精神保健福祉士はやめたほうが良い!?【現役精神保健福祉士が解説】

仕事のリアルとホンネ

精神保健福祉士になろうか迷ってるんやけど、やめたほうがええかな?

迷っている理由次第だ。
よくあるギモンやイメージに答えるから参考にしてくれ。

こんにちは!社会福祉士・精神保健福祉士のぱーぱすです。

精神保健福祉士になろうかどうか迷っておられますか?

精神保健福祉士はネガティブなイメージがたくさんある仕事です。例えば、給料が低そう、役に立たなさそう、大変そう、仕事が無さそう、将来性が無さそう、自分まで病みそう・・・等ですね。

こうした話がよく出回っていますから、精神保健福祉士になろうかどうか迷うのは自然なことです。私も精神保健福祉士になるかどうか迷ったことがあるので、お気持ちわかります。

この記事は、上記のようなギモンやイメージに答え、対策方法をご紹介する内容となっており、皆さまが精神保健福祉士になるかどうか決めるのに役立つはずです。それではまいりましょう!

精神保健福祉士はやめたほうが良い!?【現役精神保健福祉士が解説】

精神保健福祉士は給料が低いのでは?

このイメージは正解です。
精神保健福祉士の平均年収は347万円
です。(平成27年度)

同年の平均年収は415万円でした。つまり、精神保健福祉士の年収は平均年収より68万円低いです。詳しく知りたい方はこちらの過去記事もごらんください。

低いのはわかったけど、何とかならんの!?

解決方法はある。
精神保健福祉士の公務員になるか、お金をうまく節約・資産形成するかだ。

対策①精神保健福祉士の公務員になる

精神保健福祉士の公務員の平均年収は約550万円給料は約34万円(額面)と言えます。詳しくは下記の過去記事で解説しています。

【200万円多い!】精神保健福祉士の地方公務員年収・給料とは?
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精神保健福祉士の平均年収との差はおよそ200万円です。年収差だけでもかなりのインパクトがありますが、生涯収入で考えるともっと強烈な差が生まれます。家2軒買えるほどの差です。

精神保健福祉士の公務員になることができれば、経済的な悩みはかなり解決できるといえるでしょう。

でもさ、公務員になれなかったらどうしたらええん?

試験難しいやん・・・。自信ないわ。

確かに、誰でも公務員になれるわけじゃない。

誰でも再現しやすいのは、節約や資産形成の方法だ。

対策②お金をうまく貯めて増やす

精神保健福祉士をはじめ、福祉の仕事の収入は低いです。20代や独身の間は課題となりにくいですが、結婚や子どもを考える30代頃からはお金の悩みがふくれあがっていくものです。

人によっては、経済的な理由から「転職しようかな・・・」「もう精神保健福祉士を続けられない・・・」という深刻な悩みに発展することがあります。

なので、年収の低い精神保健福祉士は、一般よりも、より上手に節約し、貯金し、資産を形成することが重要なのです。私自身、本をかなりよみあさり、情報を集め、徹底してきました。

早く対策して損することは無いです。具体的な方法は下記記事で解説しています。

社会福祉士兼精神保健福祉士がやってるお金の貯め方・増やし方
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精神保健福祉士は役に立たないのでは?

精神保健福祉士は役に立たないのか?」というギモンには2つの意味が込められています。

1つ目は、「精神保健福祉士の仕事に価値はあるのか?」という視点で、「精神保健福祉士は周りや社会の役に立つのか?」「需要はあるのか?」という意味。

2つ目は、「精神保健福祉士の資格取得に価値はあるのか?」という視点で、「資格を取っても役に立たないのでは?」「精神保健福祉士資格の取得メリット・デメリットは何?」という意味です。

結論をいうと、役に立つかどうかはそれぞれの専門力次第です。辛口表現ですが、学習を続けている精神保健福祉士なら役に立つが、学習をやめた精神保健福祉士は役に立たないということです。

一方で、精神保健福祉士の需要は高まっていると言えるため、資格自体はあると役立つとでしょう。下記記事でくわしく解説しています。

精神保健福祉士は役に立たない?需要・将来性は?現役福祉士が解説
精神保健福祉士って役に立たないんちゃう? 役立てるかどうかは、それぞれの専門力次第。 需要は高まっているし、資格はあると役立つ。 こんにちは!社会福祉士・精神保健福祉士のぱー...

精神保健福祉士は「服薬を促す職種」なのでやめたほうが良い?

精神保健福祉士は、精神障がいのある方に薬を飲むように促す職種なのか?

答えはNOです。

精神保健福祉士は、精神障がいのある方に「薬を飲みましょう」「再発予防には薬を飲むことが大切です」と促す職種ではありません。

この点、精神保健福祉士自身が「精神保健福祉士は服薬を促す職種」と誤解して、仕事にギモンを感じ、辞めてしまうことがあるようです。

精神障がいのある方に服薬を促しても支援関係は悪化しがちで、何の成果にもつながらないことが多く、「私何やってんだろう・・・」と不全感におちいってしまいやすいです。

そもそも、服薬管理や服薬を促すのは、医療の役割です。職種でいうならば、医師や看護師の方々です。

え?でも精神科病院とか精神科クリニックの精神保健福祉士は、患者さんに服薬促さなアカンやろ?そうせんと上司に怒られるで。

その場合、精神保健福祉士が服薬を促すことになる理由は、医療機関の職員だからだ。

精神保健福祉士自体の役割ではない。

実際には、精神保健福祉士は何らかの機関に所属して支援しますから、シンプルではありません

例えば、精神科クリニックに勤務する精神保健福祉士は、精神科クリニック職員としての役割と、精神保健福祉士としての役割の両方をもっています。しかし、2つの役割がいつも同じ方向性とは限りませんむしろ、対立することが多いです。だから、精神保健福祉士は異なる役割の間で葛藤するのが普通です。

「精神科クリニック職員としては服薬するように言わないといけない。けど、服薬するよう促すと支援関係に悪影響。精神保健福祉士として良い支援ができなくなる。」といった葛藤は絶えないものです。

服薬していない(できていない)方の支援で精神保健福祉士が考えるポイントは、例えば以下のようなことでしょう。

「そもそも病識はあるのか?」
「病気にどんな思いをいだいているか?」
「薬を飲むことについてどう感じているか?」
「薬を処方する主治医との関係はどうか?」
「薬の効果を感じているか?」
「飲む必要があると感じているか?」
「飲みたいけど忘れてしまうのか?」
「飲まなかった場合、症状はどうなるか?」

とても総合的な視点で考え、質問や言葉をかけていくことになります。精神障がいのある方の視点の理解に努め、彼らと同じように「生活する一人の人間」として関わります。

つまり、彼ら精神障がいのある方の視点で、薬や服薬について捉え直すのが精神保健福祉士の仕事です。自傷他害のおそれがあるなどの急性期以外は、彼らより先んじて服薬するよう迫ったり、強制的な関わりをする仕事ではありません

ところが実際には、「薬飲んでますか?」「薬を飲んだ方が良いですよ」「薬を飲まないと再発して入院になりますよ」といわざるを得なかったり、そうした役割を背負わされることがあるでしょう。

しかしこれは、医療機関の職員としての役割としてです。精神保健福祉士の役割ではないことを理解しておくことが大切です。服薬の管理や指導等については、医師や看護師の方々の役割です。

つまり、精神保健福祉士は、精神科薬が病状を左右する重要なキーであることを理解しつつ、言葉にするかどうかは慎重に判断して関わる職種なのです。

精神疾患のある方はやめたほうが良い?

精神保健福祉士になるかどうか迷う方の中には、ご自身も精神疾患をわずらっていたり、病気経験のある方がおられるでしょう。

そうした方は精神保健福祉士になるのはやめておいたほうが良いか?と聞かれれば、「主治医とご相談ください」と言わざるをえません。無責任に大丈夫と言うことはできないのです。

なぜなら、うつ病をはじめとして、いろいろな精神疾患の病態やきっかけは人によって全然違います。他の障がいを抱えている方もいるし、生活環境や認知的な苦しみのある方もいます。事情がさまざま過ぎるので「大丈夫です」と言いたくても言えないわけです。

なお、もともと健康な方であっても、何らかの精神疾患を発症してしまう方はいます。そこで対策として、健康のためにやっておいた方が良いことをまとめたのが下記記事です。

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精神保健福祉士の仕事は大変でしんどい?

個人差があるのでハッキリ言えませんが、笑うことはあっても、気楽な仕事ではないです。1つの関わり・場面・言葉が重大な意味をもつことがありますし、緊張感が必要な時があります。

やりがい・楽しみ・面白みを感じる人はたくさんいますが、「精神保健福祉士ってラクな仕事ですわ~」と言う人は見たこと無いです。(いたとすれば、ちゃんと仕事できてるかギモン)

「生活が大変」「しんどい」「生き辛い」と感じている方に、楽し気に声をかけても波長が合わず、まともな会話はできないでしょう。精神障がいのある方が置かれている状況はそうしたものです。

だからといって、精神保健福祉士自身まで同じようにしんどくなる必要はまったくありません。共感するのと、同じように落ち込むのは違います。

精神保健福祉士の仕事は、絵にならない仕事です。よくドラマ化される医師のように派手さや豪華さはありません。理由は、精神保健福祉士が支援するのは日常であり、生活であり、ゴールの不明確な日々、人生そのものと言えるからです。精神保健福祉士は表舞台に立とうとする者ではありません。影武者のごとく立ちまわる者です。

精神保健福祉士はハッキリ言って地味ですが、魅力ある仕事です。その魅力とは、生き方・人生が変わるということです。下記記事でくわしく話しています。

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【最後に】迷うならやった方が後悔が無い

ここまで読んでいただいたうえで、精神保健福祉士になろうかどうか迷う方に向けて言えること。それは、「迷うことはやった方が後悔が無い」ということです。

あきらめた場合、「あの時できたのにしなかった」と繰り返し後悔し続けるからです。精神保健福祉士になろうかどうか迷う方の悩みが少しでも解決できたなら嬉しいです。

以上、精神保健福祉士はやめたほうが良い!?【現役精神保健福祉士が解説】という話題でした。

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