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【体験談】精神保健福祉士が一般養成施設で社会福祉士を目指すリアルな話

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精神保健福祉士として現場で働いていると、
ふとした時にこんなことを考える人も多いのではないでしょうか。

  • このまま今の資格だけで、どこまで仕事の幅が持つんだろう?
  • 社会福祉士も取っておいた方がいいのかな?
  • でも、仕事しながら学校に通うのは正直しんどそう…

今回は、仕事を続けながら一般養成施設に通い、社会福祉士の取得を目指している精神保健福祉士の知り合いの体験談をもとに、
実際どうなのか、良い面もしんどい面も含めて書いてみます。

これから
「精神保健福祉士から社会福祉士を目指すか迷っている人」
「一般養成施設と短期養成施設で悩んでいる人」
には、参考になるはずです。

筆者:ぱーぱす(社会福祉士・精神保健福祉士)
自治体で働くソーシャルワーカー。児童相談所などで十数年の実務経験あり。
このブログでは、福祉を学ぶ人・働く人が明日から使える視点を持ち帰れるよう、現場の知見や考察をもとに発信しています。
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結論|仕事をしながら一般養成施設は「現実的」だが、楽ではない

先に結論から言うと、
仕事を続けながら一般養成施設に通うこと自体は、十分現実的です。

ただし、

  • 勉強は地味
  • 自分との戦い
  • 家族と職場の理解は必須

この3点は、どうやっても避けられません。

なぜ一般養成施設を選んだのか|コスパと選択肢の話

その知り合いは、すでに精神保健福祉士の国家資格を持っています。
社会福祉士を目指すにあたって、多くの場合は一般養成施設に通うことになります。

もちろん、条件が合えば短期養成施設でいける場合もあります。
ただ、短期養成施設に当てはまる人はそこまで多くありません。
▶ 精神保健福祉士から社会福祉士になるには?|現役が簡単に解説

知り合いが一般養成施設を選んだ理由として、いちばん印象的だったのは
「費用が思ったより抑えられた」という点でした。

社会福祉士を目指すうえで、
コスパの良さは無視できない要素です。

資格を取ったら転職?|目的は「選択肢を増やすこと」

知り合いは、転職を目指していません。
社会福祉士を取ったら必ず転職する、というわけではないとのこと。

ではなぜ、社会福祉士の取得を目指しているのか。

精神保健福祉士だけだと、

  • 勤務先が限られる
  • 職種の幅が思ったより狭い

という実感があったそうです。

だからこそ、

  • 自分の仕事の選択肢を増やす
  • ステップアップの材料として資格を取る

この意味合いが大きかったようです。

学習スタイル|基本は通信、スクーリングは数日だけ

一般養成施設の学習スタイルは、ほぼ通信制です。

  • レポート提出が中心
  • 添削あり
  • 夏(長期休み・お盆時期など)に数日間のスクーリング

それ以外は、基本的に自宅学習。

そのため、
通常の仕事に大きな支障は出にくいという話でした。

ただし、スクーリング期間は確実に休みが必要なので、
職場には事前にきちんと伝えているそうです。

良かった点|共通科目を免除できる強み

精神保健福祉士をすでに持っているからこそ、共通科目を勉強しなくてよい
この点は、かなり助かっているようです。

専門科目だけに専念できるため、
学習時間を確保しにくい社会人にとっては、やはり大きなアドバンテージだと言えます。

周囲で一緒に社会福祉士を目指している学生の中には、
精神保健福祉士を持っていない人も少なくないそうです。

そうした方たちからは、
「正直、うらやましい」という声が聞かれることもあるとのことでした。

職場の反応|意外と好意的だった

この点は、少し安心材料かもしれません。

  • 成長意欲がある
  • 専門性を高めようとしている

という受け止め方をされ、
特に反対されたり、嫌な顔をされたりはなかったそうです。

「今の仕事にもプラスになるよね」という評価だったとのこと。

勉強方法|王道だけど地味

勉強方法は、とてもオーソドックス。

まとまった時間を取って、

  1. 座って勉強
  2. 問題を解く
  3. 間違えた理由を確認する

この繰り返しです。

困った点|解説が怪しい問題もある

ここは、すでに精神保健福祉士を持っている人ならではの感覚だと思います。

  • 解説が薄い
  • 解説がよく分からない
  • たまに間違っている

そうした問題に、どうしても気づいてしまいます。

さらに事例問題では、
現場では、こんな対応しないだろ……
と感じることもあるそうです。

国家試験と現場感覚のズレは、やはり存在します。

特に、スマホアプリやネットの過去問サイトは解説が不十分なものが多い印象です。
解説で学ぶ以上、誤った知識を覚えてしまうリスクがあり、正直おすすめしづらいですね。

その点、中央法規出版のワークブックや過去問題集は、やはり一番安心して使えるとのこと。

勉強時間と家庭の理解|ここは正直しんどい

平日は、勉強できない日もあるそうです。

  • 土日に少しずつ
  • 家のことをしながら
  • 合間で勉強

だからこそ、
家族の理解は必須だと言っていました。

国家試験の勉強自体は、
正直「面白いものではない」。

科目によっては、
今の仕事とリンクしない知識が増えてきて、
モチベーション管理が難しくなるようです。

通信制の難しさ|完全に自分との戦い

一般養成施設が通信制であるということは、

  • 背中を押してくれる人はいない
  • 勉強するかどうかは自分次第

ということでもあります。

合格できるかどうかは、ほぼ自己管理次第
この点は、けっこうしんどいところです。

養成施設のリスク|講師との距離が近すぎる問題

これは少し生々しい話です。

  • 講師とのやりとりで違和感
  • 不快感を覚える場面
  • アカハラでは?と思うようなケース

クローズな環境だからこそ、
問題が表に出にくい構造もあると感じました。

単位が認められなければ、
受験資格そのものを失う

生徒側は、どうしても弱い立場になります。

だからこそ、

  • 生徒数が多い
  • メジャーな養成施設

の方が、結果的に安心なのかもしれません。
レビューを見るのも、一つの判断材料になりそうです。

まずは「自分がどこに当てはまるか」を確認する

もし、

  • 精神保健福祉士として働いている
  • 社会福祉士の取得を少しでも考えている

のであれば、
まずは自分が「短期養成施設」か「一般養成施設」か、どちらに該当するのかを確認する価値があります。

条件を知らずに悩むのは、もったいないです。
こちらの記事でわかりますので、参考にしてみてくださいね。
▶ 精神保健福祉士から社会福祉士になるには?|現役が簡単に解説

さいごに|陰ながら、応援しています

知り合いが合格できるかどうかは、まだ分かりません。
でも、仕事を続けながら挑戦している姿勢は、素直にすごいと思っています。

これから受験を考えている人の、
一つのリアルな体験談として、何かの参考になれば幸いです。

それでは、また。

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