

顔貌には特徴がないけど、大きくなるにつれて特徴が表れることもあります。
経験をまじえて話しましょう。
こんにちは。社会福祉士・精神保健福祉士ぱーぱすです。
この記事にたどりついた方は、赤ちゃんの顔つきに何か特徴があると感じた方かもしれません。あるいは、赤ちゃんに自閉症のような特徴や行動が見られる方かもしれません。
ご不安な心中、お察しいたします。
まず結論ですが、自閉症の赤ちゃんの顔つきに特徴はありません。
ただ、ご不安をかきたてたくはないのですが、私の経験でいうと、10代頃からは、表情という意味では顔つきに特徴が見られることはあります。
くわしく話していきます。
自閉症赤ちゃんの顔つきに特徴は無いが、10代頃から特徴出ることも
自閉症(以下、自閉症スペクトラム)の顔貌(目・口・鼻などの形・配置など)に特徴があるというデータは見たことがありません。
さまざまな専門書においても、顔貌に特徴があるという話は聞いたことがありません。
つまり、自閉症スペクトラムの赤ちゃんには、顔貌(目・口・鼻などの形・配置など)という意味では、顔つきに健常な赤ちゃんと違いはないと言えるでしょう。
ところが、10代頃からは、表情という意味では、顔つきに違いが見られることはあります。
どういうことかといいますと、内面の違いが、表情・顔つきの違いとして表れることがあるという話です。
表情というと、顔にあらわれる心の中の感情や思いのことですね。
自閉症スペクトラムの方は、知的な障害をともなうことが多いです。
その影響のためか、「自閉症スペクトラムの方は、くったくのない、子どもっぽい顔つき・表情の方が多い」というのが私の経験から言えることです。
顔つき(顔貌)に特徴があるのはダウン症候群の赤ちゃん
なお、自閉症スペクトラムの赤ちゃんの顔つきに特徴があると思われやすい理由は、自閉症スペクトラムがダウン症候群と間違われやすいからでしょう。
こちらのサイトでダウン症候群の乳児期の赤ちゃんの顔貌がわかります。
ダウン症候群は、顔貌、指掌紋などから臨床的に診断可能な「奇形」症候群である。
ダウン症候群の方々には、顔貌(目・口・鼻などの形・配置など)に特徴があるということです。
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どこで診断や相談などすれば良いかは、こちらの記事でお伝えしています。

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