児童相談所の業務内容が小説でわかる『走れ!児童相談所』って?

仕事のリアルとホンネ

児童相談所って、どんな仕事してるんや?

児童についてあらゆる相談を受けて指導・支援している。

・・・っていうだけじゃ伝わらないよな。

どうも!社会福祉士・精神保健福祉士のぱーぱすです。

児童相談所といえば、テレビで報道される時はいつも子どもを守れなかった時ばかり。虐待から子どもを守る機関だとはわかりますが、いったいどんな仕事をしているのでしょうか?

実は、テレビなどのメディアがとりあげる児童相談所は、ごく一部でしかありません。しかも、ネガティブな部分だけがクローズアップされます。もっとたくさんの業務や使命があり、いろんな人たちの奮闘があるのです。

しかし、彼らの仕事にはつよーーい守秘義務が課せられています。思うことがあっても、言いたいことがあっても、カンタンには言えません。なので、児童相談所職員のホンネや生の声は、そうそう表に出てきません。

児童相談所のリアルは、これからもテレビなどのメディアで語られることはなかなか無いでしょう。(ネガティブなニュースでなければ視聴率が取れないですから)

そんな秘密のベールにつつまれた児童相談所の業務内容、知りたくないですか?

実は、読むだけで児童相談所の空気感や緊迫感まで感じとれる小説がこちら。私も読んだことのある本ですが、児童相談所の見方がかわりました

児童相談所とは

厚生労働省の説明をざっとまとめると

児童相談所とは

・都道府県、指定都市等ごとにある行政機関

・根拠法は児童福祉法

・児童相談所の主目的=子どもの生活の安定・充足、子どもの権利を守る

・市町村と役割分担・連携する

・家庭等から相談をうける

・子どもの問題やニ-ズ、子どもの置かれた環境等を的確に捉えて、個々の子どもや家庭に合わせた支援を行う

言ってる意味はわかるんやけどな。

いまいちイメージわかん。

エピソードがないとイメージしにくいよな。

児童相談所は4年で60%増員方針だが・・・

近年の児童虐待増加に対応すべく、児童相談所では人員増強がすすめられています。

国は、全国の児童相談所の児童福祉司を、2017年度の約3240 人から、4年間で2020人程度増やすとしています。

つまり、4年で約60%の増員です。国の本気度がうかがえます。

「児童虐待防止対策体制総合強化プラン」(新プラン) に基づく人材確保に向けた取組について

ともなって、児童相談所の求人がたくさんでるようになっています。

だからといって、「じゃあ応募してみよう!」とはなかなか思えないのではないでしょうか?

「辛い状況の子どもを救いたい。でも・・・」

と、ためらう方が多いのではないでしょうか。

「子どもや家庭の力になりたい」「何とか救いたい」という気持ちがありながら、二の足を踏む理由。

それは、児童相談所の業務内容には「激務」「辛い」「過酷」など、ネガティブなイメージがあるからでしょう。

児童相談所が子どもを家から引き離すと「勝手に子どもを取っていった!」と批判され、判断が遅れると「なぜ救えなかったのか!」と非難される。

「人のためになりたい」という気持ちで福祉の仕事を志す方にとって、批判や非難されやすい現場は過酷ではないでしょうか。

報道だけで児童相談所をイメージすると「私もやってみたい!」なんて思う方はいないでしょう。

児童相談所の仕事は興味あるけど、過酷そうだから悩むなあ・・・

こうした悩みを解決する方法は、児童相談所のリアルを知ることです。

『走れ!児童相談所』はもっておいて損しない良書

本当に児童相談所は過酷なのか?過酷だとすれば、どのように過酷なのか?

人は、よくわからないものはより一層不安に感じ、ネガティブにとらえてしまいがちです。

児童相談所の業務内容がハッキリとわかれば、不安の正体がクリアになり、余計な悩みは解消にすすむでしょう。

もしかしたら、悩むほどのことは無いのかもしれません。確認せずに諦めるのは可能性を捨てることですし、人生にとって損ではないでしょうか。

下記の本を読めば、手っ取り早く児童相談所の業務内容を理解できるでしょう。

値段は2000円程。(1巻は中古品しか売られてないかも・・・)

2000円で児童相談所の業務内容のイメージが明確になると思えば、決して損しない代金です。

本の内容

この本の著者は現役(1巻当時)の児童相談所職員です。児童福祉司の方ですね。

1巻ごとに完結するストーリー構成になっているので、2巻から読んでもOKです。

小説を読みながら児童相談所の業務内容がわかるような本です。1巻では下記の内容がわかります。

  • 児童相談所職員の仕事と心構え
  • 福祉専門機関として必要な技術、ノウハウ
  • 非行相談への支援
  • ネグレクト家庭のエンパワメント
  • 発達障害児と保護者の苦悩
  • 立入調査の現実と里親制度による被虐待児への支援 など

『走れ!児童相談所』帯紙より引用

1巻の主人公は、福祉に縁のなかった行政職員の青年です。物語のはじまりは、彼が児童相談所に異動してケースワーカーとなった時です。熱い心をもった青年で、素朴なギモンをどんどんぶつけていきます。

児童相談所について何も知らない方でも、主人公と一緒に学んでいけるようになっています。そのくせ、勉強くささもあまり感じさせない仕上がりになっています。

私の読後感

私がこの本を読んだのは、障害児入所施設で働いていた頃のことでした。そこに入所してくる児童は必ず児童相談所を経由していました。そうしたことから、児童相談所に興味をもち、実際の業務内容が知りたくて読みました。

児童相談所は学校や施設などの関係機関から不満をもたれやすいです。その理由は「児童相談所のもつ権限の大きさ」にあると言えます。

児童相談所が動いてくれないと、関係機関が思うような支援ができない事情があるのです。

しかし、児童相談所の立場にたってみれば、また違う景色が広がっているものです。関係機関から批判や不満をうけても、貫き通す児童相談所の姿勢。

この本を読んだことで、児童相談所の置かれた立場を共感的にくみとりやすくなりました。業務内容や立場・視点がわかって、児童相談所の立場に配慮しやすくなるメリットもありました。

児童相談所の業務内容を知りたい方にオススメの良書です。

以上、児童相談所の業務内容が小説でわかる『走れ!児童相談所』って?という話題でした。

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