日本社会福祉士会と日本精神保健福祉士協会の違いは?
結論は以下です。
- 社会福祉士の職能団体
- 社会福祉士有資格者が加入できる
- 連合体組織
- 精神保健福祉士の職能団体
- 精神保健福祉士有資格者が正会員になれる(賛助会員・学生会員あり)
- 会員組織
日本社会福祉士会と日本精神保健福祉士協会の違い3つ
私は社会福祉士・精神保健福祉士として働いています。現場経験は約10年です。
では、それぞれ解説していきます。
日本社会福祉士会と日本精神保健福祉士協会の違い3つ【現役解説】
違い① 何の職能団体か
会の名前の通りですが、以下が答えです。
社会福祉士の職能団体
精神保健福祉士の職能団体
ちなみに職能団体とは
職能団体(しょくのうだんたい)とは、専門的資格や技術や知識を持つ専門職の従事者らが、自己の専門性の維持・向上や、専門職としての待遇や利益を保持・改善や、専門職の団結による社会貢献活動を行うための組織である。
引用元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
違い② 加入資格
これは違いがあります。
社会福祉士有資格者が加入できる
精神保健福祉士有資格者が正会員になれる(賛助会員・学生会員あり)
日本社会福祉士会は、社会福祉士限定の会です。
日本精神保健福祉士協会はちょっと違います。
詳細を知りたい方は、上記リンクから日本精神保健福祉士協会のHPへ飛べますのでご参考に。
違い③ 連合体組織か会員組織か
日本社会福祉士会が連合体組織ってどういう意味?
都道府県社会福祉士会に入会すると、日本社会福祉士会にも自動入会しますよというシステムです。
日本社会福祉士会は2012年度より、社会福祉士個人の会員組織から47都道府県社会福祉士会を会員とする連合体組織へ移行しました。皆さんが入会をご希望される場合はご自宅、またはご勤務先のある都道府県社会福祉士会へご入会いただくこととなります。
引用元:公益社団法人日本社会福祉士会
逆に言うと、日本社会福祉士会だけに入会することはできません。これが連合体組織というものです。
各都道府県の社会福祉士会が連合して、日本社会福祉士会を運営しているイメージです。
この連合体組織というシステムは、社会福祉士のメリットです。
理由は、年会費の支払い先が各都道府県の社会福祉士会のみなので、年会費の負担が軽くなるからです。
都道府県社会福祉士会の年会費は地域差があります。
結論としては、社会福祉士は13,000円~17,000円払えば、各都道府県社会福祉士会と日本社会福祉士会へ同時入会できるということです。
日本精神保健福祉士協会の会員組織ってどういう意味?
日本精神保健福祉士協会は会員組織です。
つまり、日本精神保健福祉士協会と都道府県精神保健福祉士協会は別で入会するシステムです。
両方に入ると値がけっこう張ります。
年会費を2か所に払わないといけないです。手続きも2回。
整理しますと
- 日本社会福祉士と都道府県社会福祉士会に同時加入
- 年会費 13,000円~17,000円
※年会費一覧はこちら
- 日本精神保健福祉士協会と都道府県精神保健福祉士協会は別
- 年会費(日本協会) 15,000円
- 年会費(都道府県協会) 3,000~8,000円ほど
都道府県精神保健福祉士協会の入会資格・条件は独自色あり
都道府県精神保健福祉士協会には、独自の入会条件があります。正会員と賛助会員によっても違いがあります。例えば、正会員になる条件には次のようなパターンがあります。
正会員の条件例
- 精神保健福祉士登録済み
- 日本精神保健福祉士協会員
- 都道府県内に勤務 or 居住かつ精神保健福祉士登録済み
- 都道府県内に勤務 or 居住かつ精神保健福祉士登録済みかつ日本精神保健福祉士協会の会員
ユルかったり、厳しかったりで、様々ですね。公式HPの無い都道府県精神保健福祉士協会も多いです。
最後に
各職能団体について、下記記事にて解説しています。よければチェックしてみてくださいね。
≫日本社会福祉士会・都道府県社会福祉士会の入会メリット・デメリット
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