社会福祉士の年齢層や平均年齢ってどうなの?年齢制限はあるの?
こういったギモンのあるあなたへ。
この記事の内容
- 社会福祉士の年齢層
- 社会福祉士の平均年齢
- 社会福祉士の年齢制限
私は社会福祉士・精神保健福祉士で、現場経験は約12年です。
今回は、社会福祉士の年齢についてお話します。
先に、結論を言いますね。
この記事の結論
- 社会福祉士は若い人から年配の人まで幅広い年齢層
- 平均年齢は公表されていない
- 年齢制限はない
では、それぞれ詳しく話していきますね!
社会福祉士の年齢層・平均年齢・年齢制限は?|グラフで解説します!
社会福祉士の年齢層
社会福祉士全体の年齢層は公開されていませんが、10万人の社会福祉士が答えた調査結果があります。
≫参考:令和2年度社会福祉士就労状況調査結果
調査結果をグラフ化したのがこちらの円グラフです。
社会福祉士の年齢層は、20代から60代以上まで幅広いです。
このグラフで注目なのは、次の3つです。
- 社会福祉士の年齢層はバランスが良い
- 強いて言うなら30~49歳がやや多い
- 60代以上の社会福祉士が15%
社会福祉士の年齢層はバランスが良い
社会福祉士の年齢層は、若い人から年配の人までバランスが良いです。
これは、社会福祉士としての技術や知識を次世代に伝えやすくするとともに、特定の年齢層が不足する心配がないということです。
社会福祉士は、さまざまな世代の人を支援します。その社会福祉士自身も、さまざまな年齢層で構成されているということがわかりました。
社会福祉士の平均年齢はわからない
残念ながら、社会福祉士の平均年齢は公表されていないので、わかりません。
ただ、調査結果の円グラフから、40代前半ぐらいではないかと推測できます。
社会福祉士の年齢制限
社会福祉士の資格取得には、年齢制限はありません。詳しくはこちらの記事でわかります。
ただし、社会福祉士として働くには、職場によって定年があることもあります。これは仕方ないですね。
社会福祉士をめざせるって言っても、今からだと遅いんじゃない?
そんなことはありません!
社会福祉士は社会人から目指す人が多い資格です。
実際、社会福祉士の国家試験受験生の半分は、31歳以上の人です。
そして、社会福祉士になった後も、求人の90%以上は、年齢制限なし&経験不問です。
社会福祉士国家資格の価値を感じますね。
社会福祉士の仕事は、社会人経験や主婦・主夫経験、辛いことを乗り越えた経験など、あなたの過去や現在のすべてが役に立ちます。
ただし、自分勝手に支援するのではなく、専門職・プロとして社会福祉士の価値・知識・技術を使って支援することが大切です。
これが素人と違うところです。
最後に 社会福祉士は転職に強い資格職
幅広い年齢層の方が、社会福祉士になっています。
しかも、社会福祉士になっていったん就職したからといって、最後までその職場で働かないといけないわけじゃありません。
社会福祉士は、30代、40代、50代でも転職しやすい、いわゆる『転職に強い資格職』だからです。
詳しい話はこちらの記事で話していますが、
要点だけ言うと、次の3つです。
社会福祉士が転職に強い理由3つ
- 相談支援の現場は慢性的に人手不足だから
- 『即戦力性』がある資格職だから
- 国家資格さえあれば応募要件がゆるくなるから
社会福祉士は、前の職場でつちかったノウハウを次の職場に活かせるので、『即戦力性』があります。
面接の技法、福祉サービスの知識、大切にすべき価値など、職場が変わっても通ずるのです。
社会福祉士が転職に強い専門職であることは、私自身が2回の転職を経て実感していることでもあります。
例えば私には、精神疾患のある方を支援してきた経験があるのですが、そこで得られたノウハウは児童相談所でのケースワークに役立ちました。
児童相談所の児童虐待対応においては、保護者に精神疾患のあるケースが少なくありません。
児童福祉分野で働く専門職の間ですら、”精神の保護者”というだけで
「ややこしい」
「難しい」
「何をするかわからない」
と言われることがあります。しかし、こうしたアセスメントは不正確で偏見に満ちています。
でも私には、精神疾患のある方を”支援対象”とみて関わってきた経験があるので、冷静に捉えやすいし、関係もつくりやすいです。
やや自慢げな話になって恐縮ですが、このように、ある福祉分野での経験は、他の分野でも活かせるのです。同じ分野での転職なら、なおのことノウハウを持ちこせます。
だから、社会福祉士は転職に強いのです。
社会福祉士は幅広い年齢層の方がめざせるし、就職後も選択肢もけっこう開かれた資格職です。
給料や年収は多いとまではいえませんが、その点さえ許容できれば、食いっぱぐれないのも魅力ですね!
もし、社会福祉士になりたいと思ったら、12通りのルートがあります。あなたの学歴や実務経験に合わせて、最短で目指せる方法を探してみてくださいね!
それではまた!
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