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【発表】社会福祉士と相性の良い資格TOP5&他にもつ資格TOP9

社会福祉士の次にめざす資格って何がいいかな?ダブルライセンスで相性の良い資格は?キャリアアップしていきたいなぁ

こういった思いの方へ

この記事の内容

  •  全国の社会福祉士が他にもっている資格 TOP9
  • 【独自】社会福祉士と相性が良い資格 TOP5
  • 【番外編】成年後見人&通信制大学院をめざす道

私は某自治体で働く社会福祉士・精神保健福祉士です。現場経験はおよそ13年です。

この記事をご覧のあなたは、もっと成長したい!と思っている方ですよね?

きっと高い志をお持ちで、モチベーションも高いのではないでしょうか。

周りから「向上心が高い」と言われているのではないでしょうか?

資格を取るには、お金も時間もかかりますね。

ダブルライセンスや、もう1つの資格をめざすと言っても、誰も失敗はしたくない。

そこで本記事は、あなたが1つの答えに辿りつけるようにまとめました。

どうぞお役立てくださいね。ではみていきましょう!

社会福祉士が他にもっている資格TOP9【ダブルライセンス&次に目指す資格になる?】

まずは、全国の社会福祉士が他にもっている資格TOP9を発表します。

順位社会福祉士が他にもつ資格名割合
1位介護支援専門員(ケアマネジャー)37.6%
2位介護福祉士30.7%
3位精神保健福祉士21.1%
4位訪問介護員(ホームヘルパー)
介護職員初任者研修(旧:ホームヘルパー2級)
介護職員実務者研修(旧:ホームヘルパー1級)
20.9%
5位社会福祉士実習指導者18.6%
6位相談支援専門員10.0%
7位保育士9.2%
8位 看護師、准看護師3.9%
9位行政書士0.9%

参照データはこちら。

 参照データ

公式な調査の結果です。(私が独自にした調査とかじゃないですよ!)

この調査によると、社会福祉士以外に資格をもっている人は78.5%です。

社会福祉士以外の資格をもっている社会福祉士の割合 = 78.5%

ダブルライセンス以上の社会福祉士が約8割です。(あるいは、別資格にアイデンティティを置いている人が、社会福祉士を取っているのかも?)

では、各資格についてカンタンに解説していきますね!

1位 介護支援専門員(ケアマネジャー) 37.6%

高齢分野のトップといえるケアマネ資格。なんと4割近くの社会福祉士が、介護支援専門員(ケアマネ)をもっています。

仕事のイメージはこちらの動画ですぐわかります。

高齢の方々と関わる人は、取得をめざすと勉強になるし、ステップアップになるかもしれません

ただし年収については、社会福祉士と同レベルです。

例えば「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、ケアマネジャーの平均月収は常勤で約37.6万円であり、推測される平均年収は約451万円(37.6万円×12か月)です。

ケアマネになっても給料が上がるわけじゃないのか・・・

過度な期待はできないね。将来の転職の幅を広げたり、今の職場で知識を活かしたい人に向いていると思うね。

ケアマネ試験について

社会福祉士とは違って、試験を実施するのは都道府県です。概要は次のとおりです。

ケアマネ試験の概要
試験時期年1回(10月中旬~下旬頃に都道府県別で実施)
※試験日程は社会福祉振興・試験センターHPから各都道府県HPでチェック
受験地申込み日現在、受験資格に該当する業務・職種で働いている人は、その勤務先のある都道府県。働いていない場合は、居住している都道府県。
受験資格1)受験条件を満たす資格(社会福祉士など)を有し、
2)5年以上かつ900日以上の実務経験
※詳しくは各都道府県の受験案内をチェックしてください
試験形式マークシート形式(5択)
出題数150問、総試験時間240分
試験科目介護支援分野 25問
保健医療サービス分野 20問
福祉サービス分野 15問
計60問
合格基準6~7割程度以上(補正されることがあります)
受験料8,000~15,000円程
合格率10~20%程度

社会福祉士の国家試験との違いは、試験を実施するのが都道府県という点と、合格率の低さでしょう。

あと、社会福祉士は永年資格ですが、ケアマネジャーは5年ごとに更新研修を受けないといけません。

勉強方法は、独学、アプリ、通信講座などの情報がたくさん出回っていますが、私は受けたことがないので効果的な方法はわかりません・・・。

とりあえず、中央法規出版なら安心だし、私ならこの本からチャレンジしようかと思います。あとは過去問題をひたすら解きたい。

2位 介護福祉士 30.7%

介護福祉士は、社会福祉士・精神保健福祉士とセットで三福祉士と呼ばれます。

そして、社会福祉士の約3割が介護福祉士も持っています。多いですねぇ~。

あなたの周りにも、介護福祉士をもっている人がいるのではないでしょうか?

高齢の方を対象に働いている人や、介護・介助をすることがある人は、介護福祉士をとるとステップアップになりそうですね!

3位 精神保健福祉士 21.1%

社会福祉士となった方は、精神保健福祉士のことは知っていますよね。

精神保健福祉士は、社会福祉士とどちらを先にとるか?と検討されやすい資格です。

私的には、精神保健福祉士をまだもっていない人には、精神保健福祉士を一番にオススメしたい。(理由は後述)

なんといっても、社会福祉士から精神保健福祉士になるのはカンタンです。

1年以内で、費用は20万円ほどから狙えます。短期養成施設に通えばいいからです。

短期養成施設って何?一覧ってあるの?

短期養成施設は大学や専門学校のこと。通信課程の学校が9割以上だよ。

『短期養成施設』は、つまりは大学や専門学校のことです。

ほぼ通信課程で、実務経験があれば、実習免除になることもあります。

つまり、社会人が働きながらめざしやすい。これって、社会福祉士の特権なんですよね。行使しなきゃ損じゃないでしょうか?

短期養成施設については、こちらの記事でまとめ比較できます。お近くの短期養成施設もわかりますよ。

4位 訪問介護員(ホームヘルパー) 20.9%

『ヘルパー』は誰もが聞いたことはあるでしょう。今は次の資格のいずれかをもっている人のことを言いますね。

  • 介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)
  • 介護職員実務者研修(旧ホームヘルパー1級)

介護福祉士のような国家資格ではありませんが、介護福祉士よりも短い研修期間で、費用も安くとれます。

『研修』と付いていますけど、厚生労働省が認めた正式な介護の資格ですのでご安心ください。
≫根拠細則:介護員養成研修の取扱細則について(平成24年3月28日老振発0328第9号)

なので、

  1. 介護福祉士を取るのはハードルが高いけど、介護や介助のことを学びたい
  2. 社会福祉士だけど介護の業務もあるから、スキルアップしたい

という社会福祉士さんには、取るメリットがありそうですね!

介護職員初任者研修 (旧ホームヘルパー2級)

介護職員初任者研修は、『初任者研修』と呼ばれ、介護の入門資格と言えます。

介護職員初任者研修の概要

  • 研修期間 1~4か月ほど
  • 費用 数万円〜10万円ほど
  • 通信+土日・夜間開催の通学でもめざせる

社会福祉士が介護職員初任者研修をとるメリットは、次の2つでしょう。

初任者研修のメリット

  1. 求人の選択肢が広がる
  2. 介護・介助のスキルアップ

ケアマネのように更新制度はないので、一生つかえますね。

介護職員初任者研修の資格を取るには、次の2ステップだけです。

 

 初任者研修を取るには?

  • 130時間のカリキュラム受講 → 修了試験に合格

ちなみに、”修了試験はほとんどの人が合格できる”といわれています。

つまりは、130時間の研修を受けさえすれば取ったも同然の資格ですね。社会福祉士をとったあなたなら、心配いらないでしょう。

じゃあ、研修はどこで受けられるの?

研修は、実態としては各法人や企業が行っているので、いずれかを選んで受けることになります。

介護職員初任者研修の実施主体は、都道府県又は都道府県知事の指定した者とする。
引用元:介護員養成研修の取扱細則について(平成24年3月28日老振発0328第9号)

各都道府県のホームページで、事業者を一覧にして公表しているはずです。

「介護職員初任者研修 ●●都道府県」でネット検索すれば、一覧がわかるでしょう。

介護職員実務者研修(旧ホームヘルパー1級)

介護職員実務者研修は、『実務者研修』と呼ばれ、まさに介護の実務資格と言えます。

介護職員実務者研修の概要

  • 研修期間 2~6か月ほど
  • 費用 10〜15万円ほど
  • 通信+土日・夜間開催の通学でもめざせる

実務者研修のメリットは次のとおりです。

初任者研修のメリット3つ

  1. サービス提供責任者になれる
  2. 介護福祉士になるステップアップ
  3. 求人の選択肢が広がる

こちらも更新制度はないので、一生つかえます。

介護職員実務者研修の資格を取るには、次の2ステップだけです。

 実務者研修を取るには?

  • 20科目450時間のカリキュラム修了

はい、これだけです。実務者研修に修了試験はありません

つまり受けさえすれば取得できる、お得な資格です。でも、450時間って長いですね!

ただし、介護職員初任者研修を修了していれば、130時間分は免除されます。つまり、320時間になります。

初任者研修と同様に、各都道府県のホームページで、事業者を一覧にして公表しているでしょう。

「介護職員実務者研修 ●●都道府県」でネット検索すれば、一覧がわかるはず。チェックしてみてくださいね!

いろんなサイトで初任者研修や実務者研修の資料請求をまとめてできますが、全ての研修が網羅されているわけではないので注意してください。すべてを知るには、都道府県のHPが確実です。

5位 社会福祉士実習指導者 18.6%

社会福祉士ならだれもがお世話になった『社会福祉士実習指導者』。

「今度は、あなたが社会福祉士の卵を育てる側になってみませんか?」ということですね。

ただし、社会福祉士実習指導者になるには次の条件があります。

社会福祉士実習指導者になるには

  • 相談援助の業務に3年以上従事
  • 都道府県社会福祉士会主催の研修を修了

3年以上の実務経験があるなら、ぜひチャレンジしましょう!

研修日程は日本社会福祉士会が公表しているので、チェックしてみてくださいね。

6位 相談支援専門員 10.0%

相談支援専門員は、障害のある方を対象に、障害福祉サービス利用のための支援などをしていますね。

具体的には、相談・情報提供や、障害福祉サービスなどの利用計画の作成、モニタリング、関係機関との連絡・調整などが仕事です。

取得ルートはこのようになっています。

相談支援専門員になる要件

  1. 実務要件(3年~10年)
  2. 各都道府県実施の「相談支援従事者初任者研修」を受けること

ちなみに、私も相談支援専門員として働いていたことがあります。

相談支援専門員はスキルアップやダブルライセンスとして取得をめざすというより、職場の配置基準として必要なので「ぱーぱすさん、取ってきてください」という感じで受動的に取りました。

相談支援専門員については、WAMNETで解説されていますから参考にできます。

7位 保育士 9.2%

保育士は名称独占の国家資格です。社会福祉士と同じですね。

保育士を知らない人はいないでしょうけど、こちらの動画でイメージがわかります。

保育士の国家試験は、大卒なら誰でも受けられます

保育士と関係ない学部・学科を卒業したんだけど、大丈夫?

大丈夫。受けられます。

大卒の人なら、保育士とは関係ない学部・学科を卒業した人でも受けられます。

ご自身の受験資格が不安な方は、こちらからチェックできます。

保育士取得のポイント

  • 国家試験 年2回
  • 実習 なし

社会福祉士は国家試験が年1回、実習ありというのに比べて、保育士はカンタンです。働きながら目指しやすいですね!

子どもを対象に働いている人は、保育士を取ることでスキルアップ、ステップアップとなりそうです。

保育士は独学でめざす人、通信講座を受ける人、さまざまです。

私は取っていないのでおすすめ方法はなんとも言えませんが、自分が受けるならとりあえず独学しますね。

8位 看護師、准看護師 3.9%

少数ですが、看護資格をもっている社会福祉士さんがいます。

社会福祉士はMSWとして、看護師と働くことも多いですね。

看護師資格があれば、看護師さんの立場や視点がわかりやすくなるでしょう。

ぜひ目指したい・・・。

しかし、看護師は、社会人の社会福祉士が働きながらめざすには相性が悪いです。

なぜなら、通信では取れないから・・・。通学しなきゃいけません。

看護師さんが社会福祉士をめざすのは、比較的できるでしょうけど、我々が看護師をとるには仕事をやめることになりそうです。残念。

9位 行政書士 0.9%

行政書士は、行政書士法(昭和26年2月22日法律第4号)に基づく国家資格者で、他人の依頼を受け報酬を得て、官公署に提出する許認可等の申請書類の作成並びに提出手続代理、遺言書等の権利義務、事実証明及び契約書の作成、行政不服申立て手続代理等を行います。
引用元:行政書士連合会HP

ピンと来ませんよね。こちらの動画で行政書士のイメージをもてるでしょう。

行政書士は国家資格です。

試験は誰でも受けられます。年齢、学歴、国籍等は関係ありません。

とにかく試験勉強して、国家試験を突破さえすれば行政書士になれます。

なので、社会福祉士から目指しやすいですね。

でも、社会福祉士の仕事との相性で考えると、関連性が薄いです。ステップアップ・・・とはならないかな。

行政書士については、日本行政書士会連合会のHPから詳しく知ることができます。

社会福祉士と相性の良い資格TOP5【ダブルライセンスにおすすめ!?】

ここからは私独自の視点で、社会福祉士と相性の良いおすすめ資格をご紹介します!

順位私のおすすめ資格
1位精神保健福祉士
2位MOS資格
3位成年後見人
4位通信制大学院で『社会福祉学』の学位をとる
5位社会福祉士としての学びを深める

資格と言っておきながら資格じゃないものがまぎれていますが、ご勘弁を!

おすすめ1位 精神保健福祉士(PSW・MHSW)

精神保健福祉士をオススメする理由は次の3つです。

精神保健福祉士がオススメな理由

  1. コスパがとても良い
  2. 精神疾患・障害の知識はどの現場でも活かしやすい
  3. 転職の選択肢が増える

コストパフォーマンスが良い

社会福祉士から精神保健福祉士を取るのはコスパが良いです。

  1. 時間 1年以内
  2. 労力 専門科目だけ受ければ良い
  3. お金 20万ほどから目指せる

受験資格の取得がカンタンです。

社会福祉士であれば、通信制の短期養成施設から目指せるので、9ヵ月~11ヵ月で取れます。

例えば、社会福祉士をもっていない人だと、2~4年かかったりします。ゼロからでは、精神保健福祉士はカンタンにはめざせない資格なんです。

こういった参入障壁のある資格は、取得するアドバンテージがあるのです。

精神保健福祉士から社会福祉士をとるのは2年ほどかかってしまいますが、

社会福祉士から精神保健福祉士をとるなら1年以内で可能なんですよ!

1年以内の短期間だから学費も安いです。20万円前後からの学校が多いです。

それと、国家試験対策もラクです。精神保健福祉士の専門科目だけ勉強すれば良いです。共通科目はパスできます。

これらは、社会福祉士たるあなたの特権です。行使しないと、損だと思います。

精神疾患・障害の知識はどの現場でも活かしやすい

精神のことは、精神保健福祉士に任せといたらだめかなぁ?

社会福祉士は、精神保健福祉士(の知識)をもつことで、レベルのより高い支援者になれるでしょう。

理由は、社会福祉士は精神疾患や精神障害のある方も支援するからです。

例えば、次のような方を支援するとき、

  • 高齢者
  • 身体障害
  • 知的障害
  • 障がい児
  • DV被害者
  • 母子家庭
  • 生活困窮者

上記の方々は、精神疾患や精神障害も抱えていることがありますよね?

例えば、「知的障害も精神障害もある方」がいますよね。

知的障害のある方の中には、その辛さから二次障害として精神疾患(うつ病など)を発症される方がいます。

そうした人の支援は、より高い専門性が求められます。精神保健福祉士としての知識もあれば、より良い支援ができるでしょう。

転職の選択肢が増える

精神保健福祉士の需要は拡大しています。

日本の精神疾患患者数は増え続け、400万人を超えました。日本人30人に1人の計算です。

国は精神疾患を「5大疾病」として、重点的に対策しています。いまや、精神疾患は国民病なんですね。

こうした情勢ですから、精神保健福祉士の需要はますます増えると思われます。

長い職業人生では、「この会社でずっとやるんだ!」と思っていても、思わぬ時に転機がやってきます。

私自身がそうで、転職を2回しています。資格を取った時には、自分が転職するとは思ってもみませんでした・・・。

何が起こるかわからないのが人生です。

あなたは成長し続けるし、伴って、価値観や将来像、目標も変わっていくでしょう。

それと、精神保健福祉士は名称独占の資格ですけど、実態としては、精神保健福祉士資格がないと働けない職場があります

例えば次の職場が体表的ですね。

精神保健福祉士の必要な職場

  1. 精神科病院
  2. 精神科クリニック
  3. 行政の精神保健福祉士採用(公務員)

MSWと同様に、診療報酬の絡みが多いです。

言い換えると、精神保健福祉士があれば上記の職場への転職が選択肢となります。

じゃあ、精神保健福祉士になるにはどしたらいいの?

短期養成施設に入ったら良いですよ。通信で学べるので、働きながらチャレンジできます。

社会福祉士が精神保健福祉士になるには、短期養成施設に入れば良いです。詳しくはこちらの記事でわかります。

精神保健福祉士の短期養成施設の一覧は、こちらでわかります。あなたのお住まいの近くの短期養成施設もわかるでしょう。

おすすめ2位 MOS資格

MOSの正式名称は、Microsoft Office Specialist(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)。

頭文字をとって、MOS資格です。

MOS資格はマイクロソフト社の認定資格で、Microsoft Office 製品の操作スキルを証明できる資格です。例えば、ワードやエクセルですね。

受験資格・条件はないので、誰もがチャレンジできる資格です

MOS資格をオススメする理由は、次の3つです。

MOS資格をオススメする理由

  1. 履歴書に書ける
  2. 福祉現場はWordやExcelを使うことが多い(経験上は100%)
  3. 事務仕事のスピード・クオリティが上がる

MOS資格は履歴書に書けます。就職・転職活動で不利になることはないでしょう。

世界共通の資格なので、海外でも活かせちゃうんですよ。

それと、福祉現場は、WordやExcelを使うことが多いです。私の経験上、ワードやエクセルを使わない現場はありませんでした。つまり100%使います。

だから、こちらの記事では、社会福祉士にはパソコンスキルが必須ですよ!という話をしたことがあります。

例えば、相談記録・サービス等利用計画・認定調査票は、WordやExcelで入力していました。

実際、社会福祉士の求人票には「必要なPCスキル」として次のように書かれていることがありますね。

  1. 相談記録等文書作成、入力ができること
  2. ワード・エクセルの基本操作ができること

ワードやエクセルをどれだけ使いこなせるかは、社会福祉士としての実務能力に直結します。

Word・Excel・PowerPointへの熟練度 ≒ 事務仕事のスピード・クオリティ

という公式が成り立つくらい、MOS資格は社会福祉士の仕事と密接です。

MOS資格の合格レベルは、周りが助かるアイデア・操作方法がわかるレベルです。

だって、福祉の仕事をしている人って、パソコンが苦手な人が多いんですよ。ほんとに。

そんな中で、あなたが計算式を入力して手間を省いたファイルをつくったり、グラフ化して資料作成したり、困ったときに教えてくれたら、とても頼られるでしょう。

MOS資格者は、「普通に文字が打てます」以上の使いこなしができる人です。周りと差がつくんですね。

試験レベルは、一般レベルと上級レベル(エキスパート)の2つがあります。一般レベルでも十分でしょう。私は一般レベルだけ取りました。

試験には、いくつかのバージョンがあります。MOS 365、MOS 2019、MOS2016などですね。

どの試験を受けたら良いか?どの教材を買えばよいか?は次のリンクからわかります。動画教材も売られているので、迷わなくてすむでしょう。

MOSにはPowerpointもありますが、これはムリして取らなくても良いです。理由はあまり使わないから。福祉現場での使用頻度は、WordとExcelが圧倒的に多いです。

おすすめ3位 成年後見人

資格ではありませんが「社会福祉士ならでは」のステップアップとして、成年後見人になる道があります。

高齢者のますますの増加、副業解禁の流れのなか、成年後見人のニーズは今後ますます高まっていくでしょう。

社会福祉士が成年後見人になれば、どれくらいの報酬を得られるのか?どうすれば成年後見人になれるのか?

知る人ぞ知る業界です。知っておいて損はないですよ。

おすすめ4位 通信制大学院で『社会福祉学』の学位をとる

資格ではありませんが、社会福祉士のステップアップとして通信制大学院で『社会福祉学』の学位をとるのも価値がありそうです。

学位を取ったからと言って、待遇が明らかに変わったりすることは無いでしょう。メリットは実感しにくいかもしれません。

しかし、私の周りの社会福祉士さんは、けっこう通信制で大学院に通っていたりします。休職して、取得してから戻ってくる人もいましたね。

通信制でとれる大学院は数に限りがあって、調べたところ全国で5大学しかありません。情報はこちらの記事でまとめてありますので、ご参考に。

おすすめ5位 他は取らない(社会福祉士としての学びを深める)

とらないの!?

そう。考え方を知っておいて欲しいんだ。

おすすめ5位としましたが、明確な目的意識がなくて、「なんとなくステップアップしたい」「なんとなく向上したい」という方は、資格をむやみにとるのはオススメしません

なぜなら、社会福祉士は現場に出てからが学びのスタートだからです。

社会福祉士は国家試験に合格したとはいえ、まだまだ現場の役には立っていないはずです。国家試験は基本的なレベルを問うたものでしかないからです。

要は、まだまだ浅いのです。知識を深めてこそ、社会福祉士として真にレベルアップできます

そして、深まった知識をもって、技術を磨く。

高めた知識と技術の使い道を間違わないこと。人として誠実であるように努める続けることが、とてもとても大切です。

社会福祉士に必要な知識・技術・価値や倫理観は、10年たっても20年たっても埋まりきるものではありません。青天井です。

私は13年ほど経ちましたが、まだまだ未熟と感じています。

なので、もし社会福祉士1年目の後輩から「次にめざすと良い資格って何ですか?」と聞かれたら、その理由を尋ねます。

そして、明確な目的意識がないのであれば、他の資格勉強に追われて社会福祉士の学びが後回しにならないように助言するでしょう。

例えば、現場に出てからも自己覚知を深めることは必須です。

1年とか2年で終わりはしません。ずっと続ける必要があるくらい、支援力を高めるために大切な行いです。(わたしもまだ自己覚知の日々です)

支援をしながら、振り返りながら、気づきを得て軌道修正するくり返しが大切ですね。

そうして鍛錬を積むうち、「単なる優しい人」との違いが出せるようになります。

知識としては、さまざまな専門書も読んでほしいです。例えば、発達障害や愛着障害の知識。

※岡田尊司推しですみません

こうした知識は、現場ではほぼマストです。高齢分野・障害分野・児童分野、およそ「人」というものに関わる以上、大なり小なり絡みます。

人への洞察力が、変わるのです。それこそ、スキルアップであり、ステップアップだと思います。

目に見えてわかる「資格」はないし、「証書」もないので、ステップアップできている実感がわかないかもしれません。

自信につながりにくいかもしれない、不安にもなるかもしれません。

しかし、真に社会福祉士として成長していくには、時間も労力もかけつづける必要があります。

他の資格を取ったらダメという話ではなく、もちろん価値ある資格をとることには私も賛成です。

他の資格を取る努力をしつつも、どうか、社会福祉の学びを深めることも忘れないでくださいね

まとめ

もういちど、全国の社会福祉士が他に持っている資格ランキング表です。

順位社会福祉士が他にもつ資格名割合
1位介護支援専門員(ケアマネジャー)37.6%
2位介護福祉士30.7%
3位精神保健福祉士21.1%
4位訪問介護員(ホームヘルパー)
介護職員初任者研修(旧:ホームヘルパー2級)
介護職員実務者研修(旧:ホームヘルパー1級)
20.9%
5位社会福祉士実習指導者18.6%
6位相談支援専門員10.0%
7位保育士9.2%
8位 看護師、准看護師3.9%
9位行政書士0.9%

そして、私がおすすめする資格(?)のランキングです。

順位私のおすすめ資格
1位精神保健福祉士
2位MOS資格
3位成年後見人
4位通信制大学院で『社会福祉学』の学位をとる
5位社会福祉士としての学びを深める

今回はここまでです!あなたに合った道に進んでくださいね。応援しています!

「運転免許」はもう持っていますか?

運転免許」はもう持っていますか?ダブルライセンスやステップアップとは違うでしょうけど、社会福祉士の仕事ではほぼ必須です。

実際の求人票では、運転免許が求められることがよくあります。社会福祉士は家庭訪問や送迎などをすることがありますからね。

私は仕事では、業務時間だけでみると車を運転している時間がいちばん長い日があります。

そんな時、「私の仕事って、車を運転することなんだよな~」って冗談ながら考えたりします。

運転免許、まだとっていない人は取っておきましょう!

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