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【発表】児童指導員の仕事で大変&きついことTOP7【体験談あり】

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児童指導員の仕事で大変なこととか、きついことが知りたいなぁ。

こういった思いの方へ。

児童指導員の大変&きついこと
  1. 子どもからの暴言・暴力
  2. メンタルがすり減る
  3. 体を酷使する
  4. 子どもの成長がわかりにくい
  5. 職場の人間関係は『子どもとの関係より大変』
  6. 支援の『ゴール』が果てしない
  7. 平均年収は374万で『労力に見合っていない』

わたしは元児童指導員の社会福祉士・精神保健福祉士です。現場経験は約12年です。

児童指導員の仕事の大変さを知らずに就職して、

「こんなに大変なんて辛い!」
「もう耐えられない!」
「子どもがかわいくない!」

という方、けっこういます。

いったい児童指導員の仕事の何が大変なのか?

わたしの経験をふまえながら、ホンネでお伝えしていきます。

【発表】児童指導員の仕事で大変&きついことTOP7【体験談あり】

子どもからの暴言・暴力

  1. バカ!
  2. 消えろ!
  3. くるな!
  4. うるさい!
  5. クソジジイ!

ぜんぶ、私が言われた言葉です(笑)

児童指導員は、子どもから暴言を吐かれたり、暴力をうけることがありうる仕事です。

児童指導員が支援する子どもは、愛着や発達に課題があったり、虐待を受けてきていたりします。

そうした背景がある子どもは感情が爆発しやすく、児童指導員のわたしたちに向かってしまいやすいんですね。

「気持ちはわかる」と思いつつも、暴言や暴力を受けるとけっこうきついです。
痛いですからね。

しかもその後の対応で「どうしたら良いんだろう?」と困りやすい。

例えば、叩かれたからといって叩き返したらアウトですよね。

かと言って、子どもに「叩いたらダメ」と注意しても、聞く耳をもたれなかったりします。

そうしたわけで、児童指導員の仕事は子どもから暴言・暴力をうけることがあるし、その後の対処でも悩むので大変なんですね。

私はケガしたこともあります。

メンタルがすり減る

お伝えしたとおり、児童指導員は暴言・暴力をうけることもあるので、あなたのメンタルがすり減っていきやすいです。

うまく関わろうとしても一筋縄ではいかないし、先輩や上司が答えをもっているわけでもないんですよね。

児童指導員はときに重労働ですが、基本は感情労働です。

感情労働って、気持ちの抑制や、緊張・忍耐が絶対的に伴う仕事です。

正解のない支援をするなか、あらわして良い感情と、出したらいけない感情だけはあるので、気疲れします。

そうした日々を何の対策もなく送っていると、いつのまにかノックアウトするので児童指導員は大変です。

現場ではひとりで抱えて、バーンアウトしてしまう人、休職してしまう人、辞めてしまう人もいます。

  わたしの対策

わたしが福祉現場で10年以上やってこられた対策は、『精神保健福祉士・社会福祉士は病む?【10年超を支えた5つの対策】』でわかります。児童相談所の虐待対応でも病むことなくできた対策集です。

体を酷使する

『体を酷使する』って、具体的には次のとおり。

  • 寝不足
  • 体力がついていかない
  寝不足

入所施設の児童指導員は宿直や夜勤をするので、寝不足との闘いがあります。

例えば児童養護施設や障害児入所施設といった入所施設は、子どもが親元をはなれて暮らす場所です。

夜間に何かあったら対応しないといけないので、職員が24時間365日常駐することになります。

したがって、勤務はシフト制になります。

シフトに合わせて寝たり起きたりしないといけないので、慣れるまではきついです。

シフト勤務だと、平日の休みが増えます。なので彼氏・彼女や友人と予定を合わせづらくなります。『せっかくの休みだけどボッチで過ごす』のは児童指導員あるある。

  体力がついていかない

児童指導員は子どもの体力に合わせないといけないので、一緒に活動していると体力がついていかないことがあります。

例えば、子どもと一緒に遊ぶとすると

  • 鬼ごっこ
  • サッカー
  • バドミントン
  • 水泳 など

「もう歳だから・・・」なんて言ってられません。

子どもからすれば『あなたと遊びたい』『あなたにみてほしい』という気持ちがあるわけなので、一緒に遊べたら誰でも良いわけじゃないんですよね。

あなたが30代、40代、50代でも動き回ることになります。大変できついでしょうけど、体力つけて頑張りましょう!

子どもの成長がわかりにくい

児童指導員のやりがいは、子どもの変化や成長。

でも、毎日のように変化や成長がみられるわけではありません

中には、みるみる成長していく子どもがいます。でも、多くの子どもの成長はゆっくりです。

特に、発達障がいのある子どもであれば、じっくり観察しないと、何も変化・成長してないように感じられることがあるでしょう。

子どもの成長がみられないと、やりがいを感じづらくなるので、要注意です。

対策は、子どもの小さな変化や成長をしっかり見つけ、ほめたり喜びを伝えることです。

一緒に働いている職員とシェアできると、さらに良いでしょうね。

職場の人間関係は『子どもとの関係より大変』

児童指導員の現場には、長年やってきたプライドのあるおば様が多い

児童指導員の仕事には、職場の人間関係にとても気を遣わないといけない大変さがあります。

ぶっちゃけ、子どもとの関係以上に大変だったりします。

例えば、児童指導員はチームで子どもたちを支援するわけですが

チームの職員それぞれで、教育観・価値観が違うってよくあることです。「どう対応するか」に正解はなかなか無いので、意見をすりあわせようとしますね。

でも、そうした話し合いの結論は、職員との人間関係(主観・好き嫌い・上下関係の力)で決まりやすいです。

決定できるならまだ良いほうです。チーム内で対立・衝突することもあります。

そしてもし結論を出せたとしても、チームのなかに非協力的な人が1人でもいると、現場で子どもと関わるなかにほころびができてしまいます。

職場の人間関係にヒビが入ると、子どもたちへの支援にダイレクトに悪影響がでます。

大人同士の関係が悪いことは、子どもたちも察知するからです。これってダメですよね。

そうならないために、子どもへの支援と同じかそれ以上に、児童指導員は職員との人間関係を慎重に運ばないといけない大変さがあるのです。

しかし一緒に働く児童指導員は、けっこうクセが強かったり、気持ちのアップダウンが激しかったり、意地悪だったりして、なかなか大変です。

人間関係が悪いと自分自身もきついです。福祉現場で人が仕事をやめる理由って、人間関係がトップだったりするので・・・。

支援の『ゴール』が果てしない

児童指導員の仕事には、果てしなく支援が続くように感じられる大変さがあります。

例えば学校の先生なら、年度の変わり目がゴールになったりします。4月になればお役御免で、別のクラスにかわりますね。

でも、児童指導員は年度を越えて支援が続けます。4月になっても顔ぶれは同じだったりするわけで。

最終ゴールは、子どもが成人するまで。あるいは、サービスの利用を辞められるまで。

かなり先ということが多く、果てしなく感じられやすいです。

こうして支援に終わりが見えないのは、かなりきついし大変です。

例えばマラソンでは、走る距離を知っているからペース配分できますね。力の入れどころと抜きどころをコントロールできます。

でも児童指導員の仕事は、『こうなれば終わり』という達成目標はなく、『大人になるまで支援する』というロングスパン。

自分で歩くタイミングや休憩する場所をつくっていかないと、エネルギーが燃え尽きて、「病む」ことがあるわけです。
≫【福祉現場の年度末】ゴールは自分でつくらないと危険な理由

児童指導員の仕事は終わりが見えづらいので、

  • 達成感が得にくい
  • 節目が少ない
  • ダラダラと日常が過ぎてしまいやすい

こういった大変さがあるのです。

平均年収は374万で『労力に見合っていない』

このような大変な仕事をする児童指導員ですが、平均年収は374万円。

労力に見合っていないですね。残念ながら生活がきついです。

児童指導員の給料や年収は、こちらで詳しくわかります。
≫【発表】児童指導員の年収・給料は低い?【職場別の年収ランキング】

最後に

大変なポイントばかりお伝えしたので、もしかしたらあなたは

「児童指導員は大変そう・・・」
「もう児童指導員なんてやめておこう・・・」

と思ったかもしれません。

でもね、大変さを超えるくらいの、やりがいや魅力もあるのが児童指導員です。

詳しい話は「【体験談】児童指導員やりがい・魅力TOP5【やってて良かったこと】」にまとめてあります。

それでも、あなたが児童指導員で『いまの職場を辞めたい』という思いなら、転職も1つの道です。わたしも2回転職していますので。児童指導員向けのおすすめ転職サイト等はこちらでわかります。
≫経験者が選ぶ!児童指導員おすすめ転職サイト・転職エージェント3つ

他にもこのブログでは、児童指導員について10以上の記事をかいています。↓のカテゴリから気になる話をチェックしてみてくださいね!

児童指導員って悪くなさそうやな

大変さがあるからやりがいもある!
今回はここまでです。それではまたね!

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