社会福祉士・精神保健福祉士の皆さまへ【ご自身は相談していますか?】

しゃふく・PSWの実務ノウハウ
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相談なんてしなくても平気やで。オレ強いから!

おいおい。

相談した方がラクになれるのは利用者も私たちも一緒だぞ。

こんにちは!社会福祉士・精神保健福祉士のぱーぱすです。

社会福祉士や精神保健福祉士、相談支援、福祉現場で働く皆様へ。

相談をうける業務の方が多いと思います。また、福祉現場で働くかぎり、利用者や患者の方々から何かしら相談をうけることがよくあるでしょう。

私たちは、「人は相談することで救われたり、変化できたり、ラクになれるもの」という前提で支援をしているのです。「相談を受ける仕事をする」ということは、相談の力、相談によって起きる変化や効果を信じているということです。でなければ、「意味がない」「効果が無い」と思っていることを、人に対して行っていることになってしまいます。

だからこそ、利用者の相談に応じる相談支援技術を学習したり、訓練して高める努力をするわけです。

それで、今回いいたいのは、社会福祉士、精神保健福祉士、福祉現場で働く方々に向けて、「皆さんご自身は相談できていますか?」ということなんです。相談をうけるのは慣れておられるはずですが、ご自身は相談しているのだろうかということなんです。

違和感や悩みを自らの中で秘めたままだったり、誰にも話さないことは、望まない結果につながります。例えば、耐え続けていたのに限界がきたら折れてしまう、心身に不調をきたしてしまう、仕事を辞めてしまう、ということです。結果、周りの目には「いきなり不調になってしまった」と映るのです。

この記事は「私たち自身も相談しましょう」という理由をお話する内容となっております。なので

この記事が役立つ方

  • 社会福祉士、精神保健福祉士、福祉現場で働く方々
  • 自らの悩みを相談できない方、したくない方

上記のような方に役立つ内容となっております。それではまいりましょう!

社会福祉士・精神保健福祉士の皆様【あなたは相談していますか?】

福祉現場では、相談をうけて支援するのには慣れているのに、いざ自分のこととなると相談できない方がよくおられます。弱みを出さず、悩みも話さず、ガチガチの心の鎧を着ている方々。そうした方々は、生きづらい人生を送っておられることでしょう。日々の仕事、支援が苦しくて仕方ないのではないでしょうか。

どうしてご自身も相談することが大事かというと、福祉現場で働き続ける中では、必ず強烈なストレスを浴び続けるからです。しかもそのストレスは、支援の特性そのものから起きているのです。例えば以下のようなことで悩んでおられないでしょうか?

福祉現場の悩み
  • 「もやもやする」言葉にできない違和感
  • ただひたすら耐えるしかない日々への無力感
  • 感謝されると思ってたのに全然感謝されなくて失望
  • 答えの出ない支援で苦しい
  • 結果の見えない支援で達成感が無い
  • 終わりの見えない支援から逃げたくなる

こういった中で、私たち自身が不全感を抱いたり、達成感を持てなかったり、苦しい日々を送ることになるのです。

そして、こうした違和感・悩みがあっても「私は強くないといけない」「相談する=弱いということ」「相談したら評価が落ちる」という思いにとらわれて、はきだせない方がおられます。まわりから心配されても「大丈夫です。」と笑顔をつくって返してしまう。

そして、耐えきれなくなった時、これまでの努力・忍耐がウソかのように崩れ去り、再び起き上がれないほど倒れきってしまうのです・・・。

だから、相談をうけるだけでなく、ご自身のことを相談する力を持っていただきたいです。

弱みを人に見せられるか、自分ができていないことを言えるか、困っていることや悩みを人に話せるか。これが大事なんです。

実は、私たちが支援してる方々の多くは、相談することができている人たちです。「自分だけではどうしようもない」「人の力を借りるしかない」と思い至って、支援につながっている方が多いでしょう。

弱音を吐ける人こそ強い

そして、弱みを出せる人は、弱そうに見えて実はしぶとく、息長く仕事続けやすく、しなやかな強さがあります

逆に弱みを出さない、出せない人っていうのは、一見強そうに見えます。ご自身で処理しきれている間は悩みも弱みも出さないので、かっこよく映ります。でも、限界にいたったとき、急に折れてしまうのです。弱みを出せない・相談できない人は、常に背伸びしていた分、倒れた時の衝撃も大きい。仕事に戻れなくなるほどのダメージを受けてしまうのです。

だから、ストレスのコントロールは大切っていうことなんです。

じゃあどうすればいいかというと、相談の力を信じている仕事をしているんですから、自分自身も相談して欲しいのです。

相談する相手は人によって違うでしょう。

職場で相談できたらラッキーだがリスクもある

例えば、恵まれた環境の方であれば、職場で相談できるでしょう。

上司、同僚、部下、後輩、誰でも信頼できる人に相談しましょう。

職場で相談するメリットは2つありまして

  • 1つ1ついちいち説明しなくても話が伝わりやすい
  • 具体的解決策を教えてもらえる可能性がある

ただ、職場では自分の情報を大切にあつかってくれる人かどうか見極めが必要です。不必要な人に話すと、裏側で広まってしまい、仕事がし辛くなることがあります。かえってストレスになるかもしれません。

職場外の人に相談するのも効果的

なので、仕事と直接関係の無い方への相談もオススメです。例えば、家族、友人です。

家族や友人は、私たちの仕事のことをよく知らなかったり、理解できない方もきっとおられるはず。職場で相談するのと違って、1つ1つちゃんと説明しないと、何に悩んでいるのか事態が伝わりにくいでしょう。それに、伝わったとしても具体的な解決方法は見つかりにくいでしょう。

でも良いんですよね。

解決できなくても良いです。相談では、解決できなくても、具体的助言をもらえなくても効果がある。

相談支援や福祉現場では、具体的な助言ができない時だってある。話を聞くだけ終わってしまう時もある。でも、相談した人は心が軽くなっていることがあるでしょう。「すっきりしました」と言って笑顔になることだってあるでしょう。

私たちが利用者さん、患者さん等に行なっているのと同じことです。

私たち自身も同じなのです。私たちも相談することで、ラクになれるし、スッキリできるし、肩の荷物が軽くなるのです。

自分の心をさらけ出せる勇気こそ、必要な力です。弱音をはけること、相談できることこそが本当の強さであり、生きる力だと思います。

『対人援助職に効くストレスマネジメント』も役立つ

また、おすすめの本は『対人援助職に効くストレスマネジメント』です。支援でのよくある事例、誰もがなじみをもつ「よくあるよね!そういうこと」という事例を用いて、認知や睡眠などについて解決策を具体的に紹介している本です。なので、この本が役立つ方のイメージは次のようになります。

この本が役立つ方のイメージ
  • 周囲の評価が気になってしまう
  • ネガティブ思考・マイナス思考で繰り返し思い悩んでしまう
  • 自分に価値があるのか悩んでしまう
  • 「〇〇すべきなのに自分はできない」と悩んでしまう
  • 緊張やストレスで、肩こりや首が凝って辛い

こういった悩みのある方に向けて、具体的な解決方法を提示する紹介している本です。

福祉と関係のないストレス対策本なら売られていますが、福祉現場で働く私たちが活用するには工夫がいります。対してこの本は、対人支援特有のストレスに焦点をあてて書いてるので、すぐに実践しやすいです。今回の記事では「相談」だけを紹介してきましたが、この本ではもっとたくさんの解決策がわかります。今を少しでもラクにしたい方におすすめします。

社会福祉士・精神保健福祉士たる私たちも相談しよう

この記事の結論を繰り返しますと、「私たち自身も人に相談しよう」ということです。

「相談」の効果・影響力を深く知っている私たちなのですから、積極的に相談すること。相談することで、折れずに支援しつづけるタフさ、しなやかさを得られます。ねばり強い支援ができるようになって、結果的に利用者・患者の方々の利益につながるでしょう。

以上、社会福祉士・精神保健福祉士の皆様【あなたは相談していますか?】という話題でした。

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