【5つの指南】これから社会福祉士・精神保健福祉士として働くあなたへ

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これから社会福祉士、精神保健福祉士として働くときに、知っておいた方がいいことってある?

これから社会福祉士や精神保健福祉士になるあなたへ。

いずれ突き当たる壁がありますので、私から「指南」として伝えたいことがあります。

結論を先にいうと、次の5つです。

5つの指南
  1. 『給料・年収のリアル』を知るべし
  2. 『やりがい搾取』に気をつけるべし
  3. 『メンタルヘルス』を侮るなかれ
  4. 『自分の仕事の意味』を捉え直すべし
  5. 『適性』はそんなに気にしなくて良い

私が社会福祉士・精神保健福祉士の国家資格をとったのは、およそ12年前。転職を2回しつつ、現場でずっと働いてきました。

この職の酸いも甘いも、それなりに経験。20代の方には、昔を思い出しながらアドバイスすることが増えました。

新人は慣れて続くこともあれば、不本意ながら辞めてしまうこともあります。

例えば

  • 燃えたぎる熱意をもって入職した人が、疲れ果ててしまう
  • 精神的にしんどくなって休職して、辞めてしまう
  • 何のために働いているのかわからなくなって、やりがい迷子になる

などなど。彼ら新人のぶつかる壁には、おおよそパターンがあります。しかもその壁は、だいたいが私の経験してきたものと同じ。

私は私なりに乗りこえて『現段階での答え』をみつけ、働き続けています。

きっと、これから新人となる社会福祉士や精神保健福祉士の人は、壁にぶつかる可能性が高い

それなら、ここで私の体験をシェアして、回答を示しておこうと思いました。

もしかすると、「壁にぶつかっていない間はピンと来ない話」かもしれません。しかし、頭の片隅に置いてもらうと、あなたのピンチに役立つはずです。

少々長いですが、お付き合いくださいね!それではまいりましょう。

【5つの指南】これから社会福祉士・精神保健福祉士として働くあなたへ

『給料・年収のリアル』を知るべし

まずは、社会福祉士や精神保健福祉士の給料・年収のリアルを知っておいてください

社会福祉士も精神保健福祉士も、決して恵まれたリターンはもらえません。

社会福祉士の平均年収は403万円。

精神保健福祉士の平均年収は404万円。

上記は正職員もパートも含めた額です。

あなたが正職員として働くか、パートとして働くかによって違いますが、たとえ正職員でもさほど高い年収じゃないです。

今の私は、ある自治体で福祉職として働く公務員ですが、民間で働いてきた経験もあります。当時の年収は350万円前後。しかも昇給幅は小さかった。

例えば、年1,500円とか1,000円とか。ボーナスだって、ある時もない時もあり、節約をがんばる日々でした。

これは私だけの話じゃないし、社会福祉法人でも医療法人でもNPOでも、民間の職場だと大きく変わることはない事実。

こちらの記事でまとめてありますが、統計でハッキリしていることです。

なので、民間で働くなら、年収は300万~400万代でやっていく覚悟が必要です。社会福祉士や精神保健福祉士は民間で働いた場合、公務員よりも少ない年収です。

もちろん、そうした待遇は日本のソーシャルワーカー、社会福祉士や精神保健福祉士の課題。改善しなきゃいけないことです。

ただし、あなたが今から民間で働くなら、そう多くない収入でやっていくことになる。その心構えをしてほしいと思います。

もしかしたら、あなたが働いている間は、ずっと改善しないかもしれない。働きに見合った報酬に改善された頃には、あなたはもう引退間近かもしれません。

「それでも良い」と覚悟できるなら。民間で働いても壁にぶつかることはないはずです。

私は福祉職公務員に転職しました

私は民間での350万円ほどの年収に、辛さや不安を覚え、福祉職の公務員へ転職しました。

安定かつ高めの給料や年収をもとめるなら、公務員になるのが定石と考えた。社会福祉士も精神保健福祉士も、平均年収ランキングのトップ10はほぼ公務員です。

「どうにかして年収アップしたい」「公務員レベルの収入は欲しい」という人は、公務員になる、事業を興す、成年後見人の副業をするなど、対策をしてみてください。アイデアはこちらの記事にまとめてあります。

給料・年収が上がれば幸福になる = 間違い

1つ申し添えますと、年収が400万円代なら、それ以上を求めても幸福度は大して上がりません

社会福祉士や精神保健福祉士の平均年収は400万ほどですが、もっと多くを求めれば幸福になれるかというと、そうでもないです。

その根拠として、著書『科学的な適職』で信頼度の高い統計をもとに分析されており、次のことが明らかとなっています。

  • 年収400万~500万からの幸福度アップは、費用対効果が低い
  • 転職して給料アップしても、幸福度の上昇は平均1年しか続かない

つまり、「年収400~500万以上をもとめて転職しても、あまり意味ないですよ」ということです。

私自身も、福祉職公務員になってから数年くらいは、満足度が高かった記憶があります。でも、年々と慣れてくるんですよね。きっと満足度も低下してきたのでしょう。

確かに、仕事で不公平感があるのは幸福度を下げますし、「自分の働きに見合った年収ではない」と感じるなら、転職も1つの道です。

また、年収300万円や400万円を下るようなら、給料・年収をもとめて転職することで、幸福度はアップするでしょう。

社会福祉士も精神保健福祉士も、民間職場は平均年収300万円代が多いので、せめて400万円代は欲しいところ。

しかし、年収400~500万円を実現できたなら、それ以上を求めて転職するのは得策ではありません。

あなたが年収400~500万円に至ったならば、年収を求めて転職するよりも、次の7つに注力すべきです。

幸福度に影響すること
  1. 自由 その仕事に裁量権はあるか
  2. 達成 前に進んでいる感覚を得られるか
  3. 焦点 自分のモチベーションタイプに合っているか
  4. 明確 なすべきこと、ビジョン、評価軸は明確か
  5. 多様 作業内容にバリエーションはあるか
  6. 仲間 組織内に助けてくれる人がいるか
  7. 貢献 どれだけ世の中の役に立てるか

給料や年収、民間か公務員か。これらが仕事の幸福度を決定づけるわけではありません。

こうしたリアルを知って、広い視野で就職・転職をとらえ、社会福祉士や精神保健福祉士として前に進んでいってください。

『やりがい搾取』に気をつけるべし

2つ目は、やりがい搾取さくしゅに気をつけるべし

『やりがい搾取』とは、仕事への情熱が大きい人をこき使って、不当に安い賃金で働かせることです。

特に、私たち社会福祉士や精神保健福祉士、ソーシャルワーカーは、やりがい搾取にあいやすい。いわばカモです。

「この人たちは仕事に情熱を持っている人たちだから」
「仕事にやりがいや高い目標もってる人たちだから」

という理由で

「安い給料でもいいだろう」
「いっぱい働かせても問題ないだろう」

と思われてしまうのです。

これは人間の考え方の癖であり、やりがい搾取は日本だけでなく、世界中で起きています。

そして、やりがい搾取にあいやすい職種の筆頭が、ソーシャルワーカーです。

社会福祉士や精神保健福祉士の平均年収は、なぜ多くないのか?

他にも、福祉の仕事としては介護の仕事や、児童指導員・保育士の仕事がありますけれど、平均年収はいずれも少ないのはなぜか?

こういった職種は、

「やりたくてやってる人たちだから」
「情熱を持っている人たちだから」
「人のためになりたいことをしてる人たちだから」
「神聖な仕事だから」

と、働きに見合った賃金が支払われにくいからです。

そして、働く私たちとしても、

「やりがいがあればお金なんていらないんだ」
「自分がやらなきゃダメなんだ」
「自分が我慢すればいい」

と、つい頑張ってしまいがちです。

そうした同僚や先輩・後輩を、私はたくさん見てきました。サービス残業したり、休日出勤したり、ワーカホリックな人もよくいます。

しかし、幸福感を得るには、働きに見合った給料・年収をもらえている感覚が重要です。「割に合ってない」と不公平感があったら、幸福度は減ります。

だから、やりがい搾取にあわないように。自分が働いた対価は、しっかり求めてほしい。自分の仕事を安売りしないでください。

このように私がいっても、

「まだまだ私は大した仕事ができてないから」
「迷惑ばかりかけているから」

と、自分の仕事に自信をもてない人は多いと思います。

でも覚えておいてください。自分が思うよりも、周囲からの評価は高いものです。

日本人(特に福祉で働く人)は自己評価が低いです。「自分が思うよりも、自分はできている」と思うくらいで、ちょうど良いです。

やりがい搾取にあわないことは、あなたの人生を豊かにするためにとても大切です。

ではどうすれば良いかというと、例えば労働組合です。

(労働組合のない福祉現場は多いですが・・・)

私たちはクライエントの権利擁護を役割としています。「権利」について高い感度をもち、しっかりと表明することが大切です。

自分の権利をないがしろにされても気づけない人は、クライエントの権利が奪われていても気づけないことが多いです。

働きに見合った対価をもとめることは、労働者の権利です。

自分たちが働きやすい労働環境をつくることは、よりよい支援をすることにつながる。すなわち、ソーシャルワークの1つと私は考えています。

労働組合でどうにもならないブラック職場なら、転職も考えてください。おすすめの転職方法は、こちらの記事で解説しました。

『メンタルヘルス』を侮るなかれ

3つ目は、メンタルヘルスを侮るなかれ

「自分はうつ病になんてなるわけがない」
「あの人は元気だし落ち込んだりしてないから、大丈夫だろう」

こうした捉え方は間違いです。

例えばうつ病、適応障害、自律神経失調症など、精神疾患は誰もがなりうる病気です。

福祉職場において、メンタルが不調になって、仕事を休んだり、休職したり、退職する人は、後を絶ちません。

社会福祉士であろうが、精神保健福祉士であろうが、資格のあるなし関係なく。毎年のように、おられます。(そして、もっとサポートしていればと悔やむ)

私は精神保健福祉士ですし、メンタルヘルスについて専門的な知識のある立場です。

しかし、精神保健福祉士の私ですら、これまでに夜に眠りにくくなったり、早く目が覚めたり、鬱々とした日々を経験したことがあります。

これから社会福祉士や精神保健福祉士となるあなたは、決して他人事と思わないでください。

どんな仕事も、メンタル不調になって、精神科などに通院せざるを得ないことはあり得ます。

「自分は大丈夫」と思っている人も、

「あの人は大丈夫だろう」と思われている人も、

緊張の糸が切れたかのように、急に休みだしてしまうことがあります。

10人に1人が生涯で1度はうつ病になるといわれたり、うつ病は「心の風邪」ともいわれます。

精神疾患はそれほど身近な病気ということですが、誤解も起きています。うつ病は「心の風邪」どころではなく、「心の骨折」というべき、回復に時間のかかる病気です。侮ってはいけません。

いちどメンタル不調になって休職すると、職場にもどるのはカンタンではありません。

メンタル不調になると戻りにくい理由
  1. 仕事に穴をあけた負い目
  2. 周囲からの視線・評価の変化
  3. ブランクができる

どんどん視野狭窄になって、「もう辞めるしかない」「転職するしかない」と考え込んでしまいやすいです。

ゆえに、休職した方が職場復帰するのは、ハードルが高い。

だから大切なのは、メンタル不調にならないこと。予防が第一です。

メンタル不調への対策は、睡眠・食事・運動。何の変哲もないアドバイスですが、基本はこの3つです。

あえて優先順位をつけるなら、

  1. 睡眠
  2. 運動
  3. 食事

この順番で改善してください。

ぜひやってもらいたいこと、私も習慣にしていることを、次の記事にまとめてありますから、参考にしてみてください。

これで完璧とはなりませんが、あなたの職業人生を支えるノウハウになるはずです。

また、精神科医の樺沢紫苑先生のTwitterも、メンタルヘルスに役立つ情報が発信されていてタメになるのでおすすめです。

『自分の仕事の意味』を捉え直すべし

4つ目は『自分の仕事の意味』の捉え直すべし

つまり、社会的に意義のある仕事、人に貢献している仕事として定義し直すことです。

辛いだけと感じる仕事に、やりがいを見出だせるようになり、仕事の満足度がアップします。

「あなたはどんな仕事をしているか?」

この質問への答えで、あなたの仕事のやりがいがわかるのです。

例えば、就労継続支援B型事業所で働いているワーカーさん。

利用者さんはパソコンで入力作業などをしており、自分のことは「パソコンの使い方を教える職員」と捉えています。

しかし、このようなとらえ方では、仕事にやりがいはなく、モチベーションも上がりません。

そこで、仕事の意味の捉え直しをしてみます。

  • パソコンの事務作業を通して、利用者さんと関わり、利用者さんの自己実現を支援する仕事
  • 利用者さんと関わり、孤立感を和らげる仕事
  • 障害があってもいきいきと生活できる社会の実現につなげる仕事

このように、今の仕事を単なる作業ととらえないことです。

今の仕事に社会貢献・他者貢献につながる意味を与えれば、やりがいを見出だしやすくなります

単なる言葉遊びと感じられるかもしれません。しかし、自分のなかで腹落ちする捉え直しができれば、今の仕事の満足度をグンと上げることができます。

かくいう私は、この方法を児童相談所で働いているときに実践しました。

【私の体験談】児童相談所の児童福祉司(ケースワーカー)にやりがいを見出だす

私が児童相談所で児童福祉司(ケースワーカー)として働いているときのこと。私は、

「辛いばかりだ」
「誰の役に立っているのかわからない」
「はやく異動したい」

と思っている時期がありました。

児童相談所のケースワーカーは激務です。そのリアルはこちらの記事にまとめてあります。

子どもから感謝されず、保護者からは批判され、関係機関からも感情的に糾弾されることがあります。「一時保護の権限をもっているのに、なぜしないのか?」とか。

「専門性の高い児相さんなんだから、教えてくださいよ」と嫌味をいわれることもありました。

内部からも、叱咤激励を受けることがありました。具体的なアドバイスはもらえず、先輩の背中をみて職人芸を盗むしかないこともありました。

私は、仕事に意味を感じられなくなっていきました。

自分たちの仕事は、「児童虐待について保護者に指導しました」という形を残しているだけではないか?

メディアのつるし上げが怖くて、対応しているだけではないか?

私は自分の仕事で児童虐待が解消されるとは思えなかった。疑念をいだくようになりました。

「指導しました」という記録を残すだけの、虚しい仕事。

例えば、警察から児童虐待の通告書が届くと、私は保護者に電話をして、児童相談所に来るように伝え、面接し、事情をきいて児童虐待の指導をして終わる。

私は「児童虐待について指導する仕事」をしていたのです。単なる作業員。虚しい仕事でした。

実際、そのように指導しても、再び児童虐待が発生することがよくありました。

誰のために?何をめざして?

この仕事に意味はあるのか?

わからなくなっていました。

そうした日々で出会えたのが、著書『科学的な適職』で知ったジョブクラフティング。自分の仕事の意味を捉え直す方法でした。

私は自分の仕事の意味を考え直しました。

自分の仕事について、「児童虐待について指導する仕事」から、「子どもを救う仕事」「児童虐待の連鎖を止めて、後世にわたる社会の福祉を高める仕事」へと定義しなおしたのです。

実際、私が一時保護してきたケースの保護者は、子どもの頃に虐待を受けていたのに、誰にも救われなかった人が多かったです。

確かに、児童相談所が介入して保護者に指導をしても、繰り返されてしまうことはあります。それは残念だし、不甲斐なく思います。

けれど、自分たちの仕事によって、子どもの環境は必ずや良くなると信じてもいます。

誰にも救われなかった子どもほど、悲惨な人生はありません。被害者である彼らが、保護者となったときに加害者となってしまう。

私は、児童虐待の連鎖を食い止めたいと思いました。

保護者から抵抗されても、批判されても、関係者から追及されても、攻撃されても・・・自分の役割は子どもを救うこと。そのためなら、勇気をもつことができました。

苦しみ、傷つきはありますが、児童福祉司(ケースワーカー)は大いなる意味のある仕事と捉えられたとき、私はようやく児童相談所の仕事にやりがいを見出だすことができました

社会福祉士、精神保健福祉士、ソーシャルワーカーは社会的意義の大きな仕事

人は意味のある苦しみには耐えられる。けれど、意味のない苦しみに耐える事は難しい。

自分の仕事は、どんな結果をめざしているか?

どんな目標でその仕事をしているのか?

社会福祉士や精神保健福祉士、ソーシャルワーカーの仕事は、楽しいことばかりではありません。

何のために支援をしているのかわからなくなったり、良かれと思ってやったことが裏目に出たり、感謝などされないこともあるでしょう。

しかし、自分の仕事に大きな意味を感じられると、同じ苦しみでもダメージがずいぶんと軽くなります。やりがいは数倍に感じられるし、勇気をもつこともできます。

「自分の仕事に対した意味はない」
「誰の役にも立っていない」
「話をきいたり、電話をうけたりするだけの仕事」

このように感じていると、仕事はほんとうにつまらなく、辛いだけになります。

でも大丈夫。社会福祉士、精神保健福祉士、ソーシャルワーカーの仕事は、間違いなく社会的意義が大きく、人と社会に貢献できる仕事です。

後は、あなたの日々の仕事を、そうした大いなる意味とつなげて定義し直せば良いだけです。

『適性』はそんなに気にしなくて良い

最後に、適性はそんなに気にしなくて良いということ。

社会福祉士や精神保健福祉士、ソーシャルワーカー、多くの人が、自分は向いていないんじゃないかと悩みます。

「向いていないから、他の仕事の方がいいんじゃないか」
「この資格を取ったのは間違いだったんじゃないか」
「今の仕事は続けていけないんじゃないか」
「向いていないから、病んでしまうんじゃないか」
「自分よりも、あの人の方が向いている」

特に新人の頃は、まだまだ教えてもらわないと満足に仕事ができません。

そのような時期に「この仕事に自分は向いているか?」というギモンを立ててしまうと、答えは「向いていない」になってしまうでしょう。

しかし、どうして私たちは「向いているかどうか」を気にするのでしょうか?

それは、世間に広まっている考え方として、「世の中には自分の適性にあった仕事が必ずあって、その仕事をしたほうが生き生きと幸せに働ける」というものがあるからでしょう。

しかし、ポジティブ心理学の生みの親であるマーチンセリグマンが、7,348人の男女を集めて行った調査によると

  • 「強み」と仕事の満足度には有意な関係があるものの、その相関はとても小さい
  • その組織の中に自分と同じ「強み」を持った同僚が少ない場合には、仕事の満足度が上がる

このような結果となっています。

早い話が、「適性(強み)で仕事を選んでも、満足度の高い仕事に出会えるわけじゃないからやめときな」ということです。

適職も天職も、はじめからあるものではなく、育てるもの、続けるうちに適職・天職になるものです。

適性や、向き不向きはそんなに気にしなくて良いのです。

適性を考えすぎると、たいていの人は「向いていない」という結論を出してしまうでしょう。

(ベテランの社会福祉士や精神保健福祉士でも、向いていないと感じていたりします)

それよりも、次の7つのほうが仕事の満足度に直結します。こちらを気にしていきましょう。(著書『科学的な適職』より)

幸福度に影響すること
  1. 自由 その仕事に裁量権はあるか
  2. 達成 前に進んでいる感覚を得られるか
  3. 焦点 自分のモチベーションタイプに合っているか
  4. 明確 なすべきこと、ビジョン、評価軸は明確か
  5. 多様 作業内容にバリエーションはあるか
  6. 仲間 組織内に助けてくれる人がいるか
  7. 貢献 どれだけ世の中の役に立てるか

それでも向いていないと悩んでしまうなら、こんな記事も書いていますので読んでみてくださいね。

また、「人とのやり取りが苦手」「コミュニケーションが苦手」という人に向けては、こちらの記事を書いています。(キャリアガーデンへの寄稿記事)

まとめ

最後にまとめます。次の5つが、これから社会福祉士や精神保健福祉士となるあなたに、本気でアドバイスしたいことです。

5つの指南
  1. 『給料・年収のリアル』を知るべし
  2. 『やりがい搾取』に気をつけるべし
  3. 『メンタルヘルス』を侮るなかれ
  4. 『自分の仕事の意味』を捉え直すべし
  5. 『適性』はそんなに気にしなくて良い

この仕事は辛いことはあるけれど、やりがいもあります。人・社会に貢献できるし、私たち自身も幸福感を得られる仕事です。

あなたはいずれ、壁にぶつかることがあるはずです。

そんな時は、この記事を参考にしたり、コメントや問い合わせからご質問いただければと思います。

がんばってくださいね!あなたの活躍を応援しています。共に頑張っていきましょう。

それではまた!

関連記事

こちらの記事も、これから社会福祉士や精神保健福祉士になる方が知っておいて損はない話だと思います。決して「やりがい迷子」にならないように…。

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