
社会福祉士って結婚できひんのやろ?

そんなことないよ!
どうも!社会福祉士・精神保健福祉士のぱーぱすです!
「社会福祉士は結婚できない」というイメージが一部あるようです。
私の結論としては、これは極論。0か100、白か黒でとらえた考えでしょう。じっさい、結婚して子どもを育てている社会福祉士はたくさんいますよね。
でも、このイメージの真意は
- 社会福祉士は結婚相手として選ぶほど、魅力無いでしょ?
- 社会福祉士って忙しいし、家事・育児できないし、収入は少ないんでしょ?
こういったことかもしれません。
ご自身が社会福祉士で「結婚できないのは社会福祉士だから?」という悩みのある方もいるかもしれませんし、「せっかく苦労して社会福祉士になった(なる)のに、結婚できないのは辛い」と感じる方もいるでしょう。
結婚というライフイベントは、するにしろ、しないにしろ、多くの方が無関係ではいられない話だと思います。
そこで今回は、私の主観がかなり入ってしまうのですけど、「社会福祉士は結婚できない」というイメージにマジメに答えてみます。
社会福祉士は結婚できない?【現役がマジメに答える】
仮の話ですが、
「結婚したいけれど、結婚できない」という社会福祉士さんがいたとして、結婚できない理由が「社会福祉士」にあるのかどうか。
例えば、「出会いがない」が一番の理由ということだって、あるかもしれません。
わたし達は、思うようにならないとき、自らのコンプレックスを原因として結びつけやすいと思います。
例えば、「就職できないのは学歴が低いから」「モテないのは見た目が悪いから」といった具合です。
今回でいうなら、「結婚できないのは、社会福祉士だから?」というコンプレックスになっているのかもしれません。でも、実際はもっといろんな要素が絡み合うものですよね。
私たちは気をつけないと、すぐに「A=B」のごとく、二元論でとらえてしまいます。これは、社会福祉士として支援していくときも気をつけたい認知バイアスです。
例えば、「精神障がい者のすることは、全てが精神障がいのせいに見えてしまう」という話があります。これが行き過ぎなのは明らかですよね。
なので「社会福祉士は結婚できない」というのは、偏った捉え方に陥っているかもということです。多くの方は、相手の職業だけで結婚相手を選んだりしないですよね。(中にはそういう方もいるでしょうけれど)

そうは言うけど社会福祉士って収入少ないんやろ?
結婚するならお金ひつようやん?

次でみてみよう
社会福祉士の収入は?
社会福祉士の平均年収は403万円。(正規・非正規含む)(参考:社会福祉士就労状況調査結果(令和2年度))
対して、全業種の平均年収は436万円。(正規・非正規含む)(参考:国税庁HP 国税庁民間給与実態統計調査(2019年))

社会福祉士の年収は平均より33万円低いことになります。確かに社会福祉士の年収は高くはありませんね。(私がこのブログで、社会福祉士の方に向けてお金の話を繰り返しているのもこれが理由)
なので、社会福祉士は「高収入な相手と結婚したい!」「結婚するなら年収1000万円以上が条件」という高収入を求める方とはマッチングしにくいでしょう。これは致し方ない!
でも、社会福祉士の年収は、世の中の平均年収よりやや少ない程度。もし、収入的に「社会福祉士=結婚できない」とするなら、世の中の多くの方が結婚できないことになります。そんなことにはなってないですよね!
なので、収入だけをみて「社会福祉士=結婚できない」と言うのはムリがあるわけです。
社会福祉士は休めないし、出産・育児はできないのか?
社会福祉士が「前の職場を辞めた理由(複数回答)」を、一部ぬきだします。(参考:平成27年 社会福祉士・介護福祉士就労状況調査結果の実施概要)
法人・事業所の理念や運営の在り方に不満があった | 33.4% |
職場の人間関係に問題があった | 24.3% |
労働時間・休日・勤務体制が合わなかった | 18.3% |
出産・育児と両立できない | 8.3% |
社会福祉士が職場を辞めるほど悩むポイントとしては、現場の理念ややり方、人間関係などの傾向です。
それらと比べて「労働時間・休日・勤務体制が合わなかった」「出産・育児と両立できない」は少ないことになります。ムシできない割合ですが、これを多いとみるか少ないとみるかは人それぞれでしょう。
でも、「社会福祉士=休みがとれない」「社会福祉士=子育てできない」というのは、ちょっと行き過ぎなイメージではないでしょうか。
現に社会福祉士は結婚している
これは証明しようもないのですが、私の知っている社会福祉士は結婚したり、子どものいる方がごく普通にいます。それに、私自身も結婚しています。
社会福祉士の実習を受ける方や、アルバイトやボランティアで社会福祉士の方と関わることのある方は、左手の薬指に指輪がないかチェックしてみても良いと思います。
きっと、結婚している人もいれば、していない人もいるでしょう。ごくごく平均的な感じだと思います。(そもそも、結婚するつもりのない方もいると思います)
さいごに
私たちはストレングス(強み)に着目することが大切です。ストレングスは、社会福祉士の国家試験でも重要単語となるので、知っている方は多いと思います。
けれど、
- 人のストレングスには気づけるけど、自分のストレングスには気づけない・・・
- 私に強みなんて無い!
このように思う方はけっこう多いのではないでしょうか。
でもね、みなさまにはストレングス(強み)が必ずあります!
「私には強みなんて無い」と思う方もいるかもしれませんが、ご自身のことは気づきにくいだけです。大丈夫です!
とかくネガティブな話が出回りがちですが、これは社会福祉士だからではなく、人には「ネガティブ本能」があるからです。良い話よりも、悪い話に注目してしまうのです。ネガティブな話が出回るからといって、事実も同じとは言えないのです。
こうした本能は私たちを苦しめますし、私たち自身も振り回されてしまう結果となりがちです。こうしたループから自由になるには、こちらの本が役立つと思います。私も読みましたが名著です。
いろんな話に飛んでしまいましたが、私の結論はこれ
「社会福祉士は結婚できない」なんてことは無い
収入的にも休日等の条件的にも、そこまで悲惨なデータは見えてきませんので。
それに、結婚って、いろんな条件や出会いの結果だと思いますからね。
(私は結婚しましたけど、結婚しないという生き方も人それぞれあって良いと思います)
以上、社会福祉士は結婚できない?【現役がマジメに答える】という話題でした!
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