療育手帳と障害者手帳の違いって何?
この疑問にお答えします。
私は社会福祉士・精神保健福祉士として働いています。現場で10年超の経験です。
では結論。↓が答えです。
療育手帳と障害者手帳は、どちらも障害がある人が役所からもらえる手帳です。
この手帳があると、色々なサービスや割引を受けられます。
でも、療育手帳と障害者手帳は同じではありません。実は、療育手帳は障害者手帳の一種なんです。
以下、もう少し詳しくお話ししますね。
療育手帳と障害者手帳の違いが一目でわかる記事【社会福祉士が解説】
障害者手帳には3つの種類があります。
- 療育手帳
- 身体障害者手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
だから、役所や施設で「障害者手帳はありますか?」と聞かれたら、「はい、療育手帳があります」と答えればいいんです。
障害者手帳はお持ちですか?
はい。療育手帳を持ってます。
これで手続きや割引がすすむことになります。カンタンですよね。
優しい担当者なら、障害者手帳だけでは伝わらないと考えて、「例えば療育手帳などはお持ちですか?」と聞いてくれると思います。
療育手帳=「愛の手帳」「愛護手帳」「みどりの手帳」
療育手帳は「愛の手帳」「愛護手帳」「みどりの手帳」とも呼ばれることがあります。これは、地域によって名前が違うからです。
政府から「療育手帳」という名前が決められていますが、都道府県や市町村が別の名前をつけてもいいと言われています。
手帳の名称は「療育手帳」とするが、別名を併記することはさしつかえない。
引用元:厚生労働省HP 療育手帳制度の実施について
それで、「愛の手帳」「愛護手帳」「みどりの手帳」という名前がつけられたりするんですね。でも、中身は同じなので、心配しなくて大丈夫です。
いろいろな思いが込められた手帳の名前ですが、同じ手帳にたくさん呼び方があると、初めはちょっと混乱しちゃいますよね。
療育手帳をもっと知りたい方へのおすすめサイト
療育手帳について詳しく書かれているサイトを紹介しますね。
「療育手帳がやってきた!」は、知的障害のある子どもさんのお母さんが作っています。とても分かりやすくて役立ちます。
療育手帳について、とってもわかりやすく、かつ網羅的に解説されています。本当にお詳しい。
お子さんが療育手帳をもつことになった親御さんたちにとって、とても助かるサイトでしょう。支援者の方は、当事者の方へご紹介してみても良いと思います。
以上、療育手帳と障害者手帳の違いについてお話ししました!
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