(実用編)

ここからは、実際にやっていることを書いておきます。

キャッシュレス中心

リクルートカードをメインに使っています(1.2%還元)。
派手なキャンペーンより、安定して積み上がるほうを重視しています。

証券口座の使い分け

管理は少し複雑ですが、試行錯誤の結果こうなりました。

ポイ活

ハピタスを経由して買い物。
例えば楽天市場なら1%ポイントがつく。
「少しトクする」くらいの気軽さです。

メルカリ

最初は怖かったですが、慣れると便利でした。
ブランド・メーカーがはっきりしたものなら元値の6割くらいでも売れる驚き。

時間をお金で買う

これは本当に重要だと思います。
時短家電3種の神器 はマストアイテム。

  • 食器洗い乾燥機
  • 乾燥機付き洗濯機
  • ロボット掃除機

手間より時間を優先すること。

お金の節約だけ追いかけて、人生の時間を削るのは本末転倒。
今はそう感じています。

ブログは儲かるのか?正直に書いておく

これを言うと夢がないかもしれませんが、正直に言います。

ブログでの収益は、ほぼありません(笑)。

サーバー代、ドメイン代など、支出すらあります。

それでも私が続けている理由はシンプル。

  • 言いたいことを言える
  • 仕事で飲み込んだ思いを外に出せる
  • 読んでくれた誰かから反応が返ってくる

これだけで、十分報われます。

お金以上に、言葉が残ることがうれしい と思っています。

”お金を目的にしたら、ブログは続かなかった”と断言できます。

まとめ:お金との付き合い方を整えると、働く土台が変わる

この7年間、いろいろなことを学びました。

  • 地方銀行での投資信託の失敗
  • インデックス投資との出会い
  • 資産2倍の経験
  • FIREへの揺れ
  • 時短・副業・保険の見直し
  • そして生活の土台を強くする重要性

どれも完璧ではありません。
成功よりも失敗が多かったと思います。

それでも、ひとつだけ確信しています。

ソーシャルワーカーは、お金から逃げないほうがいい。
この“土台”が整えば、支援の幅も、自分の人生も確実に変わる。

この記事が、あなた自身の生活と向き合うきっかけになればうれしいです。

「お金、さすがに勉強しないとマズいな」と思った方には、山崎元さんの下記の著書が入門書となってくれます。

コメント