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転職しないと決めた社会福祉士・精神保健福祉士が、裏側で準備していたこと

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「今すぐ転職したいわけじゃない。
でも、このままでいいのかと考えることはある」

社会福祉士・精神保健福祉士・ソーシャルワーカーとして働いていると、
そんな宙ぶらりんな感覚を抱く瞬間があるのではないでしょうか。

私はこれまでに2回転職をしてきました。

その中で、「辞めたいのか」「転職したいのか」を自分に問い続けた結果、これは転職したいのではなく、ただ辞めたいだけだと気づいた時期がありました。

「転職して、別の仕事をしたい」と思えていない状態の間は、転職しないと決めました。

もちろん、未来永劫、転職しないと決めたわけではありません。
ただ、その時点の自分の気持ちを理解し、いったん線を引いた、という感覚です。

では、いつかまた転職したいと考える時が来ることを想定して、何をしていたか。
結局のところ、それは自分の専門性を高めておくこと、市場価値を高めておくことでした。

筆者:ぱーぱす(社会福祉士・精神保健福祉士)
自治体で働くソーシャルワーカー。児童相談所などで十数年の実務経験あり。
このブログでは、福祉を学ぶ人・働く人が明日から使える視点を持ち帰れるよう、現場の知見や考察をもとに発信しています。
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社会福祉士・精神保健福祉士は転職に強い資格職

私はこれまでの記事でも、社会福祉士・精神保健福祉士・ソーシャルワーカーは、転職に強い資格職であると述べてきました。

これは自分自身の転職経験からも言えることですし、実際の仕事内容を見ても、持ち運べるスキル、いわゆるポータブルスキルが非常に多い仕事だと感じています。

一つの分野での相談支援の経験、ケース対応の経験が、他分野でも掛け算のように生きる。
これは私自身の実感です。

中途採用が多い現場が示しているもの

実際、児童相談所を見ても、他業界から中途で入職してくる人は多いです。
新卒よりも中途採用の職員のほうが多いと感じる場面も少なくありません。

高齢分野、医療分野、障害分野など、さまざまな領域で社会人経験を積んできた人たちが集まっています。

こうした状況を見ると、採用の現場では、前職での実務経験や相談支援の経験がしっかり評価されていることがうかがえます。

今の分野で価値を高めることが、将来につながる

であれば、これは他の業界に移る場合も同じだろうと考えました。
今の分野でソーシャルワーカーとしての知識・技術・価値を高めていくこと。
それ自体が、将来どこへ行くにしても生きる。

だから、今は転職しないとしても、専門性を高め続けることが大切だと考えるようになりました。

転職しない=手を抜く、ではない

転職しないと決めたからといって、仕事の手を抜くわけではありません。

むしろ逆です。

今の仕事に真剣に向き合い、知識を定着させ、知らないことがあれば努力して吸収する。
そうした取り組みを続けることが、結果的に自分の市場価値を高め、転職の可能性を広げる。

私はそれを戦略として選びました。

ブログを書くことも「準備」の一つ

正直に言えば、このブログを書くことも、その一つです。
自分の支援を言語化し、説明する力を高めるための取り組みだと捉えています。

普段は意識の中にあるだけで言語化できていないことを、文章に落とす練習を繰り返す。
そうしていると、現場で問われたときにも、すぐ言葉にできるようになります。

この「即座に言語化できる力」は、実はとても重要です。

すぐに言葉にできる人は「分かっている人」に見える

時間をかけて考えてから答えるのと、その場で瞬時に言葉にできるのとでは、受け取られ方や評価が変わってきます。

すぐに言える人は、「本当に分かっている人」だと思われやすい。
一方で、時間をかけて出てくる言葉は、誰かから教えられた受け売りであることも多く、その人自身の力なのか分かりにくい。

だからこそ、私たちは常に自分の刀を研ぎ澄ませておく必要がある。
武器を磨き続けることは、この業界で生きていくうえで欠かせない取り組みだと思っています。

市場価値を下げる選択は、静かに首を絞める

転職しないという選択自体が問題なのではありません。
ただ、その間の向き合い方次第で、結果は変わります。

転職しないと決めたからといって、
仕事に適当に向き合う。
今の仕事を失わなければいい。
という姿勢でいると、むしろ転職先を失ってしまいかねません。

自分の市場価値を下げてしまうからです。

肩書きを失ったとき、何が残るのか

結局、今の職を失ったとき、
「あなたは何ができるのか」と問われるのが転職市場です。

どこそこの職員、〇〇という肩書きを失ったときに、何を示せるのか。何ができるのか。
示せるのは、自分の実績、表現力、コミュニケーション能力、人柄、姿勢。

その積み重ねだと私は思っています。
厳しいですが、これも現実です。

転職が正解か、転職しないことが正解か、ではない

転職が正解、転職しないことが正解、という話ではありません。
どちらも生き方です。

社会福祉士・精神保健福祉士・ソーシャルワーカーは、クライエントの利益のために働く仕事です。
だから自分の転職のことを考えるのは利己的ではないか、と感じる人もいるかもしれません。

しかし、自分の生活が満たされていない状態では、適切な支援を続けるのは難しい。
支援に歪みが生じることもありえます。

福祉業界の現実と、個人でできること

この業界は、給与や収入の問題を長年抱え続けています。
処遇改善や加算はあっても、根本的な解決に至る水準ではありません。

一般との格差が埋まるほどの改善でもない。
正直なところ、私はこれは一時的な対処にとどまっていると感じています。
そして、この状況が大きく変わる可能性は高くない、というのも率直な感覚です。

だからこそ、自分たちで何とかする姿勢が必要になる。

社会全体に訴え、改善を求めることは大切ですが、それには時間がかかります。
人生は待ってくれません。

だから私は、個人としてできることにも取り組んでいます。
その一つが資産形成です。

情報を見ることと、転職することは別

また、転職を考えるときに、
どんなサイトを使うのか、あるいは転職サイトを使わない方法には何があるのかについても、すでに記事にしています。

情報を得ることと、転職することは別です。

まずは現実を見る。
求人を見る。
その上で判断する。

そのプロセス自体が、転職する・しないの判断の質を高めてくれると私は思っています。

転職しないという選択をするのも1つの道。私も選んできました。その考え方はこちらに書いています。

あなたの人生が、あなたにとってより望ましいものになっていくことを願っています。

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