
社会福祉士になるのは諦めようかな・・・。くり返し落ちるし、勉強にも身が入らないし・・・。
こうした思いの方へ。
今回は、社会福祉士を勉強しているけど、なかなか成果が出なくて諦めそうな人に向けて、私が伝えたいことを書きたいと思います。
社会福祉士の国家試験は、難易度が高くて合格率も低いことで有名です。
毎年多くの人が挑戦していますが、その中で合格する人はほんの3割~4割です。
そんな中で、あなたはどうやって勉強しているでしょうか?もしかしたら、こんな悩みを抱えているかもしれません。
- 学力が低いから、どう頑張っても理解できない
- 勉強方法がわからないから、効率的に学習できない
- 時間がないから、十分に勉強できない
- やる気が出ないから、継続的に勉強できない
これらの悩みは、私も社会福祉士を目指していた時に感じたことです。
私は決して天才ではありませんし、勉強が嫌いです。でも、社会福祉士に合格することはできました。
合格するには、『学力 × 勉強方法 × 勉強時間』のかけ算が大切です。
どれもが欠けてはいけないし、学力・勉強方法・勉強時間のすべてを最適化したほうがいい。
今のあなたは、上記のいずれか、あるいは全てに問題があるはずです。
この記事では、その改善方法を解説していきます。
もし、あなたが社会福祉士を諦めようか迷っているなら、ぜひ最後まで読んでください。
あなたの勉強に役立つヒントが見つかるはずです。ではまいりましょう!
社会福祉士を諦めたくなったら読んで欲しい記事|合格のポイント3つ
あなたに合った勉強方法ですか?
人にはIQがあるので、その人の学力によって吸収力が違うのは当然です。
これを「やる気があれば誰でも受かる」なんてキレイごとは言いません。
多くの人がうすうす感じていることだと思います。学力の違いは受け容れるしかありません。
同じ時間、勉強をしても、授業を受けても結果には差が出ます。
ただし学力を紐解くヒントはあります。
それを理解してうまく自分に合った勉強方法を選択すれば、(客観的には)学力が上がったかのように見えるでしょう。
人には、発達特性というのがあります。
要は、得意・不得意があります。
耳からの情報でうまく吸収できる人もいるし、 目からの情報でうまく吸収できる人もいる。体験的に学んでいく必要がある人もいる。
あなたは、どうでしょうか?ちょっと考えてみて欲しいのです。
授業を受けて、先生の講義を聞いて、理解できるタイプだったでしょうか?
ノートや教科書、問題を自分で解いたりして、理解が進むタイプだったでしょうか?
社会福祉士の国家試験は知識詰込み型の筆記試験である以上、とにかく頭に知識を詰め込む必要があります。
目から入れるか、耳から入れるか。
体験的に社会福祉士を学ぶには、ボランティアや仕事をしながらというのが考えられますが、国家試験の範囲を網羅できるだけの体験を積むには時間が足りなくて厳しいかもしれません。
とにかく、最低限、自分に合った勉強方法さえ選べば、学力ってやつは上がるようなものです。
あなたの学力にはパラメーターが2つあると考えて欲しいのです。ざっくり言うと、次の2つ。
- 目からの学習力
- 耳からの学習力
例えば、あなたの目からの学習力が100だとしたら、耳からの学習力からの学習力は70とか80かもしれません。
人によっては両者の差がもっと大きかったりします。
もし、どちらかの方が得意、苦手というのがあるのなら、得意な方を使ってガンガン勉強しようということです。
人には発達上の特性や、得意・不得意が大なり小なりあります。
日本の教育のシステムは、あまりそうしたことに触れずに画一的な勉強方法をすすめますね。
みんな同じ教室で、講義を受けるのがキホンです。でもそれが合わない人はたくさんいます。
つまり、あなたに合った勉強方法を選べば、あなたの学力は爆発的に伸びるんじゃないかと言いたいのです。
あなたはすでに、自分にあった勉強方法を選んできた自信があるでしょうか?
答えがNOなら、まだ社会福祉士を諦めなくて済むんじゃないでえしょうか。まだまだ合格できる可能性があるんじゃないでしょうか。
例えば、「自分でひたすら文字を読んで覚えるのがベスト」だと思ったなら、独学で過去問題をひたすら解くのが良いかもしれません。
それはこちらの「【ダブル受験】社会福祉士・精神保健福祉士の独学勉強法【現役解説】」記事で解説してあります。
逆に、「講義を聴くことで理解が深まる、吸収できる。」という方は、通信などで社会福祉士講座を受けてみるのが良いかもしれません。
おすすめはこちらの「【おすすめ厳選】社会福祉士の通信web対策講座3つ【社会人向け】」で解説してあります。
また、「諦めたい」くらいにモチベーションが上がらないのなら、独学では難しいかもしれません。
スクールに通うとか、周りの人から刺激を受けた方が良いです。
周りに頑張っている人がいると、刺激を受けて、やらないといけない気分になりやすい。その心理を使うわけです。
勉強時間はありますか?
時間は絶対的に必要です。
どれだけ学力があっても、勉強方法がよくても、時間がないと合格できません。
東大生だって、1分しか勉強しなかったら社会福祉士に合格はできないでしょう。
では、時間はどうやったら確保できるのでしょうか?
- 仕事があるから時間がない
- バイトがあるから時間がない
- 家事、家族のこと etc
色んな都合があるでしょう。
でも、きついことを言うと、たぶん優先順位の問題です。
で、いまの世の中で一番の時間泥棒はスマホです。
- 一日にどれくらいの時間をスマホの画面を見て過ごしているか?
- ヒマつぶしにYouTubeを見ていないだろうか?
- なんとなくSNSをチェックしていないか?
ちょっと振り返ってみてほしいです。
NHKの調査では、次の表のようになっています。
20代の男女は、一日平均3時間半です。
30代の男女も、2時間以上となっています。
こうしたスマホ時間が、社会福祉士の勉強時間に変わったら、どれだけの勉強時間を確保できるでしょうか?
私はブログを続けて約4年になりました。ブログも続けるのが難しいと言われます。一念発起して書きはじめる人はいますが、1年以上、2年以上、3年以上続けている人はどんどん減っていきます。
じゃあ、私はヒマなのでしょうか?自分で言うのもなんですが、暇ではありません。
仕事日は朝から夜まで働いています。残業だってしますし、シフト勤務だったり、宿直のある日々においても、私はブログを書いてきました。
それができたのは、ブログを書くことが、私の生活で優先順位が高いことにほかなりません。
好きだったゲームをやめたし、 YouTubeをダラダラ見るのもやめました。テレビは必要な時だけしかつけません。スキマ時間があればブログの素案をつくったりします。
とにかく、優先順位が高ければ、いくばくかの時間は確保できます。
『やる気』というけれど、勉強でのやる気は、『勉強の時間量』のことを指すでしょう。
では優先順位をどうつけたら良いのか?それは、やらないことを決めることです。
そして、多くの人にとってやるべきは、スマホに触る時間を減らすことだと思います。
手始めに、一日にどれだけスマホに時間を奪われているかチェックしてみましょう。
iPhoneユーザーの方はこちらの動画で。
androidユーザーの方はこちらの記事からわかります。
≫Androidスマホのスクリーンタイムの使い方!設定方法・効果を解説
やる気・モチベーションはありますか?
時間を確保すべき、スマホ時間を減らすべき・・・

頭じゃわかってるんだけど、そこまでのやる気が出ないんだ・・・
そうですよね。
スマホを触る時間を減らすって、言うは易し、行うは難し。それができるなら苦労しませんよね。
では、社会福祉士国家試験の勉強において、どうすればやる気やモチベーションをアップできるでしょうか?
どうしたら、時間量を確保したくなるくらいに、やる気を高められるのでしょうか?
まず、チェックしてほしいのは、あなたが『社会福祉士になりたい』と心から思えているかどうかです。
『社会福祉士になれって言われてる』という外的な動機では、いまいちです。たぶん、モチベーションは上がらないでしょう。
内的な動機があるかどうかです。あなた自身の心が「社会福祉士になりたい」と思えているかどうかです。
たぶん、「社会福祉士を諦めた」、あるいは「社会福祉士は諦めようかな・・・」と思っている方の多くは、
「社会福祉士になれたらいいけど、勉強するやる気が出ない(なので勉強していない)」
「社会福祉士にならないといけない(けど勉強するやる気がでない」
という、 自らの心に動機の無い方が多いかと思います。
あなたはどうでしょうか?あなたは本当に社会福祉士になりたいでしょうか?それとも、社会福祉士になるべきだと思わされているのでしょうか?
社会福祉士になりたい動機を明確にして、やる気・モチベーションを上げる方法
社会福祉士になる理由は人それぞれです。
自分の夢や目標だったり、家族や友人の期待だったり、仕事や収入の向上だったり、社会的な貢献だったり。
どれも正しい理由ですが、それらは本当にあなた自身が心から思えている理由でしょうか?
もし、あなたが社会福祉士になることに対して、心から納得していないのなら、勉強するやる気も出ませんよね。
やらされている感じで勉強しても、成果は出ません。
逆に言えば、あなたが社会福祉士になることに対して、心から納得しているのなら、勉強するやる気も出ます。モチベーションもあるはずです。
社会福祉士になる動機を明確にする方法は色々ありますが、私がおすすめするのは次の3つです。
動機を明確にする方法
- 自分の夢や目標を書き出す
- 成功した自分をイメージする
- 成功したら何ができるか考える
こうした方法はどれも簡単にできますが、効果は絶大です。
まず、自分の夢や目標を書き出すことで、自分の思いを整理できます。
成功した自分をイメージすることで、自分の可能性を広げられます。
成功したら何ができるか考えることで、自分のやりがいや喜びを感じられます。
これらの方法を実践するときには、具体的に書いたり、思い描いたりすることが大切です。抽象的な言葉ではなく、具体的な言葉で表現しましょう。
例えば、「社会福祉士になりたい」というのはボヤけていますが、「社会福祉士になって、子どもたちの笑顔を増やしたい」というのはより具体的です。
もっと具体的にしてもいいでしょう。
- どこで働きたいか
- 誰を支援したいか
- 磨きたいスキル
- どんな社会福祉士になりたいか
- 実現したい収入
- 5年後の目標 etc
具体的にすることで、自分の動機をリアルに感じられます。
その答えは、私から教えられるものではなく、あなたの心の中にあるものです。
答えに困ったら、「あなたが社会福祉士をめざそうと思ったきっかけ」を振り返ってみるのも良い方法です。答えは原点にあったりします。
やる気・モチベーションを強制的に上げる方法
1つ聞きたいのですが、社会福祉士になる学費はご自身で払いましたか?
お金を払うことは、とても大切です。お金を払うと、人はそこに価値を置きます。
人は高いモノに価値を感じるというより、自分がお金を払ったモノに価値を感じます。
だから、人が本気になるには、自らの身銭を切ることはとても大切なのです。
例えば、無料セミナーに参加するよりも有料セミナーに参加する方が、モチベーションは高くなるのです。
服に例えると、人から譲られた服よりも、自分で5千円出して買った服を大切にしたくなるのです。
人は、お金を払ったものに、価値を置きます。 コストをかけたものを、より大切にしないといけないと思います。
だから、「社会福祉士になりたい、勉強しよう」という動機を強く持てるのは、 自分で学費を払っている(という意識のある)方です。
お金を払うと、「せっかくお金を出したのに」「こんなに払ったのに、何も得られないのはもったいない」と思うでしょう。
社会福祉士を取るには、大学や専門学校など、養成施設に通う必要があります。そこには、必ずお金がかかっています。
例えば、社会福祉士をめざす学生の多い日本福祉大学であれば、通学生の年間学費は100万円ほどです。4年かようと『4年間と400万円』を費やしたことになります。
それだけのコストを割いた、「たくさんの時間とお金を支払った」という自覚が強い人ほど、「何か得ないと気が済まない」という心境になるでしょう。
それが、社会福祉士になりたいという動機・モチベーションにつながるのです。
だから、親に全ての学費を払ってもらっているのだとしたら、いくらか自分で払うことは効果的だと思います。『社会福祉士を諦めた』という心境に喝を入れるために・・・。
それと、「奨学金を借りていたから、払っている実感がわかない」という方はもったいないです。
“奨学金”というネーミングを考えた人は、キレイな言葉で事実をぼやかすのが上手い人だと思います。
ハッキリと事実で言うと、奨学金は借金です。低額ながら利子も払わないといけないことが多いです。
だから、奨学金を借りた人も、既にバッチリとお金のコストをかけているのです。
あなたは学費をご自身で払っている(意識がある)でしょうか?
一部でも負担することは、あなたの学びの質を高めるし、やる気やモチベーションを強制的に上げてくれる可能性があります。
最後に
ここまで読んでくださったあなたは、社会福祉士に受かりたいという強い思いがある方だと思います。
それだけの思いをお持ちなのですから、社会福祉士になるのは諦めて欲しくないです。
社会福祉士の国家試験に合格するには、瞬発力よりも持久力が大切です。モチベーションの上がる時期もあれば、下がる時期もあるのがフツウです。
このサイトでは社会福祉士に合格するために色んな記事を書いていますので、そうした記事もお役立てくださいね。
ぜひとも社会福祉士に合格していただき、国内で社会福祉士としてともに働けることを願っております!
それではまた!
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