

どうも!社会福祉士・精神保健福祉士のぱーぱすです。
「精神保健福祉士になって良かったことは?」
「やりがいってある?」
社会福祉士や精神保健福祉士をお考えの方なら気になると思います。社会福祉士も精神保健福祉士も、ネガティブなイメージのある方が多く、「やめたほうが良い」という意見もあるくらいです。
しかし、この仕事の魅力を知らずに見限っては、機会損失です。せっかく「自分が変わる」チャンスなのに、見逃してしまうことになりかねません。
じっさい、私は、社会福祉士・精神保健福祉士になって自分が変わりました。今の私があるのはこの仕事についたおかげです。
しかし、「自分はこのままでいたい!」「今の私が好き」という方にとっては、知らず知らずのうちに自分が変わってしまうのは、避けたいこと、怖いことではないでしょうか?
今回は、私の「自分が変わった」話をします。「自分が変わる」とは大事ですから、これから社会福祉士や精神保健福祉士になるという方にとって、心づもりになるでしょう。
ではまいりましょう!
社会福祉士・精神保健福祉士の「自分が変わる魅力」体験談
私がどのように変化したかというと、ポイントは3つです。
- ①自分に厳しい
- ②他人を変えたい・他人が悪い
- ③自分のことだけ考える
- ①自分に優しくなれた
- ②変えられるのは自分
- ③人の都合も考える
とても個人的でちょっと恥ずかしいですが・・・じっさい、学生時代の友人などに会うと「昔のぱーぱすとは思えない」と口々に言われるほどです。
これは私だけではなく、周りの社会福祉士や精神保健福祉士からも「自分が変わった」という話をよく聞きます。
おそらく、社会福祉士・精神保健福祉士とは、自分が変わる、人生までも変わっていくという仕事です。
ポイントごとにお話ししていきます。
自分に優しくなれた
もともと私は「○○じゃないといけない」とか「○○すべき」という考えを自分にも他人にも向けるところがありました。
例えば
「学校を卒業したら働かないといけない」
「○歳には結婚していないといけない」
「結婚したら子どもを育てないといけない」
がんじがらめの価値観に自分をしばりつけ、目の前にレールを自ら引いていた私。しかし、レール通りにうまく進めないのが人生。
結局、思うようにならないことが多く、ずっと苦しんで生きていました。
しかし、社会福祉士や精神保健福祉士として仕事をするうち変わっていきました。
例えば、精神障がいのある方を支援をするなかで、「仕事すべき」とか「結婚すべき」なんてことは言うわけにはいかなかった。社会福祉士や精神保健福祉士は多様な価値観を受容する専門職だからです。
ホンネとしてはつい言いたくなってしまう「どうして○○しないんですか?」という言葉を飲み込みながら、日々支援をし続けました。
たくさんの人の人生を見ました。たくさん夢や希望、失敗や挫折、喪失や悲嘆を聴いてきました。
「思うようにいかなかった」という彼らの苦しみ。私自身の人生とダブって見えました。
私は心の内の声は秘めつつ、専門職として演じ、声をかけました。
「ご自身にも優しくしてあげてください。もう十分頑張ってこられたのですから・・・。」
こうして、かけ続けた言葉は自分自身に返ってきました。
私も自分に優しくしてあげよう。
次第に本気で思えるようになりました。
社会福祉士・精神保健福祉士の理想像を演じるなかで、プライベートな自分自身もそれに近づいていったのです。
いつのまにか私の目の前のレールは取り払われました。そこには自由が広がっていました。
生き方は自由なのだ。
社会福祉士・精神保健福祉士として働くなか、自分自身をいたわれるように変わりました。ずっとラクに生きられるようになったのです。
自分が変われば周りも変わるとわかった
もともと私は、人のせいにばかりして生きていました。
「どうして○○してくれないのか?」
「私が○○するのは親が○○だからだ」
周りのせいにばかりしていました。周りの人を変えようとしていました。
でも、変わらないんですよね。変わらないからどんどんイライラして、不満や怒りをかかえていきました。
ところが、社会福祉士や精神保健福祉士として人の人生・生活を支援をしていて、ある事実に気づくようになりました。
それは、「人のせいにしている人の人生は好転しない」ということ。
支援が上手くいかないケースの大半は、ハッキリいって「自分が変わろうとしない人」です。
「周りが悪い」
「あいつが○○してくれたら」
「あの時○○といわれたから」
「親が○○だから」
「子どもが○○だから」
そう言い続けている人たちの人生には、変化が起きないし、彼らが望むような人生には変わっていかないのです。彼ら自身が「自分が変わろう」と思うようにならない限りは・・・。
この事実に私は気づき、私自身の人生についても考えてみました。
自分が変わろうとしない人の人生は何も変わりはしない。
まずは自分が変わろう。
そう思うようになったのです。
例えば仕事で苦境にあっても、「配属を変えてもらいたい」「こんな仕事どうしようもない」となる前に、「どうすれば乗り越えられるか?」「私が変えられることは何か?」と考えるようになりました。
周りを変えるのではなく、自分が変わること。自分が変えられることに集中すること。
自分が変わると、不思議と周りも変わりだす。
私の生き方、人生が変わるほどの気づきでした。
気持ちをコントロールしやすくなった
もともとは感情のアップダウンが激しい人間でした。ささいなことで怒ったり、不機嫌になったり。周りからは気難しい人間に見えていたようです。
ところが、社会福祉士・精神保健福祉士として働くなかでは、自分の感情をコントロールしないといけませんでした。腹が立っても、嫌いだとしても、好意的だとしても、全ての人をかけがえのない存在として尊重する専門職だからです。
しかし、そんな神様のような慈悲の心は、私にはありませんでした。なので、ホンネを隠して、演じないといけませんでした。
正直言って、腹が立つ利用者さんもいました。嫌いな患者さんもいました。逆に、魅力的な利用者さんもいました。
それは、自分の感情を見つめ「専門職としてどう関わると良いか」を考えて行動する繰り返しの日々でした。
いつの間にか、感情をコントロールしやすくなっていることに気づきました。自分の感情に気づきやすくなったのです。
怒りや嫌悪、ストレスに気づきやすくなりました。感情とは不思議なもので「自分はいま、怒りを感じている」と理解すると、それだけで怒りの感情は少なくなるところがあります。
ストレス対処がしやすくなり、昔と比べて気持ちのコントロールがしやすい自分に変わっていきました。
【まとめ】社会福祉士・精神保健福祉士になると変化できる理由
なぜ、社会福祉士や精神保健福祉士として働くと変化が起きるのでしょうか?私の考える理由は2つです。
①自己覚知
②たくさんの人生を知る経験
自己覚知はカンタンにいえば「自分を知ること」です。

社会福祉士も精神保健福祉士も、自分をよく知ることで、より良い支援ができる専門職。良い面も悪い面も深く知っていくことになります。そのプロセスで、自己理解が深まり、変化のきっかけとなるのでしょう。
また、大勢の人生を知るのも社会福祉士・精神保健福祉士ならではです。普段の生活では、ふつう聞きもしない人それぞれの人生の奥深さを知ることになります。嬉しさ、楽しさ、悲しみ、苦しみ、戸惑い、嫉妬、恋愛、挫折、夢、親への憎しみ等々。
それらが、利用者さんや患者さん1人のモンダイではなく、家族代々の文脈でつながっているケースをたくさん見ます。
そうした経験が、いつの間にか働く私たち自身の価値観までも変えていく。結果、生活・生き方が変わり、人生が変わるレベルの変化が起きるのではないでしょうか。
私は社会福祉士・精神保健福祉士になって良かったです。この仕事についたきっかけは、何か劇的なことがあったわけでもなく。色んなめぐりあわせでしかありません。
でも、今、満足のいく人生を送らせてもらえているのは、社会福祉士・精神保健福祉士の魅力のおかげと感じています。
以上、社会福祉士・精神保健福祉士の「自分が変わる魅力」体験談という話題でした。
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