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人間関係がしんどい。給料が上がらない。
ソーシャルワーカーとして、もっと自分らしく働いてステップアップしたいなぁ。
こうした思いを抱えているソーシャルワーカーは、少なくないはずです。
ここで言う「ソーシャルワーカー」とは、
社会福祉士や精神保健福祉士の有資格者だけを指しているわけではありません。
医療・行政・障害福祉・児童福祉・高齢分野などで、
「相談支援」「生活支援」「権利擁護」といった実践を担っている人。
そうした現場の実践者としてのソーシャルワーカーを、この記事では想定しています。
この記事でわかること
- どのサービスを使うべきか(3つに絞る)
- 自分に合う選び方(資格/分野/安定志向で分岐)
- 失敗しやすい落とし穴(ここがブラック回避)
もし今、
「やりがいはある。でも、このままでいいのかな…」
と立ち止まっているなら、先に“気持ちの整理だけ”してからでも大丈夫です。
▶ 転職を考え始めたソーシャルワーカーが、最初に読む話
ソーシャルワーカーの転職ガイド|社会福祉士・精神保健福祉士が職場を選ぶときに考えること
福祉業界では、人間関係に悩むことが多いですよね。
私の経験上、ブラックな職場も、残念ながらあります。
だからこそ、人間関係が良好で、働きやすいホワイトな職場で働きたいものです。
でも、いざ転職を考えると
「どの転職サイト・転職エージェントを使えばいいの?」
で止まりがちです。
しかもネット上には、ソーシャルワーカーにぜんぜん対応できてない転職サイトや転職エージェントが「おすすめ」として並んでいることも多い。
事実、ソーシャルワーカーにおすすめの転職サイトを調べても、社会福祉士に向けた比較記事が出てくるばかり。
この実態を見ると、「ソーシャルワーカーの実態を十分に踏まえないまま、記事が書かれているのでは」と感じてしまいます。
だからこそこの記事では、現役の目線で、
ソーシャルワーカーが転職で失敗しにくいサービスだけを3つ厳選し、
おすすめできる転職サイト・転職エージェントを比較します。
▶ 『転職=人生戦略』私が2回転職した理由|仕事しながら転職活動すべし

- 結論:まず見るべき3つ(転職エージェント2+転職サイト1)
- 迷った人向け:転職活動の現実的な進め方
- ソーシャルワーカーは転職に強い(ここでビビらなくていい)
- 転職サイト・転職エージェントって怪しく感じませんか…?
- まず言いたい:ソーシャルワーカーは「公務員福祉職」も検討しよう
- 民間求人を探すなら:社協の「福祉のお仕事」を土台にする
- 「福祉のお仕事」のデメリット(ここは弱点)
- 転職サイトと転職エージェントの違い(ここで迷子になる人が多い)
- 15サイト調べた結論:ソーシャルワーカーには向かないサイトも多い
- 【現役推薦】ソーシャルワーカーにおすすめ転職サイト&エージェントTOP3
- 転職エージェントは2つ以上使うべき?
- まとめ&メッセージ
結論:まず見るべき3つ(転職エージェント2+転職サイト1)
先に「考え方」をまとめた一覧です。
自分の立ち位置に一番近いものを見てください。
| サービス名 | 種別 | ソーシャルワーカー関連求人の目安 | 主な強み | 向いている人 |
| マイナビ介護職 | 転職エージェント | 約90,000件+非公開求人 | 業界大手。求人数・実績・対応力が高水準。給与交渉・書類添削まで任せられる | 迷いたくない/交渉も任せたい |
| LITALICOキャリア | 転職エージェント | 約45,000件 | 全国対応。障害福祉・児童福祉に特化した転職エージェント。 | 障害・児童で働きたい |
| 求人ボックス | 転職サイト | 数十万件規模 | 圧倒的求人数で取りこぼし防止 | 取りこぼし防止 |
転職サイト/エージェントは、使い方を間違えると疲れます。
でも“使いどころ”がわかれば、武器になります。
表の3つは「民間で使うサービス(エージェント2+サイト1)」です。
次に、公務員/福祉のお仕事も含めて「選び方(順番)」に落とし込みます。
「何を使うか」ではなく、「あなたがどこにいるか」で選んでください。
早見表(迷ったらこれ)
- 【安定重視・腰を据えて働きたい人】
→ 社会福祉主事任用資格があるなら、まずは公務員の福祉職を検討 - 【ブラックを避けたい・安全な民間から始めたい人】
→ 社協の「福祉のお仕事」で“土台づくり” - 【まずは広く見たい・失敗したくない人】
→ 有資格・無資格・雇用形態を幅広くカバーする
マイナビ介護職 - 【分野が決まっている人】
→ 障害福祉・児童福祉で働きたいなら
LITALICOキャリア - 【情報収集・取りこぼし防止】
→ 横断検索用に
求人ボックス(※ここから決め切らない)
転職するだけでも疲れるのに、サイト選びで疲れたくないですよね。
余計な求人メールが大量に来るのもしんどい。
なので、この記事は「少数精鋭」でいきます。
迷った人向け:転職活動の現実的な進め方
ここまで読んで、
「結局、何から始めればいいの?」と思った方へ。
私が現場目線で考える、失敗しにくい順番はこうです。
進め方
迷ったら
「公務員→福祉のお仕事→マイナビ介護職→必要ならLITALICOキャリア→求人ボックス」
の順でOK。いきなり求人サイト“だけ”で決めない、これだけ守れば失敗しにくいです。
ソーシャルワーカーは転職に強い(ここでビビらなくていい)
経験がそのまま武器になる、数少ない専門職だからです。
「転職したことがない…」
「年齢的に採用されないんじゃ…」
「試験で落ちたらへこむ。受ける勇気がわかない…」
「資格も経験もないから採用されるか不安…」
こうした不安、自然なことです。でも、基本的には安心して良いんじゃないかと思います。
なぜなら、ソーシャルワーカーは転職に強い専門職だから。
ソーシャルワーカーが転職に強い理由3つ
- 『即戦力性』がある専門職だから
- 相談支援の現場は慢性的に人手不足
- 社会福祉主事任用資格や国家資格があれば、応募要件がゆるくなることがある
特にソーシャルワーカーは、転職したときに即戦力性があります。
いわゆるポータブルスキルがある。
スキルを“持ち運び”できるってことです。
たとえば高齢福祉で働いていたソーシャルワーカーが、児童福祉に転職したらゼロスタートでしょうか?
そんなことありませんよね。
相談支援、専門知識、家族支援のノウハウ、倫理観…応用できることがあります。
例えば児童相談所のケースワーカーには、
40代〜50代で高齢分野や医療分野から転職してくる方が少なくありません。
そして、実際に活躍しています。
▶ 児童福祉司になるには?【未経験や30代~50代から転職できる?】
転職サイト・転職エージェントって怪しく感じませんか…?
「それじゃあ転職だ!」と思ったら、まず考えるのは転職サイトや転職エージェントですよね。
でも、求人票に書かれていることが本当なのか、信頼できるのか、わからないことが多い。
怪しく感じてしまうのって、私だけじゃないと思うんです。
求人票あるある(だいたい良いことしか書いてない)
- プライベートも仕事も両方充実!
- 親戚の家みたいなアットホーム!
- 福利厚生完備!
- 給与は能力・経験に応じてUP!
- 丁寧に教えます!
…でも、働いてみると違っていたり、ブラックだったりもする。
あるあるです。
例えば、社会福祉士が転職サイトや転職エージェントを使って転職する割合は 13.4% です。
▶ 社会福祉士の仕事の探し方・就職&転職方法ランキングTOP10【統計調査より】
一番多い転職方法は「知人・友人などの紹介」(21%)。
私も新卒は大学教授からの紹介でした。その後、転職を2回しましたが、どちらも転職サイトや転職エージェントは使いませんでした。
…が。
大学教授の紹介先で、パワハラ(暴力)にたびたび遭いましたから…。
紹介=絶対安心、ではない。ここは声を大にして言いたい。
まず言いたい:ソーシャルワーカーは「公務員福祉職」も検討しよう
もし家族や親友から「ソーシャルワーカーとして転職したい」と相談されたら、私はこう言います。
「とりあえず公務員の福祉職求人、探してみない?」
転職サイトやエージェント経由だと、ブラックが混ざる可能性がゼロではないので…。
「公務員なら、まだ安心なんじゃない?」と考えてしまいます。
公務員福祉職の良いところ(現実的に強い)
「働きやすさ」と「年収」の両立という点では、やはり公務員は強いです。
- 収入や福利厚生が安定
- パワハラやサービス残業などの問題が改善されやすい(監視の目がある)
- ソーシャルワーカーで年収が高い職場は、公務員系が多い
▶社会福祉士の給料・年収高い職場ランキングTOP42|最新公式調査
▶精神保健福祉士の給料・年収高い職場ランキング47【公式調査より】
もちろん、公務員試験は必要です。
採用枠は少ないし競争率もある。
実際、現場経験のあるソーシャルワーカーが、公務員福祉職へ転職するケースは少なくありません。
私の周りでも、ここ数年で何人も見てきました。
ただし、公務員福祉職は激務なことが多いので、「定時で帰れる」は幻想になりがちです。
そこは正直に。
民間求人を探すなら:社協の「福祉のお仕事」を土台にする
公務員だけを目指すなら、民間の転職サイト・転職エージェントは使わなくても良いです。
公務員求人はハローワークに出ることが多いので。
全国の公務員求人なら「KoumuWIN!」で検索できる、という手もあります。

でも、公務員試験って難しくない?民間も探したいなぁ
こうした人も多いですよね。
その場合、私がおすすめする土台は、社協(福祉人材センター・バンク)のHP 『福祉のお仕事』。
福祉職専用のハローワークみたいなものです。国や自治体と連携して地域福祉を支える団体なので、安心感があります。
「福祉のお仕事」のデメリット(ここは弱点)
- 求人数は少ない(ソーシャルワーカー関連求人は全国で約5,800件 ※2025年12月14日時点)
- 窓口に行かないと教えてもらえない求人がある
- 給与交渉の代行は期待できない
残念ながら、まだ心もとない。これからに期待したい。
だからこそ、転職エージェント併用が現実的です。
転職サイトと転職エージェントの違い(ここで迷子になる人が多い)
どちらも求人情報を提供してくれますが、違いは大きいです。
サポートの違い
- 転職サイト:求人選び〜応募〜交渉まで 基本は自分
- 転職エージェント:アドバイザーがサポート・代行(書類、面接、日程調整、給与交渉など)
「全部自分でやりたい」なら転職サイトでもOK。
でも多くの人は、仕事しながら全部やるのは負担なので、転職エージェントが便利です。
「無料って逆に怖い」問題
転職サイトも転職エージェントも、基本は無料です。
でも私としては「タダより怖いものはない!」と思う。
そこで調べたら、費用は求人を出す会社が払っている仕組みでした。
そして一般に、
求人を出す会社の負担:転職サイト < 転職エージェント
つまり、エージェント掲載企業は「お金を出してでも良い人材が欲しい」傾向があります。
組織としての経営、安定性に信頼を置けるものと想像できます。
15サイト調べた結論:ソーシャルワーカーには向かないサイトも多い
他サイトで「ソーシャルワーカーにおすすめ」とされる転職サイト・転職エージェントを計15サイト調べました。
その結果、次の12サイトはおすすめできませんでした。
ソーシャルワーカーには向かない転職サイト・エージェント12(クリックで開く)
※先に言うと「ソーシャルワーカー求人を探しにくい/薄い」サイトが多かった、という話です。
時間がない方は飛ばしてOK。
ソーシャルワーカーには向かない転職サイト/エージェント
- レバウェル介護求人:求人数がおすすめ3つより少ない
- GUPPY:求人数はあるが求人ボックスで網羅できる
- かいごガーデン:介護メイン
- ケアジョブ:介護メイン
- コメディカルドットコム:求人数は求人ボックスに劣る転職サイト。
- クリックジョブ介護:サイトUIや運営母体への信頼性が、おすすめに劣る
- e介護転職:求人数は求人ボックスに劣る転職サイト。
- ホップ:求人数がおすすめ3つより少ない
- 療育biz:LITALICOキャリアと対象は近いが、求人数は劣る
- リクルートエージェント:大手だがソーシャルワーカー対応は弱い
- リクナビNEXT:同上
- doda:同上
要するに、介護メインだったり、福祉職以外向けだったりで、
ソーシャルワーカーだと情報が薄いことがある、ということです。
だから私は、ソーシャルワーカーに刺さる3つに絞りました。
【現役推薦】ソーシャルワーカーにおすすめ転職サイト&エージェントTOP3
1位:マイナビ介護職(転職エージェント)

出典:マイナビ介護職
1番おすすめできる転職エージェントは「マイナビ介護職」でした。
ソーシャルワーカー関連の求人数、対応力、運営企業の実績、いずれも高水準です。
マイナビ介護職(要点)
● 対応エリア:全国
● 関連求人:約90,000件+非公開求人 ※2025年12月14日時点
● 相談支援系の求人にも強い(資格検索も幅広い)
● 専任アドバイザー/書類添削/面接対策/日程調整/給与交渉代行 あり
転職活動で地味にしんどいのが、給与交渉。
自分で言うのは気が引けるし、失礼にならないか心配…でも、エージェントがやってくれるなら安心です。
デメリット(ここは冷静に)
- すすめられる求人が絶対安心とは限らない
- アドバイザーと相性がある
- 連絡が多いと感じる人もいる
ただ、連絡がしつこい・退会したいときは、メールやSMSでOK。直接言うよりラクです。
そして「電話が苦手」でも、メール・SMS・LINEなどに対応している旨がHPにあります。
どうしてもお電話でのやり取りを避けたいとお考えの方は、その旨をメールやSMSにて、キャリアアドバイザーにご連絡ください。今後のやり取りは、メール・SMS・LINEなど、ご登録者がやり取りしやすいツールで、ご連絡させて頂きます。
引用元:マイナビ介護職HP
友人の登録を隣で見てみた(体験談)

抜粋:マイナビ介護職HP
友人が登録するというので、隣で見てみました。
ほんとにカンタンに登録できていました。1分足らず。(住所、電話番号、転職希望時期など)
「キャリアアドバイザー」は、希望・強み・適性を把握した上で、求人紹介〜面接対策〜入社まで総合サポートする人、という説明でした。
“未知の領域”だった私でも、ここは安心材料になりました。
口コミ(※Xの口コミより)

なんとなく苦手だった紹介サイトを初めて使ったのですが、親切で情報豊富で良かったです。良い所が見つかりそうです☺️が、頭と気を遣って疲れた!💦

なんやかんや「マイナビ介護職」は強いですよ。やはり大手の信頼感はいまだ揺るぎない。

マイナビ介護職さん、凄くサポートしてくれて心強い。 受かればいいなー🙆♀️
悪い口コミは見つけにくかったのが正直なところです。
2位:LITALICOキャリア(転職エージェント)
障害福祉や子どもの分野で働きたい方は、
LITALICOキャリアも必ずチェックしておきたい転職エージェントです。
LITALICOキャリアは、
- 障害福祉(児・者 含む)
- 児童発達支援
- 放課後等デイサービス
といった分野に特化しています。
そのため、障害者福祉や子ども分野を希望するソーシャルワーカーにとっては、
「選択肢の一つ」ではなく、ほぼマストに近い存在だと感じています。
一方で、
「医療や高齢分野も含めて広く探したい」
「まずは全体像を把握したい」
という方には、総合型の転職エージェントのほうが向いています。
なので位置づけとしては、
「分野が明確ならLITALICOキャリア」
「迷っているなら、まずはマイナビ介護職」
という使い分けがおすすめです。
3位:求人ボックス(転職サイト)
転職サイトとしては、求人ボックスが一番おすすめ。理由は、圧倒的な求人数です。
- 運営は(株)カカクコム(価格.comでおなじみ)
- 転職エージェントのような積極連絡は少なく、気軽に使いやすい
- ただし、求人掲載費がかからないため、求人の質はピンキリになり得る
だから、結論はこうです。
求人ボックス“だけ”で決めるのはおすすめしない。
求人ボックスは「転職先を決める場所」ではなく、
「情報を漏らさないための補助ツール」として使うのがおすすめです。
でも、取りこぼし防止には強い。
なので、転職エージェント(マイナビ介護職等)+求人ボックスが現実的です。
転職エージェントは2つ以上使うべき?
一般論では「2〜3社登録」が推奨されがちです。理由も一理ある。
- 独占求人がある
- より多く比較できる
- 相性の良い担当者を探せる
ただしデメリットもあります。
- 勧誘メール・電話が増えて疲れる
- 選択肢が増えすぎて迷う
なので私の意見は、
仕事しながら余裕がない人は、まず1つで十分。がんばっても2つまでが現実的です。
まとめ&メッセージ
この記事の結論です。
「何を使うか」ではなく、「あなたがどこにいるか」で選んでください。
最終結論(行動まで)
- 【安定重視・腰を据えて働きたい人】
→ 社会福祉主事任用資格があるなら、まずは公務員の福祉職を検討 - 【ブラックを避けたい・安全な民間から始めたい人】
→ 社協の「福祉のお仕事」で“土台づくり” - 【まずは広く見たい・失敗したくない人】
→ 有資格・無資格・雇用形態を幅広くカバーする
マイナビ介護職 - 【分野が決まっている人】
→ 障害福祉・児童福祉で働きたいなら
LITALICOキャリア - 【情報収集・取りこぼし防止】
→ 横断検索用に
求人ボックス(※ここから決め切らない)
昔は「石の上に3年」と言われていましたが、今は違います。
世界では転職でスキルアップがスタンダード。
ソーシャルワーカーは専門職で、経験が次に活きやすい。転職に有利な職種です。
登録してみて「やっぱり転職しない」もあり。求人だけ見ておくのもあり。
ただ、10年後に「あと10年若ければ転職したのに…」と悔いが残る判断は避けたいところです。
今の職場で続けるなら、続ける判断をした未来の自分が納得できる理由を持っておく。
それが悔いを減らすはずです。
転職は、逃げではありません。
「生活を立て直すための支援」でもあります。
もし今、
「本当に動いていいのか、まだ迷っている」
という方は、こちらの記事も参考にしてください。
▶ 転職を考え始めたソーシャルワーカーが、まず読む話
あなたの今後を応援しています!




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