【体験談】医療ソーシャルワーカーがきつい3つの理由【経験者解説】

当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています

医療ソーシャルワーカーってきついの?実際はどうなの?

こうした思いの方へ。

医療ソーシャルワーカーがきつい理由3つ

  • 医師の指示に従わなければならない場合が多い
  • 価値観がぶつかる
  • 給料・年収・昇給はイメージほど高くない

わたしは社会福祉士・精神保健福祉士で、現場経験は10年以上です。医療ソーシャルワーカーの経験があります。

この記事の結論は、

医療ソーシャルワーカーとして働くなら、医師のワンマンぶりや医療の価値観との葛藤、給料・年収の現実に備える必要があるということです。

実体験をまじえ、理由を解説していきますね。

【体験談】医療ソーシャルワーカーがきつい3つの理由【経験者解説】

医療ソーシャルワーカーがきつい3つの理由

医療機関では、医師が絶対的な権力をもち、社会福祉士や精神保健福祉士は医師の指示に従わなければならない場合が多いです。

また、医療機関では医学モデルが優先され、社会福祉士や精神保健福祉士がもつ生活モデルとは異なる価値観がぶつかることがあります

さらに、医療機関は給料や待遇が良いというイメージとは裏腹に、社会福祉士や精神保健福祉士の給料・年収は低く、昇給も少ないことが多いです。

では、上記3つの理由の具体的な例として、私の体験を話します。

私の体験談

私は10年以上、社会福祉士・精神保健福祉士として働いています。そのうちの数年間は精神科クリニックで医療ソーシャルワーカーとして働いていました。

そこでは、医師がワンマンでオーダーを出し、カルテを汚い字で書き、看護師や私たちに対しても尊大な態度をとることがありました。

私はそのような医師に反発し、衝突することもありましたが、結局は医師の言う通りにしなければならない場面が多くありました。

医師と医療ソーシャルワーカーの関係は「指示」ではなく「指導」の関係です。ただし実態は、「指示」のような圧力があります。それくらい、医師の立場は絶対的です。

また、クリニックでは患者さんをあくまで病人として見ており、本人の希望や能力よりも管理・保護を優先する傾向がありました。

私はそれに疑問を感じており、患者さんに添った支援をしたいと思っていましたが、医師や看護師と意見が合わず、対立したり葛藤することがありました。

さらに、クリニックでの給料・年収はイメージほど良くありませんでした。

手取りは約20万円で賞与も年2か月ほどでした。昇給も年1回で0円~2000円程度でした。10年働いたとしても、最大で2万円の昇給ということです。

統計としても、医療ソーシャルワーカーの平均年収は、社会福祉士や精神保健福祉士の平均年収とほとんど変わりません。

下記は社会福祉士や精神保健福祉士の年収高い職場ランキングです。リアルを知ってもらえるでしょう。

私はその後、地域の事業所に転職しましたが、年収は約50万円ほど上がりました。

こうした経験から私は、医療ソーシャルワーカーとして働くなら医師のワンマンぶりや医療の価値観との葛藤、給料・年収の現実に備える必要があるとお伝えしています。

最後に あなたへのメッセージ

この記事を読んでいただいたあなたは、医療ソーシャルワーカーとして働くことに関心のある方だと思います。

私はそうしたあなたに向けて、私の体験をもとに、医療ソーシャルワーカーがきつい理由を3つにまとめました。

もちろん、医療ソーシャルワーカーとして働くことにはメリットもあります。

医療の最前線で働くことで、専門性や知識を高めることができます。また、医師や看護師などと協働することで、チームワークやコミュニケーション力を身につけることができるでしょう。

さらに、患者さんやそのご家族を支援することで、やりがいや充実感を感じることもできるはずです。

しかし、医療ソーシャルワーカーとして働くことにはデメリットもあります。

例えば医師のワンマンぶりや医療の価値観との葛藤、給料・年収の現実などです。これらは私の個人的な体験ですが、他の方も同じような経験をされているかもしれません。

そこで、私はあなたにおすすめしたいことがあります。

それは、医療ソーシャルワーカーとして就職する前に、しっかりと自分の目的や価値観を確認することです。

  • あなたが医療ソーシャルワーカーとして働きたい理由
  • どんな支援をしたいか
  • どんな働き方をしたいか
  • どんな給料・待遇を望んでいるか

これらの問いを考えてみてくださいね。

この記事があなたの就職活動やキャリアプランに役立てば嬉しいです。

もしあなたが、既に医療ソーシャルワーカーとして働いていていて転職をお考えなら、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

コメント