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社会福祉士

社会福祉士とMSWの違いとは?資格・仕事内容・年収をわかりやすく解説

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社会福祉士とMSWって何が違うの?どちらも同じような仕事じゃないの?

社会福祉士を目指している人の中には、こうした疑問をもつ人も多いと思います。

まずは、社会福祉士とMSWの違いを一覧で見てみましょう。

比較項目社会福祉士MSW(医療ソーシャルワーカー)
種類国家資格職種名(資格ではない)
資格社会福祉士国家試験に合格MSWという資格は存在しない
主な勤務先行政、病院、高齢、障害、児童福祉など幅広い病院・クリニックなど医療機関が中心
仕事内容勤務先によって大きく異なる退院支援、転院調整、医療・福祉相談など
関係性資格名社会福祉士が活躍する分野の一つ

この記事の結論

  • 社会福祉士は国家資格
  • MSWの別名は医療ソーシャルワーカー
  • MSWという資格は存在しない
  • MSWは社会福祉士が活躍する代表的な職種の一つ

社会福祉士とMSWの違いを理解すると、福祉の仕事全体も見えやすくなります。

今回は私の現場経験をもとに、「社会福祉士」と「MSW(医療ソーシャルワーカー)」の違いだけでなく、働く場所や仕事内容、年収の違いについても解説します。

筆者:ぱーぱす(社会福祉士・精神保健福祉士)
自治体で働く現役ソーシャルワーカー。児童相談所などで十数年の実務経験があります。
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この記事を書いた人

社会福祉士は「国家資格」

まず、一番大きな違いです。

社会福祉士は国家資格です。

資格を取得すると、さまざまな分野で働くことができます。

例えば、

  • 行政
  • 児童相談所
  • 地域包括支援センター
  • 障害福祉サービス事業所
  • 高齢者施設
  • 社会福祉法人
  • NPO
  • 病院・クリニック

円グラフではこのようになります。

つまり、社会福祉士という資格自体は、分野の幅がとても広い資格です。

詳しくはこちらの記事でもわかります。

MSWは資格ではなく「職種の名前」

一方、MSWは少し違います。

MSWは Medical Social Worker(メディカルソーシャルワーカー)の略です。

日本語では「医療ソーシャルワーカー」と呼ばれています。

ここで勘違いされやすいのですが、

MSWという国家資格や民間資格はありません。

あくまで、医療機関でソーシャルワーカーとして働く職種名・呼び方 というイメージです。

社会福祉士とMSWの関係は?

イメージとしては、大きな円が「社会福祉士」だとすると、

その中に「MSW」の9割以上が入っているイメージです。

実際、MSWとして働いている人の多くは社会福祉士資格を持っています。

そのため、「MSWは社会福祉士の一つの活躍分野」と考えると理解しやすいでしょう。

働く場所の違い

社会福祉士

社会福祉士は勤務先が本当に幅広いです。

働く場所によって仕事内容も大きく変わります。

MSW

MSWは基本的に、

  • 病院
  • クリニック
  • 医療機関

で働くことが中心です。

近年では、医療機関以外でMSWとして募集される求人も見られるようになり、活躍の場は少しずつ広がっています。

とはいえ、「MSW=医療分野で働くソーシャルワーカー」というイメージが基本になります。

仕事内容の違い

MSWは医療現場で、

  • 退院支援
  • 転院調整
  • 医療費や制度の相談
  • 多職種との連携
  • 患者さんや家族への支援

など、医療と福祉をつなぐ役割を主に担います。

一方、社会福祉士は勤務先によって仕事内容は大きく変わります。

児童福祉なのか、高齢者福祉なのか、障害福祉なのか。

各分野の中でも、どの機関で働くのか。

同じ社会福祉士でも、求められる知識はかなり違ってきます。

給料・年収に違いはある?

給料についても、

「社会福祉士だから高い」
「MSWだから高い」

という単純な話ではありません。

社会福祉士は勤務先が幅広いため、年収にも大きな差があります。

実際、勤務先別に見ると、社会福祉士の平均年収は約268万円~638万円まで幅があります。

一方、MSWは病院勤務が中心です。

令和2年度の調査では、MSWの平均年収は約398万円でした。

近年は物価上昇や待遇改善もあるため、年収はおよそ400万円前後と考えてよいでしょう。

そのため、どちらが上・下という関係ではなく、勤務先によって変わる という理解が現実に近いと思います。

ちなみに私はMSWではありません

私は社会福祉士ですが、現在は児童相談所で児童福祉司として働いています。

そのため、MSWではありません。

もちろん仕事の中でMSWの方と連携することはあります。
それは、下記の記事で書いています。

しかし、私自身は児童福祉の現場で働く社会福祉士です。

このように、社会福祉士という資格を持っていても、働く分野はいろいろあります。

「社会福祉士になりたい」と「MSWになりたい」は少し意味が違う

もし誰かに、「将来何になりたいですか?」と聞かれたとします。

社会福祉士になりたい

と言えば、

どの分野で働きたいんですか?

という質問が続くかもしれません。

一方、「MSWになりたい」と言えば、

病院など医療分野でソーシャルワーカーとして働きたい

という具体的なイメージまで伝わります。

つまり、MSWという言葉には、「どこで働くか」まで含まれているということです。

もちろん、どちらが良い・悪いという話ではありません。

社会福祉士は資格名、MSWは職種名です。

そのため、「MSWになりたい」の方が、働く場所まで含めた、より具体的な目標を表していると言えるでしょう。

まとめ

社会福祉士とMSWの違いは、次のように整理できます。

  • 社会福祉士=国家資格
  • MSW=医療ソーシャルワーカーという職種名

つまり、比較する対象そのものが少し違います。

社会福祉士は、高齢・障害・児童・行政・医療など幅広い分野で活躍できる国家資格です。

その中でも、医療機関でソーシャルワーカーとして働く人がMSWと呼ばれます。

この違いを理解しておくと、資格選びや就職活動で情報を整理しやすくなるでしょう。

このサイトでは、社会福祉士について、資格の取り方や仕事内容、年収などをまとめた記事も公開しています。

また、MSW(メディカルソーシャルワーカー)についても、

  • 仕事内容
  • 給料・年収
  • きついと言われる理由
  • 私自身の実習経験

などを詳しく解説しています。さらに理解を深めたい方は、ぜひあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
ぱーぱす

自治体で働く社会福祉士・精神保健福祉士|現場経験15年、地域・医療・行政の3つの立場を経験。ブログ歴6年、記事約400本。福祉職のキャリアや生活に役立つ実践的な情報を発信しています。

詳細プロフィールはこちら

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