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認定精神保健福祉士のメリットと取得方法|現役がわかりやすく解説!

認定精神保健福祉士って何?どんなメリットがあるの?どうやったら取れる?

あなたは『認定精神保健福祉士』という資格をご存知でしょうか?

認定精神保健福祉士は、精神保健福祉士の上位資格です。日本精神保健福祉士協会が認定する制度ですね。

この資格を取るとどんなメリットがあるのでしょうか?結論は次のとおりです。

認定精神保健福祉士メリット3つ

  1. 転職時、履歴書等でアピールできる
  2. 学習・研修をつづけた成果として、達成感や自信が得られる
  3. 知識がつき、支援に活かせる

この記事では、現役の社会福祉士・精神保健福祉士である私が、認定精神保健福祉士についてわかりやすく解説します。

認定精神保健福祉士のメリットと取得方法|現役がわかりやすく解説!

認定精神保健福祉士とは?なぜ資格ができたのか?

日本精神保健福祉士協会くんは、次のように考えました。

精神保健福祉士の質を保たないといけない。何なら、もっと高めたいなぁ。
国にいろんな要望をするには、説得力が必要だ・・・。

そのためには、精神保健福祉士には、資格をとってからも勉強し続けてもらわないといけないな・・・。

でも、どうしたら精神保健福祉士は勉強し続けてくれるだろう?

そうだ!生涯研修制度をつくろう。生涯を通して勉強してもらうんだ。

そして、勉強の目標として『認定精神保健福祉士』の資格をつくろう!

ざっくり言うと、こんな感じです。

では、もう少しカッチリと話しますね。

まず、認定精神保健福祉士とはどんな資格なのか、その背景についてお話しします。

日本精神保健福祉士協会は、精神保健福祉士の質を高めるために、生涯研修制度を設けました。

生涯研修制度とは、精神保健福祉士が資格取得後も学習を続けることを推奨する制度です。

日本精神保健福祉士協会は、「精神保健福祉士資格は最低条件」と考えています。つまり、「資格取得後も学習し続けてください」ということです。

ずっと勉強しないといけないんだ・・・厳しい・・・

協会の考えは厳しい気がしますが、方向性としては私も同意です。

精神保健福祉士は学習し続けることで、より役立つ支援ができるようになると思います。

生涯研修制度では、学習を積み重ねた精神保健福祉士に認定資格を付与します。その中で最高位の資格が「認定精神保健福祉士」です。

ざっくり言えば、下記のような形です。

精神保健福祉士の質精神保健福祉士 < 研修認定精神保健福祉士 < 認定精神保健福祉士

つまり認定精神保健福祉士は、日本精神保健福祉士協会が認めた優秀な精神保健福祉士ということになります。

日本精神保健福祉士協会は、認定精神保健福祉士の質を内外にわかりやすく示したいと考えています。そのために、次のような方針を打ち出しています。

関係諸団体、諸機関との協力体制を作っていくことや、研修の認定を受けることで精神保健福祉士としての業務上のメリットが発生するように政策に働きかけを行っていきます。(中略)

例えば、所属機関・施設の第三者評価の基準に認定精神保健福祉士がいることがポイントアップの材料となるような働きかけを日本医療機能評価機構等に行う
引用元:公益社団法人日本精神保健福祉士協会 生涯研修制度に関する質問

認定精神保健福祉士に、特に依頼される業務や役割の創出も今後は模索し、目指していく。
引用元:公益社団法人日本精神保健福祉士協会 生涯研修制度について 2020年1月31日

日本精神保健福祉士協会は、認定精神保健福祉士の価値を高めるために、積極的に活動していることがわかります。

認定精神保健福祉士のメリットとは?

では、認定精神保健福祉士になると、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか?

私は、以下の3つが大きなメリットだと思います。

認定精神保健福祉士メリット3つ

  1. 転職時、履歴書等でアピールできる
  2. 学習・研修をつづけた成果として、達成感や自信が得られる
  3. 知識がつき、支援に活かせる

転職時に履歴書や面接でアピールできる

認定精神保健福祉士は、精神保健福祉士の上位資格です。そのため、転職時にはアピールできます。

例えば、履歴書や面接で、認定精神保健福祉士であることをアピールすれば、採用担当者の印象は良くなるでしょう

認定精神保健福祉士であることは、以下のようなメッセージを伝えることができます。

  • 精神保健福祉士としての質が高い
  • 学習意欲が高く、自己研鑽を怠らない
  • 日本精神保健福祉士協会の理念や方針に沿っている

学習や研修を続けた成果として、達成感や自信が得られる

認定精神保健福祉士になるためには、長期間にわたって学習や研修を積み重ねなければなりません。

そのプロセスでは、多くの知識やスキルを身につけることができます。また、同じ目標を持つ仲間と交流することもできるでしょう。

そして、最終的に認定精神保健福祉士の称号を得たときには、達成感や自信を感じると思います。

これは、精神保健福祉士としてのモチベーションや自己肯定感を高めることにつながります。

自分の努力が認められたという喜びは、仕事のやりがいにも影響するはずです。

知識やスキルが向上し、支援に活かせる

認定精神保健福祉士になるためには、様々なテーマについて深く学ばないといけません。

結果的に、知識やスキルが向上します。クライアントの満足度や信頼度も高まるでしょう。

認定精神保健福祉士になるには?【約10年かかります!】

認定精神保健福祉士になる道のりは長いです。

スタート地点を「精神保健福祉士を取得してから」にすると、ざっと計算して10年ほどかかります

認定精神保健福祉士になるには

  1. 精神保健福祉士を取得する
  2. 日本精神保健福祉士協会に入会する
  3. 基礎研修
  4. 基幹研修Ⅰ
  5. 基幹研修Ⅱ(条件:入会から3年度経過かつ機関研修Ⅰを修了済み)
  6. 基幹研修Ⅲ(条件:機関研修Ⅱを修了済み)
  7. 研修認定精神保健福祉士
  8. 認定精神保健福祉士(研修認定精神保健福祉士を取ってから5年後に更新研修を受ける)

各段階で次のステップに進むには、数年単位のインターバルが必要なことが多いです。なので約10年かかってしまうんですね。

制度は変化し続けているので、認定精神保健福祉士になりたい方は下記リンクから最新の情報を確認してくださいね!

まとめ 日本精神保健福祉士協会の会員なら、認定精神保健福祉士を目指すのはアリ

日本精神保健福祉士協会に入会して条件をクリアしていけば、認定精神保健福祉士の資格を取ることができます。

この資格は、精神保健福祉士の専門性や能力を高めるために作られたもので、以下のようなメリットがあります。

  1. 転職時、履歴書等でアピールできる
  2. 学習・研修をつづけた成果として、達成感や自信が得られる
  3. 知識がつき、支援に活かせる

将来的には給料・待遇などが良くなるかもしれません。

ただし、デメリットも無視できません。

  1. 協会年会費:15,000円
  2. 実益はまだ乏しい

協会年会費は、精神保健福祉士の収入に比べて大きな負担かもしれません。

そのため、「経済的に余裕がない方は、日本精神保健福祉士協会に入会しなくても良いし、認定精神保健福祉士も取らなくても良いのでは」というのが私の考えです。

もちろん、理想的には「みなさんが入会して研鑽を積むことが望ましい」と思いますが、プライベートの生活も大切にしなければならないと思います。無理をしないでくださいね。

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