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社会福祉士はどこで働くのがいい?民間・医療・行政で働いた私の結論

社会福祉士はどこで働くのがいい?民間・医療・行政で働いた私の結論
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社会福祉士として、どこで働くのがいいかな?

こうした疑問を持っている方へ向けた記事です。

先に結論を言います。

特定の分野で働きたいという強い希望がないのであれば、まずは福祉職の公務員を検討してもいいと思います。

もちろん、公務員がすべての人にとって正解ではありません。

行政の仕事も、決して楽ではありません。

それでも、民間の医療機関と地域福祉、行政と働いてきた私が、「どこで働くのがいいですか」と聞かれたら、最初に挙げるのは公務員です。

筆者:ぱーぱす(社会福祉士・精神保健福祉士)
自治体で働く現役ソーシャルワーカー。児童相談所などで十数年の実務経験あり。
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この記事を書いた人

「どこで働くのがいいか」と迷うのは、強い希望がまだないからかもしれない

「社会福祉士はどこで働くのがいいですか」

こうして検索しているということは、少なくとも現時点では、

  1. 絶対に児童福祉で働きたい
  2. 医療ソーシャルワーカー以外は考えられない
  3. 高齢者福祉の現場で働きたい

といった、強い希望がまだない方なのかもしれません。

 

ただ、何も希望がないわけではないと思います。

自分ではまだ、はっきり意識できていないだけかもしれません。

たとえば、

  • 給与は、もう少し高いほうがいい
  • 休みは土日がいい
  • 毎年きちんと昇給する職場がいい
  • 専門性を活かせる仕事がしたい
  • 夜勤のない職場がいい
  • できるだけ長く働ける職場がいい

など、人によって何かしらの条件はあるはずです。

結局のところ、どこで働くのがいいかという答えは、自分の中にしかありません。

他人が「あなたはこの職場が向いています」と決めるのは、難しいです。

自分が何を大切にしたいのか。

まずは、そこが出発点です。

こだわりがないなら、公務員を検討してもいい

自分の中に強い希望がない。

どの分野も、それほど嫌ではない。

そうした状況であれば、私は福祉職の公務員を一度検討してみてもいいと思います。

特定の分野へのこだわりがないのであれば、せめて待遇が整っている職場を選んだほうがいい。

これは、現実的な考え方です。

社会福祉士の待遇は、勤務先によって大きく変わります。

毎月の給料だけではなく、昇給、賞与、退職金まで考えれば、生涯で受け取る金額にはかなりの差が出ます。

勤務先によっては、長く働いたときの収入が大きく変わることもあります。

同じ社会福祉士でも、どこに雇われるかで差がつくのが現実です。

だから私は、転職サイトや転職エージェントへ登録する前に、まず自治体の採用情報を調べてみてもいいと思っています。

私が現在も行政で働いている理由

私はこれまで、民間の福祉施設、医療機関、行政で働いてきました。

福祉業界のすべてを知っているわけではありませんが、それぞれの現場の違いは、いくらか体感してきたつもりです。

そのうえで、現在も私が選んでいるのは行政です。

行政の仕事に不満がまったくないと言えば、嘘になります。

理不尽だと感じることもありますし、組織の方針に納得できないこともあります。

それでも、私は行政へ移ってから働き続けています。

今のところ、それが私の選択です。

公務員の仕事は楽ではない

公務員をすすめると、「行政は楽だからですか」と思われるかもしれません。

しかし、私の実感は逆です。

与えられる権限や責任を考えると、行政の仕事は、私が経験してきた中でも難易度が高い仕事です。

特に児童相談所では、家庭への介入や一時保護など、人の人生へ大きな影響を与える判断をします。

判断を間違えれば、子どもや家族の人生を損なうこともあります。

責任は重いです。

精神的にしんどい場面も、少なくありません。

それでも、すべてが理不尽というわけではありません。

公務員の福祉職ですから、労働時間、休暇、給与、昇給、コンプライアンスなど、一定の仕組みとして整えられている部分があります。

民間には、民間のしんどさがある

民間の福祉現場にも、やりがいや魅力があります。

利用者さんとの距離が近く、自分がやりたい支援を形にしやすい職場もあります。

ただし、民間には民間のしんどさがあります。

私が働いてきた中では、組織の規模が小さいほど、

  1. 上司の考え方が、そのまま職場のルールになる
  2. パワハラが止められにくい
  3. サービス残業が当たり前になる
  4. 待遇や昇給の基準が分かりにくい

と感じる場面がありました。

もちろん、すべての民間事業所がそうだという話ではありません。

行政にも、問題のある職場や管理職はいます。

ただ、個人の良心だけで職場が回っているのか。

問題が起きたときに止める仕組みがあるのか。

この違いは、長く働くうえで無視できません。

社会福祉士に「楽な職場」はあるのか

以前、私は「社会福祉士に楽な職場はあるのか」という記事を書いたことがあります。
こちらがその記事です。

「社会福祉士はどこで働くのがいいのか」と悩んでいる方と、少し検索意図が近いのかもしれません。

どこかに、自分に合う楽な職場がないだろうか。

今より少し良い場所が、ほかにあるのではないか。

そんな気持ちで探している方もいると思います。

ただ、私の結論は、社会福祉士に本当の意味で楽な職場は、たぶんないです…。

仕事が楽で、給料も高くて、休みも多くて、人間関係もよい。

そんな職場があれば、私も教えてほしいです。

福祉の仕事は、できる人のところに集まる

社会福祉士、精神保健福祉士、ソーシャルワーカー、ケースワーカーの仕事には、ある特徴があります。

仕事ができると思われた人のところへ、仕事が集まりやすい。

  1. あの人なら安心して任せられる
  2. あの人なら対応してくれる
  3. あの人はたくさんケースを持てる

そう思われると、その人のところへ仕事が集まります。

しかし、仕事の量が増えても、給料がすぐに増えるわけではありません。

ケースを20件持つ人も、40件持つ人も、同じ給与表で働いていることがあります。

これは、サラリーマンとして働く以上、避けにくい部分です…。

もちろん、仕事を任されることは悪いことばかりではありません。

信頼されているということでもあります。

経験を積めば、自分にできることも増えていきます。

ただ、信頼と負担は、かなり近い場所にあります。

「頼られているから」と仕事を引き受け続ければ、いつか限界が来ます。

楽な職場を探すだけではなく、仕事の偏りが調整される職場なのかも大切です。

「やりたい仕事」で選べば満足できるとは限らない

では結局、自分がやりたい分野で働けばいいのか。

話は、そこまで単純ではありません。

もちろん、「児童福祉に関わりたい」「医療分野で働きたい」など、強くやりたいことがあるなら、それを大切にしていいと思います。

ただ、「好きなことを仕事にすれば満足できる」とも限りません。

私は『科学的な適職』という本を読んで、仕事の選び方に対する考え方がかなり変わりました。

やりたいことだけで仕事を選ぶのではない。

意外にも、適職となるのは

適職に大切なポイント

  1. 裁量があるか
  2. 仕事の成果が分かるか
  3. 職場に安心できる人間関係があるか
  4. 生活とのバランスが取れるか

といったポイントなのです。

今、自分の中に「これが絶対にやりたい」という仕事がない人は、悪い状態ではありません。

むしろ、感情だけで決めず、条件を比べながら合理的に選べる状態とも言えます。

すでに「この仕事しかない」と決めている人は、そもそもこの記事を読んでいないでしょう。

「やりたいことを仕事にする」以外の選び方を探している人にこそ、考える余地があります。

社会福祉士がどこで働くのがいいか迷ったときの考え方

社会福祉士の職場は、行政、病院、社会福祉協議会、高齢者福祉、障害福祉、児童福祉、学校、司法など、かなり幅広いです。

選択肢が多いからこそ、迷います。

そんなとき、まずは、

「社会福祉士の就職先ランキング」や

「社会福祉士の給与や年収の高い職場ランキング」を比べていくと、

自分が何を大切にしているのかが見えやすくなると思います。

「どこで働くのがいいか」を探すというより、「どこで働くのが嫌か」「どんな条件は嫌か」を整理するのが現実的です。

迷っているなら、まず公務員試験を調べてみる

社会福祉士としてどこで働くのがいいか。

私から答えるのであれば、こうなります。

強く働きたい分野が決まっていないのであれば、まずは福祉職の公務員を検討してみる。

公務員が絶対にいいわけではありません。

仕事は難しく、責任も重いです。

組織への不満もあります。

それでも、給与、昇給、休暇、退職金、労働時間などを含め、長く働くための条件は比較的整っています。

調べたうえで「自分には合わない」と思えば、選ばなければいい。

受験するかどうかは、そのあとに決めればいいです。

最初から転職サイトだけを見るのではなく、自治体の採用情報も一度確認してみる価値があります。

どこで働くのがいいかという答えは、最終的には自分の中にしかありません。

ただ、自分の中の答えを見つけるためには、まず選択肢を知る必要があります。

この記事が、その選択肢を整理する材料になればと思います。

記事の流れから、次の3本が自然です。
「選択肢を知る」「楽な職場を考える」「公務員という選択肢を深掘りする」の順に置くと、役割が重なりません。

社会福祉士の職場選びで迷っている方へ

社会福祉士が働ける場所は、行政、病院、社会福祉協議会、高齢者福祉、障害福祉、児童福祉など、かなり幅広いです。

どこで働くかを考えるときは、一つの記事だけで結論を出すより、職場の種類や待遇、実際の働き方を比べてみることをおすすめします。

社会福祉士の職場・就職先をまとめて知りたい方

社会福祉士が実際にどこで働いているのかを、公式調査をもとにまとめています。

「そもそも、どんな就職先があるのか分からない」という方は、まずこちらからご覧ください。

できるだけ負担の少ない職場を探している方

社会福祉士に、本当の意味で楽な職場はあるのか。

仕事量、人間関係、責任、給与などから、福祉職における「楽な職場」について、現場経験をもとに考えています。

民間と公務員の待遇差を知りたい方

同じ社会福祉士や精神保健福祉士でも、民間で働くか、公務員として働くかによって、給与や生涯収入には差が出ます。

今回の記事で公務員を一つの選択肢として紹介した理由を、年収や待遇の面からもう少し詳しく知りたい方へ向けた記事です。

この記事を書いた人
ぱーぱす

自治体で働く社会福祉士・精神保健福祉士|現場経験15年、地域・医療・行政の3つの立場を経験。ブログ歴6年、記事約400本。福祉職のキャリアや生活に役立つ実践的な情報を発信しています。

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