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社会福祉士はやめとけ!【この7つの現実にあなたは耐えられるか?】

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『社会福祉士はやめとけ』ってほんと?

社会福祉士にご興味のあるあなたへ。

私は社会福祉士と精神保健福祉士の資格を持っています。福祉の仕事を10年以上しています。

私はこの仕事が好きですが、正直に言って、社会福祉士は誰でも向いている資格ではありません。

私も大学で勉強して、お金もかけて、国家試験に合格しました。でも、それだけでは社会福祉士としてうまくやっていけません。

社会福祉士になると、次の7つのことに耐えなければなりません。

あなたは大丈夫ですか?

  • 【平均年収は403万円】生活はラクじゃない
  • 社会福祉士のコストパフォーマンスは良くない
  • 『社会福祉士』の資格だけではすぐに役立たない
  • 『何でも屋』なので嫌な仕事もしないといけない
  • 人間関係で悩むことが多い
  • 人の気持ちをあつかう感情労働
  • 『社会福祉士』の資格がなくても働けるところはある

でも、大丈夫です。これらのことは解決できる方法があります。最後まで読んでくださいね!

この記事では『社会福祉士についてよくある質問』にも答えています。

長い記事ですが、ブックマークしておくと役に立つと思います!

  1. 社会福祉士はやめとけ!【この7つの現実にあなたは耐えられるか?】
    1. 社会福祉士はやめとけ!|【平均年収は403万円】生活はラクじゃない!
      1. 平均年収が少ない問題を解決する方法2つ
      2. 社会福祉士の公務員になる
      3. 社会福祉協議会や入所施設に就職する
      4. 転職するときに給与交渉する
    2. 社会福祉士はやめとけ!|コストパフォーマンスは良くない
    3. 社会福祉士はやめとけ!|『社会福祉士』を取ってもすぐには役に立たない
      1. 『知っている』と『できる』は違うから
      2. 現場ではもっと深い知識が必要だから
      3. 社会福祉士だけができる仕事は少ないから
    4. 社会福祉士はやめとけ!|『何でも屋』なのでやりたくない仕事もしないといけない
    5. 社会福祉士はやめとけ!|人間関係で悩むことが多い
      1. 他職種とよく関わるが、考え方が違う
      2. 連絡調整をすることが多く、間に挟まれる
      3. 『相談支援関係』が社会福祉士の武器だから
    6. 社会福祉士はやめとけ!|人の気持ちをあつかう感情労働
    7. 社会福祉士はやめとけ!|『社会福祉士』がなくても働ける職場はある
  2. 社会福祉士について、よくある質問に答えます
    1. 社会福祉士のやりがいは?
    2. 社会福祉士の職場・就職先は?
    3. 社会福祉士って『勝ち組』なの?
    4. 社会福祉士に向いている人は?
    5. 社会福祉士と精神保健福祉士のどちらを先にとった方が良い?難易度は?
    6. 社会福祉士になるには?

社会福祉士はやめとけ!【この7つの現実にあなたは耐えられるか?】

社会福祉士はやめとけ!|【平均年収は403万円】生活はラクじゃない!

社会福祉士の平均年収は403万円です。生活はラクじゃないです。
≫参考:令和2年度社会福祉士就労状況調査

他の仕事と比べてみると、

平均年収
社会福祉士全産業
403万円436万円

少し低いですね。

では、社会福祉士の給料や手取りはどれくらいか?
月収と年収の手取り計算|給与シミュレーション(ファンジョブ)で計算(東京都、40歳未満、扶養0人、ボーナス無し)

項目金額
平均年収4,030,000円
平均年収(手取り)3,342,576円
平均給料335,833円
平均手取り
278,547円

ボーナスがないところでも、月に28万円くらいしかもらえません。大学を卒業したばかりの人より少し多いくらいです。

では、社会福祉士の給料や手取りに満足している人はどれくらいいるでしょうか?調査結果がこちらです。
≫参考:令和2年度社会福祉士就労状況調査

満足度割合
満足12.4%
やや満足23.4%
普通31.2%
やや不満足21.1%
不満足11.4%

特に良いとも悪いとも言えない感じですね。『普通』が一番多いです。人によって違うということでしょうか。

でも、社会福祉士の平均年収は、職場によって大きく変わります

社会福祉士の年収が高い職場ランキングTOP10を見てみましょう。

順位職場年収(万)
1位保護観察所・地方更生保護委員会638
2位児童相談所532
3位身体障害者更生相談所504
4位都道府県庁496
5位都道府県社会福祉協議会475
6位保護施設468
7位大学、短大等456
8位区役所(特別区)454
福祉事務所
10位市区町村社会福祉協議会447

つまり、社会福祉士の平均年収は403万円ですが、あなたの年収はこれとは違うことになるでしょう。職場によって違うんですね。

ランキングの全ては、こちらの記事で見ることができます。

社会福祉士って収入が少ないの?

社会福祉士の平均年収だと、生活はラクじゃないです。

こんなことを我慢しなければならないかもしれません。

 ガマンあるある

  • スマホは安いプランにする
  • 服は安いブランドで買う
  • 車を買うのをやめる
  • マイホームをあきらめる

でも、気にしないで好きなものを買っている人もいますよ!

ちょっと良いニュースもあります。それがこちらのグラフです。

社会福祉士の平均年収は、5年で26万円UPしたようだ

社会福祉士の平均年収は上がっています。これからもっと上がってほしいですね!

詳しくはこちらの記事で説明しています。
≫【現役解説】社会福祉士の平均給料・年収はいくら?【最新調査より】

平均年収が少ない問題を解決する方法2つ

平均年収が少ないのはわかったけど、どうしたらいいの?

あなたが社会福祉士の平均年収に満足できないなら、年収の高い職場を目指す方法があります。

ポイントは次の3つです。

 ポイント3つ

  • 社会福祉士の公務員になる
  • 社会福祉協議会や入所施設系
  • 転職するときに給与交渉する

社会福祉士の公務員になる

社会福祉士の公務員は、年収が高くて安定しています。給料は約34万円です。(平均年収:550万円)

福祉系の公務員になるには、公務員採用試験を受けなければなりません。国家公務員試験や地方公務員試験というものです。

社会福祉士の資格があれば、少し有利になることもありますが、必ずしも必要ではありません。でも、難しい試験なので、勉強はしなければなりません。

他にも、児童相談所や保護観察所というところで働くための試験や、経験者を採用するところもあります。社会福祉士の資格と実務経験が必要な場合もあります。こちらは、試験内容や時期が機関によって違います。

社会福祉士の公務員について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

社会福祉協議会や入所施設に就職する

社会福祉協議会や入所施設は、年収が高い職場です。

社会福祉協議会は、地域の人たちの福祉を支える団体です。例えば、お金に困っている人やボランティアをしたい人などを支援します。社会福祉士の資格と実務経験が必要な場合もありますね。

入所施設は、家で暮らせない人たちが住む施設です。例えば、親から虐待された子どもや介護の必要な人たちなどです。こちらも、社会福祉士の資格と実務経験が必要な場合もあります。

転職するときに給与交渉する

社会福祉士の年収は、268万の職場もあれば、638万の職場もあります。幅があるんですね。

もしあなたが「年収403万円じゃやっていけない!」と感じるなら、年収上位の職場を狙えば良いのです。高年収の職場は、次の記事でわかります。

社会福祉士の仕事を探すには、転職サイトや転職エージェントを利用する方法があります。

例えば転職エージェントは、あなたの希望に合った職場を紹介してくれるでしょう。また、給与交渉も代わりにしてくれます。

給与交渉とは、あなたが働くときにもらうお金を多くしてもらうこと。自分で交渉するのは難しいし気が引けますが、プロに任せると高い給料で働けるかもしれません。

社会福祉士の転職サイトや転職エージェントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

あなたに「年収1000万、ぜったいほしい!」「勝ち組になりたい!」というこだわりがあるなら、「社会福祉士は耐えられないからやめとけ」となります・・・。

社会福祉士はやめとけ!|コストパフォーマンスは良くない

社会福祉士のコストパフォーマンスは良くないです。

どうしてかというと、国家資格なのに、お金をたくさんもらえないからです。給与は平均33.6万円で、多くありません。(平均年収403万円)

社会福祉士をとるのにかかるコストを、見てみましょう。

 社会福祉士になるコスト

  • お金 数百万円
  • 時間 4年~
  • 労力 受験資格を取る+国家試験の勉強

でも、あなたの状況によっては、1年くらいで試験に合格できることもあります。その場合はお得かもです。

「コスパの良い資格じゃなきゃイヤ!」という人は、『社会福祉士はやめとけ』と言わざるを得ないでしょうね・・・。

社会福祉士はやめとけ!|『社会福祉士』を取ってもすぐには役に立たない

何でもできる社会福祉士、頼られる社会福祉士になりたいが・・・

社会福祉士に合格したら、即戦力になれる?

いいえ、そうではありません。残念ですが・・・。その理由は3つあります。

すぐに役立たない理由3つ

  1. 『知っている』と『できる』は違うから
  2. 現場ではもっと深い知識が必要だから
  3. 社会福祉士だけができる仕事は少ないから

『知っている』と『できる』は違うから

社会福祉士の資格を取ったとしても、『知っている』だけです。

つまり、経験がなくて知識だけの人は、まだ役に立ちにくいです。

例えば、個別化(個人に合わせた支援)が大切だと知っていても、実際にやるのは難しいですね。

個別化をするには、例えばその人の人生や環境や困りごとを理解したり、自分自身の気持ちや考え方を知ったりする必要があります。

なので、経験を積んだり努力したりすることが大切です。それでやっと『できる』ようになって、役に立てるようになります。

現場ではもっと深い知識が必要だから

社会福祉士の現場で求められるのは、国家試験よりももっと詳しい知識です。

理由は、社会福祉士は色々な職場で働くからです。

社会福祉士の職場

  • 市役所や区役所
  • 病院やクリニック
  • 作業所
  • 相談支援事業所
  • 高齢者入所施設 など

それぞれの職場では、必要な知識が違います。

仕事をしながら勉強し続けるしかないので、社会福祉士を取ってもすぐに役に立たないんですね

あなたの働く職場に合わせた深い知識を、働きながら学んでいくことが大切です。

社会福祉士だけができる仕事は少ないから

社会福祉士がするのは、質さえ問わなければ誰がやっても良い仕事です。

社会福祉士は国家資格ですが、「社会福祉士」という名前を使うことだけが特権です。社会福祉士じゃなくてもできる仕事はたくさんあります。

例えば、作業所で働く場合だと、利用者さんと一緒に内職したり、料理したり、出かけしたりします。話しかけたり、相談に乗ったりすることもあります。

でもこれって、誰でもできそうなことですよね。

なので、社会福祉士の仕事は、支援の質が大切です。そして、その支援の質を高めるためには、自分がどんな目的で関わっているのか、説明できることが必要です。

あなたは、知識や技術や価値観を学んで、誰でもできそうな支援を、誰でもできないようなレベルへ高めることが大切です。

でも、そういうことはすぐにはできません。時間がかかります。

社会福祉士はそんな資格ですから、「すぐに活躍したい!」という人は『社会福祉士はやめておいた方がいい』と言えるかもしれませんね・・・。

社会福祉士はやめとけ!|『何でも屋』なのでやりたくない仕事もしないといけない

社会福祉士がするのは、誰がやっても良い仕事。

つまり、社会福祉士は『何でも屋』なので、あなたがやりたくない仕事もしないといけないことがあります

例えば、高齢者施設で働く社会福祉士は、利用者さんの介護もしないといけないということがあります。

「介護のことは介護職がすべきだ」
「自分は社会福祉士だから相談支援をするんだ」

と言いたくなるかもしれません。

でも現場じゃそうも言ってられません。人手が足りないこともあります。

『何でも屋』の社会福祉士は、周りの期待に応えて理想と現実のハザマを埋めるべく奔走するのがリアルです。

このような具合で、いずれの職場でも社会福祉士は『何でも屋』でしょうから、あなたは誰がやっても良い仕事を、やりたくなくても引き受けることがあるでしょう。

もしドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』の米倉涼子さんみたいに

院長回診、いたしません。
論文の下調べ、いたしません。
医師免許がなくてもできることは一切、いたしません。
ドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』より

というポリシーがあるなら、『社会福祉士は耐えられないからやめとけ』ってことです。

(「雑用、いたしません!」って言ってみたいけどね)

社会福祉士はやめとけ!|人間関係で悩むことが多い

社会福祉士は、仕事をするときに人間関係で悩むことが多いです。実際に、社会福祉士の退職理由の2位は「職場の雰囲気や人間関係に問題があった」というものです。
≫【発表】社会福祉士の転職・退職理由ランキングTOP13【最新調査】

どうして人間関係がモンダイになるの?

なぜ社会福祉士は人間関係で悩むのでしょうか?その理由は3つあります。

社会福祉士が人間関係に悩む理由

  1. 他職種とよく関わるが、考え方が違う
  2. 連絡調整をすることが多く、間に挟まれる
  3. 相談支援関係が武器だから

他職種とよく関わるが、考え方が違う

社会福祉士は、他の専門職と一緒に仕事をすることが多いです。例えば、介護福祉士やケアマネ、医師や看護師、作業療法士などです。

しかし、職種によって大切にすることや優先順位が違います。そのため、意見が合わなかったり、対立したりすることもあります

たとえば、糖尿病のある患者さんが「大好きなシュークリームを食べたい」と言ったとき、

  • 社会福祉士 「患者さんの気持ちを尊重して食べてもらいたいです。リスクも分かっておられます。」
  • 医療サイド 「患者さんの健康を守るためにシュークリームはダメです。ここは病院ですから。」

という感じで、話がかみ合わないことがあります。

社会福祉士はいろんな価値観の間で、「社会福祉士として大切なこと」を考えながらやっていくので、人間関係で悩むのは宿命なんです。

連絡調整をすることが多く、間に挟まれる

社会福祉士の仕事には、「連絡調整」というものがあります。これは、様々な人や機関と連絡を取り合って、利用者さんのサービスをスムーズに進めることです。

例えば、

社会福祉士は間に挟まれる

  • 利用者さん ↔ 医師、看護師、役所、事業所
  • 施設から自宅に帰りたい利用者さん ↔ 帰ってほしくない家族
  • 利用者さんの希望 ↔ 上司からの指示
  • 子ども ↔ 保護者

などです。

これらの人や機関は、それぞれに思いや要求があります。社会福祉士は、それらを調整しながら、利用者さんの権利や尊厳を守ることが求められます。

しかし、それは簡単なことではありません。時には、自分の考えと違うことを言わなければならなかったり、相手に不満や怒りをぶつけられたりすることもあります。

社会福祉士はいろんな価値観の間で、「社会福祉士として大切なこと」を考えながらやっていくので、人間関係で悩むのは宿命なんです。

自分を鍛えるためには、自分を知ることが大切です。医者は薬のことをよく知っていますよね。同じように、私たちは自分のことをよく知る必要があります。そして、支援に活かすのです。これを『自己覚知』といいます。

『相談支援関係』が社会福祉士の武器だから

社会福祉士の仕事の中心は、「相談支援関係」というものです。これは、利用者さんと信頼関係を築き、一緒に問題解決に向けて取り組むことです。

社会福祉士は、自分本位に関わるのではなく、相手本位で関わるようにします。つまり、

  • 何を優先すべきか?
  • 誰の思いを尊重すべきか?
  • どのように関係をつくると良いか?

などを考えます。

しかし、これらのことは、「正解」があるわけではありません。人によって違うし、場合によっても違います。

だからこそ、「相談支援関係」に悩むことが多くなります。社会福祉士は、悩みながら仕事をしていくので、人間関係で悩むのは当然なのです。

「ハッキリした正解がある仕事じゃないと嫌だ」という人は、「社会福祉士はやめとけ」と言えるかもしれません。

でも、このような正解のないものごとを考えることは、社会人になってからも必要です。

社会福祉士は人間関係で悩むことが多いですが、それは仕事の醍醐味でもあります。自分の気持ちや考えを表現する力を身につけていくと、社会福祉士として活躍しやすくなります

もちろん、今はできなくても大丈夫です。社会福祉士になってから、働きながらレベルアップしていけば良いんです。(私もそうでした)

社会福祉士はやめとけ!|人の気持ちをあつかう感情労働

感情労働という言葉を聞いたことがありますか?

感情労働とは、自分の気持ちを使って人に接する仕事のことです。そして、社会福祉士は感情労働です。

感情労働には、次のような特徴があります。

感情労働とは?

  • 感情が必須の仕事
  • どんな感情が良くて、どんな感情が悪いかが決まっている
  • 自分の本当の気持ちを隠したり、無理して笑ったりしなければならない

例えば、客室乗務員や看護師などは、感情労働にあたります。お客さんや患者さんに対して、いつも笑顔で優しく接しなければなりません。

実際には、怒ったり悲しんだりしたくてもできません。自分の気持ちを抑えて仕事をしなければならないのです。

(学校の先生も感情労働ですが、割と自由にふるまっている先生が多そうですね)

社会福祉士も同じです。困っている人や悩んでいる人の気持ちを扱っていくので、人との関係を大切にしなければなりません。

相手の気持ちに合わせて話したり聞いたりすることが必要です。

「ずっと気を使わなきゃ」と思うと、ストレスがたまりますよね。ストレスがたまりすぎると、自分も病気になってしまうこともあります。私も社会福祉士になる前は、不安でした。

でも、対策はシンプルです。私が児童相談所で虐待対応をする時も使っていた方法は、こちらで紹介しています。

社会福祉士はやめとけ!|『社会福祉士』がなくても働ける職場はある

社会福祉士にならなくても、福祉の仕事ができる職場はあります

例えばIndeedという求人サイトで検索してみると、社会福祉士資格が必要ない職場がたくさん出てきます。

えっ、あるの?それなら取る意味は・・・?

社会福祉士が必要な職場や、必要な傾向の職場は次のようなところです。

  • 病院やクリニック(MSWという専門職)
  • 公務員(市区町村や都道府県の福祉部署)
  • 地域包括支援センター(高齢者の相談窓口)
  • 学校(スクールソーシャルワーカーという専門職)
  • 社会福祉協議会(地域の福祉活動などを支援する団体)

社会福祉士資格があれば、こういった待遇の良い職場に応募できます

でも、これ以外の職場なら『社会福祉士じゃなくても』就職できます。

もし、あなたが「他の職場でもいい」と思うなら、社会福祉士がぜったい必要というわけではありません。

実際に、あなたが社会福祉士になって就職しても、同じ職場には資格を持っていない人もいるでしょう。

そのような現実を見ると「せっかく資格を取ったのに、意味がないじゃないか!」と感じたり、後悔するかもしれません。

社会福祉士の仕事は増えていますが、求人ではまだ『社会福祉士があれば歓迎』という条件が見られます。このように、社会福祉士がなくても働ける職場はあるということです。

社会福祉士について、よくある質問に答えます

社会福祉士のやりがいは?

やりがいは人それぞれですけど、私のやりがいはこんな感じです。

社会福祉士のやりがい

  1. 良い支援ができたとき
  2. 支援関係がつくれたとき
  3. 相談内容から学びがあったとき
  4. コミュニケーションをうまくできたとき
  5. 感謝されたとき
  6. 役に立てたと感じたとき
  7. 自分自身の変化・成長

社会福祉士の職場・就職先は?

社会福祉士の職場ランキングの上位5がこちら。

順位職場・就職先割合
1病院・診療所14.4%
2介護老人福祉施設10.0%
3居宅介護支援事業所8.0%
4障害者支援施設8.0%
5地域包括支援センター7.5%

病院・診療所で働く社会福祉士がいちばん多いですね。いわゆるMSW(メディカルソーシャルワーカー)です。

ランキングのすべてを知りたい人は、こちらの記事でわかります。
≫社会福祉士の職場・就職先ランキングTOP55【公式調査から発表】

社会福祉士って『勝ち組』なの?

わたしの結論は中間らへんです。ただし、勝ち組かどうかは気にしなくても良いというのが私の考えです。詳しくはこちらの記事でわかります。
≫【発表】社会福祉士=勝ち組?答えは中間!理由3つ【勝ち職場は?】

社会福祉士に向いている人は?

この質問の答えって、その人の『社会福祉士ってこうだよね』というイメージから導き出していると思うんですよね。

わたしの答えは、『続けていたら、社会福祉士に向いた人に変わっていくから気にしなくて大丈夫』という考えです。

くわしくは下記の記事でごらんいただけます。

コミュニケーションが得意じゃなくても大丈夫なん?

大丈夫です!

人と関わるのが好きな人が向いているとか、コミュニケーションが得意な人が向いているとか言われますけど、ムシしてOKです。

コミュニケーションなんて、社会福祉士として働いていたらノウハウが蓄積されて、できるようになっていきますから。

もし、あなたに

  • 『コミュ障だけどできるかな・・・』
  • 『人が苦手でも大丈夫?』
  • 『自分は社会福祉士には向いていないのでは』

というご不安があるなら、こちらの記事まとめを読んでもらうとスッキリすると思います。

社会福祉士と精神保健福祉士のどちらを先にとった方が良い?難易度は?

社会福祉士と精神保健福祉士は、どちらも福祉の仕事の国家資格です。でも、どちらを先にとるべきか迷っている人も多いと思います。

迷っているあなたにおすすめなのは、社会福祉士からとることです。

なぜなら、社会福祉士と精神保健福祉士の試験は、難易度は同じくらいだけど、社会福祉士の方が幅広く活躍できるからです。

精神保健福祉士のほうがカンタンじゃないの?

そう思う人もいるかもしれません。でも、それは間違いです。

  • 合格率は精神保健福祉士のほうが高い
    → 難易度は精神保健福祉士のほうがやさしい
    → 精神保健福祉士からとった方が良い

こういう意見がありますけど、なぜ精神保健福祉士の合格率が高いのか、しっかり分析しないとわかりません。

詳しく知りたい人は、こちらの記事を読んでみてください。
≫社会福祉士と精神保健福祉士どちらを先に取る?【両資格者が解説!】

わたしは、特に理由がなければ『社会福祉士』からとった方がいいと思います。

社会福祉士になるには?

社会福祉士になるには、国家試験に合格しなくてはいけません。国家試験は毎年2月に行われますが、その前に受験資格が必要です。

受験資格は、学校や養成施設で勉強することで取得できます。受験資格を取得する方法は全部で12通りあります。詳しく知りたい方は、こちらの記事を見てくださいね。

社会福祉士の仕事は大変ですが、やりがいもあります。今後も高齢化や少子化などで、社会福祉士の需要は高まると思います。社会福祉士は安定した職業だと言えますね。

というわけで、私のホンネは『社会福祉士はやめとけ!』じゃなくて、『社会福祉士を一緒にやりませんか?』という話でした。

最後まで読んでくれてありがとう!

今回はここまでです!社会福祉士に興味がある人は、ぜひチャレンジしてほしいです!一緒に頑張りましょう!

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