社会福祉士・精神保健福祉士

社会福祉士・精神保健福祉士の離職率【実はそんなに高くない?】

社会福祉士・精神保健福祉士

社会福祉士と精神保健福祉士の離職率って高い?

イメージほど高くないだろうね。

この記事の内容
  • 離職率を医療福祉産業の調査から推測
  • 離職率を介護職員の離職率から推測
  • 離職率の低い職場を見つけるポイント2つ

こんにちは。私は社会福祉士・精神保健福祉士として働いています。現場経験は約10年です。

社会福祉士や精神保健福祉士には「大変そう」「自分まで病気になってしまいそう」といったイメージのある方は多いのではないでしょうか?

その仕事の過酷さのバロメーターともいえる離職率。よく知らないまま社会福祉士や精神保健福祉士をめざすのはリスキーでしょう。

結論としては「社会福祉士と精神保健福祉士の離職率はそんなに高くなさそう」です。

また、離職率の低い職場を探すなら、以下2点がポイントです。

離職率の低い職場

  1. 従業員が多い
  2. 民間企業以外

どういうことか、解説していきます。

社会福祉士・精神保健福祉士の離職率【実はそんなに高くない?】

残念ながら、社会福祉士も精神保健福祉士も、離職率の統計調査は見当たりません

なので正確な離職率は誰もわからないのが現状です。

しかし、「医療福祉産業」や「介護職員」の離職率調査をもとに、離職率を推測できます。見ていきましょう。

「医療福祉産業」の調査から推測

「医療福祉産業」の統計調査では、離職率は1年で12.9%です。

どうなんそれ?

8人中就職したら1年で1人退職する。

けっこうリアルだよな。

医療福祉産業の2019年の離職率(1年以内)は12.9%でした。それほど高く感じない方が多いのではないでしょうか。

しかし、3年以内の離職率は38.4%でした。「2017年に大学を卒業して医療福祉分野に就職した人は、3年以内に38.4%が離職した」ということです。

大学卒平均は31.2%%、短大等卒平均は41.4%なので、ちょうど間くらいです。
(参照元:厚生労働省 新規学卒就職者の離職状況を公表します

でもさ、「医療福祉産業」って社会福祉士とか精神保健福祉士とは違うやろ?

するどい。「社会福祉士と精神保健福祉士を含む離職率」だからなあ。

社会福祉士と精神保健福祉士は、医療分野や福祉分野で働くこともあります。

なので、「医療福祉産業」の離職率は、社会福祉士と精神保健福祉士の離職率を含んでいます

でも、モンダイは、精神保健福祉士以外の職種も含んでしまっていることです。

例えば、医師、看護師、薬剤師、介護福祉士などの離職率も含まれているのです。

では次に、介護職員の離職率をみてみましょう。同じ福祉関係職ですから、社会福祉士と精神保健福祉士の離職率を考える材料になります。

介護職員の離職率から推測

介護職員の離職率は、1年で16.2%です。

いっぽう、全産業の平均離職率は1年で14.9%です。

介護分野は離職率が高いイメージをもつ方が多いと思いますが、実はさほど高くないのがリアルです。いちばん離職率が高い分野は「宿泊業・飲食サービス業」で、1年で30%です。
(参考: 厚生労働省ー平成29年度雇用動向調査結果の概要ー産業別入職率・離職率

ここまでの話を以下にまとめます。

離職率(1年以内)
  • 12.9%(医療福祉産業)
  • 16.2%(介護職員)
  • 14.9%(全産業)
離職率(3年以内)
  • 38.4%(医療福祉産業)
  • 32.8%(大学卒)
  • 42.8%(短大等卒)
  • 39.5%(高校卒)
  • 59.8%(中学卒)

社会福祉士と精神保健福祉士の離職率は、「そこまで高くなさそう」と推測できます。

離職率の低い職場を見つけるポイント2つ

離職率は、事業所の大きさや法人格で差があります。

介護の現場調査をもとにした内容ですが、就職先・転職先を探すなら知っておいて損は無いでしょう。

①離職率は大きな事業所ほど低い

結論は、大きな事業所ほど離職率は低いということです。

働いている人の数が多いほど離職率は低いです。(参考:事業所規模別離職率・法人格別の離職率

1年以内の離職率
~9名の職場 22.3%
20名~49名の職場 17.9%
100名以上の職場 14.1%

離職率の低い職場で働きたい方は、従業員が多い職場を選ぶのがベターと言えます。

② 民間企業は離職率が高い

各法人によって離職率に差があります。介護職員(施設等)の1年以内の離職率は以下のようになります。参考:事業所規模別離職率・法人格別の離職率

団体 1年以内の離職率
地方自治体 11.3%
社会福祉協議会 11.4%
社会福祉法人 15.7%
医療法人 15.8%
民間企業 23.4%

離職率が低い職場で働きたい方は、民間企業を避けるのがベターということです。

まとめ

社会福祉士と精神保健福祉士の離職率は調査されていないので、ハッキリとはわかりません。

参考ですが、医療福祉産業と介護職員の離職率は次の通りです。

1年以内の離職率
  • 12.9%(医療福祉産業)
  • 16.2%(介護職員)
  • 14.9%(全産業)
3年以内の離職率
  • 38.4%(医療福祉産業)
  • 32.8%(大学卒)
  • 42.8%(短大等卒)
  • 39.5%(高校卒)
  • 59.8%(中学卒)

この結果から、「社会福祉士も精神保健福祉士も、離職率はさほど高くなさそう」と考えることができます。

また、離職率の低い職場を探すなら、以下2点を抑えて探すと良いでしょう。

離職率の低い職場

  1. 従業員が多い
  2. 民間企業以外

ただし実際の離職率は、職場によるでしょう。結局はケースバイケースだと思います。

離職率や給与などの情報を知って就職・転職するには、転職エージェント等の活用が必要だと思います。

社会福祉士・精神保健福祉士向けにそれぞれおすすめをまとめましたので、ご検討の方は活用してみてくださいね。

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この記事を書いた人

社会福祉士 兼 精神保健福祉士です。
大学受験失敗 → 浪人・転向 → 国家資格ダブル合格 → 就職 → パワハラ遭遇 → 転職 → 福祉現場で10年超
現職で働きながらブログ書いてます。月3万PV。妻と猫が大切。

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しゃふくさん

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