- 精神保健福祉士で給料の高い職場はどこ?
- 年収高い職場が知りたい!
- いまより収入の高い職場で働きたい
こうした思いの方への記事です。
- 精神保健福祉の平均年収ランキング1位~47位
私は社会福祉士・精神保健福祉士として働いています。現場で10年超の経験です。
最新調査で精神保健福祉士の平均年収は404万円と明らかになりました。しかし平均年収は職場ごとに差があります。
この記事は下記の調査をもとにランキングをつくりました。
- 調査報告書 精神保健福祉士就労状況調査結果報告書(令和2年度)
- 調査機関 (公財)社会福祉振興・試験センター(国家試験を行っている機関)
- 調査回答者数 精神保健福祉士約36,000人(精神保健福祉士総数の約50%)
ではまいりましょう!
精神保健福祉士の給料・年収高い職場ランキング47【最新調査より】
社会福祉士の給料・年収高い職場ランキング 1位~10位
行政関係(公務員)がTOP10をほぼ独占しました。
1位の「保護観察所・地方更生保護委員」は国家公務員。年収が頭一つとびぬけています。
3位の児童相談所は地方公務員。”特殊勤務手当”がつくようになった影響(残業だらけ)で年収が高いのかもしれません。
従来より単位費用において児童福祉司の特殊勤務手当を算入しているところ、その積算について月額2万円相当に引き上げる
引用元:厚生労働省 令和2年度予算案について
このあたりは社会福祉士のランキングと一緒ですね。
6位には大学、短大等がランクイン。これは大学教授や講師の方々でしょう。
9位には区役所(特別区)、10位には市役所、町村役場がランクイン。精神保健福祉士の採用試験が時々あるので要チェックです。
精神保健福祉士の給料・年収高い職場ランキング 11位~20位
11位の公共職業安定所(ハローワーク)は国の機関、12位の精神保健福祉センターは都道府県の機関です。やはり年収高し。
14位と18位の社会福祉協議会は公務員ではないが、年収は公務員レベルとわかります。
社会福祉協議会の職員の給料は”公務員に準ずる“というのは本当のようです。
なんやけっきょく公務員か・・・
年収高い職場が良いなら、行政機関と社会福祉協議会が選択肢だろうな
精神保健福祉士の公務員は給料・年収が高いのは事実です。やや射幸心をあおるタイトルとなっていますが、こんな記事も書いています。
≫【200万円多い!】精神保健福祉士の地方公務員年収・給料とは?
20位以内に入る民間職場は、入所施設系が多いですね。高給をめざすなら選択肢ですが、シフト制の勤務や夜勤・宿直など、体を酷使する可能性があることに注意しましょう。
精神保健福祉士の給料・年収高い職場ランキング 21位~30位
20位以降は民間の職場(医療機関や福祉施設系)が多数ランクインしています。
年収300万台後半がボリュームゾーンで、多くの職場がひしめきあっています。(これも社会福祉士と同じ)
精神保健福祉士の平均年収404万円なので、23位と24位の間に入ります。
そういう意味では、精神保健福祉士の平均年収を釣り上げているのは行政機関や入所施設系なのでしょう。
精神保健福祉士の給料・年収高い職場ランキング 31位~
31位以降をざっと見てみましょう。
31位には精神科病院がランクイン。精神保健福祉士の人気職場(求人が多くて働き口となりやすい職場)です。
41位には精神科診療所がランクイン。精神科クリニックもこれに含まれますね。医療機関なら給料・年収が高いイメージがあるかもしれませんが、そうとも言い切れないことがわかりました。
45位、46位に学校関係がランクイン。低い順位にランクインした理由はスクールソーシャルワーカー(SSW)は正規職員が少ないからでしょう。
スクールソーシャルワーカー(精神保健福祉士)の平均年収 | |
正規職員 | 465万 |
契約職員 | 314万 |
パートタイム | 252万 |
派遣職員 | 100万 |
平均年収 | 305万 |
正規職員なら465万円で高給と言えますが、雇用実態として契約やパートが多いので平均値は低めです。こうした数字のマジックには気をつけたいですね。
学校で働きたい方はこちらの記事も参考に。
≫精神保健福祉士はいじめを救う仕事?【スクールソーシャルワーカーの道】
最後に
年収の高い職場上位は、公務員・行政でした。
公務員というと、採用されるのは有名大学卒で、若い人限定のイメージがあります。
しかしあまり知られていませんが、今では60歳でも受験できたり、試験対策なしで合格できる場合があります。こちらの「社会福祉士・精神保健福祉士は公務員試験受けないと損?【社会人向け】」で解説しています。
上記のようにノー勉で合格するラッキーがあるとは言え、福祉職公務員になるには対策講座を受けた方がベターです。福祉職公務員の特化コース一覧は「【福祉職公務員・地方上級】通信Web講座・予備校3つ」でわかります。
また、福祉職公務員以外の就職・転職方法も知りたい方は「【3つだけ】精神保健福祉士のおすすめ転職サイト・転職エージェント」をご覧くださいね。転職エージェントのメリットは給与交渉の代行をしてくれることですね。
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