福祉の仕事って、飲みニケーションが多いんか?
多いぞ。
ネットワークや人のつながりをつくる視点があるからな。
こんにちは!社会福祉士・精神保健福祉士のぱーぱすです。
「社会福祉士や精神保健福祉士はどんな仕事をするの?」ときかれたら、仕事の幅はホントに広いので、端的には言いにくいですね。それで私なりの答えの一つが、
「社会福祉士や精神保健福祉士は人と人のつながりをつくる仕事」
というものです。実際、いろんな現場で飲み会がよくあります。(現在はコロナウイルスの影響でリアル飲み会は下火ですけどね)
福祉の現場で働いている方や、社会福祉士・精神保健福祉士の方々の現場でも、ネットワークづくりのために飲み会がよく開かれていたり、研修後に懇親会があったりと、参加したことのある方も多いのではないでしょうか?
でも、ネットワークやつながり作りといっても、気疲れしますし、お金もかかるので、参加するのは結構大変ですよね。
「つなぐ」というと、例えば、病院の支援者であれば、退院にむけて入院患者さんと地域の福祉施設とつなぐ、福祉サービス(ヘルパー等)とつなぐ、役場の方(社会制度等)とつなぐ、家族とつなぐなどなど。
わたし達の仕事は、誰かと誰かをつなげる仕事だらけです。
恋愛するための関係づくりではないんですけど、人と人をつなぐという意味ではキューピッド的なんです。でも、人のつながりをつくるのは意義あることですけど、けっこう大変ってのも事実です。
この記事はそういった話をしていきますので、
・福祉現場で飲みニケーションがよくある理由がよくわからない方
・つながりをなるべくラクにつくりたい方
上記のような方に役立つ内容になっています。それではまいりましょう!
社会福祉士&精神保健福祉士は人と人をつなげる仕事
人と人をつなぐ前に、自分自身が人とつながれること
さてさて、人と人をつなげる仕事をたくさんする社会福祉士・精神保健福祉士なので、まずは自分自身が人とつながれるスキルがいります。
例えば、AさんとBさんをつなげるのは、まずは自分自身がAさんともBさんともつながっていなければできません。
何かイベント等をひらけば、知らない人同士をつなげることもできるでしょうけれど、日々の仕事からするとこれは特殊な場面でしょう。
人と人をつなげるのは、たいていアナログ的に行うことになります。直に会って、顔の見える関係になることがポイントでしょう。
ちなみに、AI技術がもっと普及したら、デジタル的に人と人をつなげる機会が増えるかもしれません。オンライン上でやり取りして、つながりができるというのもありえるでしょう。
オレは内向派やからなー
人とつながれって言われても正直キツイで。
安心しな。
人とつながるのはあくまでスキル。
むしろ、内向派の方が得意だったりするぞ。
自分自身が人とつながるスキル。ここで、スキルという言葉をつかったのは理由がありまして。
別に、親友になろうとか、仲間になろうとか、深い関係になろうという話ではないのです。そんなことをしていたら、時間的にも労力的にも、身が持たないですから。
浅い関係性でも、人と人をつなぐことはできます。浅い関係性といいましたけど、もう少し厳密にいうと目的をもった関係性ってことです。
親友とか仲間とかは、目的がなくても会ったり話したりするものだと思います。休みの日に理由なく遊んだり、出かけたり、ラインでやり取りしたりって感じです。
「つながる」っていうと、そこまで親密にならなくても大丈夫ということです。仕事だったり、ビジネスだったり、役割だったりで、目的のある関係でOKなんです。
福祉業界でよくある飲みニケーション
私が昔にいた職場では、毎週のように飲み会がありました。ちなみに、わたしは下戸でして、ほとんど酒は飲めません・・・。気を遣って酒を飲んだこともありますが、年々ソフトドリンクばかり飲んでいました。
いろんな理由で飲みニケーションが奨励されている職場でしたので、その整理と私の考えを盛り込んで説明していきます。
燃え尽き予防のため
1つ目の理由は、燃え尽きの予防です。社会福祉士も精神保健福祉士も対人支援の仕事ですから、なかなかゴールが見えないです。仕事の節目がないんです。だから、飲み会をして、ちょっと仕事の話をすることで、自ら節目をつくろうって考えでした。
人とつながるため
2つ目の理由は、飲みニケーションで人とつながるためです。人と人をつなぐ前に、まず我々がつながりましょうよってことです。
ただ正直なところ、私は飲み会で自分をさらけ出したり、親密になっていくのが苦手でした。日々の仕事をとおしてつながっていく方が、しやすかったです。
こんな私でもそれなりに飲みニケーションできていたわけなので、「飲み会に行かねば!話さねば!」と無理に気負わなくて良いんじゃないかと思ってます
酒好きな方のため
3つ目の理由は、酒好きな方が仕事にかこつけて飲むためです。これはもう、そのまんまの理由ですね(笑)そういう方がいました。飲み会って、1回3000円~4000円くらいかかりますけど、酒代が高いんです。
酒を飲まない人だけで居酒屋にいくと1人2000円くらいで済むってこともざらにあります。酒代、高し。
飲み会で、私自身が救われたり、勇気づけられたり、楽しかったって思い出がたくさんあります。緊張してロクに話せなかったことも、もっとたくさんあります。
飲み会は、独身の間じゃないとなかなか自由に参加しにくいかもしれません。独身の社会福祉士や精神保健福祉士の方、福祉現場の方で「全然飲み会いったことないよ~」って方は、何度か参加してみてほしいなと思います。
まとめ 人と人をつなげる仕事だが無理はしないで
う・・・
今週は毎日飲み会・・・疲れた・・・
しかしこれも仕事のうち・・・
おいおい、無理するなよ。
社会福祉士も精神保健福祉士も、人と人をつなげる仕事です。ただ、だからといって「自分自身もたくさんの人とつながろう!」って無理はしないでくださいね。社交的な方でたくさんの人と触れ合うのが楽しい方なら、ドンドンやってくださいね!とエールをおくります。
でも、そういう方ばかりではないと思うし、むしろ社会福祉士も精神保健福祉士も内向的な方の方が多いんじゃないかと思うんですよね。
一人一人の表情やしぐさ、気持ちにしっかりと目を向けて、誠実に関わろうとする方が多いと思います。そりゃ疲れて当然ですよねってことです。
そうした方にとっては、飲み会はホントに疲れると思います。なので、時には断っても良いと思うんですよね。
できる範囲でコツコツと。ワーカーの仕事は瞬発力より継続力だと思います。
「このままで良いのか不安だ・・・。」「先輩の仕事ぶりに比べて私は・・・。」「人と関わるのが疲れる・・・。」と思う時ほど、焦らずできる範囲でコツコツと。
「社会福祉士や精神保健福祉士は人と人のつながりをつくる仕事」だけど、焦らずじっくりやっていきましょうね。
なお、「飲み会が苦手」「多人数だと話せない」という方向けに、『飲み会が苦手!大人数で話せない方へ【話題ネタ一覧&対処法】』という記事を書いています。私も飲み会が苦手でしたが、飲み会は知識とテクニックでカバーできます。
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