
社会福祉士のデメリットってある?

ある・・・。
どうも!社会福祉士・精神保健福祉士のぱーぱすです。
社会福祉士のデメリットを知ろうとする堅実な皆さま。ようこそいらっしゃいました!
社会福祉士の資格にネガティブなイメージのある方はけっこう多いと思います。
たとえば・・・
- 社会福祉士は取っても意味ない?
- 社会福祉士は役に立たない?
- どんなデメリットがあるの?
- 仕事がないんじゃない・・・?
社会福祉士は、受験資格をとるハードルが高く、大学や養成施設に通うことになります。しかも、国家試験の合格率は約3割で、カンタンではありません。
お金と労力をついやすうえ、難易度もある社会福祉士資格。
それに見合う価値があるのでしょうか?賢明な方ならきっとギモンに思うでしょう。
残念ながら、社会福祉士にはデメリットもあります。メリットだけを知っても十分ではありません。それでは社会福祉士の全体像を知ったことにはならないでしょう。
デメリットを知らないと「こんなはずでは・・・」と後悔しかねません。
逆にいうと、社会福祉士のデメリットがわかれば、早めに対策でき、デメリットをおさえることができます。
社会福祉士のデメリットを把握しようとする方は、色んな意見を参考にして客観的に判断し、現実に対処するのが得意な方だと思います。
シビアな現実をお伝えするかもしれませんが、社会福祉士のリアルを知ることなしに覚悟も対策もしようがないわけです。デメリットを知ることが第一歩目となります。
では、本題にまいりましょう!
社会福祉士のデメリットTOP3【せっかく資格とったのに・・・】
その1 社会福祉士資格がなくても働ける現場は多い
Indeedなどで求人検索するとわかりますが、社会福祉士資格がなくても働ける福祉現場はたくさんあります。
「なんだー。資格無くても働けるじゃん。」と拍子抜けするかもしれません。
また、社会福祉士資格を取って就職しても、就職先には資格をもっていない人がゾロゾロいたりします。
しかも、同じ給料だったりして・・・。
資格手当がもらえない方は約70%もいます。詳しくは下記記事にて。

このような現実を目の当たりにすると「せっかく資格とったのに、意味ないじゃないか!」と感じるのは当然でしょう。
とは言え、社会福祉士資格のある方が求人が多いのは事実です。社会福祉士資格があれば、年齢制限無しで経験無し可の求人が多数なんです。

特に、公務員や社会福祉協議会などに就職したい場合は必須になる傾向です。しかも、こうした現場の年収は社会福祉士の中でも高いんですよね。

その2 社会福祉士資格を取っても即戦力になれない
社会福祉士の国家資格を取ったら現場ですぐ活躍できるのか?
いいえ、全くです・・・。(精神保健福祉士も同じ)
ざんねんですが、国家資格をとっただけではまだまだ戦力にはなれません。この理由は2つ。
1つ目は、国家資格合格に必要な知識は広く浅いからです。どの現場で働くにも最低限必要な知識をつめこんだに過ぎないのです。
現場の戦力となるには、もっと深い知識が必要です。これは就職後に働きながら身につけていくことになるでしょう。
2つ目は、社会福祉士国家試験には実技試験がないからです。支援とは、知識だけをもっていてもできません。
例えば、「ラポール(信頼関係)の構築が大切」と知るのと、実際にできることは違いますよね。
得た知識を、自らの言葉や行動にどれだけリンクさせられるか。これは実践経験をつみ重ねないとできないことです。
社会福祉士資格をとっただけでは、実践経験はほぼ無いに等しいです。よって、社会福祉士として駆け出した頃は、まだまだ現場戦力にはなれないのがフツウです。(実際、求人では”社会福祉士としての実務経験”が応募要件となることがあります)
資格取得したての頃は、周りから「役に立たない」と思われたり、自らも「社会福祉士をとっても役に立たなかった・・・」と感じやすいです。これは私の体験でもあります。周りの社会福祉士や精神保健福祉士もみな同じようでした。
確かな実践力をえられるまでの数年間は、支援に自信がもてなかったり、役に立てていない感覚が強くなりがちで、辛いものです。
できることからコツコツでOKですから、学習していきましょうね。(私も同じです)
その3 収入は少なめ
社会福祉士のデメリットといえば、収入の少なさでしょう。
「社会福祉士の国家資格を苦労してとったのに、大して収入が多くない・増えない」ということです。社会福祉士の平均年収は403万円。対して、世の平均年収は436万円。

調査年・方法に違いはあるのでカンペキな比較はできませんが、社会福祉士の年収は平均より少な目、良くて平均レベルと言えるでしょう。
せっかくお金も時間もかけて、試験勉強でも苦労したのに、金銭的メリットが乏しいというのが社会福祉士資格の一番のデメリットだと思います。
社会福祉士の収入が少ないことは、とても大きな損失です。収入の少なさを理由に社会福祉士を辞めてしまう方もいるので、現場では知識・技術の継承が途絶えてしまうのです。被害を受けるのは、利用者・患者さんです。
なので、私たちが経済的に安定することは、大切なことです。こちらの記事で、私たちができるお金のことをまとめています。

社会福祉士の年収は職場によっても大きく違います。年収が高い職場で働くのも選択肢でしょう。

さいごに
どんな資格にもデメリットはあるでしょう。社会福祉士も例外ではありません。
特に、社会福祉士や精神保健福祉士のような名称独占の資格は、役に立たないと思われがちです。
下記が名称独占資格の一覧ですが、「そんな資格あったの?」と思うような資格だらけと思います。
しかし、いかに名称独占とはいえ、就活・転職場面では社会福祉士が無ければ応募すらできない求人(行政・公務員に多い)がよくあります。「資格があっても変わらない」と決めつけると、せっかくの選択肢を失ってしまいかねません。
社会福祉士のデメリットは、いかにカバー・対策するかでしょう。
こちらの記事では社会福祉士によくある悩みや疑問への解決策をまとめています。

難しい課題をどうにかしようとする思考・行動に面白味があると思います。
ご賛同いただければ、ぜひこの世界に飛び込んでみてくださいね。一緒に頑張っていきましょう!
以上、社会福祉士のデメリットTOP3【せっかく資格とったのに・・・】という話題でした!
社会福祉士は通信講座での取得ができます。ご興味のある方は、こちらの比較もご参考に。
社会福祉士 通信講座を比較
社会人で社会福祉士をめざす方には、こちらが役立つでしょう。実は社会人から目指す方はとても多いです。
社会人から社会福祉士になるには?受験資格や必要な実務経験について
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