PR

精神保健福祉士になったら社会福祉士も取った方がいい5つの理由とは

syakaihukusisi_seisinnhokennhukusisi_tottahougaii
精神保健福祉士は社会福祉士もとったほうがいいの?どんなメリットがあるの?

こういった疑問のある方へ。

この記事の内容

  • 精神保健福祉士になったら社会福祉士も取った方がいい5つの理由
わたしは社会福祉士・精神保健福祉士で、現場経験は10年以上です。

精神保健福祉士になったら、社会福祉士の資格はいらないのか?

私の答えは、「社会福祉士も取ったほうがいい」です。

理由は次の5つです。

社会福祉士も取ったほうがいい理由

  • 他の障害のある方も支援しやすくなる
  • 高齢の精神疾患・障害のある方も支援しやすくなる
  • 精神障害のある方の家族も支援しやすくなる
  • 転職するときに選択肢が広がる
  • 精神保健福祉士にとって、コスパの良い資格だから

どうしてそう言えるのか、詳しく説明しますね!

精神保健福祉士になったら社会福祉士も取った方がいい5つの理由とは

他の障害のある人も支援しやすくなる

社会福祉士は、高齢者や知的障害、身体障害や難病、児童、貧困家庭など、色々な困りごとを持つ方を支援する専門職です。

精神保健福祉士は、精神疾患や障害のある方だけをメインに支援する専門職です。

でも現場では、そんなにきれいに分かれていません。

実際には、精神障害以外にも他の障害を持っている方も多くいます。例えば、身体障害や知的障害や発達障害などです。

そうした方たちにも専門性の高い支援ができるようになるには、社会福祉士のノウハウも必要です。

「私は精神保健福祉士だから、他の障害はわからない」と言ってしまっては、相手に失礼ですし、良い支援にはなりません。

だから、精神保健福祉士が社会福祉士のノウハウも得たら、他の障害のある人も支援できるようになって、より高度な支援ができるようになります

高齢の精神疾患・精神障害のある人を支援できるようになる

高齢の精神疾患・障害のある人も支援しやすくなります。

人間、誰しも年を取ります。精神障害のある人も例外ではありません。年を取れば取るほど、介護サービスが必要になることもあります。

したがって、精神保健福祉士は「精神障害+要介護」という困難のある人を支援することがあります。

そのとき、社会福祉士としての知識があれば、高齢者や介護の困りごとに合わせた支援もしやすくなります。

例えば、介護保険や特別養護老人ホームやデイサービスなどの社会資源の情報を提供したり、利用方法を説明したりすることができます。

また、よくあるのは『介護保険サービスと障害福祉サービスの併用をする利用者・患者さん』の支援です。

精神保健福祉士が担うのは障害福祉サービスの部分ですが、介護保険サービスについてもよく理解していないと、その人の生活をよく理解できないし、関係機関とうまく連携しにくくなります。

だから、精神保健福祉士は社会福祉士も取ったほうが、高齢の精神疾患・精神障害のある人を支援しやすくなるのです。

精神障害のある方の家族も支援しやすくなる

精神障害のある人の家族も支援しやすくなります。

例えば、精神障害のある方は、一人で暮らしている方もいますが、家族と一緒に暮らしている方もいます。

そうした場合、家族にも、色々な困りごとがあります。

例えば、高齢で介護が必要だったり、他の障害があったり、子どもがいたりします。

精神疾患や障害があるゆえに、子どもの前で自傷行為をしてしまったり、精神が不安定になったりするなどして、子どもへの心理的虐待となってしまう方もいます。

(児童相談所では、そうした家庭に介入することもあります・・・)

なので、精神障害のある方の家族にも支援できるようになるには、社会福祉士のノウハウがあったほうが良いです。

例えば、介護サービスや障害福祉サービス、児童福祉サービスなどの社会資源を紹介したり、支援機関につなぎやすくなったりします。

家族も支援しないといけないの?精神障害のある人だけじゃダメなの?

精神保健福祉士は「人と環境を捉える視点」が大切です。「人と環境の相互作用」とも言われますね。
≫参考:精神保健福祉士の倫理綱領

この場合、家族は精神障害のある方の環境です。その家族の心理的な負担やストレスにも気づいて、できる範囲の支援をすることは、当の精神障害のある方にもメリットがあるのです。

なので、精神保健福祉士は社会福祉士のノウハウもあった方が、より高度な支援ができるのです。

転職するときに選択肢が広がる

転職するときに選択肢が広がります。

精神保健福祉士は、精神分野での仕事はたくさんあります。でも、精神分野以外の仕事は少ないです。

社会福祉士は、精神障害分野だけでなく、他の分野でも仕事があります。

例えば、高齢者や障害者や児童や生活困窮者などです。また、行政や社会福祉協議会、メディカルソーシャルワーカーやスクールソーシャルワーカーなどの仕事にも社会福祉士の資格の方が有効です。

つまり、社会福祉士の資格があれば、転職するときに選べる仕事の種類が増えます

もちろん、精神保健福祉士としてずっと働きたいという人もいます。でも、自分の価値観や興味や目標が変わって、別の仕事に挑戦したくなることもあります。

そんな時に備えて、社会福祉士の資格を持っておくと安心なのです。私はそれで救われました。

精神保健福祉士にとって、コスパの良い資格だから

もう少し実益的な視点から考えてみましょう。

精神保健福祉士を取った人にとって、社会福祉士をとるのはコスパが良いです。

コスパが良い理由

  • 履修科目は少ないので、学費が安く済む
  • 国家試験の共通科目はパスできる
  • 国家試験の専門科目だけ勉強すればいい→受かりやすい

お金も労力も少なくて済むのに対して、社会福祉士のメリットはたくさんあります。だからコスパが良いのです。

せっかく精神保健福祉士とったんだから、社会福祉士も取らないと損ですよ、という話です。

まとめ

以上が、精神保健福祉士は社会福祉士も取るべきだという私の主張です。

社会福祉士の資格も持っておくと、仕事がもっと上手くできるし、やりたい仕事も選べるようになります。その理由は、

  1. 他の障害のある方も支援しやすくなる
  2. 高齢の精神疾患・障害のある方も支援しやすくなる
  3. 精神障害のある方の家族も支援しやすくなる
  4. 転職するときに選択肢が広がる
  5. 精神保健福祉士にとって、コスパの良い資格だから

社会福祉士の資格を取るためには、養成施設や大学などで必要な単位を履修する必要があります。それには、お金も時間もかかります。

精神保健福祉士の資格があれば、精神障害分野での仕事はできます。だから、社会福祉士の資格を取るための勉強よりも、現場で必要な知識やスキルを学んだほうが良いという考え方もあります。

しかし、この記事をここまで読んでくださったあなたは、きっと迷っておられるのではないでしょうか。

迷うのであれば、やはり私のアドバイスは「社会福祉士もとったほうがいい」です。迷うことはやったほうが後悔がないからです。

数年後、10年後、人生を振り返った時、「もっと若ければ・・・」「あの時やっていたら・・・」と後悔するのは嫌ですよね。

私自身も両方持っていますし、同僚や友人や先輩や後輩にも両方持っている人がたくさんいます。

実際、社会福祉士も持っている精神保健福祉士の割合は約60%です。他にもつ資格の1位なんですよ。詳しくは下記の記事でわかります。

両方持っていると、仕事の幅が広がりますし、自信もつきます。

また、両方の試験に合格するという経験は、自分の能力や努力を認められることにもなります。ですから、私は両方持っていて損はないと思いますよ!

以上、精神保健福祉士は社会福祉士も取るべきだという私の主張でした!

精神保健福祉士を取ってから社会福祉士になるには、養成施設に通う必要があります。こちらの記事にルートをまとめましたので、お役立てくださいね!

この記事があなたの資格取得や仕事に役立てばうれしいです。最後まで読んでいただきありがとうございます!

コメント