
男は社会福祉士に向かんの!?

まったく問題ない!
私も男だぞ!社会福祉士へようこそ!
どうも!社会福祉士・精神保健福祉士のぱーぱすです。
社会福祉士について、次のような意見があるようです。
- 社会福祉士は女性がするものでしょ
- 社会福祉士じゃ食べていくのは難しいから男にはムリ
- 社会福祉士の求人募集はない
本当でしょうか?
もしこのイメージが正しいのなら、社会福祉士はやめたほうが良いことになるでしょう・・・。
しかし、社会福祉士は事実を重んじることが大切です。よくあるイメージや意見の真偽を確かめることは、社会福祉士に向けたステップアップとも言えます。
そこで、この記事では上記のような意見にデータを示しながら反論していきます。ではまいりましょう!
男性は社会福祉士に向かないって本当!?【現役解説】
「社会福祉士や福祉の仕事は女性がするもの」という意見
まず社会福祉士の男女比率、統計をみてみましょう。
資格 | 男性割合 |
社会福祉士 | 34.3% |
およそですが、社会福祉士は3人中1人が男性です。「社会福祉士は女性がするもの」と言うのは、少々乱暴ではないでしょうか?
「社会福祉士じゃ食べていくのは難しいから男には無理」という意見
男性の社会福祉士の平均年収は473万円です。
全産業の平均年収は436万円です。

男性の社会福祉士の平均年収は、比較的高い方です。
よって、男性社会福祉士が食べていけないなら、日本の過半数以上の方が食べていけないことになります。でも実際、そんなことないですよね?
もちろん、裕福とはいえません。結婚・子育てするなら共働きがベターなのは確かです。
しかし、ライフプランをしっかり組んで正職員として働ける方ならば、問題なく食べていけるのではないでしょうか?
このような対策記事もかいています。

「社会福祉士の仕事内容は男性に向いていない」という意見
仕事内容は、男性でも全く問題がないです。
もっと言うと、社会福祉士には男性も女性も必要です。職務の内容によって、男性と女性がバトンタッチできることがのぞましいです。
例えば、異性の家に訪問するならば、同性スタッフをまじえたり、根本的に担当を同性にかえたりします。勘違いされる可能性や、暴力などのリスクがあるからです。
また、異性の介助をする場合なども、同性介助が原則です。(高齢者施設などでは、社会福祉士が介助をすることがあるようです)
つまり、男性も女性も現場には必要なのです。社会福祉士は、男性だけでも女性だけでも困ってしまいます。男女ともにいないと困ってしまうのは、支援をうける方々です。
「社会福祉士の求人募集はあまりない」という意見
おそらく、調べたこともない方の意見ではないでしょうか?
事実確認はめちゃダイジです。(現場でも、「利用者・患者さんは〇〇と言っているが家族・関係者に事実確認したら違った」ということはよくあります。関係機関の人が言っていることも間違っていることが多々あります。)
私は求人をサッと検索するときはIndeedで調べてます。登録とかいらないので、Google検索とおなじように調べられます。
で、調べたところ、全国には約5万件の社会福祉士求人がありました。これでも求人が無いと言えるでしょうか?

いやいや、年齢要件があったり、無経験はアカンとかっていうやん?

それも求人をしっかり見て確認しよう。
社会福祉士の求人には年齢要件がある?
たくさんすぎて統計はとれませんが、求人を1つ1つみてみると年齢要件のある求人はほとんど見当たらないです。(定年65歳とかは書かれています)
もちろん、応募できることと、採用されることは違います。採用では、若さや経験があるほど有利な場合が多いのは、どの仕事でも同じでしょう。
しかし、年齢だけで門前払いになることは、求人をみるかぎりは考えにくいです。
社会福祉士の求人は、無経験だと採用されない?
これは半分くらい正解でした。調べてみると、確かに
・「年齢不問 ブランクのある方も可」
・「入所施設での経験(相談業務の経験は不問)」
などのように、経験者向けの求人があります。しかし一方で、
・「【必要経験】 不問」
・「経験者・未経験者問わず、丁寧にお教えしますのでご安心下さい」
無経験でもOKな求人も多数あります。
なので、「社会福祉士の求人はあまり無い」「社会福祉士は無経験だと採用されない」「社会福祉士は30代後半以降は求人が無い」というのは、調べていない意見だったり、個人的な体験だけにもとづいた意見でしかないと思われます。
ただし、例えば「30代後半以降かつ無経験」などの条件が有利に働くとは考えにくいので、ご不安な方は転職サイト等でサポートをもらうのも手だと思います。(私自身は転職サイトを使ったことが無くオススメできるサイトがわからないので、ここでは紹介しません)
まとめ
昔の日本では、性別と職業をむすびつける傾向がありました。例えば、今は「看護師」と呼ばれる職種も、2001年以前は女性は看護婦、男性は看護士で分かれていました。
しかし、もはやそうした時代ではないのです。性別と職業をむすびつけても、自らの可能性をせばめるだけで全く得は無いです。職業の選択肢が少なくなるだけです。
もちろん、どんな職業につくかは人それぞれの自由です。「それでも社会福祉士はやめておこう」というのも選択肢でしょう。
ただ、間違った情報を信じてあきらめるのは、せっかくご興味をもてているのにチャンスを失うだけかもしれません。これは誰にとってもソンな話だと思います。
このブログでは、社会福祉士のリアル話などの情報を発信していますから、関心ある方はお役立てくださいね。応援しています!
社会福祉士は通信講座での取得ができます。ご興味のある方は、こちらの比較もご参考に。
社会福祉士 通信講座を比較
社会人で社会福祉士をめざす方には、こちらが役立つでしょう。
社会人から社会福祉士になるには?受験資格や必要な実務経験について
以上、男性は社会福祉士に向かないって本当!?【現役解説】という内容でした!
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