精神保健福祉士とれたら、社会福祉士はとらんでええやろ?
受験資格があるなら取るのがオススメ。
ないなら要検討だ。
こんにちは!社会福祉士・精神保健福祉士のぱーぱすです。
「精神保健福祉士になるなら、社会福祉士はいらないんじゃないか?」
そう考えるのは自然なことです。精神保健福祉士は仕事が十分ありますし、わざわざ社会福祉士の資格をとるのはお金も時間もかかります。
それに、ダブルライセンスをめざした結果、ダブル不合格になっては元も子もありません。
しかし、あえてもうしあげます。「社会福祉士もとったほうが良い」です。
理由は、仕事の質を上げられるし、職業選択の自由度が高まるからです。そう言える理由をくわしく話していきますので、以下のような方に役立つ記事です。
・精神保健福祉士は受けるが、社会福祉士は迷っている方
・社会福祉士はもっていない精神保健福祉士の方
ではまいりましょう!
精神保健福祉士は社会福祉士の資格も取った方が良い理由TOP4
「精神障がい+別障がい」の方を支援するときに困るから
社会福祉士の支援する人たちは、精神障がいを含んだ全ての人を支援するスペシャリストです。例えば、高齢、知的障がい、身体障がい、難病などです。
いっぽう、精神保健福祉士は、精神障がいのある人に限定して支援するスペシャリストです。
ところが実際には、そうキレイに精神障がいのある方だけを支援するわけではありません。
利用者は、他の障がいも合併していることがよくあります。例えば、身体障がい、知的障がい、発達障がいなどです。
社会福祉士のノウハウもあれば、他の障がいにも配慮した支援がしやすくなります。
「ワタシは精神保健福祉士だから、知的障がいはわかりません。」では済まないのが現場のリアルなのです。
高齢の精神障がいのある方を支援するとき困るから
人なら誰しも年をとるように、精神障がいのある人も必ず高齢になります。障がいをかかえるかどうかは人それぞれです。
でも、高齢だけは誰もさけられません。
なので、精神保健福祉士は「高齢で介護サービスが必要」かつ「精神障がいがある」という方を支援することがあります。
そうした時、社会福祉士としての知識があれば、高齢の課題に合わせた支援も考えやすくなるでしょう。
当事者の家族に「他障がい」「高齢」の課題があるとき困るから
精神障がいのある人が同居している家族にも、なんらかの困りごとがあったりします。これは当事者の方と一緒ですね。
家族が高齢で介護が必要だったり、精神障がい以外の障がいのあることがしばしばです。
また、精神障がいのある本人に、お子さんがいることもあります。
よって、高齢者や介護、児童に関する専門知識もあった方が良いので、社会福祉士も取るとベターなのです。
転職するときに社会福祉士があると選択肢が広まるから
選択肢広まるん?
特に行政や社協、MSW・SSWで有利だな。
下記記事で解説していますが、精神保健福祉士の離職率はそれほどに高くないものの、平均的な離職率はあると推測できます。
つまり、3年で3~4割弱の方が離職すると推測できるのです。しんどくて離職した人もいれば、別の仕事に挑戦したくて離職した人もいるでしょう。
また、精神保健福祉士や社会福祉士として仕事をしていると、価値観がかわることがあります。下記記事でも書いているとおりです。
精神保健福祉士として成長するなか、自らの価値観がかわって、福祉以外の仕事につく人もいます。
とうぜん、社会福祉士分野で働きたいと思う人もでてきます。そんな時、社会福祉士の資格があれば、選択の自由度が高いのです。
まとめ
精神保健福祉士は社会福祉士資格もとった方がオススメな理由は、仕事の質を上げられるし、職業選択の自由度が高まるからです。
受験資格があるなら、社会福祉士も取るのがオススメです。
でも、社会福祉士の受験資格のない方は判断が分かれるところです。
わざわざ養成施設や大学等で履修するお金と時間をかける価値があるのかどうか、てんびんにかけた方が良いでしょう。
精神保健福祉士資格があれば、ひとまず精神の分野での仕事はできます。
それに、社会福祉士をとるための知識より、現場で必要な知識をたくさん学んだ方が、良い支援ができることもあります。
要は、良い支援ができればOKなのです。資格も、資格のための勉強も、そのための手段でしかないのですから。
資格や形だけにとらわれず、仕事の中身を問うことを大切に。でも、カンタンに取れる資格なら取っておかないと損ですね。
以上、精神保健福祉士は社会福祉士の資格も取った方が良い理由TOP4という話題でした。
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