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社会福祉士&精神保健福祉士の転職事情【公務員転職が多いと思う話】

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社会福祉士・精神保健福祉士です。大学の先輩・同期・後輩たちと久しぶりに会って転職組が多かったので、思ったことをシェアしてみます。

最近の福祉職、社会福祉士や精神保健福祉士として働いている人の転職事情について、思ったことを話します。

結論としては

  • 転職経験のある人が多く、転職はもはやスタンダードか
  • 福祉職公務員へ転職をする人が、20代後半~30代で多い
  • 民間の福祉現場で働いた人が、経験を買われて即戦力として福祉職公務員になるパターンが多い

サンプル数が30人くらいなので私の主観がかなり混じった見解ですが、リアルな転職事情がわかると思います。

社会福祉士&精神保健福祉士の転職事情【公務員転職が多いと思う話】

私は大学時代の研究室での先輩・同期・後輩とのつながりがありまして、年に1回とか数年に1回くらいは催しがあるので参加しています。

福祉業界で働く人が数十人規模で集まって、それぞれの近況を話したりしています。「研究室つながりの同窓会」みたいなものです。

そこで感じたのは、転職している人が多いということ。

例えば、20代~30代の間に民間の医療法人とか社会福祉法人、NPOで働いていた人が、ある程度現場経験を積んで、その経験値を買われて福祉職公務員に即戦力として採用されるっていうパターンですね。

これ、けっこう多いと思います。

近年の福祉職公務員の業界も、『新卒に1から教える』っていうのはやっぱり大変なんでしょうね。

人材育成できるだけの人手もないし、教えられるノウハウが無かったりして。だからもう、「即戦力来てくれ」みたいな。

福祉職公務員業界のブラック化が進んでいるのではないかという問題もはらんでいますけど、

社会福祉士や精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格のある人が、福祉職公務員になるチャンスとも言えます。

なので今、20代、30代で民間で働いている人は、福祉職公務員業界へ転職してみることも選択肢だと思います。あなたが思うよりも、実は需要がある。40代、50代の募集もありますね。

福祉職公務員は、福祉の仕事のなかでずば抜けて年収が高いです。社会福祉士や精神保健福祉士の平均年収と比べると明らかですね。100万円以上も高いです。

こちらの記事でも書いておりますように数字で結果が出ています。

もちろん、給料や年収が高ければ良いわけじゃないですね。あなたのやりたいこと、長所・短所との兼ね合い、情熱を注げるかといったことも大切です。

そうした点を加味してもご興味があれば。ある程度の現場経験をもった方は、その経験を強みとして、福祉職公務員への転職を検討してみるのが良いと思います。

近ごろ、1つの職場で働き続けてる人は、けっこう少ないんじゃないかな?というのが私の体感です。

そもそも福祉の業界で働く人って、学生時代や今までの生き方として、ストレートに何の苦労もなくやってくれたっていう人が少ないですね。

学生時代に苦労があったり躓いたり、進路に迷ったり、大勢の人とはちょっと外れた生き方をしてきた、あるいは生い立ちの苦しみがあったとか、そういう人が多いと思うんですよね。

生きることに何かしら貪欲さを持っている。ただ平凡に生きるというよりも、理想を持っていたり、何か改善したい、好転させたい、もっと良くしたいっていう思いを持っている人が多いと思います。

仕事もその一つで、ずっと1つの職場でやっていくというより、「自分の人生をより良くしたい」「幸せになりたい」っていう貪欲さの過程で捉えていく人が多い気がしますね。

私自身も、児童相談所で児童福祉司をしてきた経験があったりしますので、民間での現場経験が買われた者の一人です。

決して雇用されて働くという働き方が全てではないけれども、自分で起業・開業するつもりがない方は、転職を考えるのはポジティブで自然なことだと思います。

転職するとなると、今の職場から惜しまれたり、残念がられたりするかもしれませんし、そうした意味で「転職=悪」みたいな捉えになってしまう人がいるかもしれません。後ろ髪を引かれるような思いに駆られる人もいるかもしれません。

でもそれは、その人たちの都合ですね。その都合に合わせて働いていたら、いつまでたっても幸せにはなれないと思うんですね。

だって、あなたが生きているのは「その人たちの期待する人生」であって、あなたの人生じゃないから。だから転職には、あなたの人生をあなた自身の手に取り戻すという意味もあると思います。

福祉現場って少人数の職場が多いし、やめにくい雰囲気があると思います。そこは勇気を出して、前に進んでいきたいですね。

何だか転職をすすめる話になってしまいましたが、誰でも転職したら良いと言っているわけじゃないですよ!今の職場で満足している人はそのまま働くのが良いと思います。

私が言いたいのは、「1つの職場で働き続けないといけない」「転職は悪だ」みたいなことは無くて、

  • 福祉現場での転職はスタンダードになってきていると思う
  • 現場経験を積んでから福祉職公務員になる人も多い
  • 転職には前向きな意味が含まれることもある

ということです。生き方、働き方には選択肢があると思ってもらえたら嬉しいです!

というわけで、今回はここまでにします!それではまた!

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