
人間関係がしんどい。給料が上がらない。精神保健福祉士として、もっと自分らしく働いてステップアップしたいなぁ。
こうした思いの方は多いはずです。
もし今、
「やりがいはある。でも、このままでいいのかな…」
と立ち止まっているなら、先に“気持ちの整理だけ”してからでも大丈夫です。
▶ 転職を考え始めた精神保健福祉士が、最初に読む話
ソーシャルワーカーの転職ガイド|社会福祉士・精神保健福祉士が職場を選ぶときに考えること
福祉業界では、人間関係に悩むことが多いですよね。私の経験上、残念ながらブラックな職場も少なからず存在します。
だからこそ、人間関係が良好で、働きやすいホワイトな職場で働きたいものです。
でも、いざ転職を考えると
「どの転職サイト・転職エージェントを使えばいいの?」
で止まりがちです。
精神保健福祉士にちゃんと対応できていない転職サイトやエージェントが、「おすすめ」として並んでいることも多い。
「どうしてこれがおすすめなの?」と不思議でなりません…。
せっかく登録したのに、精神保健福祉士の求人がぜんぜんなかった、はダメージ大きいです。
この記事では、現役の目線で、
精神保健福祉士が転職で失敗しにくいサービスだけを3つ厳選し、
おすすめできる転職サイト・転職エージェントを比較します。
▶ 『転職=人生戦略』私が2回転職した理由|仕事しながら転職活動すべし
- 結論:精神保健福祉士におすすめの転職サイト・転職エージェントはこの3つ
- 精神保健福祉士が転職で失敗しないための流れ(やること順)
- 精神保健福祉士は転職に強い(ここでビビらなくていい)
- 精神保健福祉士が転職サイト選びで失敗しやすい3つの理由
- 精神保健福祉士が転職エージェントを怪しく感じる理由(不安でOK)
- 精神保健福祉士の転職方法は大きく5つ(まず全体像)
- まず言いたい:精神保健福祉士は「公務員福祉職」も検討しよう
- 民間求人を探すなら:社協の「福祉のお仕事」を土台にする
- 「福祉のお仕事」のデメリット(ここは弱点)
- 転職サイトと転職エージェントの違い(精神保健福祉士向けに解説)
- 精神保健福祉士に転職エージェントは必要?不要?(向いている人・向かない人)
- 15サイト調べた結論:精神保健福祉士には向かないサイトも多い
- 【現役推薦】精神保健福祉士におすすめ転職サイト&エージェントTOP3
- 【迷っている人へ】精神保健福祉士の転職で、よくある不安にまとめて答えます
- まとめ&メッセージ
結論:精神保健福祉士におすすめの転職サイト・転職エージェントはこの3つ

先に結論だけ言うと、迷ったらこの3つでOKです。
| サービス名 | 種別 | 精神保健福祉士の求人数 | 主な強み | 向いている人 |
| マイナビ介護職 | 転職エージェント | 約4,000件+非公開求人 | 求人数・実績・対応力が高水準。給与交渉・書類添削まで任せられる | 初めての転職/失敗したくない人 |
| LITALICOキャリア | 転職エージェント | 約8,700件 | 全国対応。障害福祉・児童福祉に特化した転職エージェント。 | 障害福祉・児童福祉に軸足を置きたい |
| 求人ボックス | 転職サイト | 数十万件規模 | 圧倒的求人数で取りこぼし防止 | 情報収集メイン/併用向き |
まずは全体像を把握するための早見表です。
詳しい特徴や注意点は、このあと順番に解説します。
補足:求人数が多いのに、なぜ1位はマイナビ介護職?
理由はシンプルで、求人の「分野の偏り」です。
● LITALICOキャリア:児童分野(放デイ・児発など)が厚くなりやすい
● マイナビ介護職:精神科(病院・クリニック)や地域の相談支援など、幅広い分野をまんべんなく拾いやすい
「まだ分野を決めきれていない人」が最初に使いやすいのは、総合型のマイナビ介護職だと判断しました。
おすすめはこの流れ。
迷ったらこの順でOK(失敗しにくい流れ)
- まずは公務員の福祉職を検討(安定・制度面が強い)
- 民間求人の土台は社協「福祉のお仕事」(安心感がある)
- 転職エージェントは「マイナビ介護職」(総合型・失敗しにくい)
- 障害福祉・児童なら「LITALICOキャリア」(障害福祉特化)
- 取りこぼし防止に「求人ボックス」(検索型・併用向き)
転職するだけでも疲れるのに、サイト選びで疲れたくないですよね。
余計な求人メールが大量に来るのもしんどい。
なので、この記事は「少数精鋭」でいきます。
精神保健福祉士が転職で失敗しないための流れ(やること順)
やることはこの5つ
順番のポイントは、「いきなり求人サイトだけで決めない」こと。
ここを守れば失敗率を減らせます。
精神保健福祉士は転職に強い(ここでビビらなくていい)
「転職したことがない…」
「年齢的に採用されないんじゃ…」
「試験で落ちたらへこむ。受ける勇気がわかない…」
こうした不安、あって当然です。
でも、基本的には安心して良いんじゃないかと思います。
なぜなら、精神保健福祉士は転職に強い専門職だから。
精神保健福祉士が転職に強い理由3つ
- 『即戦力性』がある専門職だから
- 相談支援の現場は慢性的に人手不足
- 国家資格があると応募要件がゆるくなることがある
特に精神保健福祉士は、転職したときに即戦力性があります。
いわゆるポータブルスキルがある。
スキルを“持ち運び”できるってことです。
たとえば地域で働いていた精神保健福祉士が、精神科の病院やクリニックに転職したらゼロスタートでしょうか?
そんなことありませんよね。逆もしかり。
相談支援、専門知識、家族支援のノウハウ、倫理観…応用できることがあります。
(※この話は、こちらの記事でもしています)
▶ 社会福祉士&精神保健福祉士は『転職に強い資格職』といえる理由3つ
精神保健福祉士が転職サイト選びで失敗しやすい3つの理由
精神保健福祉士は転職に強い専門職ですが、転職サイト・転職エージェント選びでつまずく人は多いと思います。
理由はシンプルに次の3つ。
- 「精神保健福祉士求人」が探しにくいサイトが多い(介護・看護向けが中心で埋もれやすい)
- 「相談員」「支援員」など職種名が広く、ミスマッチが起きやすい(仕事内容・配置基準・対象がバラバラ)
- 求人票がキレイに見えても、現場の実情は別問題(人間関係・残業・離職率は書かれない)
そこで私は、精神保健福祉士が使いやすいサービスに絞りました。
登録してから「求人が無い…」で消耗するのが一番つらいです。
精神保健福祉士が転職エージェントを怪しく感じる理由(不安でOK)
「それじゃあ転職だ!」と思ったら、まず考えるのは転職サイトや転職エージェントですよね。
でも、求人票に書かれていることが本当なのか、信頼できるのか、わからないことが多い。
怪しく感じてしまうのって、私だけじゃないと思うんです。
求人票あるある(だいたい良いことしか書いてない)
- プライベートも仕事も両方充実!
- 親戚の家みたいなアットホーム!
- 福利厚生完備!
- 給与は能力・経験に応じてUP!
- 丁寧に教えます!
…でも、働いてみると違っていたり、ブラックだったりもする。
あるあるです。
実際、精神保健福祉士が転職サイトや転職エージェントを使って転職する割合は 13.4% です。
≫出典:令和2年度 精神保健福祉士就労状況調査結果報告書(PDF)
一番多い転職方法は「知人・友人などの紹介」で約20%。
私も新卒は大学教授からの紹介でした。その後、転職を2回しましたが、どちらも転職サイトや転職エージェントは使いませんでした。
…が。
大学教授の紹介先で、パワハラ(暴力)にたびたび遭いましたから…。
紹介=絶対安心、ではない。ここは声を大にして言いたい。

じゃあ、ブラックを避けるにはどうする?(現場目線のチェック)
- 離職率を聞く(回答が濁る職場は要注意)
- 残業の実態を聞く(「ほぼない」は疑う)
- オンコール・夜勤の回数を具体で聞く
- 担当ケース数を聞く(負担の目安)
- 教育体制(中途に誰がつくか)
求人票だけならキレイに書けます。
でも現場はそうはいきません。
だから、面接で「具体」を取りに行く。これが成功確率を高めます。
可能なら「利用者さん・患者さんの表情」も見る(ここに本音が出る)
これはちょっと生々しい話ですが、面接や見学の機会があるなら、現場の待合やフロアの空気も見てください。
利用者さん・患者さんの「良し悪し」を判断する、という意味ではありません。
職員の関わり方・場の安全感・人間関係の質は、案外こういうところににじみ出ます。
- 待合の雰囲気:ピリつきが強い/空気が重い/逆に落ち着いている
- 職員の声かけ:事務・相談員のトーンが硬すぎないか(急かしていないか)
- 困っている人への対応:放置されるか、さりげなく拾われるか
- 職員同士のやりとり:雑さ・苛立ち・見下しが出ていないか(逆に丁寧か)
「真の雰囲気」は、求人票より現場の空気に出ます。
だから私は、面接で条件を聞くだけじゃなく、見学などで場の空気を観察するのもおすすめします。
精神保健福祉士の転職方法は大きく5つ(まず全体像)
精神保健福祉士の転職方法は、ざっくり言うと次の5つです。
ここを押さえると、転職サイト・転職エージェントの位置づけがハッキリします。
全体像
- 知人・友人・学校の紹介(一番多いが、当たり外れもある)
- ハローワーク(地域密着。求人票の情報量には限界も)
- 福祉人材センター(社協)「福祉のお仕事」(安心感は強いが、求人数は多くない)
- 転職サイト(自分で探して応募。検索型で取りこぼし防止に強い)
- 転職エージェント(書類・面接・日程調整・給与交渉などを支援)
この記事で紹介している「マイナビ介護職」「LITALICOキャリア」は転職エージェント、求人ボックスは転職サイト(検索型)です。
役割が違うので、併用すると失敗しにくくなります。
まず言いたい:精神保健福祉士は「公務員福祉職」も検討しよう
もし家族や親友から「精神保健福祉士として転職したい」と相談されたら、私はこう言います。
「とりあえず公務員の福祉職求人、探してみない?」
転職サイトやエージェント経由だと、ブラックが混ざる可能性がゼロではないので…。
「公務員なら、まだ安心なんじゃない?」と考えてしまいます。
公務員福祉職の良いところ(現実的に強い)
- 収入や福利厚生が安定
- パワハラやサービス残業などの問題が改善されやすい(監視の目がある)
- 精神保健福祉士で年収が高い職場は、公務員系が多い
参考:社会福祉士の給料・年収高い職場ランキングTOP42|最新公式調査
もちろん、公務員試験は必要です。こちらで解説しています。
▶ 社会福祉士・精神保健福祉士は公務員試験受けないと損?【社会人向け】
ただし、採用枠は少ないし競争率もある。
そして、公務員福祉職は激務なことが多いので、「定時で帰れる」は幻想になりがちです。そこは正直に。
民間求人を探すなら:社協の「福祉のお仕事」を土台にする
公務員だけを目指すなら、民間の転職サイト・転職エージェントは使わなくても良いです。
公務員求人はハローワークに出ることが多いので。
全国の公務員求人なら「KoumuWIN!」で検索できる、という手もあります。

でも、公務員試験って難しくない?民間も探したいなぁ
こうした人も多いですよね。
その場合、私がおすすめする土台は、社協(福祉人材センター・バンク)のHP 『福祉のお仕事』。
福祉職専用のハローワークみたいなものです。国や自治体と連携して地域福祉を支える団体なので、安心感があります。
実際に転職した精神保健福祉士の4.4%が、福祉人材センターから仕事を見つけたそうです。(まだまだ少数派ですが)
「福祉のお仕事」のデメリット(ここは弱点)
- 求人数は少ない(精神保健福祉士求人は全国で約800件 ※2025年12月14日時点)
- 窓口に行かないと教えてもらえない求人がある
- 給与交渉の代行は期待できない
残念ながら、まだ心もとない。
これからに期待したいけど、私が調べたここ数年は求人数も横ばいが続いています。
なかなかサービスの拡充は見られません…。
だからこそ、転職エージェント併用が現実的です。
転職サイトと転職エージェントの違い(精神保健福祉士向けに解説)
どちらも求人情報を提供してくれますが、違いは大きいです。
サポートの違い
- 転職サイト:求人選び〜応募〜交渉まで 基本は自分
- 転職エージェント:アドバイザーがサポート・代行(書類、面接、日程調整、給与交渉など)
「全部自分でやりたい」なら転職サイトでもOK。
でも多くの人は、仕事しながら全部やるのは負担なので、転職エージェントが便利です。
「無料って逆に怖い」問題
転職サイトも転職エージェントも、基本は無料です。
でも私としては「タダより怖いものはない!」と思って調べたら、費用は求人を出す会社が払っている仕組みでした。
そして一般に、
求人を出す会社の負担:転職サイト < 転職エージェント
つまり、エージェント掲載企業は「お金を出してでも良い人材が欲しい」傾向があります。
精神保健福祉士に転職エージェントは必要?不要?(向いている人・向かない人)
転職エージェントが向いている人
- 仕事が忙しくて、応募・日程調整まで手が回らない
- 書類や面接が苦手で、第三者の添削が欲しい
- 給与交渉を自分で言うのがしんどい(言いづらい)
- ブラック回避のために、内部事情のヒントが欲しい
転職サイト(自力応募)が向いている人
- 応募先がほぼ決まっていて、サポートは不要
- 自分のペースで静かに探したい(連絡が多いのが苦手)
- まずは情報収集だけしたい
私は、精神保健福祉士が転職で消耗しやすいポイント(書類・面接・給与交渉・日程調整)を考えると、最初は転職エージェント1社+検索型サイト1つが現実的だと思っています。
15サイト調べた結論:精神保健福祉士には向かないサイトも多い
他サイトで「精神保健福祉士におすすめ」とされる転職サイト・転職エージェントを計15サイト調べました。
その結果、次の12サイトはおすすめできませんでした。
精神保健福祉士には向かない転職サイト・エージェント12(クリックで開く)
※先に言うと「精神保健福祉士求人を探しにくい/薄い」サイトが多かった、という話です。
時間がない方は飛ばしてOK。
精神保健福祉士には向かない転職サイト・エージェント
- レバウェル介護求人:求人数がおすすめ3つより少ない
- GUPPY:求人数はあるが求人ボックスで網羅できる
- かいごガーデン:精神保健福祉士対応が弱い
- ケアジョブ:介護メイン
- コメディカルドットコム:対応はあるがサポートなし&求人ボックスに劣る
- クリックジョブ介護:求人数が少ない
- e介護転職:精神保健福祉士求人が心もとない
- ホップ:求人数少なめ
- 療育biz:LITALICOキャリアと対象は近いが、求人数は劣る
- リクルートエージェント:精神保健福祉士求人が少ない
- リクナビNEXT:同上
- doda:同上
要するに、介護メインだったり、福祉職以外向けだったりで、
精神保健福祉士だと情報が薄いことがある、ということです。
だから私は、精神保健福祉士に刺さる3つに絞りました。
※「年齢」「何社登録?」「登録だけでもOK?」など、よくある不安は記事後半のFAQでまとめて答えています
【現役推薦】精神保健福祉士におすすめ転職サイト&エージェントTOP3
1位:マイナビ介護職(転職エージェント)

出典:マイナビ介護職
1番おすすめできる転職エージェントは「マイナビ介護職」でした。
精神保健福祉士の求人数、対応力、運営企業の実績、いずれも高水準です。
マイナビ介護職(要点)
● 対応エリア:全国
● 精神保健福祉士求人:約4,000件+非公開求人
● 相談支援系の求人にも強い(資格検索も幅広い)
● 専任アドバイザー/書類添削/面接対策/日程調整/給与交渉代行 あり
転職活動で地味にしんどいのが、給与交渉。
自分で言うのは気が引けるし、失礼にならないか心配…でも、エージェントがやってくれるなら安心です。
デメリット(ここは冷静に)
- すすめられる求人が絶対安心とは限らない
- アドバイザーと相性がある
- 連絡が多いと感じる人もいる
ただ、連絡がしつこい・退会したいときは、メールやSMSでOK。直接言うよりラクです。
そして「電話が苦手」でも、メール・SMS・LINEなどに対応している旨がHPにあります。
どうしてもお電話でのやり取りを避けたいとお考えの方は、その旨をメールやSMSにて、キャリアアドバイザーにご連絡ください。今後のやり取りは、メール・SMS・LINEなど、ご登録者がやり取りしやすいツールで、ご連絡させて頂きます。
引用元:マイナビ介護職HP
友人の登録を隣で見てみた(体験談)

抜粋:マイナビ介護職HP
友人が登録するというので、隣で見てみました。
ほんとにカンタンに登録できていました。1分足らず。(住所、電話番号、転職希望時期など)
「キャリアアドバイザー」は、希望・強み・適性を把握した上で、求人紹介〜面接対策〜入社まで総合サポートする人、という説明でした。
“未知の領域”だった私でも、ここは安心材料になりました。
口コミ(※Xの口コミより)

なんとなく苦手だった紹介サイトを初めて使ったのですが、親切で情報豊富で良かったです。良い所が見つかりそうです☺️が、頭と気を遣って疲れた!💦

なんやかんや「マイナビ介護職」は強いですよ。やはり大手の信頼感はいまだ揺るぎない。

マイナビ介護職さん、凄くサポートしてくれて心強い。 受かればいいなー🙆♀️
悪い口コミは探すのが難しかった、というのも正直な感想です。
2位:LITALICOキャリア(転職エージェント)
LITALICOキャリアは、障害福祉・児童福祉に特化した転職エージェントです。
特に、放課後等デイサービスや児童発達支援といった児童分野の求人が多いのが大きな特徴です。
そのため、
障害福祉や子ども分野で働きたい精神保健福祉士にとっては、
「選択肢の一つ」というより、ほぼマストでチェックしておきたいサービスだと感じています。
LITALICOキャリアが強いのは、主に次の分野です。
- 障害福祉(児・者を含む)
- 児童発達支援
- 放課後等デイサービス
一方で、
精神科病院・クリニックや、
精神障害のある方とかかわる地域の事業所まで含めて、
幅広く求人を見たい場合には、やや分野が絞られる印象もあります。
そのため、
「精神科・地域・障害・児童まで、まずは全体像を把握したい」
「まだ分野を決めきれていない」
という方は、総合型の転職エージェントであるマイナビ介護職から入るほうが、迷いにくいでしょう。
まとめると、位置づけはこのイメージです。
- 分野が明確なら → LITALICOキャリア
- まだ迷っているなら → まずはマイナビ介護職
この使い分けが、精神保健福祉士にとって現実的だと思います。
3位:求人ボックス(転職サイト)
転職サイトとしては、求人ボックスが一番おすすめ。理由は、圧倒的な求人数です。
- 運営は(株)カカクコム(価格.comでおなじみ)
- 転職エージェントのような積極連絡は少なく、気軽に使いやすい
- ただし、求人掲載費がかからないため、求人の質はピンキリになり得る
だから、結論はこうです。
求人ボックス“だけ”で決めるのはおすすめしない。
でも、取りこぼし防止には強い。なので、転職エージェント(マイナビ介護職等)+求人ボックスが現実的です。

【迷っている人へ】精神保健福祉士の転職で、よくある不安にまとめて答えます
転職エージェントは何社登録が良い?
多くのサイトでは「2〜3社」と言われがちです。
理屈は分かります。独占求人もあるし、比較もできる。
でも現実は、仕事しながらだと連絡対応だけで疲れるはず。
対応しきれない電話やメールが入ってきて、情報過多になる。結果、何がベストかわからなくなって、選択結果に自信をもてなくなりそうです。
なので私の結論はこれ。
余裕がない人は1社。がんばっても2社まで。
転職活動って、持久戦です。短期決戦しようとするのもよいですが、焦ると良いことはないです。特に人生にかかわる重大な決断ですから。余裕は大切です。
精神保健福祉士は転職に不利ですか?
結論、不利ではありません。
むしろ「分野をまたいでも仕事になる」タイプの資格職です。
相談支援、家族支援、多職種連携、アセスメント、記録、価値基準。
こうした力は持ち運べます。
医療→地域でも、地域→医療でも、ゼロからスタートになるわけじゃない。
だから、私たちの業界では転職が活発なのです。
何歳まで転職できますか?
年齢で決まるというより、採用側が求める役割にマッチするかで決まる傾向です。
- 即戦力がほしい
- 管理職候補がほしい
- 欠けている年代を補いたい
このどれに当てはまるかで、採用の出方は変わります。
どこまでいっても採用は”めぐりあわせ”。年齢が高いことがプラスに働くこともあります。
補足:行政(児相など)は50代でも採用される?
あります。例えば児相の児童福祉司などは精神保健福祉士が応募できる求人であり、年代より「経験の活かし方」や「人柄」が見られます。
下記の記事でリアルを語りました。
▶ 児童福祉司になるには?【未経験や30代~50代から転職できる?】
紹介された求人を断っても大丈夫?気まずくない?
断ってOKです。
むしろ、気を遣って合わないのに転職するほうが危険です。
「せっかく紹介してもらったのに断るなんて…」
「これだけ話を聞いてもらったのに、申し訳ない」
「決まったからには、転職しないといけないのでは?」
そんなことない。
断り方もシンプルでいいんです。
- 勤務条件が合わないです(夜勤・オンコール等)
- 業務内容が希望とズレています
- 通勤が現実的には厳しいです
このどれかを一言添えれば十分。
丁寧に書こうとして長文にすると、逆に角が立つこともあります。
短く、事実だけでOKです。
「公務員福祉職」って本当におすすめ?
私は、家族や親友に相談されたらまず公務員も見てみない?と言います。
理由は、収入・制度・福利厚生が「土台として強い」から。
ただし、誤解しないでほしいのは、公務員=ホワイト保証ではないこと。激務な部署は普通にあります。定時で帰れるかどうかは、正直、部署ガチャ要素もあります。
かくいう私自身、それなりに働けるようにはなりましたが、いつでも「一寸先は闇」と感じるところもあります。年度替わりごとにその不安と恐怖はやってきます。
それでも、「民間のブラック混入リスク」を下げる一手として、公務員を検討する価値はあります。
転職するか迷っています。登録だけしてもいい?
OKです。そうした使い方の人は多いようです。
それに「求人を見る」だけで自分の価値観や迷いが整理されることもあります。
登録して、求人を眺めて、
- 「今の職場、意外と悪くないな」
- 「やっぱり条件が合わないな」
どっちになっても前進です。
今の職場で働き続けるとしても、より納得感が増す。それならラッキーです。
転職って、「辞める決意」を固めてから動く人もいますが、私は逆でいいと思っています。
動きながら決めればいい。動かなければ、いつまでも迷いを払拭できないと思うんですね。
転職活動は”案ずるより産むがやすし”が当てはまると思っています。
まとめ&メッセージ
この記事の結論です。
結論
- まずは公務員の福祉職を検討(安定・制度面が強い)
- 民間求人の土台は社協「福祉のお仕事」(安心感がある)
- 転職エージェントは「マイナビ介護職」(総合型・失敗しにくい)
- 障害福祉・児童なら「LITALICOキャリア」(障害福祉特化)
- 取りこぼし防止に「求人ボックス」(検索型・併用向き)
昔は「石の上に3年」と言われていましたが、今は違います。
世界では転職でスキルアップがスタンダード。
精神保健福祉士は専門職で、経験が次に活きやすい。転職に有利な職種です。
登録してみて「やっぱり転職しない」もあり。求人だけ見ておくのもあり。
ただ、10年後に「あと10年若ければ転職したのに…」と悔いが残る判断は避けたいところです。
今の職場で続けるなら、続ける判断をした未来の自分が納得できる理由を持っておく。
それが悔いを減らすはずです。
転職は、逃げではありません。
「生活を立て直すための支援」でもあります。
もし今、
「本当に動いていいのか、まだ迷っている」
という方は、こちらの記事も参考にしてください。
▶ 転職を考え始めた精神保健福祉士が、まず読む話
あなたの今後を応援しています!




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