
児童指導員やってて良かったことある?やりがいとか。

もちろんあるぞ!
どうも!社会福祉士・精神保健福祉士のぱーぱすです。
社会福祉士や精神保健福祉士は、児童指導員と関係なさそうなイメージがあると思います。あまり知られていませんが、社会福祉士や精神保健福祉士なら、児童指導員になることができるんです。
児童指導員の仕事は大変なことがいっぱいあります。「子どもの成長や変化がゆっくりで変化が見えない」「人間関係が難しい」「子どもから暴言を浴びせられる」などなど。
でも、ネガティブな一面ばかりみて、児童指導員の仕事をあきらめるのはもったいないと思いませんか?やりがいや魅力もたくさんあるので、知っておいて損はないでしょう。
児童指導員が働くところは、児童養護施設、障害児入所施設、児童発達支援センター、放課後等デイサービスなどです。働く場所によって仕事内容は違いまが、子どもに関わるのは同じです。
なので、やりがいや魅力はどの現場の児童指導員でも似ているでしょう。この記事が役立つのは以下のような方です。
この記事が役立つ方・児童指導員になりたい方
・児童指導員になろうか迷っている方
・社会福祉士、精神保健福祉士の方
私の実務経験をもとに、5つまとめてお話しします。ではまいりましょう!
児童指導員「やってて良かった」 やりがい・魅力TOP5
保護者の代わりという使命感をもてる
児童指導員の仕事は、基本的には漫然としがちです。生活場面を支援するので、ダラダラと時間が過ぎたり、メリハリのないこともあります。
でも、間違いなく必要な仕事です。
例えば、児童養護施設や障害児入所施設の子たちは、いろんな事情で親元を離れて暮らしています。
その中には、虐待など辛い経験のある子がいます。施設にきたことで命が救われた子もいるのです。
このことは児童指導員に責任・使命感として重圧がかかります。けれど、大きなやりがいともなります。
「親代わり」といわれるように、期限付きですが、保護者に代わる役割を児童指導員はもつことになります。例えば、子どもの入学式や卒業式、運動会などに出席したりします。
私にも経験がありますが、「この子の入学式の思い出に、私が残るのか・・・」とプレッシャーを感じつつ、感慨深い気持ちになりました。
こうした経験ができる仕事は、児童指導員以外にそうそう無いでしょう。
子どもの変化・成長がうれしい
子どもの変化や成長をみると、辛く大変なことも忘れられて「また頑張ろう!」と思える。児童指導員あるあるでしょう。
ただ、毎日のように子どもが変化したり成長したりするわけではありません。
しかし、ある時、ふとした瞬間、子どもの変化や成長を目の当たりにします。
例えば、私の経験では
子どもの成長・出会ったころより身長がかなり大きくなった
・あいさつすらしなかった子がある日、「ただいま」と言った
・学校に行けなかった子が、毎日行けるようになった
・怒っては暴言、物を壊してしまっていた子が、気持ちをコントロールするようになった
これらは子どもの変化のほんの一握りにすぎません。
毎日関わっていると、なかなか気づきにくいです。でも、丁寧に子どもを観察していると、たくさんの変化や成長が見つかります。
そうした成長を見つけられる人ほど、子どもを褒めることができて、やりがいもどんどん増えるというのが、児童指導員の仕事です。
元気をもらえる
子どもは無邪気で元気いっぱいなことが多いです。
子どもたちは遊びに真剣・夢中だったり、大人が気にもとめないことにギモンをもって問いかけてきます。
私たち大人はとかく悩んだり落ち込んだりしがちですが、子どもたちの姿から自然とエネルギーをもらえるのが、児童指導員のやりがいでしょう。
もちろん、思春期の子たちも違った形で元気をくれます。
例えば、ファッションや髪型を気にしだしたり、異性の好みを話したりする彼らの目には、世の中が知らないものであふれていて、希望やワクワクでいっぱいに移っています。
「私にもこんな頃があったなあ・・・」とちょっぴり年を感じつつ、元気をもらえます。
子どもに助けられる
児童指導員は子どもを支援し、助けようとしますが、実は児童指導員の私たちが一番助けられます。助けようとする者が最も助けられるということです。
子どもとは、大人の力がなくては生きていけない存在です。大人がいないと困るし、褒めてもらいたい、甘えたいのがフツウです。
思春期で反抗的な子でも、何だかんだ言っても大人に依存しつつ、反発したり自己主張しているに過ぎないことが多いです。
子どもから関わりを求められるのは、やりがいにつながりやすいです。
児童指導員は子どもを支援しているつもりですが、実は私たち自身もメンタル面で子どもに支えられているということです。
支援の本質
ただし、注意点もあります。
子どもが自立する過程で、関わりをあまり求めないようになる時期があります。
子どもが関わりを求めてこなくなって寂しい気持ちになり、本人ができることまでつい手を出してしまいたくなるのが児童指導員あるあるです。
これを防ぐには自己覚知が有効です。
自分自身の特性や心の弱みをよく知ることで、「本当の意味での子どものための支援」ができるようになります。
社会福祉士向けですが、自己覚知の理解・方法には下記記事が役立ちます。

親になるイメージをもてる
子どもがいない方にとっては、親になるイメージをもてるのが児童指導員の魅力です。
児童指導員でなければ、誰かの子どもの「生活」に深くかかわることはそう無いでしょう。
休日は一緒に買い物にいったり、遊園地などに出かけたり、遊んだりします。
風邪を引けば、一緒に通院します。
保護者懇談や授業参観にも行きます。
時に真剣な顔をして、将来のことを話し合ったりします。
生活を共にするなかで、時に褒め、叱り、子どもたちが成長できるように関わる仕事。
児童指導員は、チーム・組織として親の務め、保護者の務めを代わって行う仕事といえます。
「親になるってこういうことか・・・」とイメージがもてるのも、児童指導員の魅力です。
まとめ
つまるところ、児童指導員はやりがい・魅力ある仕事ですよ!ってことです。
「入所施設で働く児童指導員」というカラーが強かったかもしれませんが、通所施設の児童指導員とやりがいの共通点は多いでしょう。
もちろん、大変なこともありますから、知っておいて損はありません。下記記事も役立ててくださいね。
以上、児童指導員「やってて良かった」 やりがい・魅力TOP5という話題でした。
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