児童指導員って大変なん?
やりがいもあるけど大変!
どうも!社会福祉士・精神保健福祉士のぱーぱすです。児童指導員の実務経験があります。
児童指導員は大変なことがたくさんあります。知らずに就職して「こんなに大変なんて辛い!」「もう耐えられない!」という方がけっこういます。
精神的に辛くなったり、なかには辞めてしまう方もいます。
いったい児童指導員の仕事の何が大変なのでしょうか?私の児童指導員経験や知人の体験などをもとに、児童指導員の大変なこと5つをホンネでお伝えしていきます。
児童指導員になりたい方、なろうか迷っている方は知っておいて損はないでしょう。ではまいりましょう!
【児童指導員の仕事】大変なことTOP5【体験談】
支援の終わりが見えない
対人支援あるあるですが、児童指導員の仕事は果てしなく支援が続く日々です。
学校の先生なら、年度の変わり目が節目です。年度がかわれば務めは終了で、別の生徒にかわりますね。
でも、児童指導員の働く施設系は、年度を越えて支援が続きます。 終わりは、児童が成人するまで。かなり先ということが多く、果てしなく感じられやすいです。
終わりが見えないのは、実際のところかなり辛いものです。
例えばランニングをする場合、走る距離があらかじめわかっているからペース配分してやりきれるものですね。
でも、児童指導員の仕事は、ランニングで言うとゴールはあることにはあるんですが、果てしなく遠いので、ペース配分しづらいわけです。
無理にがんばりすぎると、まだまだ走らないといけないのにエネルギーが燃え尽きて、「病む」ことがある。
児童指導員の仕事は終わりがみえづらいので、達成感が得にくく、節目が少なく、ダラダラと日常が過ぎてしまうこともあります。
子どもの成長がゆっくりで変化が見えない
びっくりするくらい変化する子もいます。でも、多くの子の成長はゆっくりです。
発達障がいのある子等は、もっとじっくり変化を観察しないと、何も変化・成長してないように見えることがあるでしょう。
児童指導員のやりがいは、子どもの変化や成長です。でも、そうそう毎日のように変化や成長がみられるわけではありません。
日々の支援では「手ごたえ」を感じづらく、モチベーションが下がりがちな辛さがあるでしょう。
コツは、子どものわざかな変化や成長をしっかり見つけ、喜ぶことです。
チーム連携が難しい
ふつう、児童指導員はチームで子どもたちを支援します。
チームの職員それぞれで、教育観・価値観が違うので、意見をすりあわせることが大切です。
ところが、意見交換は理論的・科学的に進めた方が良いでしょうが、主観・感情・上下関係の力で意思決定されやすいです。
決定できるうちは良いですが、チーム内で対立・衝突する場合もあります。また、チームのなかに非協力的な方が1人でもいると、チームとしての支援力はとたんに崩れ落ちます。
チームの関係にヒビが入ると、子どもたちへの支援にダイレクトに悪影響がでます。大人同士の関係が悪いことは子どもたちも察知するからです。
そうならないためにも、子どもへの支援以上に、児童指導員同士、職員同士の関係に気を配る大変さがあります。
子どもから暴言・暴力を受けることも
支援対象児童によりますが、愛着的、発達的な課題や、被虐待経過のある子どもの中には、 感情が爆発して攻撃してしまう子がいます。
暴言や暴力、物損を日常的にしてしまう子もいます。「バカ!」「消えろ!」「うるさい!」などと暴言をあびても、児童指導員は冷静にこたえる仕事です。
しかし、いかに心情的に理解できても辛いものです。暴力をうけたからといって、暴力で返して良いわけでもありません。忍耐です。(私自身、ケガをしたこともあります)
本当に深刻な場合は、警察対応をどんなタイミングで要請するか等、検討することもあります。
入所施設は体を酷使する
児童養護施設や障害児入所施設など、子どもが入所する施設の児童指導員は、体を酷使する大変さがあります。
入所施設は子どもが親元をはなれて暮らす場所です。なので、24時間365日、職員が常駐することになります。
したがって、交代制の変則勤務になるのが普通です。宿直もあるでしょう。慣れない間は、睡眠が乱れたり、疲れがとりきれず、大変です。
また、交代制の変則勤務だと、彼氏・彼女・知り合いや友人と予定を合わせづらいものです。
せっかくの休日なのに、家で1人で過ごす・・・なんてことも児童指導員あるあるです。
最後に
大変なポイントばかりお伝えしたので「児童指導員は大変そう・・・」「もう児童指導員なんてやめておこう・・・」と思った方がいるかもしれません。
でもね、どんな仕事にも大変なことがあるのは自然なことです。
大変さを超えるくらいの、やりがいや魅力も感じられるのが児童指導員です。
やりがいについてはこちらの「【体験談】児童指導員やりがい・魅力TOP5【やってて良かったこと】」にまとめています。
それでもツライ方は、転職を検討して良いと思います。私も2回転職しています。
児童指導員はノウハウを次の職場へもっていける専門職なので、「1つの会社で定年まで」という古い考えに縛られなくてOKです。
職場が変わればラクになる点もあるでしょう。例えば放課後等デイサービスなら入所施設ではないので、宿直・夜勤の大変さからは解放されます。
児童指導員のおすすめ転職エージェント・サイトをこちらの「児童指導員おすすめ転職エージェント&サイトTOP3【現役推薦】」でわかるようにしました。児童指導員向けのサイトってほとんど無いので、おすすめできるのは限られます。
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