精神保健福祉士になるなら社会福祉士の資格はいらない?いや必要です!

しゃふく・PSWの資格取得
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精神の分野で働くなら、社会福祉士はとらんでええやろ?

取った方が良い。

理由をはなそう。

こんにちは!社会福祉士・精神保健福祉士のぱーぱすです。

「精神の分野で働くんだから、社会福祉士はいらないんじゃないか?」というのは、当然の考え方だと思います。精神障がいのある方を支援したいと心に決めている方にとって、余計なことはしたくないし、社会福祉士の国家試験分も勉強するのは大変です。

二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉にもあるように、ダブル取得をめざした結果、ダブル不合格になっては元も子もありません。

そもそも精神保健福祉士は、精神障がいのある人に限定して支援するスペシャリストです。いっぽう社会福祉士は、精神障がいにかぎらず、高齢、知的障がい、身体障がい、難病など、精神障がいを含んだ全ての人を支援する資格です。

そうすると、精神の分野で働くつもりならば、精神保健福祉士だけで十分に思えそうです。

しかし、あえてもうしあげます。「社会福祉士もとったほうが良い」です。精神の分野でも社会福祉士の知識は必要です。選択の自由を増やしてくれます。くわしい理由5つを説明する記事となっておりますので、

この記事が役立つ方
  • 精神保健福祉士の受験はするが、社会福祉士の受験は迷っている方
  • 精神保健福祉士だが、社会福祉士ではない方

上記のような方に役立つ内容となっております。精神障がいのある方を支援する仕事に関心のある方ならば、一度は悩むであろうポイントについてのお話となります。それではまいりましょう!

精神保健福祉士として働く場合でも、社会福祉士もとったほうが良い理由

理由①他の障がいを合併していることがあるから

利用者は精神障がいだけでなく、他の障がいも合併している場合があります。

例えば体感的に多いのは、軽度の知的障がいや発達障がいです。合併していても、精神障がいの部分で主に生活で苦しんでいる方なら、精神保健福祉士が支援することになる場合があるでしょう。

そんな時、社会福祉士としての知識があれば、他の障がいにも配慮したより良い支援ができるはずです。

もちろん、資格取得のための知識は、現場レベルでは使い物にならないことがあります。現場でもとめられるのは、もっと深い知識だからです。しかし、社会福祉士も精神保健福祉士も、現場に出てからも継続的に学習し続けていくことが必要な職種ですから、深い知識を得る土台の有無で差がついてしまうのは確かでしょう。

その土台の有無をきめるのは、社会福祉士の国家試験勉強をしたかどうか、社会福祉士の資格をもっているかどうかにあると考えます。

理由②必ず高齢になるから

人なら誰しも年をとるように、精神障がいのある人も必ず高齢になります。障がいや病気はなる人ならない人がいますけれど、高齢だけはだれもがなります。

例えば、これまでは障害福祉サービスとしてヘルパーを利用していたけれど、明日からは介護保険サービスとしてヘルパーを利用することになる・・・そういったことがあります。また、高齢ながらも障害福祉サービスを利用して暮らし続ける人もいます。

つまり、精神保健福祉士とはいえ、高齢ゆえの課題のある精神障がいのある人を支援することがあるのです。

そんな時、社会福祉士としての知識があれば、高齢ゆえの課題にも合わせた支援ができるでしょう。

理由③家族に他障がいがあったり、介護保険サービスを使っていたりするから

精神障がいのある人が家族と暮らしている場合、家族にもなんらかの困りごとがあったりします。

それは、発達障がいや軽度の知的障がい、難病や介護の課題などです。もちろん、家族全ての方を精神保健福祉士や特定の機関が支援できるわけではありません。知的障がいのある方への支援ができる機関や、ケアマネージャー、役場などと連絡したり連携したりして、その家族の支援をすることになります。

利用者の生活をより良くしたい、自己実現を支援したいと本気で思うと、家族への支援、視点は欠かせなくなります。利用者は、家族からかなり強い影響を受けていますし、与えてもいるものだからです。

社会福祉士の資格があれば、家族の困りごともカバーできる可能性が高くなります。そして、精神の分野以外の機関の立場にも関心や想像を向けやすくなるでしょう。何を関係機関にやってもらわないといけないのか、関係機関がどのような立場にあるのか理解がしやすくなるはず。

それは、円滑な連携につながり、ひいては利用者がより良い支援をうけられることになります。

理由④社会福祉士の分野に転職するかもしれないから

精神保健福祉士になってがんばるゾ!

その意気込みや良し。

だが、覚えておいてほしい話がある。

水をさすような話ですが、大切な話です。

精神保健福祉士としての仕事は、きっとあなた様を成長させてくれます。つまり、精神保健福祉士の仕事をとおして価値観がかわることもあるのです。

私自身そうでしたし、そういった仲間をたくさん見てきました。精神保健福祉士として成長し、より良い支援ができるようになっていくことは素晴らしいことです。多様な価値観をみとめ、うけいれられるようになっていくこともあるでしょう。

とりわけ価値観がかわって、福祉と関係のない仕事につきたいと思う人もでてきます。それはそれで良いと思います。

他にも、「福祉の分野では続けたいけど、精神以外の分野でもやってみたい」とか「精神障がいの分野にこだわらなくても良いかな」と思う人もでてくるはずです。そんな時、社会福祉士の資格は選択の自由を増やしてくれるのです。

社会福祉士、あって損する資格ではありません。私自身は社会福祉士の資格があったことで、満足のいく転職ができた者です。

理由⑤そもそも分離すべき資格だったのか疑問があるから

ここからは私見が強くなります。そういうのはいらないよという方は飛ばしてくださいね。

そもそも、社会福祉士と精神保健福祉士は別資格であるべきなのでしょうか。さまざまな福祉的課題があるなかで、精神障がいだけを別にとりあつかう必要性とは何なのでしょう。何か合理的な理由があるのでしょうか。私は疑問に思っています。

社会を変革するには数の力が必要です。国内の社会福祉士の登録者数は約25万人。精神保健福祉士の登録者数は約9万人。(双方、データ引用元は次サイトです。)

http://www.sssc.or.jp/touroku/pdf/pdf_t04_graph_h31.pdf

社会福祉士と精神保健福祉士の双方の意見力や、組織として社会に働きかける力が分散して弱まってはいないでしょうか。両資格者が集まれば約34万人であり、相応の意見力をもてます。利用者や当事者の方々のやり暮らしやすい社会をつくるのにつながる力です。

いっそのこと、両資格をひとつにまとめるべきではないのかと私は考えたりします。

私はそのようなスタンスですので、社会福祉士と精神保健福祉士の両資格があってこそ必要な知識を確保したといえるように思うのです。少し行き過ぎた考えかもしれませんし、見落とした視点もあろうかと思います。皆さまはどう考えられるでしょうか。

まとめ

精神保健福祉士としてはたらく場合でも、社会福祉士資格もとった方が良い理由をお話してきました。

つまるところ、社会福祉士もあったほうがより良い支援がしやすいし、選択肢も広げてくれるということです。精神保健福祉士だけでも現場での仕事はできますが、社会福祉士も一緒にとることをオススメします。

以上、精神保健福祉士になるなら社会福祉士の資格はいらない?いや必要だ!という話題でした。

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