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【実証】社会福祉士は仕事ない?【結論:引く手あまたの安定職です】

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社会福祉士ってどんな仕事?給料は?将来性は?社会人や40代でも引く手あまただと良いなぁ。

社会福祉士をめざそうか迷っている人へ。

 この記事の内容

  • 社会福祉士の平均年収はどれくらい?年収600万も目指せる
  • 社会福祉士の仕事はたくさんある!【求人5サイトで実証】
  • 社会福祉士に需要がある理由と将来性
  • 社会福祉士資格のメリットは何?

私は某自治体で働く社会福祉士・精神保健福祉士です。現場経験はおよそ13年です。

社会福祉士は『社会福祉士は仕事が無くて、食えない資格』というイメージがありませんか?

確かに、年収1,000万とか、いわゆる『超勝ち組』は目指しにくいです。

でも実は、社会福祉士には仕事がたくさんあるし、引く手あまた

需要・将来性もある資格ですし、年収600万なら現実的にめざせます。

では詳しく解説していきますね!

【実証】社会福祉士は仕事ない?【結論:引く手あまたの安定職です】

まずは、社会福祉士ってどんな仕事をするのか?ざっくりと動画で見てみましょう。

社会福祉士の平均年収はどれくらい?年収600万も目指せる

社会福祉士の平均年収は403万円です。
≫参考:社会福祉士就労状況調査結果報告書(令和2年度)

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しゃふくさん作成

5年前より26万円増えました。大きなUPではないものの、上向きなのは良いですね。

ちなみに、403万円というのは、パートやアルバイトも含めた平均です。「正社員だったらもっともらえる」と思ってくださいね。

それと、社会福祉士の平均年収は職場によって違います。平均年収は最小268万円~最大638万円です。かなり幅がありますよね?

社会福祉士の年収や給料が高い職場は『社会福祉士の給料・年収高い職場ランキングTOP42|最新公式調査』でわかります。

もし、あなたが年収600万円以上欲しいなら、下記の記事を役立ててくださいね。年収1000万は実現しにくいですが、600万円なら再現可能でしょう。

社会福祉士の仕事はたくさんある!求人5サイトで実証

社会福祉士には仕事があるし、需要もあります。

と言っても、言葉だけでは信じられないかもしれません。

そこで、社会福祉士の求人をいろんなサイトで調べてみました。 結果はこちらです。

検索サイト
求人数
2022年2月5日2023年3月4日 2024年1月13日
indeed127,713364,893280,119
求人ボックス410,094449,288620,573
ハローワーク21,2919,55210,268
マイナビ介護職/7,813
+非公開求人
8,773
+非公開求人
介護ワーカー/7,657
+非公開求人
1,718
+非公開求人

時期によって求人数は変わりますが、社会福祉士の求人は尽きることがありません。

福祉現場は慢性的な人手不足」です。

社会としては大きな問題ですが、私たち個人が就職・転職するときには「引く手あまた」「食いっぱぐれない状態」と言えます。

社会福祉士求人の90%以上が年齢不問・未経験可|ハローワーク

ハローワークでは、社会福祉士の求人の90%以上が年齢不問・未経験可です。

検索した結果をのせておきます。まずは普通に社会福祉士で検索してみました。

※検索日:2022年2月5日

21,291件ありました。

年齢制限は?未経験でも大丈夫なのかな・・・?

「年齢不問・未経験可」で検索すると・・・

19,891件もありました。つまり・・・

年齢不問・未経験可の求人が90%以上ということです。

社会福祉士には仕事がたくさんあるんだね!

実際に採用されるには、あなたの経歴やコミュニケーション力なども影響するでしょう。

しかし、社会福祉士の現場は、他業界から転職してきた人がけっこういます。

年齢だけで社会福祉士を諦めるのは、もったいないと思いますね。

社会福祉士に需要・将来性がある理由

社会福祉士にはたくさんの需要がありました。どうしてでしょうか?

理由は簡単です。社会で困っている人たちが増えているからです。例えば、

  • 高齢者がどんどん増えている → 高齢者の支援をする仕事が増える
  • 発達障害やうつ病などの心の生きづらさが増えている → 心をケアをする仕事が増える
  • 子ども虐待についての知識が広まった → 子どもを守る仕事が増える

社会福祉士の仕事が増えるということは、それだけ生きづらい世の中になっているということです。このことは悲しいことです・・・。

でも、『社会福祉士の需要と将来性』で考えてみると、社会福祉士のニーズは増えています

社会福祉士には仕事が現にある。求人もなくなることがありません。

将来性はどうなの?

社会福祉士は、これからも仕事が増える資格でしょう。つまり、将来性があると考えます。

社会福祉士はたくさんの分野で活躍しています。それぞれの分野ごとに将来を考えてみましょう。
≫参考:令和2年度社会福祉士就労状況調査結果

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作成:しゃふくさん

社会福祉士が働く分野
順位就労分野割合
1位高齢福祉39%
2位障害福祉18%
3位 医療15%
4位 地域福祉8%
5位 児童・母子福祉8%
6位 行政7%
7位学校・教育関係1%
その他4%

1位 高齢福祉 | 今後も仕事が増えるでしょう

社会福祉士の働く分野1位の高齢福祉では、これからも仕事は増えるでしょう。

なぜなら、日本では、高齢の方はまだまだ増えている最中だからです。

2040年には約40%が65歳以上の高齢者です。

高齢の方が増えると、認知症や介護などの課題も増えます。

現に高齢者を支援する社会福祉士は、これからもっと必要になっていくと思いますね。

2位 障害福祉 | 今後も仕事が増えるでしょう

障害のある方は今も増えています。例えば、うつ病などの心の病気が多くなっていますね。

最近では、大人になってから気づく発達障害が注目されています。「大人の発達障害」と呼ばれますね。

職場で「発達障害のある部下の面倒をみきれない!」と困る方はけっこう多くて、こちらの記事がよく読まれています。

一昔前は、発達障害やうつ病などは「甘え」「気合でどうにかなるもの」と思われていました。

しかし、「障害」「病気」として認知されるようになり、社会は支援の対象としてみるようになってきました。

そして、支援の担い手として、社会福祉士が注目されているのです。この傾向はまだ続くと思います。

3位 医療(病院やクリニック) | 今後も仕事が増えるでしょう

3位の病院やクリニックなどで働く社会福祉士も増えるでしょう。

現在、病院で働く社会福祉士はMSWと呼ばれます。入院・退院の調整や、医療機関のなかにあって生活をともに考える福祉的な視点をもつ専門職です。

こちらの動画でMSWの仕事をざっくり知ることができます。

MSWは病院の地域連携室などで働いていますが、こうした業務は一昔前は(一部では現在でも)看護師の方々がしていた仕事です。

ひらたく言えば、「この仕事は看護師さんより社会福祉士に任せたほうが良いよね」と思われるようになってきたということです。

今後も高齢の方が増えるということは、統計的に考えれば、病気になる人も増えます

すると、医療機関は社会福祉士をMSWとして、ますます必要とするでしょう。

その他の分野 | 今後も仕事が増えるでしょう

5位の児童や母子福祉の分野。今まさに社会福祉士のニーズが増している分野です。

例えば、児童相談所です。児童虐待解消のため、国は『子ども家庭ソーシャルワーカー』を社会福祉士の上乗せ資格とすることを決めました。

子どもの安全を守る役割は、社会福祉士に期待されているのです。

児童相談所の相談対応件数は右肩上がりです。伴って、児童福祉司(社会福祉士)の採用件数も大幅に拡大しています。

だけど、人が十分あつまっていないのが現状です。

児童相談所では、社会福祉士はまさに引っ張りだこの状況です。

6位の行政については、社会福祉士採用がようやく広がってきたところですね。

『福祉職公務員』と呼ばれますが、社会福祉士の資格が応募要件となる傾向です。

例えば生活保護や児童相談所の現場は、一昔前は無資格の行政職の人がやっていたものです。

それだとうまくいかないし、「専門的な知識や技術が必要だ」ということで、社会福祉士の登用が広がっているのです。

実際、応募するときには「社会福祉士の資格があること」と書かれていたりします。社会福祉主事任用資格ではダメなんですね。
≫参考:公務員試験情報サイト【KoumuWIN!】

でも公務員は年齢制限があるから、20代じゃないと無理じゃない?

  1. もう40代だから公務員は関係ないな・・・
  2. 30代だと無理でしょ?
  3. 公務員試験に受かる自信がない。勉強する時間がない。

こうしたイメージがあると思いますが、諦めるのは早いですよ!

なぜなら、自治体によっては、社会福祉士であれば40代・50代でも応募できる場合があるからです。

昔の公務員イメージのままで、調べもせずに諦めている人がいます。

ということは、「ちょっとだけ公務員試験の情報を調べてみよう」と動ける人には、チャンスなのです!こちらの記事でも解説していますので参考にしてください。

AIが社会福祉士の仕事を奪ってしまう?

AIはご存知ですよね?最近ではさまざまなことをAIが実現しています。

すごい技術なので、人間の仕事を奪ってしまうんじゃないかと心配している人もいます。

しかし、社会福祉士の仕事が奪われるという心配は聞かないですね。

確かに、AIの普及で相談記録などの書類作りはスピードアップできるかもしれません。仕事に影響は起きるでしょう。

しかし、社会福祉士の仕事のメインともいえる相談支援を、AIが代わることはまだまだ難しいでしょう。

現に、私の仕事ではAIはぜんぜん役に立っていませんし、普及もしていません。せいぜい、LINEをつかった相談受付をするようになったくらいの変化です。

たぶん、相談支援には正解がないからでしょうね。社会福祉士はマニュアル化しにくい仕事です。

それゆえ、社会福祉士の仕事は難しいし、悩むことが絶えないんですが(苦笑)

AIには実体がないから、経験ができない。でも、私たちには実体があって、経験ができます。そして、人との関係性を結んでいける。

社会福祉士は、人生経験と関係性を活かして支援します

もし、人が人を求めない時代が到来すれば、社会福祉士の仕事はAIによって奪われている?のかもしれません。

でも、人が人を求めるのは本能です。なので、良くも悪くも社会福祉士はこれからも忙しいでしょう。雇用の供給量で考えれば、将来性があると言えます。

社会福祉士の需要や将来性は、こちらの記事でも解説しています。もっと知りたくなった方には役立つはず。

社会福祉士と精神保健福祉士って、どちらのほうが需要があると思いますか?私の答えはこちらにまとめました。

社会福祉士資格のメリットは何?

社会福祉士ってメリットあるの?取っても意味ないならやめとこうかな・・・。

社会福祉士になるメリットはありますよ!7つにまとめたのがこちらの表です。

  1. 給料が上がる
  2. 国家資格の権威性(信用を得られる)
  3. 仕事を探すときに、選べる職場が増える
  4. ほかの資格も取れる(児童指導員、児童福祉司、社会復帰調整官など)
  5. 成年後見人になれる
    ≫成年後見人は社会福祉士・精神保健福祉士の副業になるか?【検証】
  6. 専門の知識が身につく
  7. 自分に自信が持てる

社会福祉士は、『名称独占資格』です。これは、社会福祉士という名前をつかって良いのは社会福祉士をもっている人だけ、ということです。

でも実際は、名前だけの資格じゃないですね。最近は、社会福祉士じゃないとできない仕事も増えています。例えば、MSWとか福祉職公務員の採用ですね。

求人に「社会福祉士必須」と書いてあったら、それは社会福祉士しか応募できないってことです。つまり、業務独占のようなもの。

社会福祉士のメリットをもっと知りたい人は、こちらの記事をチェックしてみてくださいね。

最後に

社会福祉士は仕事があるし、引く手あまたの安定職です。専門職だから転職もしやすい

ただし、社会福祉士になっても金持ちになれるわけじゃないです。

安定して働けて、生活しやすいレベルですね。「金持ちになりたい!」という人にはオススメできません。

金持ちになれなくても、年収600万円くらいはもらいたいなぁ・・・

社会福祉士の平均年収は403万円です。年収1,000万は運がないとムリですが、年収600万円以上であればだれでも再現性のある方法があります。方法はこちらにまとめてあります。

社会福祉士になるには、こちらの記事からあなたのルートを調べられます。

社会福祉士は転職に強い資格職です。私は転職を2回していて、年収がずいぶんと上がりました。おすすめの転職方法はこちらで知ってもらえます。

最後まで読んでくださってありがとうございました。社会福祉士のリアルが伝わったなら嬉しいです!

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