落ちても、働きながら勉強したらええやんな?
いや、1回で受かった方が良い!
落ちたら悲惨なループにはまりがち。
どうも!社会福祉士・精神保健福祉士のぱーぱすです。
社会福祉士と精神保健福祉士の資格取得をお考えでしょうか?この資格、一発で合格しないとかなり面倒なことになります。
「落ちても仕事しながら勉強すれば良い」「再受験はいちど勉強してるから有利」と考える方がいると思いますが、これはアテになりません。
じっさい、仕事しながらの資格勉強はかなりの意志力が必要ですし、一度落ちた方の合格率は現役よりもかなり低いことがわかっています。ハッキリ言って、お金も時間もかかるし、悲惨です。
こうした内容をくわしく、国家試験に落ちると起きる5つの損失として解説します。これらの損失を知ることが、悪いループにおちいらないための第一歩となるでしょう。
ではまいりましょう!
【5つの損失】社会福祉士・精神保健福祉士国家試験に落ちたら・・・
時間の損失
国家試験に落ちると、また勉強しないといけません。
国家試験の勉強は、やり方次第で時間短縮できるでしょうが、どうしても時間はかかります。100時間以上かかるのは自然なことでしょう。
時間、すごく損します。
「そんなのわかってるわ!」と言われるかもしれませんが、時間の損は次の大損につながっていきます。
活躍機会の損失
多くの方は「国家試験勉強は、就職してからもいきるはず!」と信じているかもしれませんが、これは間違いです・・・。試験勉強にかけた労力の割に、勉強した知識はほとんど活かせないでしょう。
理由はカンタンで、社会福祉士・精神保健福祉士の試験範囲は、広く浅い。いっぽう、現場で求められる知識は、狭く深いからです。
だから、現場に合わせた学習をすることが重要です。学習しつづけないと「社会福祉士って役立たないな・・・」「精神保健福祉士もってても意味ないじゃん」と、自己不全感におちいりやすくなります。
こちらの記事でもくわしく解説しています。
社会福祉士や精神保健福祉士の使命・価値について、本質的な学習をふかめていくことが大切です。
例えば、私たちの仕事が目指すことは何か?何を大切にしないといけないのか?そういったことを仲間と話したり、議論したり、考えたりすることは大切です。
それに、制度もどんどん変わっていきます。知識もアップデートしないと、すぐに取り残されてしまいます。
つまり、現場でもとめられる知識の学習は、役立ち度が段違いなんです。
なのに、国家試験に落ちたらそうした学習はできず、試験勉強を優先することになります。残念ですが、試験勉強に時間をさいていても、良い仕事はできないでしょう・・・。
なので、せっかくあなた様がもっている力があるのに、現場でいち早く活躍できたかもしれないのに、試験勉強がジャマになって活躍機会を失ってしまうのです。
お金の損失
国家試験をうけるには、受験費用がかかります。令和3年度の国家試験費用は下記のとおりでした。
- 社会福祉士のみ受験:15,440円
- 社会福祉士と精神保健福祉士を同時に受験:28,140円(社福13,980円 精神14,160円)
- 社会福祉士の共通科目免除により精神保健福祉士を受験:13,020円
教材も買い替える必要があるでしょう。ざっと1万円以上はするでしょうから、受験費用とあわせて少なくとも3万円弱~4万円は損するでしょう。
しかし一度落ちて、翌年に合格できたらまだ良いほうです。社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験は、毎年落ちる方がいるのが現実です。
え?一年間勉強したんやし、はじめての人より有利ちゃうん?
わからんが、その気のユルみが不合格のループにつながるのかも・・・。
「すでに1年間勉強してるんだから有利」「ちょっと手を抜いても大丈夫」
いや・・・これは間違っています。じっさい、同僚も落ちた人は落ちつづけています。むしろ、そうした気のゆるみが悪く影響するのかもしれません。
毎年落ちれば、受験費用と教材費だけで数十万円規模の損をすることになるでしょう・・・。
それに、職場によっては社会福祉士や精神保健福祉士の資格手当があります。資格手当をもらえないことによる損失も計算すると、お金の損失はふくれあがっていきます。
メンタル・フィジカルの損失
一日って24時間なんですよね。学生・社会人・主婦、いろんな状況の方が資格取得をめざすと思いますが、一日は24時間です。これは変えられません。貧乏でも金持ちでも一緒です。
何が言いたいかというと、仕事や家事・育児をしながらの試験勉強はかなりハードということです。
でも、勉強しないと合格できないので、勉強する時間をなんとかひねりだす必要があります。仕事が終わってから、子どもが寝てからがようやく試験勉強で、やむなく睡眠時間を削る方もいるでしょう。
単純に考えても、疲れた体にムチ打って勉強することになるので、肉体的に過酷です。
体への負担、睡眠不足はメンタルに悪影響します。そして、メンタルの不調は仕事にも家庭にも悪影響ですから、良いことは何もありません。
社会的信用の損失
社会的信用の損失?
受かれば得られたであろう専門職としての信頼感を逃すってこと。
利用者・患者さんに対して
社会福祉士や精神保健福祉士をもっていれば、名刺に書くことができます。利用者とはじめて会った時には名刺を渡すことが多いでしょうから、社会的な信用度が高まります。
また、「何の資格をもってるんですか?」と聞かれたときにも、立場を説明しやすくなります。
資格さえあれば良いというわけではないのですが、専門性はある方が(あると思ってもらえる方が)信頼関係をつくるのに効果的なのです。
しかし、資格がなければ名刺に「社会福祉士」「精神保健福祉士」と書くことはできません。「相談員」や「所員」としか立場を記せません。
利用者・患者さんとは信頼関係(ラポール)をきずくことが大切ですが、国家資格がないと不利なのは確かでしょう。
職場の仲間に対して
また、職場内でも肩身が狭くなるでしょう。
例えば私の知り合いでは「同期のAさん、Bさんは資格をもっているけれど、私はもっていない・・・。」と感じながら働いている方がいます。
国家資格に落ちたことは、同僚や上司・後輩から見てもプラス評価とはならないでしょう。いいかえれば、受かれば得られたであろう評価を失うことになります。
まとめ
プレッシャーをかけることになりますが、一発で合格していたら得られたであろう時間、自由、お金、自信は戻ってきません。
逆にいえば、一発で合格できれば、時間も自由もお金も手に入ります。
「どう勉強したら良いの?」というギモンには下記の記事で答えています。ただ、学習方法は人によって違うでしょうから、このとおり勉強するかどうかは選んでもらうと良いでしょう。
ツライ学習だと思いますが、応援しています。ぜひとも合格を果たしてくださいね!
以上、【5つの損失】社会福祉士・精神保健福祉士国家試験に落ちたら・・・という話題でした。
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