
社会福祉士ってどんな仕事?給料は?将来性は?社会人や40代でも引く手あまただと良いなぁ。
目指すべきか迷っている人へ。
社会福祉士という資格を知っていますか?社会で困っている人たちを支援する仕事です。でも、社会福祉士は仕事がないとか、お給料が安いとか、そんなイメージがありませんか?
この記事では、社会福祉士の仕事やお給料、将来性について、わかりやすくお話します。
- 社会福祉士の平均年収はどれくらい?年収600万も目指せる
- 社会福祉士の仕事はたくさんある!【求人5サイトで実証】
- 社会福祉士に需要がある理由と将来性
- 社会福祉士資格のメリットは何?

私は社会福祉士と精神保健福祉士の資格を持っています。現場で10年以上働いています。
社会福祉士の仕事やお給料、将来性については、私の経験からもお伝えできます。
まずは、社会福祉士ってどんな仕事をするのか、ざっくりと動画で見てみましょう。
『社会福祉士は仕事が無くて、食えない資格』というイメージがあるかもしれません。
確かに、年収1,000万とか、超勝ち組とかは目指しにくいです。
でも実は、社会福祉士には仕事がたくさんあるし、引く手あまた。需要・将来性もある資格です。
では詳しく解説していきます!
【実証】社会福祉士は仕事ない?【結論:引く手あまたの安定職です】
社会福祉士の平均年収はどれくらい?年収600万も目指せる
社会福祉士の平均年収は403万円です。
≫参考:社会福祉士就労状況調査結果報告書(令和2年度)
これは5年前より26万円も増えています。これからもお給料は上がっていくと思います。
年収400万円くらいなら、贅沢はできなしラクじゃないけど、普通には暮らせます。私もそんな感じでやってきました。

でも403万円ってそんなに高くない気がする・・・
確かに、年収403万円だと、リッチとは言えませんね。でもこれは、パートやアルバイトも含めた平均です。「正社員だったらもっともらえるんだ」と思ってください。
それに、年収が低い職場もあるからです。逆に言えば、年収が高い職場に就職すれば、もっと稼げるということです。
年収お給料が高い職場は『社会福祉士の給料・年収高い職場ランキングTOP42|最新公式調査』で紹介しています。平均年収は最低268万円~最高638万円ですよ。
もし、あなたが年収600万円以上欲しいとしたら、どうすればいいでしょうか?具体的な方法は『社会福祉士で年収600万円以上は簡単?超える方法5つ紹介』でお教えします。社会福祉士ならできる方法ですから、ぜひ参考にしてください。
社会福祉士の仕事はたくさんある!求人5サイトで実証
社会福祉士には仕事があるし、需要もあります。
言葉だけでは信じられないかもしれません。だから、社会福祉士の求人をいろんなサイトで調べてみました。 結果はこちらです。
検索サイト | 求人数 | ||
2022年2月5日 | 2023年3月4日 | 2023年9月16日 | |
indeed | 127,713 | 364,893 | 228,910 |
求人ボックス | 410,094 | 449,288 | 543,422 |
ハローワーク | 21,291 | 9,552 | 9,943 |
マイナビ介護職 | / | 7,813 +非公開求人 | 67,477 +非公開求人 |
介護ワーカー | / | 7,657 +非公開求人 | 97,437 +非公開求人 |
時期によって求人数は変わりますが、尽きることのない状態です。
「社会福祉士は慢性的な人手不足」ですが、就職・転職するときには引く手あまたであり、メリットとなります。
社会福祉士求人の90%以上が年齢不問・未経験可|ハローワーク
ハローワークでは、社会福祉士の求人の90%以上が年齢不問・未経験可です。
検索した結果を見せておきます。まずは普通に社会福祉士で検索してみました。

※検索日:2022年2月5日
21,291件ありました。

年齢制限とか、未経験でも大丈夫なのかな・・・?
「年齢不問・未経験可」で検索すると・・・
19,891件もありました。つまり・・・
年齢不問・未経験可の求人が90%以上 ということです。

社会福祉士には仕事がたくさんあるんだね!
でも実際に採用されるには、自分の経歴や話し方なども大切です。これは仕方ないですね。
ただし実際に採用されるには、個人の経歴やコミュニケーション力なども影響されるでしょう。これは致し方ないですね。
社会福祉士に需要がある理由と将来性
社会福祉士には仕事も需要もありました。でも、どうしてでしょうか?
理由は簡単です。社会で困っている人たちが増えているからです。例えばこんな感じです。
- 高齢者がどんどん増えている → 高齢者の支援をする仕事が増える
- 発達障害やうつ病などの心の問題が増えている → 心のケアをする仕事が増える
- 子どもを虐待する親が多くなっている → 子どもを守る仕事が増える
社会福祉士の仕事が増えるということは、それだけ生きづらい世の中になっているということです。それは悲しいことです。
でも、これが現実です。
社会福祉士には仕事があるだけでなく、職業としての将来性もあります。なぜなら、社会に困っている人たちはこれからも減らないからです。むしろ増える可能性が高いです。
社会福祉士は、社会に必要とされる資格です。ぜいたくはできませんが、安定した仕事ができるし、やりがいもあります。

将来性はどうなん?
社会福祉士は、これからも仕事が増える職業です。つまり、将来性があります。
なぜなら、社会福祉士が働く場所を見てみると、たくさんの分野があるからです。
≫参考:令和2年度社会福祉士就労状況調査結果
順位 | 就労分野 | 割合 |
1位 | 高齢福祉 | 39% |
2位 | 障害福祉 | 18% |
3位 | 医療 | 15% |
4位 | 地域福祉 | 8% |
5位 | 児童・母子福祉 | 8% |
6位 | 行政 | 7% |
7位 | 学校・教育関係 | 1% |
– | その他 | 4% |
1位 高齢福祉 | 今後も仕事が増えるでしょう
1位の高齢福祉分野は、これからも仕事が増えるでしょう。
日本では、年をとった方がどんどん増えています。10年後には65歳以上の人が全体の35%になります。
高齢になると、認知症などの課題も起こりやすくなります。高齢者を支援する社会福祉士は、必要とされていて、これからもっと必要になっていくでしょう。

出典:総務省統計局HP
2位 障害福祉 | 今後も仕事が増えるでしょう
2位の障害のある人のための施設やサービスも、今も増えています。例えば、うつ病などの心の病気が多くなっていますね。

出典:厚生労働省HP
最近では、大人になってから気づく発達障害というものも注目されています。
「発達障害のある部下の面倒をみきれない!」と困る上司はけっこう多くて、こちらの記事がよく読まれています。
3位 医療(病院やクリニック) | 今後も仕事が増えるでしょう
3位の病院やクリニックなども増えるでしょう。高齢の方が増えるということは、病気になる人も増えるということです。
それに、病院で働く社会福祉士(MSW)という人たちがいます。MSWは病院の地域連携室などで働いていますが、一昔前は看護師さんがしていた役割です。
MSWがどんな仕事をしているのか、動画でざっくり見ておきましょう。
その他の分野 | 今後も仕事が増えるでしょう
例えば、5位の子どもやお母さんのための施設やサービスです。
児童虐待解消のため、国は『子ども家庭ソーシャルワーカー』を社会福祉士の上乗せ資格とすることを決めました。
子どもの安全を守る役割は、社会福祉士にも期待されているのです。
児童相談所は、市役所や区役所などの行政機関(公務員の職場)です。
6位の行政も、これから増えるでしょう。
『福祉職公務員』と呼ばれますが、社会福祉士の資格が必要なことが多いです。
応募するときに、「社会福祉士の資格があること」と書かれていたりします。社会福祉主事という資格ではだめなんですね。
≫参考:公務員試験情報サイト【KoumuWIN!】

でも公務員は年齢制限があるから、20代じゃないと無理じゃない?
「もう40代だから公務員は関係ないな・・・」と思わないでください。
採用する自治体によっては、社会福祉士であれば40代・50代でも応募できる場合があります。
違う仕事から転職する人も多い業界なので、チャンスは意外とあなたの近くにあります。
詳しくは『社会福祉士・精神保健福祉士は公務員試験受けないと損?【社会人向け】』を読んでみてくださいね。
AIが社会福祉士の仕事を奪ってしまう?
AIはご存知ですよね。人間のように答えたり話したりできるコンピューターのことです。
AIはすごい技術なんですが、人間の仕事を奪ってしまうんじゃないかと心配している人もいます。
AIは、相談記録などの書類作りに役立つかもしれません。それは、社会福祉士にとっても楽になることですね。
でも、AIが社会福祉士の代わりになることは難しいと思います。人生には正解がないからです。社会福祉士は、人の話をじっくり聞いて、一緒に答えを探すんです。
あなたは人に相談するときに、正しいことや答えを言われると、イライラしたりしませんか?「もう知ってるよ!」「そんなのできないよ。」って思ったりしませんか?
それなのに、AIが「あなたはこうすればいいよ」と言ってきたら、信じられますか?
「AIに何がわかるの?」って感じますよね。人は気持ちも大切にして、物事を決めるんです。
- 「あなたの話を聞きたい」
- 「あなたと一緒にがんばりたい」
- 「あんたが言うならやってみようか」
孤立して誰の話もきかなかった人がこう思ってくれるのが、社会福祉士の専門性です。
社会福祉士は、関係づくりのプロになる仕事。
だから、あなたの人生の経験も活かせますし、支援することで、自分も人として成長できます。とてもおもしろい仕事なんですよ。
社会福祉士資格のメリットは何?

社会福祉士ってメリットあるの?取っても意味ないならやめとこうかな・・・。
社会福祉士になると、いいことがたくさんあります。どんなことか、簡単に言うとこんな感じです。
- 給料が上がる
- 国家資格の権威性(信用を得られる)
- 仕事を探すときに、選べる職場が増える
- ほかの資格も取れる(児童指導員、児童福祉司、社会復帰調整官など)
- 成年後見人になれる
≫成年後見人は社会福祉士・精神保健福祉士の副業になるか?【検証】 - 専門の知識が身につく
- 自分に自信が持てる
社会福祉士は、『名称独占資格』です。これは、社会福祉士という名前をつかって良いのは社会福祉士をもっている人だけ、ということです。
でも実際は、名前だけの資格じゃないですね。最近は、社会福祉士じゃないとできない仕事も増えています。
たとえば、求人に「社会福祉士必須」と書いてあったら、それは社会福祉士しか応募できないってことです。
社会福祉士になると、どんなメリットがあるか。もっと詳しく知りたい人は『社会福祉士のメリットTOP7【とって良かったこと】現役解説』を見てくださいね。
最後に
社会福祉士は仕事があるし、引く手あまたの安定職です。専門職だから転職もしやすいです。それに社会福祉士は、おもしろい仕事ですよ。
でも、社会福祉士になっても、お金持ちになれるわけじゃないです。安定して働けて、生活しやすいくらいですね。
社会福祉士になりたい人は、『社会福祉士になるには?【学歴別&社会人の受験資格取得12ルート】』を見てくださいね。どうやって資格を取れるか、わかりますよ。

社会福祉士でも、もっとお金が欲しいなぁ。年収600万円くらいがいい。
平均年収403万円だけど、年収600万円以上も夢じゃないです。どうやったらそうなれるか、『社会福祉士で年収600万円以上は簡単?超える方法5つ紹介』で教えますね。
社会福祉士として就職や転職を考えている人は、『経験者が選ぶ!社会福祉士おすすめ転職サイト・転職エージェント3つ』を見てくださいね。この方法で探せば、高収入の仕事も見つかりやすいでしょう。

社会福祉士って、仕事があるんだね。

そういうことです!ではでは、今回はここまでです!あなたも社会福祉士にチャレンジしてみませんか。応援していますよー!
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