社会福祉士実習(MSW)は『余命』がとびかう壮絶現場だった体験談

資格・受験

社会福祉士の実習って、まだ覚えてるんか?

はじめての実習だったし、キツかったからな

どうも!社会福祉士・精神保健福祉士のぱーぱすです。私はとある大学病院で社会福祉士実習をうけて社会福祉士になりました。(10年以上前のことです)

社会福祉士実習にはこのようなイメージがあるかと思います。

  • きつそうだしツラそう
  • 緊張しそう
  • 実習日誌を書くのが大変そう

いろんなイメージがあると思いますが・・・まずひとこと言わせてもらうと

しんどかったです。社会福祉士実習は180時間、つまり約1か月間です。とうぜん、はじめての環境で過ごすので人間関係の緊張もあります。

これだけでもしんどいのですが、大学病院・MSWの現場でしたから、毎日のように「余命〇か月」という話を耳にして感覚がおかしくなりそうでした。

救いだったのは、実習担当のMSWさんが素晴らしい方だったことです。その方は今でも私の目指すソーシャルワーカーのモデルです。

これから社会福祉士実習をむかえる方やMSWにご興味のある方は、私の体験談が心の準備になるかもしれません。ぜひおつきあいください。

社会福祉士(MSW)実習は『余命』がとびかう壮絶現場だった体験談

私の実習先は、ある大学の医学部付属病院のMSW現場でした。(MSWは医療ソーシャルワーカーのこと。英語でMedical Social Workerです。)

その現場のMSWは、病棟の患者さんたちの転院や医療費の相談、治療方針の相談など、ひとまとめに受けていました。病棟の看護師から依頼をうけて、病室にいる患者さんに会いに行って相談を受けることもよくありました。

実習を思い返してみると、ほんとうにいっぱいいっぱいでした。余裕なんてありませんでした。

現場では毎日のように「余命〇ヵ月」「余命〇年」などという話が行きかいました。(そうした話が出ないMSW現場もあるでしょう)

しかし、なぜか当時の私はそういった話をきいてもリアリティがわきませんでした。現実感が無い・・・。なぜかピンとこなかったのです。

まるで、映画かテレビでも観ているような感覚でした。

実習担当のMSWさんに「こんなに悲しいことなのに、悲しいと思えません。」と話したことがありました。

MSWさんから返ってきたのは「あまりに衝撃的なことばかりで、気持ちが傷つかないように守っているのではないか」という言葉でした。

私は納得しつつも、内心「いや・・・単に自分は冷たい人間なのではないか・・・」「福祉の仕事に向いている人なら、もっと心を痛めたり共感するのはず・・・」と感じていました。

余命宣告について

当時の私がギモンでならなかったのは、「余命がわかっているのに患者さんご本人に伝えない場合があること」でした。

私は、「自らの余命がわかった方が残った時間を有効に伝えるから伝えた方が良い」という自らの考え方だけでとらえていたわけです。

なぜ伝えないのかとMSWさんに質問したところ

「余命を知りたくない方もいる」
「そもそも余命は不確かで変わることもある」

こうした説明をもらいました。少し納得しきれない思いもありましたが、「そういうものか・・・」と聞き入れた記憶があります。

自分以外の価値観があることは、今なら認められますが、当時は不可解でならなかったのです。

余命に感情を揺さぶられていては仕事にならないか・・・

余命の話がとびかうようなMSW現場では、感情を揺さぶられていては仕事にならないのかもしれません。

涙を流している間にも、面談や訪問をまつ患者さんが待っているからです。毎日落ち込むようなメンタルでは、いずれ支援ができなるなるはずです。

なので、気持ちはひとまず脇においておいて、支援にあたることになるでしょう。

でも、亡くなっていく方やご家族の目には、淡々とした対応はどのように映るのか。悲しみの気持ちにフタをすることは、支援として良くないこともあると思います。

こうした現場では、共感力と、自らの気持ちを保てるメンタルとのバランス感覚が求められるように思います

これから社会福祉士実習をうける方へ

エラそうですが、1つお伝えさせてもらうなら

実習日誌と実習メモは、数年後の自分へのプレゼントになる

ということです。

思い出になるから?

それだけじゃないんだ

社会福祉士として仕事をするうち、誰もが成長していくと思います。感じ方、考え方、価値観までも変わっていくと思います。変わった頃には、昔の自分をリアルに思い出すのはなかなか難しいかもしれません。

でも、何か記録が残っていると、それを皮切りにいろんな体験が思い返されるはずです。

私自身、当時のメモを少し見返すだけでも「こんなこと考えてたのか!?」とビックリしました。これは同時に、自身の変化を振り返れる手がかりともなります。

社会福祉士の仕事は、なかなか成長を感じにくかったり、燃え尽きそうになることがあると思います。けれど、自分自身が成長していることがわかれば、エネルギーをもらえます。エネルギー源は多い方が良いです。

実習日誌やメモは、一通り終わったら捨ててしまいたくなるかもしれませんが、何年後かの自分へのプレゼントとなります。残しておかれることをおすすめします。

以上、社会福祉士(MSW)実習は『余命』がとびかう壮絶現場だった体験談という話題でした!

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