
精神保健福祉士ってどんな仕事するんやろ?

イメージしにくいよな
どうも!社会福祉士・精神保健福祉士のぱーぱすです。
- 精神保健福祉士ってどんな仕事をするの?
- 説明をきいてもイメージし辛い・・・
精神保健福祉士の仕事って、いまいちわかりづらいです。
精神保健福祉士(PSW)は何をする専門職かというと、「精神障がいのある方の生活のしづらさを支援する仕事」といえます。でも、これだけではイメージしにくいですよね。
実は、説明するのも難しいのが精神保健福祉士(PSW)の仕事です。
精神保健福祉士の仕事は、とても個別性が強く、柔軟で幅広いので、カンタンには言いづらいです。現場ごと、利用者・患者さんごとに、できること・やっていることに違いがあります。「精神保健福祉士は〇〇をする」みたいに言えることが案外少ないんです。
「それじゃあ何もわからないじゃないか?」とさらにギモンが深まってしまいますが、1つ良い方法があります。
精神保健福祉士の仕事内容を、具体的エピソードとして理解することです。
精神保健福祉士(PSW)の仕事が物語でわかる文庫本
どんな本か?
「かかわりの途上で こころの伴走者、PSWが綴る19のショートストーリー」は、精神保健福祉士の仕事が19のショートストーリーでわかる本です。
冒頭でおつたえしましたが、精神保健福祉士は勤務先等によって、じっさいのありように違いのある職種です。めざすものは同じなのですが、「精神保健福祉士は〇〇をする仕事です」とは言いあらわしにくいのです。
無理にいいあらわしても「精神障がいのある人の生活のしづらさを支援する仕事」とバクゼンとした言い方になってしまいます。
そこで「ショートストーリーにして精神保健福祉士(PSW)の仕事を伝えよう」ということで書かれたのが「かかわりの途上で こころの伴走者、PSWが綴る19のショートストーリー」なのです。
著者は?
著者は3名です。精神保健福祉士の資格制度ができる1997年以前から現場で支援してきたベテランです。大学教授や理事として活躍するかたわら、本を多数出版されています。
本のボリュームは?読みやすいか?
本自体は270ページほどの文庫本ですので、持ち歩きやすいサイズです。
ショートストーリーは、1話が10~20ページ程度で完結します。物語で読みやすいし、短いので、本に慣れていない方でも読みやすいと思います。
難点は?
難点は、発行年が2009年と約12年前の著書ということで、売り切れなどで手に入りづらいかもしれません。
でも、精神保健福祉士(PSW)の仕事でめざすものや、考え方はそうそう変わるものではありません。良書に流行りすたりは無いということです。
なので、いまでも精神保健福祉士(PSW)の実像にせまれる本ということに変わりはないでしょう。
面白いところは?
著書から一部引用させていただきます。
何度目かの訪問で、竹山さんの許可を得て開けた洋服箪笥には、ロールケーキがずらりと並んでいた。ここで「なんでタンスにパンを入れてるの!?」と驚いたり、「腐っちゃうから冷蔵庫にしまおう」などと言って、やたら手を出したりしてはいけない。
引用元:相川章子 田村綾子 廣江仁(2009)『かかわりの途上で こころの伴走者、PSWが綴る19のショートストーリー』へるす出版 P33
このくだり、とても精神保健福祉士らしいなぁと感じます。人のテリトリーに土足では決して上がらない。こういう精神保健福祉士の細かな思考プロセスや所作、一挙一動を理解できるのは、本書ならではです。
どんな人にオススメか?
この本がオススメできるのは、以下のような方です。
「かかわりの途上で」が役立つ方・精神保健福祉士の仕事が知りたい方
・精神保健福祉士になろうか迷っている方
精神保健福祉士を目指している方にとっては、「精神保健福祉士ってそういう仕事をするのか」とリアルなイメージがもてるでしょう。
すでに現場で働いている方にとっても、「そうそう。PSWってそうだよな。」と共感する面白さがあると思います。精神保健福祉士の仕事内容がどんなものか、まだピンと来ていない方、よくわからないという方は読んでみるとモチベーションになると思います。
ただ、精神保健福祉士の仕事を知るには現場でアルバイトやボランティアをする方法もありますから、「本で手軽に知りたい」という方が読んでみるのはアリでしょう。
以上、精神保健福祉士(PSW)の仕事が物語でわかる文庫本という話題でした!
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