ほんまにカンタンなん?
条件はあるけど、誰でもカンタン。
どうも!社会福祉士・精神保健福祉士のぱーぱすです。
人は叱るばかりでは育ちませんよね。叱るばかりでは「ボクは悪い子だ」「ワタシはできない・・・」と自己嫌悪に陥ってしまう子どもが大半です。
叱る行為すべてを否定するつもりはありませんが、1回叱るならその倍以上は褒めることが重要です。
発達障がいのある児童は、叱るよりも「褒める」を基本として育てることが大切とされています。
しかし、照れくさかったり、どう褒めると良いかわからなかったり、いつ褒めたら良いのかわからなかったり、「褒めてもらった経験が少なくてどう褒めて良いかわからない」という方もおられるでしょう。
しかも、反抗期も重なれば褒めてもムシされてしまったりします。(せっかく頑張って褒めたのに!)
なので、ついつい叱ることだけが増えて、褒めようにも褒められないことがあるのではないでしょうか?
「褒めるくらいカンタン」と私たちは思いがちですが、満足できるくらい褒めている自信のある人は、そう多くないと思います。
「そういわれても、何回も褒められる場面が見つからないよ!」と思うかもしれません。
ですが、現場の児童指導員が使っている、褒め効果を増幅させる簡単テクニックがあります。ちょっと条件はありますが、誰でもできる方法です。ではご紹介していきます!
【発達障がい児支援】褒め効果が増幅する簡単テクニック
どうすれば良いかというと、「みんなでバラバラに褒める」ということです。
例えば、子どもが食器洗いをしてくれたとき。
私から「ありがとう。助かったよ。」「頑張って洗ってくれたね。」と1回褒めることができます。
これだと1回褒めただけですが、ここから意識的にやると効果が高まります。
それは、施設であれば他の職員、ご家庭であればご家族に「今日、食器洗いをしてくれたんだよ。ほめておいてあげて。」と伝えることです。
それを聞いた職員やご家族が、お子さんを褒めてくれたら、1つの良い行いで2回褒められたことになります。
つまり、あなたが伝えた人数分、子どもは褒めてもらえるテクニックです。別のタイミングで、バラバラに褒められるので、子どもはとても嬉しくなります。
みんなでバラバラに褒めると「こんなに褒めてもらえるなら、もっとやろう!」と、良い行いをたくさんできるようになる子どもが多いです。
施設でもご家庭でも、何人か大人がいれば、誰でもカンタンにできます。
叱るにしろ、褒めるにしろ、その子に育ってもらいたいという願いは一緒のはずです。ほんのやり方1つの違いだけなんですね。
なので、たくさん叱った経験のある方ならば、たくさん褒める力をお持ちだということです。
「褒めるところがそんなに見つからない!」「褒めるのが恥ずかしい!」と困っている方にも使ってもらえるでしょう。使ってみると、子どもの反応や変化にびっくりされるかもしれません。
褒め方に困っている方はいちどお試しくださいませ。
以上、【発達障がい児支援】褒め効果が増幅する簡単テクニックという話題でした!
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