認定精神保健福祉士って何?
取った方がええん?
日本精神保健福祉士協会に入っているなら取得もアリ。
でも無理はしなくて良いと思うよ。
認定精神保健福祉士のメリットについて、結論は以下です。
認定精神保健福祉士メリットTOP3
- 転職時、履歴書等でアピールできる
- 学習・研修をつづけた成果として、達成感や自信が得られる
- 知識がつき、支援に活かせる
認定精神保健福祉士は、精神保健福祉士の上位資格の位置づけですから、気になる資格ですね。
私は社会福祉士・精神保健福祉士として働いています。現場経験は約10年です。
では、解説していきます。
認定精神保健福祉士とは?なぜ資格ができたのか?
日本精神保健福祉士協会は、なぜ「認定精神保健福祉士」の制度をつくったのでしょうか?
そもそも日本精神保健福祉士協会は「精神保健福祉士資格は最低条件レベル」としています。
つまり、「資格取得後も学習し続けてください」と言ってるんですね。
これには私も賛成です。精神保健福祉士が役立つかどうかは学習し続けられるかどうかにかかっていると思います。
なので、日本精神保健福祉士協会としては、精神保健福祉士の質を内外にわかりやすく保証したいのでしょう。
ざっくり言えば、下記のような形にしたい考えでしょう。
精神保健福祉士の質精神保健福祉士 < 研修認定精神保健福祉士 < 認定精神保健福祉士
参考:公益社団法人日本精神保健福祉士協会 生涯研修制度について 2020年1月31日
認定精神保健福祉士のメリットTOP3
認定精神保健福祉士になれば、以下のメリットが得られるでしょう。
認定精神保健福祉士メリットTOP3
- 転職時、履歴書等でアピールできる
- 学習・研修をつづけた成果として、達成感や自信が得られる
- 知識がつき、支援に活かせる
将来的にはメリットがもっと増す可能性があります。日本精神保健福祉士協会は以下の方針を打ち出しています。
関係諸団体、諸機関との協力体制を作っていくことや、研修の認定を受けることで精神保健福祉士としての業務上のメリットが発生するように政策に働きかけを行っていきます。(中略)例えば、所属機関・施設の第三者評価の基準に認定精神保健福祉士がいることがポイントアップの材料となるような働きかけを日本医療機能評価機構等に行う
引用元:公益社団法人日本精神保健福祉士協会 生涯研修制度に関する質問
認定精神保健福祉士に、特に依頼される業務や役割の創出も今後は模索し、目指していく。
参考:公益社団法人日本精神保健福祉士協会 生涯研修制度について 2020年1月31日
日本精神保健福祉士協会の本気度がうかがえる方針です。
なので、認定精神保健福祉士は、将来的に業務や役割が広がる可能性があります。
将来的には、認定精神保健福祉士になれば給料・待遇が良くなる可能性もあるかもしれません。
認定精神保健福祉士になるには?
認定精神保健福祉士になる道のりは長いです!以下がそのプロセスです。
認定精神保健福祉士になるには
- 日本精神保健福祉士協会に入会
- 基礎研修
- 基幹研修Ⅰ
- 基幹研修Ⅱ
- 基幹研修Ⅲ
- 研修認定精神保健福祉士
- 認定精神保健福祉士
というプロセスです。各段階で次のステップに進むには、数年単位のインターバルが必要なことが多いです。
まとめ 日本精神保健福祉士協会会員なら取得もアリ
日本精神保健福祉士協会に入会しているなら取得もアリです。
- 将来的に給料・待遇などが良くなるかも
- 学習のきっかけになって、役立つ精神保健福祉士になれる(はず)
ただしデメリットもあります。
- 協会年会費:15,000円
- 実益はまだ乏しい
年会費は精神保健福祉士の家計にダメージを与える金額です。
なので、「余裕のある方以外は日本精神保健福祉士協会には入会しなくて良いし、認定精神保健福祉士も取らなくて良いのでは。」というのが私のスタンスです。
理想を言うと「みんな入って研鑽した方が良い」なのですが、プライベートの生活も大切にしないとやっていけないと思います。ご無理はされずに・・・。
なお、認定精神保健福祉士以外の資格を取ってステップアップするという考え方もあります。ご興味のある方は「精神保健福祉士が他にもつ資格TOP10【ダブルライセンスに良い?】」をご覧下さいね。
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