
社会福祉士や精神保健福祉士って、どんな服装がいいの?できればオシャレもしたいけど・・・誰か正解を教えて欲しい!
こうしてお悩みの男性へ。
まず、オシャレの大原則3つがこちらです。(後述するMB氏が提唱)
オシャレの大原則3つ
- 「ドレス」と「カジュアル」のバランス(日本人は7:3が黄金比)
- 全身のシルエットは、I、A、Yのいずれかで整えること
- 全身の色は、モノトーン+1色にすること
私服の福祉現場って、服装で困りますよね。
ネットで「社会福祉士や精神保健福祉士はどんな服装をしたらいいのか?」と検索すれば
- 安心してもらえる服装にすると良いです
- 清潔感があれば良いです
- 露出の多い服装やだらしない服装は避けましょう
こうしたアドバイスが出てきますが、課題があります。それは、具体的じゃないのでわかりにくいということもありますが、何より
- 『オシャレ』という観点が無い
確かに、福祉現場での服装は『クライエント第一』です。そうすべきです。
だから、私がオシャレという観点も入れて服装を考えようなんて言ってると、「オシャレなんぞというものに、うつつを抜かしてはいけない」と、お叱りを受けるかもしれません。
でも、それは優先順位の問題であって、オシャレを考えちゃダメなんてことは無いでしょう。
クライエントが1番だけど、2番や3番にオシャレがあっても良いのではないか?
外面は内面の発露であり、外面は内面に作用すらする。それくらい大切な服装を、「安心してもらえたら良い」「清潔感があれば良い」とだけで思考停止になりたくない。
そんな思いで、私はこの記事を書いています。
かく言う私自身、現場での服装にずっと困ってきました。
カジュアルすぎる服装をしたり、キメ過ぎになったりと、思い出すと恥ずかしい恰好をしてきました。
果てには、「身だしなみとオシャレを両立するには、センスが必要なんだ」「俺にはセンスが無いから、真似できないんだ」と思って、諦めていました。
しかしとあるきっかけから、ファッションバイヤーのMB氏の著書や動画でオシャレを勉強しました。
私のように、「どんな服装をしたら良いかわからない」「どうしてもダサくなってしまう」「頑張ったら浮いてしまう」とお悩みの方に、きっと役立つはずです。
この記事でシェアさせてもらいますね。

私は社会福祉士・精神保健福祉士で、現場での経験は10年以上になります。転職歴があり、さまざまな職場で働いてきました。
社会福祉士・精神保健福祉士の男性が服装をオシャレにする大原則3つ
長年、福祉現場での服装に困ってきました
職場に制服があるなら、良くも悪くも悩まない。
「シャツは必ずコレを着て」「利用者さんと作業する時はこの服を羽織って」という現場も経験した。
不自由だったけど、他の人と差別化されないから安心ではあった。
しかし、多くの福祉現場は制服がない。私服で仕事をすることになる。
しかも、求められる服装は『そこそこカジュアルで良いけど、フォーマル感がそこそこ無いとダメ』というバランスの良いコーディネート。
普段着よりもフォーマルな服装にしたほうが良いけれど、スーツだとキメ過ぎになってしまう・・・。
しかも、利用者さん、患者さんと対等な関係をつくりたいから、似たようなカジュアルな服装をしたい、等とも考える。
例えば精神保健福祉士であれば、病院では白衣を脱ごうという動きがあった。それくらい、服装は相談支援職にとって大切な要素だ。
そうして多くの福祉現場で求められるコーディネートは、カジュアル以上、スーツ未満のほど良いバランスと思うのだけど、私にはこれがとても難しかった。
どうバランスを調整したらいいかわからない。どうしてもコーディネート迷子になる。
「革靴だとキメ過ぎなのか?」
「ジャケットは着て良いのか?」
「パンツはチノパンでもOKか?」
「スニーカーだと崩しすぎか?」
あれこれ不安になるけど、最後は直感。自信無げに服を組み合わせる。
職場で周りを見ると、私と違ってうまいことコーディネートしている人もいる。そしてこう思う。
「俺にはセンスがないから仕方ない」
「清潔感さえ気をつけていたら良い」
「特に指摘されないから、問題ないってことだろう」
「クライエント第一だ。オシャレなんて気にしなくて良いんだ」
そうやって自らに言い聞かせる・・・。
でも、現場経験が長くなるにつれて、私の服装に関する悩みは潜在しつつも次第に大きくなっていった。
そして、今はハッキリ自覚した。どうせなら身だしなみもオシャレも両立したい!
ファッションバイヤー MB氏とは?何がスゴイのか?
私がファッションバイヤーのMB氏を知るきっかけになったのは、オリラジ中田敦彦氏のこちらの動画。
とても良くまとめられていて、『センス』で片づけられるオシャレについて、理論的に解説されています。
MB氏の著書の理論性もさることながら、中田敦彦氏の解説の面白さ・わかりやすさも組み合わさって、私には衝撃的でした。
そもそも『MBって誰?』ということですが、公式サイトでこのような紹介があります。
誰もが理解できる「オシャレの教科書」KnowerMagを運営。2016年まぐまぐメルマガ総合大賞受賞。雑誌「週刊SPA」など大手メディアで連載中。書籍「最速でおしゃれに見せる方法」、漫画「服を着るならこんなふうに」など多数。関連書籍累計200万部突破。ファッション本作家、アドバイザー。
引用元:MB公式サイト「KnowerMag」
YouTubeでは登録者40万人ほど。
私は中田敦彦氏の動画を観たあと、迷わずMB氏のこちらの著書を買うに至りました。
MB氏がなぜスゴイかというと、『センス』で片づけられていたオシャレについて、理論的に整理して、言語化して解説していることにあると思います。
私たちの福祉実践でも、いかに言語化できるか、いかに理論化できるかは大切だと思います。
言語化・理論化できないと、人材育成において「見て盗め」「背中をみて学べ」「あの人にしかできない」といった具合で、職人芸で片づけられてしまいます。
すると、ノウハウは継承されない。後進が一向に育たない。
その職人さんとやらは「俺がいなきゃだめだろ」と優越感に浸れるかもしれないけれど、同僚や部下、クライエントにとってはデメリットでしかない。
福祉実践のノウハウのような、数値化しにくい、混沌としている事柄の中にも、法則性を見出だし、理論化して言葉で説明できることは、とても尊く大切なことだと思います。(私も頑張ります)
だから、MB氏がオシャレをセンスで片づけることなく、体系的、理論的に解説されたというのは、大きな功績だと思うのです。
MB氏によるメンズファッションをオシャレに見せる大原則3つ
中田敦彦氏の動画でもまとめられていますが、MB氏によるメンズファッションをオシャレに見せる大原則3つがこちら。
- 「ドレス」と「カジュアル」のバランス(日本人は7:3が黄金比)
- 全身のシルエットは、I、A、Yのいずれかで整えること
- 全身の色は、モノトーン+1色にすること
この大原則を守れば、最速でオシャレになれるという話なんですね。
ただし「服のドレスとかカジュアルって、どう判断したら良いの?」「I、A、Yってなに?」といった疑問もあろうかと思います。
細かい理論は私のフィルターを通して説明するよりも、実際の著書や動画でチェックしてもらうのが良いでしょう。
さきほどご紹介した、中田敦彦氏の『【最速でおしゃれに見せる方法①】ファッションセンスはカジュアルとドレスのバランスが全て!』なら無料でMB理論のエッセンスがわかります。
この動画のポイントをおさえたコーディネートをするだけでも、仕事やプライベートで「ダサい」と言われるレベルは脱することができるでしょう。
もっとレベルアップしたいと思ったら、MB氏の本や動画にアクセスしていくと良いです。私はかなりハマっています。
MB氏の理論をおさえつつ、職場・TPOに合わせよう
ただし、MB氏の話をきいて、そのまま職場に着ていくわけにはいかないでしょう。
なぜなら、MB氏の理論は『オシャレに見せる』という主旨だから。
これを福祉現場での服装に応用するには、MB氏の理論をおさえつつTPOに合わせる必要があります。
つまり、時・所・場合に応じて服装を選ぶことが大切。
例えば次のような業務をする職場は、「動きやすさ」「汚れても良い服装」が重視されるでしょう。(制服が多い傾向)
- 介護
- 外出支援
- 余暇支援
- レクリエーション
また、利用者さんと外出などを一緒にする場合は、行き先はどこか?何をするのか?と考えて服を選んだり、一緒にいる利用者さんが第三者から「何らかのサービスを受けている人」と思われない配慮が必要かもしれません。

こちらは制服っぽいですが・・・。介護現場では『Tシャツ×ジャージやチノパン』といったカジュアルな服装が多いですね。
他には、次のような服装は避けるべきとされやすいですね。
避けるべきとされやすい服装
- 金具や装飾の付いている服
- 肌の見えすぎ
- 派手過ぎ
- パーカー (ラフすぎ、引っ張られる危険)
- デニムのジーンズ (ラフすぎ)
普段は院内で面接や電話対応をしていても、外出レクに同行するときはそれに合わせた服装をしないと変ですよね。
だから、やっぱり最後はTPOなんですよね。
でも、一番はじめにおさえておくべき『オシャレの大原則って何なんだ?』という点がわかっていないと、TPOに合わせると言ってもヘンテコになってしまうでしょう。
オシャレに見せる大原則をおさえつつ、例外的なTPOに合わせて服を選ぶのがコーディネートなんですね。
最後に
福祉職や介護職の服装って、自由度があったり、制服があったり、いろんなパターンがありますよね。
どの現場でも、ベストはクライエントのことを第一とした服装を選ぶことです。
しかし、そうして選んだ服装はダサくてOKでしょうか?どうせならオシャレも両立したいと思いませんか?
「マナーは守っているからこれで良いや」と、てきとうに選んだ服を組み合わせて、何年も使い続けていませんか。
福祉の仕事は、果てしなく続いて達成感がなかなか得られなかったりして、モチベーションを保つのが大変です。
日々工夫して、自分のモチベーションを上げるのは大切ですね。その1つとして、服装を変えてみる、オシャレを意識するのは有効と思います。
クライエントのことはもちろん大切ですが、自分自身のこともおざなりにならないように。そうした姿も、クライエントに影響を与えると思います。
ではでは今回はここまで。それではまた!
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