
社会福祉士の志望動機ってどう書いたら良いの?大学に入って社会福祉士になりたいなぁ。
こういった思いの方へ。
この記事の内容
- 社会福祉士の志望動機の書き方・まとめ方
- 社会福祉士の志望動機の例文3つ
- 志望動機に書かない方が良い内容

わたしは社会福祉士・精神保健福祉士で、現場経験は10年以上です。
社会福祉士の志望動機を書いたり、まとめるのって、難しいですよね。
あなたの周りでは、志望動機をうまく書いている人がいて、「自分には志望動機がない・・・」と焦ってしまうかもしれません。
でも大丈夫です。あなたの心には、社会福祉士になりたいと思う動機があります。
ほんとです!志望動機は必ずあるのです。まだ言葉に整理されていないだけです。
それを見つける方法を、お教えします!
【高校生向け】社会福祉士の志望動機の書き方・まとめ方【例文あり】
社会福祉士の志望動機の書き方・まとめ方
志望動機を文章にするときは、以下のことを書くと良いです。
志望動機に書いたほうが良い内容
- どうして社会福祉士になりたいのか?
- 福祉に関わったことや学んだことはあるか?
- 社会福祉士になってどんなことがしたいか?
どうして社会福祉士になりたいのか?正直な気持ちを、紙に書きだそう!
あなたが社会福祉士になりたい理由は何でしょうか?
まずは、箇条書きで、正直な気持ちを書き出してみてください。
スマホのメモよりも、紙に書いた方が良いです。
紙の方が直感的に書けるし、全体を眺められるので、頭の整理になります。
どんなことでもいいです。書けるだけ書きましょう。字が汚くても大丈夫です。
社会福祉士になりたいと思ったきっかけは、何かあったでしょうか?
社会福祉士について、誰かに言われたり、何かを見たり、感じたりしたことはありませんか?
社会福祉士になりたいと思うようになったのは、急にではなくて、少しずつ・・・だったのではないでしょうか?
赤ちゃんの時から社会福祉士になりたいと思っていた人はいませんよね。
「オギャー!オレは社会福祉士になるぜ!」という赤ちゃんはいません。
昔から今まで、色々なことがあったはずです。思い出してみましょう。
1つ、2つ、3つ・・・たくさんあればあるほど、良いですよ。
例えば、
- 「人の役に立ちたいから」
- 「社会問題に関心があるから」
- 「自分の経験を生かしたいから」
- 「仕事が楽しそうだから」
- 「需要がありそうだから」
- 「給料が安定してそうだから」
- 「やりがいがあると思うから」
こんな感じで、自分の本当の気持ちを書きましょう。「これはダメだろ」と思うことも、書いてみてください。
後で文章にするときに、直せばいいんです。

書くのめんどくさいなぁ。例文うつしたほうが早そう。
紙に書くのはめんどくさいかもしれません。例文をコピペしたり、書き写したりしたほうが、早くてラクですよね。
でも、コピペや移すのはやめた方が良いです。自分の気持ちが伝わらなくなるからです。
それに、写した志望動機について、入学試験や面接で質問されたら、うまく答えられないですよね。
社会福祉士を目指すには、今、あなたの気持ちを整理することが大切です。
紙に素直に書くことで、志望動機がどんどん明確になっていきますよ。
福祉の活動に関わったことや学んだことはあるか?
あなたが福祉の活動に関わったことや学んだことがあれば、それを書きましょう。
どんなことをしたのか?どんなことを感じたのか?どんなことを学んだのか?
具体的に書くと良いです。例えば、こんな感じです。
- 地域の高齢者施設でボランティアをした
高齢の方々と話すことで、彼らの生き方や考え方に触れることができた。介護を機械的にするのではなく、コミュニケーションをとる大切さを感じた。 - 福祉に関する本を読んだ
福祉の歴史や理論、制度などについて知ることができた。福祉の現状や課題について考えるきっかけになった。 - 福祉に関する講演会に参加した
専門家や実践者から話を聞くことができた。福祉の仕事の内容や魅力、苦労などについて知り、興味をもった。
他人から聞いた話ではなく、自分自身の思いや体験を書くことが大切です。
社会福祉士になってどんなことがしたいか?
社会福祉士になってどんなことがしたいか、書きましょう。
自分の夢や目標ですね。
「そこまでハッキリしたイメージは無い」という方は、働きたい職場や分野でも良いでしょう。
社会福祉士の働く職場や分野は、たくさんあります。
- 高齢者福祉
- 障害者福祉
- 児童福祉
- 母子福祉
- 行政
- 医療 など

どんな職場があるのか、よくわからないよっ

大丈夫!こちらの記事で社会福祉士の職場例をランキングでチェックできるよ↓
社会福祉士の志望動機【例文集】
例文を3つ書きました。
そのまま写してもあなたの志望動機としては使い物にならないですが、「この部分が使えそうかな?」という視点で読んでみてくださいね!
社会福祉士の志望動機|例文1
私は、高校1年生のときに、地域の障害者施設でボランティア活動をしたことがきっかけで、社会福祉士に興味を持ちました。
その施設では、利用者の方々と一緒に遊んだり、話したり、職員さんの手伝いをしたりしました。
その中で、社会福祉士の方々がどのように利用者の方々の生活や悩みに関わっているかを目の当たりにしました。
社会福祉士の方々は、利用者の方々の希望や状況に応じて、さまざまなサービスや支援をしており、利用者の方々からも信頼されていました。
私は、そんな社会福祉士の方々に憧れを抱き、将来は社会福祉士になって、障害のある方々の生活を支援したいと思うようになりました。
貴大学の教員陣は、社会福祉士や精神保健福祉士などの国家資格を持ち、現場で豊富な経験を積んだ方々が多いのが魅力的です。
貴大学での学びを通じて、社会福祉士に必要な知識や技術、価値を身につけたいです。 (375文字)
社会福祉士の志望動機|例文2
私が社会福祉士をめざすようになったきっかけは、児童虐待のニュースを見て、子どもや保護者を支援したいと思ったことです。
私はテレビやインターネットで、親などから暴力や無視などの虐待を受けている子どもたちの姿を見て、胸が痛みました。
子どもたちは何も悪くないのに、なぜこんな目に遭わなければならないのだろうと思いました。
私は子どもたちに寄り添いたいと思いましたが、自分には何もできないと感じました。そんなとき、社会福祉士について知りました。
私は社会福祉士になることで、虐待されている子どもや虐待してしまう保護者に対しても、理解や共感を示しながら、問題解決を支援したいです。
貴大学に入学できたら、社会福祉学を専攻し、社会福祉士の資格取得に向けて勉強したいと考えています。
また、児童相談所や児童養護施設などでのボランティア活動やインターンシップなどを通じて、児童虐待の現場の実践的な知識や技術も身につけたいと思っています。
私は社会福祉士になることで、虐待されている子どもたちの命や未来を守ることができると信じています。
社会福祉士の仕事は大変だと思いますが、子どもたちの笑顔のために挑戦していきたいと思っています。(500文字)
社会福祉士の志望動機|例文3
私が社会福祉士をめざすようになったきっかけは、母親が祖母を介護するのを見ていたことです。
祖母は認知症で要介護度が高く、母親は仕事と家事と介護の両立に苦労していました。しかし、母親はどんなに大変でも愚痴ひとつ言わずに、祖母に優しく接していました。
私は母親の姿に感動しましたが、同時に心配もしました。母親は自分のことを後回しにしているのではないかと思いました。母親にもっと楽になってほしいと思いました。
そんなとき、母親が地域包括支援センターで相談したことで、介護保険制度やデイサービスなどの福祉サービスを利用することができるようになりました。
それから母親は少し笑顔が増えました。
私はその変化に驚きました。少しでも多くの人たちが笑顔になれるように、福祉サービスで支援したいと思いました。
私は、社会福祉士になることで、日常生活が困難な人たちやその家族と共に考え、適切な支援や助言を行って、問題解決をサポートできると考えています。
また、社会福祉士は、介護や医療、児童や障害者など、さまざまな分野で活躍することができるということにも魅力を感じています。私は幅広い知識や経験を身につけて、多様なニーズに応えられるようになりたいです。
私は社会福祉士をめざして、貴大学に入学したいです。貴大学では社会福祉学を専攻し、社会福祉士の資格取得に向けて勉強したいと考えています。
また、ボランティア活動やインターンシップなどを通じて、現場の実践的な知識や技術も身につけたいと思っています。
私は社会福祉士になることで、困っている人たちの笑顔のために貢献できると信じています。
社会福祉士の仕事は大変だと思いますが、母親の姿から学んだ優しさや強さをもって、挑戦していきたいと思っています。(727文字)
志望動機に書かない方が良い内容
社会福祉士の志望動機に書かない方が良いのは、お金の話です。
例えば、給料が安定してそう、求人がたくさんありそう、というのは書かない方が良いです。
なぜなら、『社会福祉士じゃないといけない理由』にならないからです。
社会福祉士以外にも、給料が安定していたり、求人が多い資格はたくさんあります。「だったら他の資格でも良いんじゃない?」と思われてしまうんですね。
お金のこと以外に、社会福祉士にどんな魅力を感じているのかを書くようにしましょう。
最後に
志望動機は、正解が決まっているテストとは違います。自分が本当に思っていることを素直に書くのが大切です。
「こういうことを書かなきゃダメだ」「自分には立派な志望動機が無い・・・」と思わずに、自分の気持ちを書いてみてください。
そうすれば、志望動機は自分の言葉になります。面接で質問されても、自信を持って答えられますよ。
あとは、間違った字や言葉がないか、しっかりチェックしましょう。自分では気づかないこともあるかもしれません。
そんなときは、周りの友だちや先生に見せてみるのもいいですね。
志望動機を書いて、社会福祉士に一歩近づきましょう!

志望動機を書いて社会福祉士をめざすぞ!

がんばってください!このブログでは、社会福祉士をめざせる学校や試験のことなど、いろいろわかります。参考にしてくださいね!
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