- 児童指導員ってどんな仕事?平均年収は?
- 児童指導員って、どんな資格を持ってるの?必要な資格は?
- 学歴は?どこで働いてるの?
こういった思いの方へ。
・児童指導員のまとめ
・やりがい、大変さ、年収、保有資格、学歴などがわかります

私は社会福祉士・精神保健福祉士です。入所施設での児童指導員の経験があります。現場経験は約10年です。

児童指導員のリアルが知りたい!
児童指導員について、知らない人でもイメージできるようにまとめました。
【経験者まとめ解説】児童指導員の年収・やりがい・大変さ・保有資格など
児童指導員の働く場所
児童指導員が働く場所は、主に↓の5つです。
児童指導員が働く場所
- 児童発達支援
- 放課後等デイサービス
- 障害児入所施設
- 乳児院
- 児童養護施設 など
児童指導員の求人数として多いのは、放課後等デイサービスですね。
仕事内容は働く場所で違いますが、だいたい共通するのは以下です。
- こどもの食事、洗面、入浴、洗濯、掃除等日常生活についての指導や支援
- こどもの学習指導等
- あそび、スポーツ等を一緒にする
- こどもの状況、対応等の記録、申し送り事項の作成等の事務
- 保護者面談
- 児童相談所や学校等との連絡調整
- 進路相談、就職相談など
- 研修、勉強会等
- 学生実習の受入れ調整、実習指導など
- 地域啓発、地域住民と交流
- 苦情等の処理・対応など
児童養護施設
児童養護施設は、さまざまな事情のある子どもたちが、家庭から離れる等して暮らす場所です。
↓の動画は、児童養護施設の児童指導員が働いているリアル現場ですね。
良い資料です。80秒で観れます。
放課後等デイサービス
放課後等デイサービスは、6歳~18までの障がい等のある児童が放課後や夏休みなどの長期休暇に利用できる福祉サービスです。ちまたでは「障がいのある子の学童」と言われることもあります。
働くイメージとしては、児童養護施設などとの違いは通所施設ということ。
夜勤や宿直は無いですね。
実際の様子は↓の動画がとてもリアルです。
現場で許可をとって撮影されたようですね。
児童指導員の学歴
児童指導員の学歴TOP3は以下。
- 大卒
- 短大卒
- 専門学校卒
(出典:厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)をもとに一部修正)
高卒の方もいますが、大卒の方が5割ですね。
児童指導員の保有資格
児童指導員という名前の資格は無いです。
児童指導員になるには「児童指導員任用資格」が必要です。
その仕事に就くために必要な資格・学歴・職歴などを「任用資格」といいます。
何が児童指導員の任用資格になるかは、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準(昭和23年厚生省令第63号)第四十三条で定められています。
具体的な資格としては、例えば以下が児童指導員の任用資格です。
- 社会福祉士
- 精神保健福祉士
- 小学校教諭免許(専修・1種・2種)
- 中学校教諭免許(専修・1種・2種)
- 高等学校教諭免許(専修・1種)
実際の児童指導員がもっている資格は多様です。
しかも複数もっている人が多いですね。
参考:垂水謙児, 野島靖子, & 伊藤わらび. (2009). 児童養護施設における児童指導員の専門性に関する研究. 十文字学園女子大学人間生活学部紀要, 7, 13-31.
教員免許を持っている人が多いですね。
児童指導員の雇用形態
児童指導員はパートや嘱託として働くひとが3人に1人くらいいます。
職場によるでしょうけど、仕事内容も雇用形態によって違いがあるでしょう。
子どもへの直接的なかかわりは雇用形態にかかわらずあるでしょうけど、難度や責任の思い部分は正職員がすることが多いでしょう。
例えば、以下のような仕事ですね。
- 子どもの担当
- 外部・保護者対応
- 進路などの調整
児童指導員のやりがい・魅力
児童指導員のやりがい・魅力は、次の5つです。(私の体験がメイン)
児童指導員のやりがい・魅力
- 保護者代わりの使命感
- 子どもの変化・成長がうれしい
- 元気をもらえる
- 子どもに助けられる
- 親になるイメージをもてる
「いろんな人がいて面白い」「子どもがかわいい」という人もいますね。
こちらの『【体験談】児童指導員やりがい・魅力TOP5【やってて良かったこと】』では、児童養護施設や障害児入所施設のしんどさ等がわかるようにリアルを解説しています。
児童指導員の大変なこと・しんどさ・厳しさ
児童指導員はラクな仕事ではないです!
やりがい・魅力と背中合わせに、しんどさも厳しさもあります。
ポイントは次の3つ。
しんどさ・厳しさのポイント
- 体
- メンタル
- 生活
詳しくはこちらの『【児童指導員の仕事】大変なことTOP5【体験談】』で解説しています。
また、児童養護施設や障害児入所施設のしんどさ等については『児童養護施設の仕事が厳しい12の理由【元児童指導員の本音】』でリアルを解説しています。
児童指導員の平均年収は?
児童指導員の平均年収は、403.7万円です。
(出典:厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))
また、障害福祉で働く児童指導員の平均年収は、詳細は「【発表】児童指導員の年収・給料は低い?【職場別の年収ランキング】」で解説しています。
児童指導員の平均年収は、社会福祉士と精神保健福祉士の平均年収と近いです。
平均年収 | |
児童指導員 (全体) |
403,7万円 |
児童指導員 (障害福祉) |
374,3万円 |
社会福祉士 | 403万円 |
精神保健福祉士 | 404万円 |
介護福祉士 | 292万円 |
(出典:令和2年度 介護福祉士 就労状況調査、精神保健福祉士就労状況調査結果報告書(令和2年度)、社会福祉士就労状況調査結果報告書(令和2年度))
ただし世間の平均年収は同時期で430万円ほどなので、児童指導員の平均年収はやや少なめです。
対策は『お金の貯め方・増やし方TOP13【社会福祉士・精神保健福祉士向け】』にまとめていますので、何かお役に立つのではないかと思います。
なお、転職するも解決方法です。ただし児童指導員向けの転職サイト・エージェントはほぼ無いです。私の転職経験も踏まえておすすめできるのは、1つだけでした。
当ブログでは児童指導員について体験談を交えて解説しています。よろしければ↓からご覧下さいね。
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