生命保険って良いモンやろ?
そうともいえない。
保険会社が大勝ちできるよう仕組まれたギャンブルみたいなもんだ。
生命保険は不幸の宝くじなんだ。
どうも!社会福祉士・精神保健福祉士のぱーぱすです。
皆さまは保険に加入されていますか?次のような方は要注意です。
- 何となく保険に入っている
- 医療保険に入っている
- 無料の保険の相談窓口に行った
- 保険料が毎月負担になっている
こうした方は、知らないうちに損をしている可能性があります。
みなさまは保険料のうち「保険会社の取り分」はいくらかご存知でしょうか?これはほとんど知られていないことです。保険会社は公開しなくて良いことになっているからです。
実は、約30%が保険会社の取り分と言われています。
つまり、平均的には保険にかけたお金の3割はかえってこないことになります。(保険会社・保険種類にもよります)
社会福祉士や精神保健福祉士、福祉関係のお仕事の方は、なかなか上がらない収入で苦しい方が多いはずです。
なのに、よけいな保険料を払っていては、ますます苦しい生活になってしまいます・・・。
このような私たちにとって救いになる本が「生命保険の罠」です。
「生命保険の罠」低収入な福祉職こそ知らないと大損な保険の話
著者は?
著者は、元日本生命相互会社勤務で、営業を10年以上つとめた後田亨氏です。保険についてたくさんの本を書かれています。
どんな内容?
なかなか語られることのない保険の裏側を暴露した内容になっています。
「保険は不幸の宝くじ」と指摘
例えば生命保険は、かけた方が亡くなればお金が入ります。実質的には「亡くなることにお金をかける」ことになるので、不幸の宝くじと言えるわけです。
しかも、宝くじはかけたお金の5割以上が返ってこないシステムになっています。利益率が悪いという意味でも、保険が「不幸の宝くじ」といえるのですね。
保険とは、保険会社が大勝ちできるよう仕組まれたギャンブルです。保険会社はボランティア精神のもとで慈善事業をやっているわけではありません。しっかりお金をもうけるために保険商品を販売しているのです。
テレビの保険CMは、保険はとても良いことで、堅実なことで、家族への愛情のごとく宣伝されています。でも根本的には、保険会社にとって儲かる保険なので、CM放送されているのです。
著書を読むと、よくある「お祝い金」のシステムも、だましのテクニックでしかない理由がわかります。
保険会社の人間が「売っている保険」と「入っている保険」は違うという暴露
保険会社の営業の方々は私たちに保険をいろいろとすすめてくれます。すすめてくるのだから、当然、営業マン自身も、勧めている保険に入っている・・・なんてことはありません!
自分たちはちゃっかり違う保険に入っているのだそうです。なので、保険の営業マンには、何の保険に入っているのか聞くと良いわけです。
「あなたは何の保険に入っているのですか?証書を見せてください。」と。
また、業界の実態として、営業している彼ら自身、私たちへオススメする保険のことをよくわかっていないのがよくある話のようです。「よくわかっていない人が、もっとよくわかっていない私たちに商品を売りつける」という構図になっているわけです。これは困りますね・・・。
私たちが入るべき保険は何なのか?
著書では、入ってはいけない保険を暴露したうえで、入るべき保険についても解説されています。また、保険の営業をしている「プロ」たる彼らが入っている保険についても紹介されています。
基本的な考え方としては、保険に入る前に貯金で解決できないか考えることが大切になります。
そのうえで、保険でしか解決できない事態に備えて、「保険はとても分が悪いギャンブル」とわかったうえで、入るべき保険を考えることになります。
本のボリュームは?読みやすいのか?
216ページあります。読みやすい文章なので、スラスラよめます。ただし、文章メインの本なので、図解が好きな方には向いていないかもしれません。
しかし、文章メインである分、保険とはどういう仕組みなのか、どんな闇があるのかといった教養がしっかり身につくはずです。
「生命保険の罠」を読んで私が実践したこと
私は「生命保険の罠」を読んで保険を見直し、医療保険を解約しました。医療保険に入っている方は多いと思いますが、「生命保険の罠」を読めば、医療保険は解約したほうが良いバアイもある理由がわかります。
この本で得られる教養は、ムダな保険にだまされない教養であり、ムダな保険料を減らすことになるでしょう。
既に保険料を払い続けきた方が読むと「もっと早く知りたかった…」と後悔するハズです。(私もそうでした)
私は「生命保険の罠」で学びましたが、別のやり方で保険について勉強してみるのも良いと思います。
ただし、保険についての教養は、早めに身につけた方が良いのは確かです。福祉の仕事をつづけていくためには、お金のことはとても大切だからです。
以上、「生命保険の罠」低収入な福祉職こそ知らないと大損な保険の話という話題でした。
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